チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「春の兆し」-逗子の散歩道

2022-01-11 12:41:46 | 逗子風物
1月11日(火)

 今日は低気圧と前線の通過で、朝方から時雨模様の天気になっていて、そのぶん昼間の気温が上がりそうにありません。

 さて、2022年の年明け、先週の木曜にたいそうな雪に見舞われた以外は冬の陽が射し込んでいましたが、気温は例年より低い感じがします。
 それに、オミクロン株による「第6波」なるものの兆候でしょう、しばらく出ていなかった逗子市内の新規感染者数もここに来て何人か増え、市内の累計感染者数、ゆうに100人に1人を上回る700人を超えてしまいました。

 そんなこんな、つい外に出るのが億劫になって、家の中での屈伸やストレッチをして済ませていましたが、「これではいけない」と、一昨日と昨日、襟を立てて外に出てみました。

 昨日の成人の日は雲が多かったので、海のほうへは行かず沼間方面へ。

 ところで、東逗子のさらに東の散歩道には、臘梅の花に出会う所が二ヶ所あります。とはいえ、なにしろ寒さ厳しき今年の年明けですから、そんなことは気にもかけず歩いていたのですが、いつもの散歩道なので、その前を通ることに。

 花や木は暦を持っているんでしょうね、ちゃんと、
  一、二輪開いています
  
  

 もう一ヶ所は日当たりがいいので、
  数輪以上
  


   一輪の臘梅の香に大気酔ひ  弁人


 なんか、肌で感じる外気温には関係ない温もりというか、「春」が身体の中から香ってくるような感じで、また数日後、そのまた数日後が楽しみに。ありがたいことに、外に出る活力が湧いてきます。

 帰路、線路沿い・川沿いを歩いて来ると、

  水辺にアオサギ
  

 背を丸めているのは寒さのせいかもしれませんが、この種の鳥はリラックスしている時もこういう姿勢ですからゆっくりしているのかもしれません。くちばしを胸のほうに落としていればなおさらです。

 水の流れのすぐ向こうに
  コサギと川鵜も
  

 川鵜のほうへ一尾の鯉と
  手前にはカモが
  

 水はまだまだ冷たいのでしょうが、平穏、平和そのものです。見ていて飽きることなく寒さを忘れます。


  水鳥の優しき眼には枯すすき  弁人



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結果、不本意。今年の「箱根駅伝」

2022-01-06 18:10:53 | つぶやき
1月6日(木)

 年明けから冷気の身に滲む日が続いていますが、そのぶん毎日きれいな富士山を眺めることができました。

 一昨日の4日。久しぶりに会ったKAZU君と
  葉山の森戸海岸へ
  

 大きくなりました。身長170㎝ほど、まだまだ止まらないでしょうから、180㎝の私が抜かれてしまうのもそんな先のことではなさそうです。
 ちなみに、私の場合、中学2年になる時に160㎝で高校入学時は175㎝だった記憶がありますから、KAZU君、私より10㎝ほど上を行っている計算に。

 そんな正月が終わって、今日は一転して昼前から雪が舞い始め、

 先ほど、暗くなる前にそっと窓を開けると、
  銀世界になってました
  

 さてさて、今年は、元日にいきなり前橋へ出かけてしまったものですから、2日も3日も目まぐるしく・・・、まあ、箱根駅伝のテレビとネットの位置情報にくぎ付けになっている時間も入っているんですがね、なんかあっと言う間に時計の針が回って行ったような感じがします。

 それでは、箱根駅伝を振り返っておきましょうか。

 「駒沢と青学の二強にどの大学が食い下がっていくか」という専らの下馬評でしたが、二強の一角、青学が突っ走って他を寄せつけずに快勝しました。その速さに脱帽するのみで、ここは敬意を表するしかありませんが、興味が2位争いとなると、戦国駅伝といっても興奮度は半減です。

