チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

何日ぶりでしょうか、この青空

2019-11-29 15:25:41 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
11月29日(金)

 久しぶりの散歩、
  森戸海岸へ
  

 思わず、11月の湘南の気象データを調べ直してしまいましたが、秋晴れの多かった初旬中旬とはうって変わって、先週、22日の金曜日から連日の雨。ちょうど一週間、ほとんどお日様を見なかったことになります。

 冬らしくぐっと冷え込んだ中での雨も続きましたので、

 富士の頂も
  真っ白になりました
  


   鷗一羽と森戸の浜の日向ぼこ   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逗子の散歩道 「道端に咲く小花」

2019-11-23 13:08:15 | 逗子風物
11月23日(休)

 我が家の南東にある標高70~90メートルの丘陵地。西側の葉桜住宅地の先には、春先に紹介した「長柄桜山古墳」も鎮座する丘陵ですが、その東にもう一つ住宅地が広がっていて、称して「イトーピア住宅」。
 この住宅地へは、見事な桜並木の道を上がって行くのですが、丘の上のメインストリートはイチョウ並木になっています。

 立川の公園でKAZU君とイチョウの黄葉を眺めた後、「イトーピアのイチョウはどんな具合かな、まだ早いかな」と気になって、行ってみましたが、

 色づく以前に、台風によって葉がだいぶ落ちてしまったようで、上のほう、
  冬枯れの木が目立ちます
  

 「なぁーんだ、今年はダメか」と、ちょっとがっかりしながら草木の覆い繁る「桜山中央公園」に入って、東逗子駅方向へ下りて行ったところ、

 階段の横に、
  「アザミ」の花が可憐に
  
      

 次の、どこにでも咲いていそうなピンクの花は、葉っぱが大きめの三つ葉ですから
  やはり「カタバミ」なんでしょう
  

 「カタバミ」はいろんな所にはびこっている雑草で、なんとなく黄色の花と思っていたので、思わずカメラを向けましたが、

 この、小さな可愛い花も、
  葉は三つ葉です
  

 家に帰って調べたところ、上の丸々としたのが「ハナカタバミ」、下の風車みたいなのが「イモカタバミ」と言うようです。

 階段を下りると側溝があって、水がちょろちょろと流れていますが、

 側溝の隙間からも
  ピンクの花
  
 これは「キク」の花。野菊の一つでしょう。

 すぐ先に、白の小菊も
  己の存在を示すかのように
  

  これも小菊かな?
  

 でも、よく見ると葉っぱがキクとは違う感じで、花が少し青みがかっているというか、いくぶん薄紫っぽく見えます

 これも、白い小菊に
  見えますが、
  

 葉の形も花の色も上の花とほぼ変わりませんが、花びらの数が少なくて、
  違う品種かもしれません
  

 ということで、これも調べてみたのですが、同じキク科でも、やはり違う花のようで、上が「ヨメナ」で、花びらの少ないほうは「ユウガギク(柚香菊)」なのかもしれません。

 この黄色の小花も小菊かと思って
  近づいたのですが、
  

 花びらの先が丸くなく、葉形もキクやタンポポとはほど遠い。どこにでもありそうに身近に咲いているのに、花の名前を言い当てるのは本当に難しいですね。検討の結果、どうも「ニガナ(苦菜)」の類で、「ジシバリ(地縛り)」かもということになりましたが、いかがでしょうか。


   冬めきてなほ道端に小花かな   弁人


 さて、下の住宅街へ出て来ると、あとは野草というわけにはいきませんが、

 これは知っているからうれしい。
  「ニチニチソウ」
  

 「マツバギク」も日を浴びて
  光っていました
  

 ところで、今日は土曜日だと思ってカレンダーを見ると、勤労感謝の日の休日でした。それはともかく、土曜日には、池子の森の「ナンキンハゼ」の色づき具合を見に行かなくてはと思っていたのですが、あいにく朝から雨模様で止んでくれません。
 明日、上がってくれることを願って、買い物にでも出ることにしましょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恒例かな?「埼玉県民の日-KAZU君と立川へ」

2019-11-16 12:09:42 | KAZU君
11月16日(土)

