8月27日(金)
残暑厳しいですがね、もう一歩で9月。あと数日我慢すれば秋らしくなるんじゃないかと淡い期待を抱いています。
さて、この時期になるとそわそわして来るのが、いつなくなるか、絶滅危惧種かもしれない梨の「長十郎」。今年も川崎の梨園に問い合わせ、
昔懐かしい
秋の味覚をゲット
「今はね、長十郎はね、人気ないからね、予約無しでもありますよ」
「それじゃ、しっかりとしたのを五つ六つ。お宅で作るのやめるまでは毎年買いに来るからね」
「約束はできないけれど、まあ、この梨は堅いからね、年寄りには薄めに切ってあげないと。こっちの豊水、一つおまけに入れときますよ、これのがおいしいから」
「・・・・ありがとう」
長十郎のためにわざわざ来たのです。でも、豊水はいらないとは言えませんよね。今の時代、梨だってみずみずしいほうが美味しいというのが常識なんですから。でも、私は「長十郎」。甘味がどうのこうのじゃない、とにかく、シャキッとした質感。
ところで、世の中は新型コロナのデルタ株による感染爆発の様相。ワクチン接種済みとはいえ、長十郎を手に入れたら真っ直ぐ帰るのが賢明と思って、第三京浜のインターに入ったのですが、ふと「コロナがそんなに怖いか」という気分になって、都筑インターで下りちゃいました。
家に閉じこもりがちの中、せっかく少し遠くへ出たのだからと、カーナビの地図をスクロールした結果、
子どもの頃遊んだ、ちょっと懐かしい
三ツ池公園へ
都会の道路から少しだけ入っただけの所なのに、この森閑とした雰囲気。いまだにこういう自然の風情が残っていたとは。ちょっとびっくり。
秋蝉の林の底に三ツの池 弁人
実は、ここ、子どもの頃によく遊びに来た公園なのです。
私の生まれる遥か前、もちろん戦前からということになりますが、私が高校生になるかならないかの頃まで、父の兄(伯父)が鶴見の東寺尾に居を構えていて、私の父が早逝したこともあって、夏休みや春休みに兄や従兄弟とよく伯父の家に遊びに行ったのです。
鶴見駅から乗る三ツ池循環の「臨港バス」が懐かしい。綱島行きのバスで二ツ池に行ったこともあります。そして、この三ツ池公園の思い出はいまだに鮮明です。
そんなこともあって、時が経って町が変貌しても、この辺りの地理は不案内ではありません。用事で鶴見高校へ行った時も、野球部の選手をスポーツ医学で定評のある整形外科の片山記念病院へ連れて行った時も、全く道に迷うことはありませんでした。
ところが、なぜでしょうか、三ツ池公園には大人になってから足を運んだことがありませんでした。お花見でも有名な公園なんですけどね。
ふと「そうか、暑い中だけど、今日は三ツ池公園覗いてみようかな。夏の花なんかが咲いているかも」と思いついたわけでした。
うだるような残暑の中、花はほとんど目に入ってきませんが、
やっと道端に
キバナコスモスが少々
右に、これは埼玉の高麗神社で見た朝鮮半島の道祖神、
「将軍標」だったっけ
昔の思い出の中にこの佇まいは記憶にありません。案内板によると、やはり、できたのは1990年の
「コリア庭園」とか
入ってみると、なかなかの
異国情緒の風情
「コリア庭園」を後に、再び池の畔に
さて、この黄色の花は?