 たしかに、結果的には、青学を除けば「戦国駅伝」。
 青学の総合タイムが10時間43分42秒、2位の順天堂が10時間54分33秒で、その差はなんと10分51秒。
 ところが、シード権ぎりぎり確保の10位法政が10時間58分46秒ですから、2位の順天堂とは4分13秒しか差がありません。
 つまり、4分ちょっとの間に2位から10位までの9チームがゴールしたわけでして、後述しますが、私の予想タイムより5分以上遅い10時間57分10秒で8位に沈んだ国学院、計算すると、あと2分40秒早くゴールしていれば2位、逆に2分30秒遅かったら、11位の東海が10時間59分38秒でしたからシード落ちしていたことになります。
 「そうはいっても、1位と2位に10分以上の差があるんじゃ、2位以下は二軍戦」と言われそうですが、ひと昔前は11時間の壁というのがあって、なかなか破れなかったのですから、決して二軍戦のレベルではないのです。
 過去、初めて10時間台のタイムを出したのは1994年の山梨学院ですが、その後は難しく、次は2011年の早稲田、2012年の東洋まで11時間を切れませんでした。最近は今年を含めて5年連続10時間台の優勝タイムになっていますが、それだけレベルの向上が凄まじいということでしょう。ちなみに昨年の駒沢の優勝タイムは10時間56分04秒で今年のタイムに並べると7位に相当します。

 ということでしてね、私の応援している国学院、仮にシュミュレーション通りに走ったとしても、とてもとても青学には及ばなかったというわけです。
 「そうだったんだ。それじゃあ、ここはシード権内に入っことだし、ひとまずよかったことに・・・」とも思いますがね、やっぱり、期待どおりに走って2位に入ってほしかったという思いは拭えません。

 往路はまあまあでした。
 1区の藤木君。順天の三浦君が2区に回ったのでシメシメと思ったのですが、中央の吉居君が飛び出しての区間新。2位集団での6位は文句は言えません。
 2区の伊地知君。区間12位でしたが、快足ランナー目白押しの中、67分台で走りましたから十分。
 3区の山本君。高校時代から実績のある期待の1年生。故障があって出遅れ、駅伝初登場でしたが、区間5位と大健闘。
 4区の中西君。来年のエースらしく区間4位の走りで順位を3位に上げ5区山上りの殿地君へ。
 激坂王レースで学生トップだった殿地君、下馬評が高かったのが影響したのか、大平台辺りから失速。区間9位のタイムで4位でゴール。ここは順位というより、最低あと1分は早くゴールしてほしかったところでしたが、青学と3分43秒差、2位帝京と1分06秒差は決して悪くない位置だったのです。

 ということで、2日の夜には、6区の島崎君でトップに肉薄。7区、8区はナントカ2位をキープして、9区の平林君で逆転、アンカー木付君で逃げ切りという夢を抱いていました。

 ところが翌朝。当日のメンバー変更を見て愕然。
 私の予想と一致したのは9区の平林君のみ。山下りのスペシャリスト島崎君の名前がなく、偵察メンバーだった1年生がそのまま出走するもよう。そして7区の繋ぎ区間になんとキャプテンで主力の木付君の名前が。

 いざ出走。イヤな予感通り1年生の原君、懸命に山を下るも荷重く区間17位。続く木付君、全く本来の走りができず区間最下位のタイムで撃沈。10位で8区へ。8区の石川君は7位のタイムで好走も10位のまま。唯一の見応えは9区の平林君。区間新にもう数秒という主力らしい彼本来の走りで5位にジャンプアップ。しかしアンカーは本来出走の予定のなかった相澤君。やはり順位を下げるも、なんとか8位でゴールという顛末でした。

 まったく納得の行く展開でなく、「いったい何があったのだろう」と腑に落ちませんでしたが、やはり、島崎君にアクシデントがあり、木付君も12月初めにアキレス腱を痛めていたもよう。
 前田監督は島崎君の山下りをあきらめた後、木付君の出場も躊躇したらしいのですが、主将としての責任感もあり、10区の長丁場から7区へ回して走らせたようです。

 仕方ありませんね。勝負事に「タラレバ」はないのですから。
 それでもやっぱり未練タラタラ。仮に島崎君がふつうに山を下っていれば、58分そこそこで走ったでしょうから、ここで2分。木付君も並の選手より2分ほど遅かったし、故障なくアンカーで走っていれば相澤君より2分近く速かったはず。
 結局、往路の殿地君のタイムを含めると、まあ、最低でもあと4~5分、最大で7分くらい早くゴールできたと、地団太踏んだところで、それでも青学には遠く及ばなかったわけで、どんなに頑張っても2位だったということなのでした。

 また来年ですね。
 でも、今回、青学の4年生は二人で、駒沢に至ってはたったの一人。ということで、この二校は今年のメンバーがほとんど残り、どうも来年も二強を張り合いそう。その上、今年の高校三年生の中でトップと言われている洛南高校の注目の選手が駒沢に入るそうですし、青学もレベルの高い5000m13分台の選手が何人も入部するとか聞いています。

 困りましたね。これじゃ、普通の大学は本当に二軍になってしまいます。頑張っても3位狙いでは、応援の熱も上がりませんし。


   来年へ鬼が笑へど夢描き  弁人


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「2022年の寅年」を迎えまして

2022-01-03 16:02:45 | スポーツ観戦等
1月3日(月)

 今年もコロナウイルスに翻弄されそうな人間社会。もう三年目ですか。

 人間には卓越した智恵があるので、「まあ、そのうちに元に戻るだろう」と思っていましたが、現実は厳しい。

 我らが地球、
  傾き加減だったりして
  

 早く正常な状態に戻ってほしい。
  お願いします
  

 とか呟いているうちに、我に返ると2022年の正月になっていまして、気分転換とばかり、元日の朝、おせち料理を並べる前でしたが、ふと家を出まして東京駅に行くと、北へ向かう新幹線は大雪の影響でダイヤがかなり乱れていました。

 なかなかドアーが開かない「あさま」。
 「寒いのに」
  

 やっと発車。快晴の空。
  大宮からの初富士
  

 高崎まで行って両毛線で前橋へ。
  前橋大島駅下車
  

 てくてく歩いて行って佇んだのは、上州の空っ風、赤城おろしが吹き下りてくる
  国道50号線
  

 ニューイヤー駅伝です。「密」にならない郊外の片隅でそっと声援を送ってみようかとやって来ました。
 実は、応援したい選手が二人いて、二人とも二年連続最終区アンカーという重責を担います。

 やって来ました、お目当ての選手。それもトップ快走、優勝目前の
  ホンダ、土方英和選手
  
  

 初優勝を目指した昨年、6位でタスキを受けて区間3位で走るもゴールは5位でした。その後、日本歴代5位のタイムで琵琶湖マラソンを走り、今や日本マラソン界のトップランナーです。

 もう一人のお目当てランナーは、12番目でやって来た
  富士通の浦野雄平選手
  

 昨年はこの区間で区間賞に輝き、優勝のゴールテープを切ったのですが。

 二人とも国学院大が出雲で優勝した時の立役者。もしかすると、最後の勝負どころでこの二人のデッドヒートになるかもと期待しましたが、そんなにうまくは行きませんね。
 浦野君の所属する富士通。会社の不手際で優勝旗を紛失したとニュースになりましたが、そんなことが選手の士気に影響したのか、マラソン五輪代表の中村匠吾、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾、3000m障害のオリンピアン塩尻和也等々、豪華メンバーを並べたのにもかかわらず、最終区の浦野君にタスキが渡った時はなんと14位でした。やはり勝負事はやってみないとわかりません。


   襟立てて赤城おろしへ拍手かな  弁人


 というわけで、72才の私、元日に遠出をするなんて初めてのことだったのですが、帰宅すると、元日の分厚い新聞の山と年賀状の束。

  でも、お酒をのみながら、
  

 この日の駅伝のビデオも見たいし、翌日の箱根駅伝のシュミュレーションもしたいし、なかなかお忙しい年初めとなってしまいました。

 そして今日。箱根駅伝が終わりました。国学院は期待していたぶん、ちょっと情けない結果になってしまいましたが、その話題は次回の記事に回しましょう。

 もうすぐ、大宮からKAZU君が久しぶりに顔を見せにやって来ることになっていて、おかげさまで、箱根駅伝のやけ酒が回避できそうです。


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