チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

不動明王像ご開帳ということで、初不動の武山へ

2019-01-29 10:29:51 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
1月29日(火)

 昨日の28日は「初不動」の縁日ということで、どこのお不動様も賑わったとか。鎌倉の明王院なんかもテレビのニュースに流れていました。

 「初天神」が1月25日なのは、菅原道真公の誕生日と命日が25日だったことに由来しているという話は聞いたことがありますが、不動明王の縁日がなぜ28日なのかは知りません。でも、そんな詮索はいいでしょう。だいたい道真の縁日にしたって、旧暦の話で、本当は今の暦の25日ではないのですから。

 ということで、1月28日はお天気が良かったら横須賀の武山にいらっしゃるお不動様にお参りに行ってみようかと思っていました。

 三崎県道の一騎塚バス停から歩いて40分ほどということですが、武山不動は標高がほぼ200mの山頂にあって、はたしてどの程度の上り坂なのか、とりあえず行ってみようと歩きはじめました。
 住宅街から山道に入っても、道はずっと舗装されてはいますが、けっこうな勾配で、年配者には「やっとこさっとこ」という感じでした。

 着きました。三浦半島霊場一番札所。浄土宗龍塚山持経寺
  「武山不動院」
  

 ご開帳の
  「不動明王」を参拝
  

 山頂には露天もいっぱい並んで
  賑わっています
  
 左側のお店、市販の麩菓子を笹の枝にぶら下げた、一見、関西の「十日戎」の笹のようなものを売っていまして、これが武山不動院初不動の名物?になっています。
 かつて、この不動尊のある山頂は、漁場を定める基準や港の方向を知る標べとされ、三浦半島の沿岸漁業者から厚く信仰されてきた経緯があり、別名「浪切不動」。豊漁と航海安全の信仰が色濃く、笹の枝が釣り竿、麩菓子が釣った魚を表しているとか。なんか、魚を釣り上げた恵比寿様の姿が浮かんできます。
 そう、麩菓子といえば、昔、駄菓子屋なんかに置いてあって、大きさの割に安価なので人気だったのです。大人になってから、スーパーなどで見かけて手にしたことがあって、KAZU君のお母さんも好物だったのですが、そういえば、関西で目にすることはありませんでした。もしかしたら、江戸の下町で生まれた駄菓子ということで、味覚のプライドの高い関西人には好まれなかったのかもしれません。


   参道の麩菓子も主役初不動   弁人


 そんな名物を売る店もある露天商の間を通って、

 武山山頂の
  展望台へ
  

 「富士山はどうかな」と展望台に立ちましたが、ちょうどその方向にお寺の山があって見えません。
 でも、上って来る途中に展望スポットがありまして、カメラに収めました。

 佐島マリーナの右上にそびえる
  富士山
  

 展望台からの景色に戻ります。

 先日の城ヶ島の時は、なぜか「伊豆大島」の写真がありませんでしたが、
  今回はカメラに、
  

 東側は、砲台山と三浦富士。
  そして房総半島
  

 その左の北東側に、横須賀リサーチパーク(YRP)と
  観音崎方面
  

 まだお昼前でしたが、急に南西の風が強くなってきて、雲も多くなってきました。
 山頂でゆっくり休んだ後、砲台山と三浦富士方面へ歩いて京浜急行の駅に下りようかと思っていたのですが、雲行き穏やかならず、不気味な強風の中、急遽上って来た道を下ることに。

 先ほどの富士の展望スポットに。
  墨絵のような富士になっていました
  


   風雲急墨絵の富士や春を待つ   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「富士はどんな具合かな」と、材木座の霊園に

2019-01-21 14:07:24 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
1月21日(月)