キクの仲間でしょうが、調べると、どうも特定外来種の「オオハンゴンソウ」のようです。
あの鉄塔、実はよく知っているのです。
テレビ神奈川の送信塔
横須賀線が鶴見川を渡って新川崎へ向かう辺りから、左にこの鉄塔がよく見えます。
その昔、就職して間もなく、小机の先の鴨居の職員住宅に入ったのですが、テレビを設置した時、アンテナに接続していないのにTVK(テレビ神奈川)だけが鮮明に映ってびっくりしたことがありました。友人に話したら「近くに送信塔があるからだろう」とのことで、この鉄塔のことを知りました。
でも、この鉄塔も子どもの頃にはまだなかったんだと思います。
そんなこんな、1時間ほど散策して車に戻りましたが、なにしろ35度近い残暑で大汗。水分を補給して第二京浜に出ると、前方に、これも懐かしい思い出のアーチ型の陸橋が。
思わずハザードランプを点灯。停車して一枚。
めがね橋こと「響橋」
この橋にも思い万感というところですが、近代日本の歴史遺産の一つでもあり、そんなことも繙きながらということで、この橋の話題は、別の機会に残しておくことにしましょう。
橋潜る第二京浜大西日 弁人
残暑厳しいですがね、もう一歩で9月。あと数日我慢すれば秋らしくなるんじゃないかと淡い期待を抱いています。
さて、この時期になるとそわそわして来るのが、いつなくなるか、絶滅危惧種かもしれない梨の「長十郎」。今年も川崎の梨園に問い合わせ、
昔懐かしい
秋の味覚をゲット
「今はね、長十郎はね、人気ないからね、予約無しでもありますよ」
「それじゃ、しっかりとしたのを五つ六つ。お宅で作るのやめるまでは毎年買いに来るからね」
「約束はできないけれど、まあ、この梨は堅いからね、年寄りには薄めに切ってあげないと。こっちの豊水、一つおまけに入れときますよ、これのがおいしいから」
「・・・・ありがとう」
長十郎のためにわざわざ来たのです。でも、豊水はいらないとは言えませんよね。今の時代、梨だってみずみずしいほうが美味しいというのが常識なんですから。でも、私は「長十郎」。甘味がどうのこうのじゃない、とにかく、シャキッとした質感。
ところで、世の中は新型コロナのデルタ株による感染爆発の様相。ワクチン接種済みとはいえ、長十郎を手に入れたら真っ直ぐ帰るのが賢明と思って、第三京浜のインターに入ったのですが、ふと「コロナがそんなに怖いか」という気分になって、都筑インターで下りちゃいました。
家に閉じこもりがちの中、せっかく少し遠くへ出たのだからと、カーナビの地図をスクロールした結果、
子どもの頃遊んだ、ちょっと懐かしい
三ツ池公園へ
都会の道路から少しだけ入っただけの所なのに、この森閑とした雰囲気。いまだにこういう自然の風情が残っていたとは。ちょっとびっくり。
秋蝉の林の底に三ツの池 弁人
実は、ここ、子どもの頃によく遊びに来た公園なのです。
私の生まれる遥か前、もちろん戦前からということになりますが、私が高校生になるかならないかの頃まで、父の兄(伯父)が鶴見の東寺尾に居を構えていて、私の父が早逝したこともあって、夏休みや春休みに兄や従兄弟とよく伯父の家に遊びに行ったのです。
鶴見駅から乗る三ツ池循環の「臨港バス」が懐かしい。綱島行きのバスで二ツ池に行ったこともあります。そして、この三ツ池公園の思い出はいまだに鮮明です。
そんなこともあって、時が経って町が変貌しても、この辺りの地理は不案内ではありません。用事で鶴見高校へ行った時も、野球部の選手をスポーツ医学で定評のある整形外科の片山記念病院へ連れて行った時も、全く道に迷うことはありませんでした。
ところが、なぜでしょうか、三ツ池公園には大人になってから足を運んだことがありませんでした。お花見でも有名な公園なんですけどね。
ふと「そうか、暑い中だけど、今日は三ツ池公園覗いてみようかな。夏の花なんかが咲いているかも」と思いついたわけでした。
うだるような残暑の中、花はほとんど目に入ってきませんが、
やっと道端に
キバナコスモスが少々
右に、これは埼玉の高麗神社で見た朝鮮半島の道祖神、
「将軍標」だったっけ
昔の思い出の中にこの佇まいは記憶にありません。案内板によると、やはり、できたのは1990年の
「コリア庭園」とか
入ってみると、なかなかの
異国情緒の風情
「コリア庭園」を後に、再び池の畔に
さて、この黄色の花は?
キクの仲間でしょうが、調べると、どうも特定外来種の「オオハンゴンソウ」のようです。
あの鉄塔、実はよく知っているのです。
テレビ神奈川の送信塔
横須賀線が鶴見川を渡って新川崎へ向かう辺りから、左にこの鉄塔がよく見えます。
その昔、就職して間もなく、小机の先の鴨居の職員住宅に入ったのですが、テレビを設置した時、アンテナに接続していないのにTVK(テレビ神奈川)だけが鮮明に映ってびっくりしたことがありました。友人に話したら「近くに送信塔があるからだろう」とのことで、この鉄塔のことを知りました。
でも、この鉄塔も子どもの頃にはまだなかったんだと思います。
そんなこんな、1時間ほど散策して車に戻りましたが、なにしろ35度近い残暑で大汗。水分を補給して第二京浜に出ると、前方に、これも懐かしい思い出のアーチ型の陸橋が。
思わずハザードランプを点灯。停車して一枚。
めがね橋こと「響橋」
この橋にも思い万感というところですが、近代日本の歴史遺産の一つでもあり、そんなことも繙きながらということで、この橋の話題は、別の機会に残しておくことにしましょう。
橋潜る第二京浜大西日 弁人
いずれキク科の花だろうと調べていたのですが、他に「サンビタリア」とかも候補にはあったんです。
花の名、私にはなかなか難題で、ついテキトーな推測をしてしまいます。
「三ツ石海岸」散策で磯遊びですか。
コロナ禍でここのところ東海道線に乗る機会がありませんが、出歩ける時が来たら真鶴で降りてみましょうか。