 これも温暖化? 立冬を迎えた頃から秋晴れの日が多くなりました。

 12日にCHUMUちゃんと横浜で遊んだ日、ふと青空を見上げながら、
「そうだ、明後日の14日は埼玉県民の日。うっかりしてたけれど、KAZU君はどうしているんだろう、もう僕の出番ではないのかな」
と思って、夜、連絡してみると、
「おじいちゃんと立川に行くの、楽しみにしているんだよ」
とのこと。

 「そうなんだ。それじゃあ」と、今年は、大宮駅での迎えを妻君に頼んで立川駅で待っていると、二人が「むさしの号」に乗ってやって来ました。

 いつものように、青梅線の西立川駅へ出て昭和記念公園へ。さっそく3人で自転車を借りて恒例のサイクリングです。

 まずは、黄色の染まっているはずのイチョウ並木へ
  向かったところ、
  

 去年の11月14日は黄色の絨毯になっていましたが、今年は気温が高かったのででしょうか、
  少し色づいたという感じ
  

 正門を入った所にもイチョウ並木があって、そちらのほうは日当たりがいいので、もっときれいになっているかもしれないと、

 すっかり初冬の気配といった
  木々の中を通って、
    

 立川口へ行ってみると、これは見事。
  黄色に輝いていました
  

 思わず、KAZU君も
  カメラマンに
  


   犬の眼にも武蔵野の銀杏黄葉かな   弁人


 「今度は、どこへ行く?」と、時間を忘れてサイクリングに夢中の子どもに対して、ペダルを漕ぎ続けるのがしんどくなってきた大人は、なにかと時間稼ぎを考えてしまいます。

 「朝、早く出たからお腹すいてきたかな。でも、まだ11時過ぎだし、ボートなんかはどうかい」と誘って、レストランの前の池に。
 「今日は足漕ぎボートにしたいな」 「足漕ぎならおじいちゃんはいいよね」

 と、私は岸から
  カメラを構えて、
  

 「席確保」と称して、先にレストランに入ってビールを一杯。おかげでゆっくり食事ができました。

 食事の後、今度はKAZU君がお年寄り好みの日本庭園の散策にお付き合い。

 この落ち着いた風情、
  「KAZU君、どう?」
  
  

 「なかなかの被写体だね!」とか
  話しながら、
  

 KAZU君、「年寄り孝行」
  ちゃんと心得ています
  


   空澄むや大人の階段迫りつつ   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CHUMUちゃん、アンパンマンのショーを楽しむ

2019-11-15 13:43:25 | KANA君と妹君
11月15日(金)

 3日前の12日、休暇を取ったパパとCHUMUちゃんが横浜に来るというので会いに行きました。

 アンパンマン
  こどもミュージアムです
  

 何年か前、お兄ちゃんのKANA君がまだ1才の時に、KAZU君と一緒にアンパンマンミュージアムで遊びましたが、その時はもっと南の高島町辺りにあったはずなのに、場所が変わって新しくなったんですね。横浜駅の近くのニッサン本社のすぐ先にありました。
 「みなとみらい」も日々変貌を遂げていて、ミュージアムの前も新しいビルがいっぱい、位置と方向の関係かもしれませんが、

 ランドマークタワーが
  ランドマークになってない
  

 「おはよう!」 ちょっと、
  はにかんじゃってます
  

 とにかく、
  「遊ぼう、遊ぼう」
  
       

 ステージでアンパンマンの
  ショーが始まりました
  

 「おじいちゃんも見てるかな」
  

 今年もあと僅か?
  「クリスマスショー」でした
  
  


   鼓舞されて子も踊り出す師走かな   弁人


 ショーの後、到着してすぐに買ってもらっていた
  アンパンマンのパンに舌鼓み
  
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休日散歩「名越切り通しから浄明寺緑地へ」

2019-11-11 15:46:02 | 逗子風物
11月11日(月)

 この秋の台風は、とにかく風が強くて、住宅地からちょっと奥に入ると倒木だらけ、せっかくの小道を塞いでいたりします。

 鎌倉の切り通しなんかも、至るところで通行止めになっていたのですが、少しずつ復旧しているとのこと、そんな中、逗子市の案内に「まんだら堂やぐら群、土日休と月曜日、入場可能」とありました。
 「まんだら堂やぐら群」は、逗子から鎌倉へ抜ける「名越の切り通し」の脇にある、鎌倉時代の大規模な横穴式の納骨の施設で、ふだんは閉鎖されていて、2月に「切り通し」を歩いた時も金網越しに覗いただけでした。

 最近、週末は、ここも土日しか開放されない「池子の森」を歩くことにしているのですが、昨日の日曜日、久しぶりに「名越切り通し」へ足を運びました。

 前回同様、亀ヶ岡団地口から
 「切り通し」へ
  

 間もなく右に階段状の道があって、上がって行くと、たくさんの横穴が
  目の前に広がります
  


   眼前に人生無常秋去りぬ   弁人


 逗子市教育委員会のボランティアの方でしょうか、数名の案内人がいらっしゃって説明にあたっています。
 横穴(やぐら)の中には、いくつもの「五輪塔」が並び、足もとの平場には、当時としては珍しい火葬の施設の跡が発掘されていて、いわば、葬儀場と供養の施設を一ヶ所に集めたといったところでしょうか。

 やぐら群の反対側に小山があって、上が展望広場になっています。

 上がると、
  全体が見渡せます
  

 富士山の方向はふさがっていますが、やぐらの反対側に、
  相模湾と伊豆半島が見渡せました
  

 さて、再度「切り通し」に下りた後、今回は鎌倉へ抜けず、ハイランド住宅・法性寺方面へ向かいました。

 岐れ道からほどなく、
  また道案内の標識が
  

 この道は逗子市と鎌倉市のちょうど市境いを歩く道で、右逗子市側に下りると、日蓮宗の古刹「法性寺」へ出ますが、今回は真っ直ぐ進み、標識にある「大切岸(おおきりぎし)」へ行ってみることにしました。

 途中、左側に鎌倉市指定文化財の
  石廟も
  

 間もなく、
  逗子市側の展望が良い所に出ました
  

 左前方に、少しだけ石の崖が見えますが、あれが「お猿畠の大切岸」と呼ばれている断崖です。

 近くに来ました。
  これが「大切岸」
  
 
 真下からは、
  こんな感じ
  


   人拒む崖きらきらと小春空   弁人


 「切岸」とは、人工的に作られた崖のことで、この「大切岸」は、三浦一族や房総の千葉氏からの攻撃に備えた、鎌倉防御のための遺構と考えられてきましたが、最近の調査では、元々、大規模な石切り場だっということも確認されたとか。
 また、「お猿畠」というのは、山向こうの松葉ヶ谷に草庵を構え布教活動を行なっていた日蓮上人が浄土教信者からの法難を受けた際、山王権現の使者である三匹の白猿が現れ、この山の岩窟に導かれ難を逃れたという伝説から来ています。
 因みに、日蓮上人の高弟の、そのまた弟子によって建立されたのが法性寺で、正式には「猿畠山法性寺(えんばくさん、ほっしょうじ)」となっています。

 「大切岸」からさらに進むと、鎌倉側にお山があって上に「パノラマ台」と称する展望の良いところがあるのですが、今は台風で道が荒れていて行けないとか。でも、その東側に「水道山」というのもあって、やはり、上が展望台になっているらしいので行ってみました。

 パノラマ台が邪魔? 
  うっすらとした富士がちょこんと
  

 稲村ヶ崎の向こうに
  箱根連山
  

 山からハイランド住宅街へ下りると、そこの地名は鎌倉市浄明寺。「大切岸」から歩いてきたのは「浄明寺緑地」と言われる所だったのです。そして、この住宅地の西端が例の「錯覚富士」もみられる絶景ポイントでした。

 この日は、ちょっと
  霞み加減でしたが一枚
   

 この景勝地の北端から少し歩くと広場があって、その先に「巡礼古道」なる標識があります。下りれば報国寺や浄妙寺の辺りです。そう、ちょっとややこしい。お寺の「浄妙寺」のある所、地名は「鎌倉市浄明寺」なのです。