 このところ、毎日冬らしい青空が広がっています。

 先日、城ヶ島を歩いた日もいいお天気だったのですが、ちょっとした加減で富士山が見えず心残りだったこともあって、一昨日、鎌倉へ行ってみました。

 小坪経由鎌倉行きのバスに乗って、
  材木座海岸へ
  

 材木座にある光明寺の裏山へは何回か行ったことがありますが、今回はお寺の西の住宅街に入って行って、材木座の霊園に上ってみました。

  こんな具合です
  

 墓地の頂上に、往年の日活の若きスター、
  赤木圭一郎の碑
  

 たしか、私が小学生の時だったように記憶していますが、撮影所内でゴーカートに乗っていて運転を誤り事故死してしまったのです。
 まだテレビが高嶺の花だった時代、日本堤の映画館で「紅の翼」とか、裕次郎の映画に親しんでいた頃で、子ども心にショックを受けたことを思い出します。
 実は、高校生の時に光明寺の裏からこの霊園に上ってきたことがあって、この石碑に出会って感慨に耽った思い出が残っています。それ以来、ずっと「彼のお墓はこの墓地にあるんだ」と思っていたのですが、お墓ではなく石碑でした。

 石碑は正面に
  富士山が見える位置に立っています
  


   碑の前の富士を縁取る枯木立   弁人


 この霊園は、もともと北側の山の下(松葉ヶ谷)にある日蓮宗長勝寺の墓地で、そちら側へ下りて行くと、

 すぐ下に
  横須賀線が走っています
  

 さらに下ると、
  法華堂の脇に出ます
  

 本堂の前には、四天王像に護られて立つ
  日蓮上人の立派なお姿
  

 この日蓮上人像は上野の西郷隆盛像と同じ高村光雲作だそうで、そういえば雰囲気が似ています。
 高校生の時に来た時は、この像も赤木圭一郎の碑のある上の霊園にあって、鎌倉の町を見下ろしていた記憶が残っているのですが、何かの時に本堂前に移されたのでしょう。もう30年以上も前のことでしょうか、横須賀線の車窓から、境内に立つ上人像が目に入ってきて、「あれ、日蓮上人、下に下ろされたんだ」と思ったことがありましたから。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水仙の香り流れる城ヶ島

2019-01-19 16:36:11 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
1月19日(土)

 「城ヶ島の水仙がそろそろ見頃に」という新聞記事があり、それを見た妻君、どうも気になっているようでした。そんな折の今週半ば、朝から気持ち良さそうな青空が広がっていたので、「さあ、行こうか」と城ヶ島へ。

 「まだ咲き始めで少し早いのでは」
  と思っていましたが、
  

 咲き具合も十分。甘い香りが
  風に乗って流れています
  


   潮風をさらりとかわす水仙花   弁人


 水仙が彩りを添えるのは、橋を渡ったすぐ先の
  城ヶ島公園
  

 紺碧の海峡。その東側から
 「通り矢・城ヶ島大橋」方面へ向かう船
  

 房総半島もくっきりと。
  左に鋸山、右に富山
  

 視線を右に移すと、城ヶ島南東に立つ
  安房崎灯台
  

 さらに右の相模湾も
  絶景です
  

 城ヶ島というと、白秋の「雨はふるふる」の歌詞が浮かんで来るせいか、明るいイメージが湧きにくいのですが、青い空の下の青い海に浮かぶ島の景色を前にすると、あの歌でちょっと損をしているんじゃないかと思ってしまいます。
 温暖な三浦半島の先端にあって、眼前に広がるのは雄大な太平洋。近くに見える伊豆大島からやって来る荒波と大自然。
 「利休鼠の雨」が氷雨ではなく春の雨だったとしても、やはり、城ヶ島に雨のイメージを付与してしまうのはかわいそうな感じがします。


   芝の先は大海原ぞ冬日和   弁人


 公園入口に戻って、島西端の城ヶ島灯台へ向かう
  水仙ロードに
  

 展望台からウミウの生息する
  断崖を一望
  

 一度、
  海岸へ下りることに
  

 実は「馬の背洞門」という
  奇岩がありまして、
  

 振り向くと、城ヶ島灯台は見えませんが、その下にある
  白い建物が光っています
  

 その灯台まではもう1キロはありません。このまま海岸伝いでも行けるかもしれませんが、岩場は歩きづらいし、波が打ち寄せる断崖があったりしたら大変と、ここは無難に、

 気合を入れて、
  急な階段を上ることに
  

 再び水仙ロードに。標識には
 「灯台まで700m」とありました
    

 灯台下に来ました。
  西側の海も真っ青でしたが、
  

 「うそ、富士山が見えない」。そうなんです、こんなに天気良いのに、相模湾の海岸線の上に白い雲がかかってしまっていました。

 岩場を散策していると、先ほどの
  「馬の背洞門」が見えました
  


   鵜も目覚め春遠からじ城ヶ島   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

往路3位の箱根駅伝-「やったー!」と言っておきます

2019-01-04 16:52:32 | スポーツ観戦等
1月4日(金)

