チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

KAZU君来訪、「おじいちゃん、泊まるの一晩だけやで」

2016-09-23 22:40:52 | KAZU君
9月23日(金)

 秋分の日の前夜、小雨の中KAZU君がお母さんと一緒にひょっこり現れました。

 お母さんが仕事で伊勢原に行くご用があって、本当は数日前の三連休に来ることになっていたのですが、いろいろな都合があって日程がずれてしまったのでした。

 なにしろ水曜日、学校が終わってから新幹線に乗ったので、逗子に着いたのはもちろん夜。
「こんなに早くおじいちゃんに会えるとはね」
と喜ぶKAZU君でしたが、すぐにお風呂を済ませて布団に入ってもらいました。

 KAZU君と遊べるのは、翌秋分の日の午前中だけ。わずかな時間をどうやって過ごそうかなと考えていたのですが、なんと、台風の余波で朝から大雨警報が発令されるという最悪の天気。

 仕事とはいえ、雨の中逗子から伊勢原へ行くお母さんも大変です。なにしろ、電車で行くにしても、逗子から小田急の小田原線に乗るのは経路も複雑。
「それじゃあ、みんなで車に乗って伊勢原へ行っちゃおうよ」と、雨の中のドライブとなりました。

 目的地でお母さんを降ろした後、向かったのは、

 屋内で遊べそうな
  「子ども科学館」
  

 中に入ろうとすると、隣に図書館があって、KAZU君、「ちょっと本を読んでからにしたいな」と、なかなか感心することばが飛び出してきました。

 ひとしきり、図書館の雰囲気を
  味わってから
  

 子ども科学館で
  遊びました
  

 でも、ゆっくりはしていられません。翌日は平日で、それもなんと、楽しみにしている秋の遠足の日なのです。お天気も関東は雨続きらしいのですが、関西は大丈夫そう。
「明日の朝は、お母さんもKAZU君のお弁当を作らなければならないし、早く帰らないとね」
と話しながら、お昼を食べた後、仕事を終えたお母さんと合流して、急いで新横浜駅へ向かいました。

 休日の道路状況を考えると、伊勢原からの新幹線の駅なら小田原のほうが時間の計算が立ちやすいのですが、いちばん早く帰れる経路は、新大阪まで「のぞみ」に乗って「こだま」に乗り換えて西明石までとなるので、どうしても新横浜駅ということになります。
 休日午後の上りは渋滞するかなと心配しながら東名高速に入りましたが、幸いすいすいと進んで、予定より早く着くことができました。

 「バイバイおじいちゃん、
  また来るからね」
  


   野分風見送る孫の微笑みて   弁人


 やれやれ、KAZU君にとっては、なんとも忙しい30時間弱の旅行となりましたが、予定より二本ほど早い「のぞみ」に乗れたようでホッと一息。
 むしろ、ずっと時間を気にしていた私のほうが一気に気が抜けて、夕飯の後、まさに「バタンキュー」の感じでベットに倒れ込んでしまいました。


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一カープファン、今は「感無量」としておきましょう

2016-09-11 22:56:32 | つぶやき
9月11日(日)

 勢いに乗って快進撃を続けた今年のカープ、8月24日にマジック「20」が点灯してから、なんと12勝2敗というラストスパートで、昨夜25年ぶりの優勝を決めてくれました。

 本当なら、ドラゴンスに快勝した二日前の8日に地元のマツダスタジアムで決まっていたところだったのに、二位のジャイアンツが弱いタイガースを相手に終盤での逆転勝ち、ちょっとがっかりでした。
 思わず「少しはがんばれタイガース」と叫んでしまいました。もっとも、カープにもたくさん勝ちをプレゼントしてくれたので嘆いても始まりませんが、「伝統の巨人阪神戦」と言われているのに、今年のタイガース、ジャイアンツに甲子園で1分け挟んで9連敗、まだ一度も勝っていないのです。情けない。

 それにしても、今年のカープは強かった。

 とはいっても、私、今年は3月から7月まで明石で仮住まい。テレビは地上波だけだったので、関西での映像はタイガース戦とニュース画面くらい。あとはネットラジオが頼りという中、なかなか「勝った、勝った」と喜んでいる感じではありませんでした。

 ということで、ペナントレースを制するポイントとなった6月の11連勝、その始まりは交流戦後半の対ライオンズ戦での赤松のサヨナラ打だったのですが、そのもようはもちろん、ライオンズに3連勝した後に「神ってる」ということばが生まれたとかいう、鈴木誠也のオリックス戦での二試合連続サヨナラホームランを含む三試合連続決勝ホームランの場面なんかもラジオでしか聴いていないので、「やったぁ!」という実感が全く残っていないのです。
 11連勝の後、7月に入っても2勝1敗のペースで行き、オールスター前に貯金19、二位に10ゲーム差になった時は、よほどのことがない限り優勝できそうだと、このブログでもつぶやいたのですが、7月の下旬から8月の初め、私が明石から逗子への住み替えでテレビもラジオもなく忙しくしていた頃に少しブレーキがかかっていたようで、新居にテレビが繋がった時には、二位の巨人に6、5ゲーム差に詰め寄られていました。

 そこで迎えた8月5日からの巨人との三連戦。その三試合目が今年の優勝を決めたポイントのゲームだったと思います。

 以前、いつだったか、カープ選手の移動の過酷さをつぶやいたことがありましたが、首都圏での木曜日のナイターの翌日に広島でのホームゲームというのがいちばんきつい。
 この時もそのパターン。神宮でヤクルトに負けた翌日がマツダスタジアムでの巨人戦。前日に試合がなく名古屋から余裕を持って移動していたジャイアンツはエース菅野を立てて必勝態勢。接戦に持ち込みましたが、やはり勝てませんでした。二試合目も黒田踏ん張って接戦になるも2-3で敗戦。ゲーム差は4、5に。
 あと一つ負ける(三連敗する)と、11、5差あったゲーム差が二週間ほどで3、5差に縮まるという状況、優勝から遠ざかっているカープ選手にはかなりのプレッシャーになること請け合いでした。

 そのポイントとなったゲームや如何に。

 9回表を終わって巨人が7-6でリード。カープ最終回の攻撃も2アウトで万事休すかと思いきや、土壇場でジャイアンツの守護神澤村から菊池がソロホームランで同点。気落ちしたのか澤村が続く丸に四球。新井がサヨナラ二塁打で大逆転勝ちとなりました。
 ここで、ゲーム差を5、5に戻したのが精神的にも大きかった。次節からマジックが点灯する24日まで10勝3敗と持ち直し、優勝をほぼ手中にしたのです

 とまあ、そんなわけで、個人的には土壇場で同点ホームランを打った菊池選手にMVPを取ってもらいたいのですが、チームを牽引し2000本安打や300本ホームランを達成した新井選手になるのかもしれません。

 でも、そんなことはどうでもいいのでしょう。日本一への道のりはまだまだ長く、本当の勝負どころはこれからなのですから。

 その第一陣は、日本シリーズの前にあるクライマックスシリーズということになりますが、どうも10月12日からとかで、あまりに早く優勝を決めてしまったせいか、まだひと月も先、はたして好調を維持できるかどうか少々心配な面もあります。

 今日のテレビでは、今年のカープの強さについて、「ベテランもよく声が出ていて、劣勢でも諦めず、常に前向き、徹底した全力疾走に見られるように、チーム一丸の意気があふれている」とかいうコメントが流れていました。チームプレーの勝負事では当たり前のことなのですが、実際は難しい。
 かつて高校野球に携わっていた時、公立のチームとしてはかなりいい成績を残したことがありました。そのチームのスローガンは、スリーFこと「フレッシュ・ファイト・フォアザチーム」。どんな状況でも「前向きに、明るく、元気よく、はつらつと、チームの勝利のために邁進せよ」ということなのですが、そういう方向にチームがまとまって行くと、同レベルの相手に負けることは滅多にはないのです。

 うまく行かなくて下を向いてふて腐れるような、そんな選手がいないのが今年のカープだとしたら、たぶん大丈夫でしょう。

 カープファンにとって楽しみ満載の今年の秋、期待通りの長めの秋になることを祈るばかりです。


   安芸の地に鯉舞い踊る秋の陣   弁人


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