 それはともかく、「巡礼古道」なる道を下って行くと、途中に石窟がありました。

 石仏が並んでいますが、
  メインは「金剛窟地蔵尊」
  


   岩蔭の石蕗数輪と地蔵尊   弁人


 道の名のとおり、風情ありげな鄙びた道を下って行くと

 竹林で有名な
  報国寺の山門の前に出ました
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確かに「戦国駅伝」。でも、やはり「4強」はしたたか

2019-11-04 23:25:51 | スポーツ観戦等
11月4日(休)

 昨日の全日本大学駅伝。午後1時頃、伊勢神宮内宮宇治橋前のゴール地点の大型スクリーンには、

 伊勢神宮参道を快走する
  東海大アンカー名取君の映像
  

 その数分後、やって来ました名取君、
  優勝のテープが目の前
  


   勝利目前柿熟したる伊勢参道   弁人


 東海大の優勝は16年ぶりとのこと。16年前といえば、国学院が初出場した年で、桑名から伊勢まで追っかけました。あの時の東海のアンカーの中井君も快足ランナーで、呆気にとられて見送ったのを思い出します。

 その東海大学、16年の春に「スーパールーキー」と言われた選手たちが入学、その選手たちは「黄金世代」と呼ばれてきたのですが、2年時の秋の出雲で優勝したものの、ここ数年、磐石の強さを誇ってきた青学の後塵を拝することが重なっていました。
 今年の正月の箱根駅伝も、往路は東洋、復路は青学が制したのですが、総合力ではその二チームを上回り、真っ先に大手町のゴールテープを切り、総合優勝。ようやくその実力を見せつけることができたのです。

 ということで、今年は当初、「いよいよ東海1強の時が来たか」という感じだったのですが、いざ駅伝シーズンを迎えてみると、黄金世代の4年生四本柱のうち、關君と舘澤君の二人が故障明けで調整不足、残る鬼塚君と阪口君の調子も今一つで、出雲は4位に甘んじてしまいました。

 まあ、そのお蔭もあって、我が国学院が優勝したとも言えるのですが、戦国駅伝の様相を作り出したのも、実は、この東海ゴールデンカルテットの不振が原因なのかもしれません。

 そして、今回、東海大学はこの4人を全部はずして臨んで来たのですから、他大学は内心「しめしめ」と思ったに違いありません。
 ところがどっこい、強かった。西田、塩沢、名取君と、3年生にもいっぱしのランナーがいることを見せつけました。この状態に上の黄金世代カルテットが復活して加わったら、今度の箱根駅伝、それこそ「1強」になってしまうかもしれません。まさに「恐るべし」。

 そうはいっても、「4強」と言われた他の三大学もやはり強かった。
 5位に終わったとはいえ、東洋は3・4区でトップに立ちました。前半沈んでいた駒沢は7区田沢君の快走で3位に浮上。2位青学も前半振るいませんでしたが、最終区に襷が渡った時点でトップに立っていましたから。
 意外だったのは、そのうち順位を下げるだろうと思っていた東京国際と早稲田が4・6位に入ったことでした。仮に、その二校の健闘がなければ、「4強」に差をつけられて国学院が続いていたということになります。

 ということで、総合力で先頭に抜きん出ているのが東海。それをを追うのが、「4強」の残りに、今回上位に入った東京国際と早稲田を含めた5~6校ということになりそうですが、果たして、その中に国学院がいるのかどうかもわからないほどの混沌とした状況になってしまいました。

 それはさておき、今回の駅伝観戦です。

 昨年同様、朝の一番電車で熱田神宮へ行っても、選手は一瞬のうちに走り去って行くだけなので、今回は新幹線を一本遅らせ、小田原7時04分発の「ひかり」で名古屋へ向かいました。
 名古屋8時18分着ということは、もう号砲が鳴り響いた後です。新幹線が豊橋を出た頃からラジコの音声に耳を傾け、名古屋から近鉄で四日市へ向かい、各停に乗り換えて二駅先の海山道駅に。