 母校の国学院大学、初出場から18年、往路では8年前に6位に入ったことがありましたが、総合では、その年を含めて10位でシード権を得たのが2回しかなく、とても強豪校に太刀打ちできる結果は残していませんでした。

 「でも、今年はちょっと事情が違うぞ」という予感と期待があったのです。

 昨年、1区で区間2位の快走を見せ、一躍エースに名乗りを上げた2年生の浦野雄平君、3年になった4月の世界クロカンで6位入賞。伊勢の駅伝でも2区で16人抜きの実力を見せてくれました。
 そして、浦野君と同学年で、昨年4区で区間3位も区間新のタイムを樹立し、今年3年生ながら主将を務める土方英和君。彼はどんなレースでも確実に好タイムをはじき出し、まず、はずすことのない堅実さが身上のランナーです。
 さらに、5000m13分54秒という大学内記録ホルダーの青木祐人君もいます。彼も今年3年生で、昨年3区で区間5位の走りを見せました。

 この3年生トリオをうまく配置すれば、見せ場は往路だけになるかもしれないが、青学には敵わないとしても、東洋・東海とは互角のレースができるのではないかという密かな期待を抱いていました。

 もちろん、チームのことは監督がいちばんわかっているのですから、外野がとやかく言ってもはじまりませんが、過去二回シードを獲得した年は、それぞれ、エース格の仁科君と寺田君の山上り5区での快走によるものでした。そんなことを踏まえて、花の2区はキャプテンの土方君で粘ってもらって、起伏の激しいクロカンレースで実績のあるエース浦野君を、なんとしても5区に起用してほしいと願いながら、もしそうなったら、2日は箱根まで行くぞと決めていました。

 果たして、2区の土方君が区間7位、3区の青木君が区間6位の好走で繋ぎ、あとは、私が描いていた通り、山上りにエントリーされた浦野君が圧倒的な区間新記録を樹立、往路3位という、まあ「期待どおりの結果」と相成りました。
 「期待以上」と言わなかったのは、敵わないと思っていた青学が4・5区で沈んだのに、そして、チームとしては思惑どおりに行ったのに、それでも、東洋・東海の後塵を拝するという現実。「昨今のレベルすご過ぎ」と言ってみても、やっぱりトップに立てなかった悔しさが拭えないからなのですが。

 勝敗はタイムで決まります。でも、チーム一丸という観点から見ると、実は、各区間で大きく崩れないことが重要なのです。5区に実力あるランナーを置いていれば、特に1区と2区。

 1区は、よほど抜きんでた選手がいない限り、独走にはなりにくい。順位は関係なく、最後に躍り出た先頭の選手とのタイム差が問題なのです。悪くても1分以内、できれば30秒以内。
 今年の1区は1年生の藤木君ということで、かなり心配していました。でも、区間10位ながら22秒差で2区土方君に渡してくれました。

 2区は、はじめから太刀打ちできない留学生ランナーもいて、区間上位で走るのは至難です。いずれにせよ先頭から離されてしまうのは覚悟の上、要はどれだけ粘れるかということです。この区間は1時間6分台を出せば超一流。過去の日本人選手では早稲田の渡辺康幸と順天堂の三代直樹、東海大の村澤明伸の三人しかいなくて、今年、順天堂の塩尻選手が新たに仲間入りをしました。ということは、優勝候補の大学に留学生ランナーが見当たらない以上、1時間8分前後で走れれば、まあ、そんなに心配することはないのです。
 去年の国学院はここでエースが力を発揮できず、1時間11分台で沈みました。しかし今年の土方君、期待通りの1時間7分53秒。やはり彼ははずしません。文句なしの快走です。区間順位は7位も4人抜いて6位に。

 続く3区の青木君、一時は2位に並ぶところまで激走してくれましたが、結果、区間順位6位で5位に。

 4区は伊勢の6区で8位だった茂原君。やや力は劣るといっても、10000mの持ちタイム29分27秒ですから、一時代前なら遜色ないタイムの選手なのですが、現実にはどこまで辛抱できるかとハラハラしていました。結果、区間順位は14位でしたが、後続の帝京一校に抜かれただけで、なんとか6位で襷を浦野君に渡してくれました。

 そして、韋駄天浦野君がご登場の5区となるわけですが、

 実は、この日の応援、1・2・5区の3ヶ所でと思っていました。ただ、昨今、駅伝観戦の人気は過熱してますから、箱根に入るには2区の横浜駅辺りがぎりぎりで、その先まで追いかけると、小田原で湯本行きの電車に乗れないのです。
 ロマンスカーに乗れば直接湯本へ行けますが、駅伝の時は小田原駅からの一駅乗車はできなくなります。そこで、新宿から席を押さえて町田から乗る手もあると、暮れのうちに空席を調べたのですが、2日昼前の席はありませんでした。やはり、早めに小田原へ行くしかないのです。
 2区の土方君も応援したいけれど、どうしようかなと悩みながら電車を下りたのは、京急の青物横丁駅。

 駅を出ると、目の前が
  コースの国道15号
  

 ややスローペースか、8時29分、
  先頭集団の一団が
  

 次は横浜駅がいいのですが、コースは駅の向こう側で地下道を走ることになります。一つ先の戸部駅ならコース側ですが、いずれにしても人込みの中での観戦になります。それに、もし小田原駅で足止めを食らったら元も子もないと、2区をあきらめる決断をしました。
 品川駅へ戻り、特急踊り子号に乗って10時ちょっと過ぎに小田原駅に。

 湯本行き電車のホーム。
  この時間にしてこの行列
  

 登山電車も満員でしたが、なんとか、11時半に
  宮ノ下温泉に
  

 先頭が来るまでまだ1時間もありますが、とにかくこれで、浦野君の応援ができることに。あとはカーブの見通しが良く、人の少ない所があればと、大平台方向へ向かって、てくてくと下って行きました。

 トップ東洋田中龍誠君、
  2位東海西田壮志君
  
  

 3位駒沢伊東颯太君。そして、4~50m後方に
  「来た、浦野」
    

 「ウラノ!いいぞ、たのんだぞ」と叫んでいる、その間もなく行ってしまいました。なにしろ、区間新ペースですから、カメラを向ける余裕なんぞありません。

 この後、小涌谷の先辺りで駒沢の伊東君も抜いて3位に浮上したらしく、そのまま区間1時間10分54秒の新記録でゴール。
 ラジオでは、昨年1時間11分44秒の新記録を出した法政の青木涼真君の走りに熱狂気味で、時たま「〇〇地点では、コクガクインのウラノがホウセイのアオキリョウマを〇〇秒上回っていて、このウラノユウヘイもなかなかの選手です」という声が聞こえていました。

 ところで、この5区の山上り、小田原中継所がういろう本舗の前に移ったり、風祭の鈴廣の前に戻ったり、函嶺洞門が通行止めになってバイパスで迂回したりと、コース変更が重なり、区間記録がいくつも残っていて、今回の浦野君の記録がどのくらいなのかはなかなか難しい。
 そこで、記録を並べると、
 20.6㎞時代 1時間11分59秒 木下(金)哲彦 早稲田
 20.7㎞時代 1時間10分27秒 小林 雅幸   早稲田
 20.9㎞時代 1時間09分12秒 今井 正人   順天堂
 23.4㎞時代 1時間16分39秒 柏原 竜二   東 洋
 23.2㎞時代 1時間16分15秒 神野 大地   青山学
 20.8㎞現行 1時間10分54秒 浦野 雄平   国学院
となって、やっぱり同じような距離では、「初代山の神」とも言われる今井君の記録は驚異的で、柏原君も神野君もさすが「山の神」の称号にふさわしい数字です。
 まあ、浦野君は人間でいいので、ぜひ来年も三強を脅かす走りを見せてほしいものです。


    箱根路に初夢叶ふ区間新   弁人
 

 さて、往路3位という躍進を見せた国学院ですが、選手層ではとてもとても三強には及びません。復路で青学に交わされるのは覚悟の上、駒沢もすぐ後ろにいます。最終的にはシード権の10位以内に残ればいいのですが、果たしてどこまで辛抱できるか、現実には5・6位でゴールできれば上出来というところなのです。
 だいたい、今の強豪校だって、強くなる前は、「往路で突っ走って復路で粘る」という時期を経て来ているんですから仕方ありません。

 ということで、3日の復路は9区の新子安とゴールの大手町に行ってみました。

 何年か前まで、横浜駅は混んでいても、神奈川新町や新子安辺りは応援しやすかったのですが、今はもう幾重もの人垣です。
 
 「長谷(ハセー)、ラストー!」
  (押されたぁ、ピンボケ)
  

 大手町は
  コースに近寄るのも難しそう
  

 それでも頑張って、なんとか前のほうに。7位で来ました。
  まあまあでしょう
  

 復路の5人の区間順位は、それぞれ、13・12・12・12・13位で、「金太郎飴みたい」と言われそうな、なんとも安定した順位。でも、駅伝は、こういう誰もブレーキにならない走力が欠かせないのです。

  簡単な報告会
  

 前田監督からも土方主将からも「もっと上を目指したい」という気持ちが伝わってきました。
 それには、主力を一人二人復路に回しても、往路で上位に入る力をつけなければなりません。これから1年間、そういう布陣を目指して頑張ってくれるはずです。


   歳時記に「箱根駅伝」加へたし   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さあ、2019年

2019-01-01 07:03:27 | 身辺雑記
 1月1日(休)

 

 昨年もいろいろなことがありましたけれども、よかったこと以外は忘れましょう。

 お正月は、心も新たまって
  いいですね
    

 ところで、今年の年賀状には次の駄句を載せておいたのですが、

  「初日さす窓辺にしづか福寿草  弁人」

 上の写真のいちばん右に「福寿草」の鉢植えを並べています。ところが、

 実は、まだ
  つぼみのままなのです
  

 名前もお目出たく、正月に咲く花として「元日草」とも言われる「福寿草」。
 とはいっても、本来は1月下旬の旧正月から立春にかけての頃に咲く花で、そういうことは承知の上だったのですが、新暦のお正月に合わせて促成栽培した鉢植えがあると聞いて取り寄せ、新年の一句を認めたわけです。
 でも、やはり、急かせて無理に咲かせるのはかわいそうなのかもしれません。膨らみかけているつぼみを眺めているのも一興、花を愛でた後、春の暖かさの中で地植えに移す日を楽しみにすることにします。


   旧暦の味わい新た元日草   弁人


 ということで、黄色く咲く花はこれからのお楽しみということにして、もう一つ、お正月にお似合いの鉢があります。

 春の七草が行儀良く並ぶ
  「七草籠」
  

 向島の百花園では、年末に「七草籠」を作る催しがあるようですが、我が家では江戸川区の鹿骨にある農園が販売しているものを取り寄せています。

 それでは、縁起の良いものを愛でながらのお屠蘇と行きましょうか。

 そして、元旦といえばやはり富士山かなと、年末の買い出しの時に海に出てみたところ、

 天気は良かったのですが、
  ちょっと雲が
  

 昨秋以来、なかなか「あっぱれな雄姿」にお目にかかれません。気圧配置は西高東低の冬型なのに、すっきりとした富士とご対面ということにはなりませんでした。
 まあ、暗雲ではないので良しとしても、なんか昨年一年を象徴する景色に見えてしまいます。

 気分一新、今年は気持ちの良いすっきりとした一年になってほしいと願っていたところ、正月目前にして快晴の空が広がってくれましたので、急遽、追加。

 佐島からです。これなら
  新年らしくていいでしょう
  



   海原に鎮座す富岳去年今年   弁人


 霊峰富士も見おろしている東海道。明日はその国道1号線を走り抜けるワクワクドキドキの箱根駅伝です。
 天気も良さそう、品川辺りから追っかけてみましょうか。でも、それだと、朝7時前の電車に乗らないと間に合いません。
 そうなんですよ、元日だというのに、ゆっくり飲んでいる場合ではないのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする