チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「富士の絶景」-富士吉田と忍野八海にて

2022-04-13 14:01:21 | お出かけ・散策
4月13日(水)

 何年か前、ミシュランガイドの表紙を飾って一躍世界的になった絶景。昨日、見て来ました。

 いかがでしょう・・
 

 朱に映える五重塔と桜が彩りを添える秀麗富士。評判どおりの見事な眺め。

 富士吉田にある新倉(あらくら)富士浅間神社。日曜日の夕方のテレビで「神社の山の公園の桜が満開に」という話がありました。
 なにしろ、今や世界的に有名になった景観。「桜の時期になんて、とても近づけない」と思っていましたが、コロナ禍で外国人観光客のいない今こそチャンスかもしれないと、天気予報を眺めて、火曜の朝に行くことにしました。

 東名の御殿場から山中湖を経て、8時過ぎに現地に。桜の季節は神社下の駐車場が閉鎖ということで、少々手間どりましたが、

  まずは神様にご挨拶
  

 ここから山の公園にある絶景スポットまでは400段ほどの「さくや姫階段」を上ります。

 途中、ひと息ついて振り返ると、
  すでに、この絶景
  

 階段はきついので、ここからは脇にある林間のつづら折りの坂道へ。歩くこと数分。

 五重塔の形をした、富士吉田市の戦没者を慰霊する
  「忠霊塔」の前に
  

 塔の後方に絶景が眺められる展望デッキがありまして、左側の階段へ向かうと一方通行の出口に。右側の入り口へ行くと、朝8時半過ぎにして、すでに入場制限と時間制限が設定され、

  10分ほど並びました
  

 そして、デッキで10分ほど景色を堪能。めでたく冒頭の写真のシャッターを切った次第です。
 それでも、時間が少々物足りなくて、もう一度並ぼうかと思いましてが、9時近くになって、列の長さは先ほどの倍以上で取りやめに。

 でも、朱色の塔がなくても桜と富士がマッチした景観は目の前に。
 さくや姫階段の南側の斜面に、満開の桜の中、富士山を眺めながら歩ける遊歩道がありまして、そこを下り始めると、

 カレンダーになりそうな、こんなに素晴らしい
  写真が撮れちゃいました
  


   大陸の戦ささておき春麗ら  弁人


 さて、次のカメラ散歩はというと、依然として富士山が輝いている中、山中湖へ戻る途中にある「忍野八海」かなと。

 なんとも清々しい
  景色と佇まい
  

 湧水に泳ぐ魚たちは
  まさに天然の水族館
  
     

 桜はというと、木によって異なるものの、満開にはまだ程遠く、
  咲き始めたところ
  

 点在する池もそれぞれの趣。
  静寂な底抜(そこなし)池
  

  長閑な菖蒲池
  


   燕の巣間近の池の逆さ富士  弁人


 富士と池を眺めながらの名水コーヒーも格別でしたが、車で来るしかない所なのに、メニューにあったイワナやマスの塩焼き・天ぷらなど、少々目に毒なものの残像に溜め息をつきながらの帰途となりました。


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二年越しの思い-栃木の「大平山」と「城山公園」の桜

2022-04-04 16:05:15 | お出かけ・散策
4月4日(月)

 一昨年の2020年、コロナ騒ぎがなければ行くはずだったお花見のプラン。場所は「日本桜名所百選」の本に載っている栃木の大平山です。

 「今年もダメか」と言い続けているうちに人生終わってしまうかもしれないので、「今年は行っちゃおうか」と、何日か天気予報と開花状況をにらんできたのですが。
 2日の土曜日の昼、翌3日の予報が「晴のち曇り」だったので、いざとばかり電車の切符を購入。本当は日曜は避けたかったのですが、月曜日は雨予報で、火曜日まで延ばして「散り始め」だったりしたらとか、それなりに考え抜いた末だったのですがね。
 うまくいきませんね。3日の朝、出かけようとすると地面は濡れていて、予報も「曇のち雨」に。まあこればっかりは・・どうしようもありません。

 横須賀線の朝二番目の電車で東京駅に。6時40分発の新幹線で小山へ。両毛線に乗り換え栃木に着いたのが7時40分。すぐさまタクシーに乗り込み、山の上の大平山神社へ。
 目的地の「大平山」。見所の神社と謙信平とかが山の上のほうにあって、バスに乗っても、終点から坂道と途方に暮れるような階段を上るらしく、まずは楽して上まで行ってしまおうという計画に。

 「日本桜名所百選」の案内には「4㎞に及ぶ桜のトンネルが見事」とありまして、

 ゴルフ場の間を抜けるその坂道を、タクシーで
  上ってもらいました
  

  大平山神社に参拝
  

 曇り空の中、
  筑波山が見えました
  

 満開の桜の下に
  蔵の街栃木市街を一望
  


   下野の平野すっぽり春の朝  弁人


 社殿前の長くて急な階段を下りると、
  「隋神門」
  

 「隋神門」前の遊覧道路を数分歩いて、桜の名所の「謙信平」へ。

  桜と関東平野の眺め
  

 ここ「謙信平」は南のほうの眺望が売り物で、晴れていると、桜の向こうにスカイツリー、まれに富士山が見えることもあるとか。まあ、秋から冬にかけての時期でしょうが。

 もう一度「隋神門」の前に戻って、さらに長い石段の続く「あじさい坂」を下って行くと、途中に手水舎や弁財天がありまして、やがて右に六角堂、前方に鳥居が見えてきます。

  谷合を彩る桜
  

 そしてもう少し坂を下ると、右に国学院栃木の校舎や施設が現れますが、その反対側に佇むのが
  名刹「太山寺」
  

 そして、これぞ太山寺の
  「枝垂れ桜」
  
 「岩しだれ」と呼ばれる樹齢350年の古木。「とちぎ名木百選」の一本とか。


   門入りて枝垂れ桜と頭垂る  弁人


 振り向けば、大平山から下る遊覧道路を彩っている
  桜が見下ろしています
  

 「あの桜の道を下って来てもよかったかな」と思いつつ、国学院前からバスに乗って市の中心部へ。

 栃木の町は「小江戸、蔵の街」ということで、巴波(うづま)川の
  散歩道を歩きました
  
  


   船頭の唄聞き流す鯉幟  弁人


 どんよりとした雲の下、栃木駅まで歩いて、次は両毛線で小山へ

 駅前から思川に向かって西へ伸びる祇園城通り。咲いていれば見事なはずの、遅咲きの「思川桜」の並木ですが、ここは
  一週間ほど早かった
  

 そのまま、思川へ向かって歩くと、左、小山御殿広場に
  満開のソメイヨシノ
  

 でも、お花見といえば、思川の手前右の
  城山公園と聞いていまして
  

 桜の木の数は多くありませんが、一本一本がいかにも「古木」といった感じで、
  背が高く、大振り
  

 実は、御殿広場からこの城山公園へ来る時に、美味しい匂いの漂う川魚料理の店の前を通りまして、席を予約しておきました。

 ということで、お花見の締めは
  やっぱり「鰻重」でしょう
  


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