 駅前に神社があるらしく、
  ホームの柱も朱塗りです
  

 ところで、「海山道」、読めますか。「カイサンドウ」ではありませんでした。「ミヤマド」と読むのです。

 改札の真ん前に並ぶ朱塗りの鳥居が眩しい。地元では「みやまどさん」と親しまれている神社です。

 狛犬にお狐さんが睨んでいるので
  お稲荷さんですね
  

 境内を歩いてお参りしたいしたいところですが、まことに残念、時間がありません。鳥居の前で一礼をして、数百m先の国道23号へ急ぎました。

 4区11.8㎞の5㎞地点くらいでしょうか。歩道橋があって、箱根駅伝では考えられませんが、上がって見られます。
 歩道橋の上からは、四日市の工場地帯のほうが望めるけっこうな眺望ですが、

 やって来ました。先頭は
  東洋大今西君
  

 東洋は、3区を走った学生トップランナーの相沢君が、もちろん区間新の驚異的な走りでトップに立ち、その勢いのまま快走。
 国学院はというと、1年生の中西大翔君が9位で襷をもらったとのことでしたが、はたして ・ ・ ・。

 「ああ、9位のままか、
  でも、走りは悪くないぞ」
  

 そうなんです。双子の弟の中西君、この区間4位の走りで、この後、順位を6位まで上げて、5区の青木君へ繋いだもよう。

 その青木君も快走、なんと区間賞に輝き4位に浮上。続く6区、双子の兄の中西唯翔君も区間5位の走りでがんばり、7区の茂原君へ繋いだとか。

 まあ、結果的には、茂原君が区間17位と沈んでしまったのですが、できれば、彼には7区のような長丁場ではない区間を走らせてほしかったんですがね。
 選手のことは監督がいちばんわかっているのですから、この日のオーダーは作戦上ベストの布陣だったのでしょう。ただ、私が何日も何日も夢を描きながらシュミレーションをしていた区間配置とは違っていたので、ラジオで、2区浦野、7区茂原と知った時は、ちょっと意外に感じてしまったのも事実です。

 実は、今回、基本的には「追っかける」というより、早めに伊勢に行って、ゆっくりランチでもして、ゴールする選手、私は浦野君だと思っていたのですがね、いずれにせよ、温かく迎えてあげようと思っていたのです。
 それで、途中で見るのは一ヶ所だけにして、白子から特急で早めに宇治山田へ行ってみると、まだ11時半過ぎだというのに、駅伝の交通規制により、バスはあと一本で暫時運休とのこと。タクシー乗り場も閑散としていて、しばし途方に暮れていると、運良く一台。これはラッキー、慌てて乗り込んで内宮へ向かいました。
 ところが、五十鈴川の駅前を越えた辺りから交通規制で大渋滞。ほとんどが左側の駐車場に入ろうとする車で、二列で道路を塞いでいました。タクシーはなんとかいちばん右側をすり抜けて、やっとおかげ横町に着いたのですが、なにしろ日曜日のお昼時ということで大混雑。かろうじて釜飯屋さんのカウンターに座れたものの、とてもとても、ゆっくりランチとは、ちとプランが甘過ぎました。

 とにもかくにも、なんとかお腹を満たして、ゴール地点の人垣を掻き分け、カメラを構えましたが、

 2位は青学でした。トップで襷を受けたはずなのに、けっこう遅れてしまったようで、東海大選手達の雄叫びの1分半後、
  飯田君が来ました
  

 すぐ後ろから秒差で
  駒沢山下君
  

 あとは、留学生が来ようが、東洋なのか早稲田なのか、どこが来ようが、それはいいとして、国学院を今か今かと待っていると、

 優勝した東海大から遅れること4分ちょっと、なんとかシード権内の7位をキープして、
  キャプテン土方君のご登場。
  

  「お疲れさまでした」
  

 駐車場の一角で、一応の敗戦報告と
  箱根に向けての決意表明
  


   何事も努力の果ての秋の空   弁人


 ある意味、予想どおりだったのかもしれません。優勝タイムが昨年とほぼ同じだった中で、昨年、トップと6分40秒あったタイム差を、今回は4分20秒に縮めていて、8人でと考えると、今の選手層の中では、よくがんばった結果なのです。

 もちろん、期待としては、もう2分くらいの腹積もりもあったのですが、仮にそれでも、4位の東京国際大と同タイムくらいで、3位には届いていないのです。

 となると、新鋭の東京国際大、かなり脅威です。エース伊藤君が2区で区間新区間賞。加えて、ケニアの留学生が二人いて、今日の8区で区間賞だったムセンビ君より、もう一人のビンセント君のほうが速いのですから。
 6位に入った早稲田もそうですが、この二校は、8日前の箱根駅伝の予選会で12人がハーフマラソンを走っているのです。そしてですよ、この両チーム、何人かは箱根予選と伊勢の駅伝に振り分けて臨んで来て、結果この好成績なのですから恐れ入ります。それだけ選手の層が厚いということなのですから。

 箱根駅伝の往路、なんだか少々雲行きが怪しくなってきましたが、国学院は「一回、栄冠に輝いたんだから、ま、いいか」

 でも、エース浦野君とキャプテン土方君、快速の青木君の4年生トリオがいますからね。2年の藤木君、順位は今ひとつだったものの、タイムはそんなに悪くなかったんだし、1年の双子の中西兄弟も順調に伸びているので、やっぱり期待しちゃいますよ。

 やはり、注目を集めるのはこの二人になっちゃいますね。
  左浦野君、右土方君。
  プレッシャー、かからないように
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の大学駅伝は「戦国駅伝」とかや

2019-11-02 16:34:31 | つぶやき
11月2日(土)

 いよいよ明日は、楽しみな伊勢の「全日本大学駅伝」です。

 この何年か強かった青山学院・東洋・東海が依然「ビッグ3」として戦力充実のところに、数年前まで常勝軍団だった駒沢が復活してきて、今年は「4強」と思われていたのですが、そこに、新顔の我が国学院大学が割り込んで来て、いきなり、三大駅伝最初の出雲の栄冠を手にしてしまったので、今は、「5強」と言わざるを得ない状況になっているのです。

 でも、やっぱり「4強」じゃないんですかね。国学院は新顔だけあって、選手層の薄さは否めませんから。

 出雲で優勝したと言っても、2位駒沢とは8秒差。以下、3位の東洋とは11秒差、4位の東海と20秒、5位の青山と53秒と、ほとんど差のない混戦だったのです。
 だいたい5位の青山だって、6区間中、区間賞が2人(うち区間新1人)で、5区へ襷を渡した時は駒沢と同タイムの先頭にいたのですから。
 明日の伊勢路は8人で、出雲の優勝メンバーに2人加わるのですが、なにしろ「4強」のチームは選手層が厚いですから、とてもとても、新顔のチームが「伊勢も勝てるかな」と期待できる状況ではありません。

 その伊勢の大学駅伝。去年、国学院は6位で、8人中5人が出雲駅伝の優勝メンバーです。したがって、今年は3人入れ代わる形になりますが、その中の1人は出雲で走っているし、後の2人も昨年の4年生2人より持ちタイムが良く、総合的には昨年より好タイムでゴールはできそうです。
 とはいっても、昨年、優勝した青山とは6分39秒の差があったのです。はたして、8人でこのタイム差を越える走りができるかどうか考えると、正直なところ、けっこう難しそうなのです。優勝タイムがもう1~2分遅い年もありましたから、ここは、スピード駅伝にならないことを願うしかありません。

 勝負事は、どんな時でも貪欲に上を目指して行かなければなりません。でも、国学院はその過程で一つ大きなタイトルを手に入れました。上出来も上出来なのですが、さらにタイトルをと背伸びすると、得体のしれない重圧と力みから沈んでしまうかもしれません。

 国学院は、今年の正月5人で走って3位だった箱根の往路、今シーズンはそこで優勝することを目標として頑張ってきました。そのステップとして、出雲と伊勢で3位に入っておきたいという目先の目標を立てていたのです。それがいきなり優勝しちゃったものですから、今回、下馬評が急上昇するのもやむを得ませんが、ここは、周囲の喧騒に踊らされず、「4強を一つでも二つでも喰ってやる」という意気込みで走ってくれれば、結果は自づと付いてくるはずだと思っています。

 まあ、ということで、あまり入れ込んでも仕方ないので、今回は家でテレビ観戦と思っていたのですが、戦いの日が近づいて来るにつれて、落ち着いてはいられなくなってきました。
 結局、明日の朝の名古屋への新幹線のチケットを用意してしまいましたので、「行ってきまーす」。


   大学駅伝お伊勢参りに託つけて   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする