5月28日(火)
ずっと弱かったカープがペナント3連覇を果たし、そろそろヘタリが出て来るかなと思っていた今年も、なんだかんだ言いながら突然の快進撃で首位をキープと、なんとも隔世の感ですが、もう一つ応援している国学院大学の駅伝も、長いこと強豪校には全く手も足も出なかったのに、今年は伊勢も箱根もシード権を持っていて、出雲を含めて、苛酷な予選を経ずに三大駅伝に出場することになっています。
まったく、明石にいた頃には考えられなかった状況で、好きなスポーツがこんなに楽しくていいのかと、思わず頬をつねりたくなります。
そこで、秋からの三大駅伝に向けて、韋駄天どもの調整具合は如何なものかと、23日(木)からの関東インカレのレースを覗きに行きました。
昨年と同じ、相模原の
ギオンスタジアム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/6b/fd0aa492a6fc923ae6d60062ebc0dd48.jpg)
最近は短距離にも
いい選手がいるのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1b/ad8784a05df79e0d1176bbb662cfce98.jpg)
(4×100mリレー予選。学内新も3着で惜しくも予選通過ならず)
なお、短距離では、3年の佐々木君が「2部800m」で2位に入りインカレポイント7点獲得、決勝進出種目は他にもあって、4×400mリレーで6位、100mハードルの宮野君(3年)と400mハードルの鈴木君(3年)が8位入賞となかなかの活躍で、スタンドに座っていても楽しみが増えました。
ということですが、注目は、やはり駅伝へ向けて、5000mと10000mとハーフマラソンの3レースです。
初日の夕方、
2部10000mのスタート
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/5d/862c16983920018d00b9ec4496c853f7.jpg)
2800m。
やはり留学生強い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/9b/216733dd601b0f8587835b3143d27059.jpg)
先頭に留学生4人。少し遅れて青学の鈴木塁人君、6番手グループに国学院の藤木君(2年)とエース浦野君。
この後、鈴木君も藤木君も後方に沈み、日本人トップでゴールしたのは、浦野君。暑い中
28分56秒台の好タイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/7f/c381d51084e40a8eb2d7ade4b92e5c7e.jpg)
3位までが表彰台なんですけどね、
留学生が多すぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/87/437550a691ba6287b11611b1e0ba8971.jpg)
やはり気温が高かったのでしょう、日本人で29分を切ったのは浦野君だけで、駒沢大、青学、神大の選手のタイム、ここで「恐るるに足らず」と言ったら失礼でしょうか。
でも、国学院としては期待していた2年生二人が30分を切れなかったのが少々残念でした。
関東インカレは1・2部制ですから、ここではまだ帰れないのです。女子10000mをはさんだ後の1部のレースも見ておかなければなりません。なにしろ、東海、東洋、明治、早稲田、山梨学院等々、錚々たる大学のランナーがエントリーしているのですから。
1部のレースから1時間ほど経った日没後で、だいぶ涼しくなってきました。これは浦野君より早いタイムが続出かなと思いきや、優勝タイム、2部より16秒遅い28分37秒。
3位に入った日本人トップの法政大佐藤君、
ガッツポーズ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/fe/8807387817ce0049e41972091253302f.jpg)
それもそのはず、浦野君より15秒ほど速い28分41秒台、国士館のヴィンセント君を振り切っての3位ですからお見事です。今まで全くマークしていなかった選手で、どうも箱根駅伝では1区で5位だったとか。いい選手が出てきてしまいました。
しかしながら、このレースで28分台を出した日本人選手は、佐藤君と28分57秒の城西大の荻久保君だけで、東洋の西山君も東海の鬼塚君もこの日は精彩を欠いていました。
ところで、このレースでも留学生がワンツーフィニッシュでとにかく速い。ラストスパート時の歩幅の違いは目を見張るものがあります。能力・体型、やはり、日本人選手には手に負えません。
そうはいっても、例えばペースメーカーとして付いて行ったりもできるし、いろいろな面で、彼らの存在が日本人ランナーのレベル向上の力になっていることも事実です。それに、今のところ、駅伝の強豪校では、山梨学院、日大、国士館、拓殖にしかいませんので、それはそれでいいのですが。
その中で、1部10000m2位、日大のドゥング選手。彼は最終日のハーフマラソンで優勝しているのですがね、なんと1年生なんです。というのも実は、実業団小森コーポレーションで活躍していた23才の実力者で、この春、晴れて日大に入学したということです。ここは、大学で学びたいという強い意志があってのことだと信じたいのですが、大学駅伝には年齢制限がないとはいえ、勝ち負けということになると、つい、「さすがあの日大サン、そこまでやりますか」と言いたくもなってしまいます。
「ま、いいか。今のところ、総合力で日大には負けそうにはないし」
さて、その23才のケニア出身の日大1年生が1部で優勝したハーフマラソン。2部には留学生ランナーがエントリーせず(5000mと10000mに回ったもよう)、なんと、我が国学院のもう一人のエースの土方君が優勝の栄冠に輝きました。
タイムは1時間5分18秒という平凡なものでしたが、5月としては異常な暑さに見舞われた日曜日、1部でも土方君のタイムを上回ったのは、優勝の日大ドゥング選手と東洋大2年の宮下君の二人だけでしたから、実質日本人2位ということになります。まあ、土方君は浦野君と甲乙付けがたい国学院の二枚看板の一人ですから、1部2部一緒に走っていたらどうなっていたかわかりません。
と上機嫌なのですが、実はハーフマラソンは観戦できませんでした。なにしろギオンスタジアムは交通不便で、どうしても車で行くことになりますが、レースは朝の9時から競技場周辺を周回するコースということで、朝から周辺の道路も駐車場も閉鎖という情報。どうにもこうにも近づきようのない状況だったのであきらめざるを得ませんでした。
そんなわけで、最終日のメインは午後からの5000mということになりまして、
スタートは、向こう正面の
第3コーナー手前
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7b/065d6303e8d5de70ffc2d79021f7ca0d.jpg)
やっぱり、留学生の独擅場。浦野君、日本人トップの6位でゴール。
14分06秒98
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/71/29d3fd618ea315ea05c3c3c54c5cbba7.jpg)
そして、1部のレースは。
ここでもアフリカの留学生3人が先着の後、10000m同様、またしても、法政の佐藤君、
13分59秒51で日本人トップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/2f/135af6e1964ddbc9aa0ed09029f09d6a.jpg)
いやあ、佐藤敏也君すごい。最後まで留学生に食らいついて行く気力、感心しました。
昨年、出雲には出ていないし、伊勢でも3区8位で話題にも上らなかった選手なのに、2レースとも浦野君のタイムを上回っています。
ちなみに、このレースの有力選手の結果ですが、浦野君のタイムを上回ったのは、東洋大の相沢君と城西大の荻久保君で、明治の阿部君が14分07秒29。東海大の鬼塚・関君は11位・12位、早稲田の太田君と中谷君、東洋の西山君は上位に食い込めませんでした。
とまあ、国学院の二枚看板は磐石なのですが、続く青木選手が5000m出走せず、ハーフマラソンの茂原君(4年)が10位とがんばったものの、13位の殿地君(2年)はタイムが平凡。10000mの藤木君のタイムも今一つということで、層の薄さが気がかりです。
そんな中で、今回5000mで15分01秒と結果は出なかったものの、1年生の中西大翔君、先月の記録会で14分05秒31を出していて期待できます。彼は双子で入部。もう一人の唯翔君もなかなかの記録を出しているとかで、若い有望選手の今後の成長も楽しみになっています。
ワンランク上の笑顔へ光る汗 弁人
ずっと弱かったカープがペナント3連覇を果たし、そろそろヘタリが出て来るかなと思っていた今年も、なんだかんだ言いながら突然の快進撃で首位をキープと、なんとも隔世の感ですが、もう一つ応援している国学院大学の駅伝も、長いこと強豪校には全く手も足も出なかったのに、今年は伊勢も箱根もシード権を持っていて、出雲を含めて、苛酷な予選を経ずに三大駅伝に出場することになっています。
まったく、明石にいた頃には考えられなかった状況で、好きなスポーツがこんなに楽しくていいのかと、思わず頬をつねりたくなります。
そこで、秋からの三大駅伝に向けて、韋駄天どもの調整具合は如何なものかと、23日(木)からの関東インカレのレースを覗きに行きました。
昨年と同じ、相模原の
ギオンスタジアム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/6b/fd0aa492a6fc923ae6d60062ebc0dd48.jpg)
最近は短距離にも
いい選手がいるのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1b/ad8784a05df79e0d1176bbb662cfce98.jpg)
(4×100mリレー予選。学内新も3着で惜しくも予選通過ならず)
なお、短距離では、3年の佐々木君が「2部800m」で2位に入りインカレポイント7点獲得、決勝進出種目は他にもあって、4×400mリレーで6位、100mハードルの宮野君(3年)と400mハードルの鈴木君(3年)が8位入賞となかなかの活躍で、スタンドに座っていても楽しみが増えました。
ということですが、注目は、やはり駅伝へ向けて、5000mと10000mとハーフマラソンの3レースです。
初日の夕方、
2部10000mのスタート
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/5d/862c16983920018d00b9ec4496c853f7.jpg)
2800m。
やはり留学生強い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/9b/216733dd601b0f8587835b3143d27059.jpg)
先頭に留学生4人。少し遅れて青学の鈴木塁人君、6番手グループに国学院の藤木君(2年)とエース浦野君。
この後、鈴木君も藤木君も後方に沈み、日本人トップでゴールしたのは、浦野君。暑い中
28分56秒台の好タイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/7f/c381d51084e40a8eb2d7ade4b92e5c7e.jpg)
3位までが表彰台なんですけどね、
留学生が多すぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/87/437550a691ba6287b11611b1e0ba8971.jpg)
やはり気温が高かったのでしょう、日本人で29分を切ったのは浦野君だけで、駒沢大、青学、神大の選手のタイム、ここで「恐るるに足らず」と言ったら失礼でしょうか。
でも、国学院としては期待していた2年生二人が30分を切れなかったのが少々残念でした。
関東インカレは1・2部制ですから、ここではまだ帰れないのです。女子10000mをはさんだ後の1部のレースも見ておかなければなりません。なにしろ、東海、東洋、明治、早稲田、山梨学院等々、錚々たる大学のランナーがエントリーしているのですから。
1部のレースから1時間ほど経った日没後で、だいぶ涼しくなってきました。これは浦野君より早いタイムが続出かなと思いきや、優勝タイム、2部より16秒遅い28分37秒。
3位に入った日本人トップの法政大佐藤君、
ガッツポーズ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/fe/8807387817ce0049e41972091253302f.jpg)
それもそのはず、浦野君より15秒ほど速い28分41秒台、国士館のヴィンセント君を振り切っての3位ですからお見事です。今まで全くマークしていなかった選手で、どうも箱根駅伝では1区で5位だったとか。いい選手が出てきてしまいました。
しかしながら、このレースで28分台を出した日本人選手は、佐藤君と28分57秒の城西大の荻久保君だけで、東洋の西山君も東海の鬼塚君もこの日は精彩を欠いていました。
ところで、このレースでも留学生がワンツーフィニッシュでとにかく速い。ラストスパート時の歩幅の違いは目を見張るものがあります。能力・体型、やはり、日本人選手には手に負えません。
そうはいっても、例えばペースメーカーとして付いて行ったりもできるし、いろいろな面で、彼らの存在が日本人ランナーのレベル向上の力になっていることも事実です。それに、今のところ、駅伝の強豪校では、山梨学院、日大、国士館、拓殖にしかいませんので、それはそれでいいのですが。
その中で、1部10000m2位、日大のドゥング選手。彼は最終日のハーフマラソンで優勝しているのですがね、なんと1年生なんです。というのも実は、実業団小森コーポレーションで活躍していた23才の実力者で、この春、晴れて日大に入学したということです。ここは、大学で学びたいという強い意志があってのことだと信じたいのですが、大学駅伝には年齢制限がないとはいえ、勝ち負けということになると、つい、「さすがあの日大サン、そこまでやりますか」と言いたくもなってしまいます。
「ま、いいか。今のところ、総合力で日大には負けそうにはないし」
さて、その23才のケニア出身の日大1年生が1部で優勝したハーフマラソン。2部には留学生ランナーがエントリーせず(5000mと10000mに回ったもよう)、なんと、我が国学院のもう一人のエースの土方君が優勝の栄冠に輝きました。
タイムは1時間5分18秒という平凡なものでしたが、5月としては異常な暑さに見舞われた日曜日、1部でも土方君のタイムを上回ったのは、優勝の日大ドゥング選手と東洋大2年の宮下君の二人だけでしたから、実質日本人2位ということになります。まあ、土方君は浦野君と甲乙付けがたい国学院の二枚看板の一人ですから、1部2部一緒に走っていたらどうなっていたかわかりません。
と上機嫌なのですが、実はハーフマラソンは観戦できませんでした。なにしろギオンスタジアムは交通不便で、どうしても車で行くことになりますが、レースは朝の9時から競技場周辺を周回するコースということで、朝から周辺の道路も駐車場も閉鎖という情報。どうにもこうにも近づきようのない状況だったのであきらめざるを得ませんでした。
そんなわけで、最終日のメインは午後からの5000mということになりまして、
スタートは、向こう正面の
第3コーナー手前
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7b/065d6303e8d5de70ffc2d79021f7ca0d.jpg)
やっぱり、留学生の独擅場。浦野君、日本人トップの6位でゴール。
14分06秒98
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/71/29d3fd618ea315ea05c3c3c54c5cbba7.jpg)
そして、1部のレースは。
ここでもアフリカの留学生3人が先着の後、10000m同様、またしても、法政の佐藤君、
13分59秒51で日本人トップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/2f/135af6e1964ddbc9aa0ed09029f09d6a.jpg)
いやあ、佐藤敏也君すごい。最後まで留学生に食らいついて行く気力、感心しました。
昨年、出雲には出ていないし、伊勢でも3区8位で話題にも上らなかった選手なのに、2レースとも浦野君のタイムを上回っています。
ちなみに、このレースの有力選手の結果ですが、浦野君のタイムを上回ったのは、東洋大の相沢君と城西大の荻久保君で、明治の阿部君が14分07秒29。東海大の鬼塚・関君は11位・12位、早稲田の太田君と中谷君、東洋の西山君は上位に食い込めませんでした。
とまあ、国学院の二枚看板は磐石なのですが、続く青木選手が5000m出走せず、ハーフマラソンの茂原君(4年)が10位とがんばったものの、13位の殿地君(2年)はタイムが平凡。10000mの藤木君のタイムも今一つということで、層の薄さが気がかりです。
そんな中で、今回5000mで15分01秒と結果は出なかったものの、1年生の中西大翔君、先月の記録会で14分05秒31を出していて期待できます。彼は双子で入部。もう一人の唯翔君もなかなかの記録を出しているとかで、若い有望選手の今後の成長も楽しみになっています。
ワンランク上の笑顔へ光る汗 弁人