8月25日(日)
明石でも行われる関西の夏の終わりの風物詩、子どもたちがお地蔵様にお参りしてお菓子を頂く「地蔵盆」。
8月24日の行事なのですが、明石の東の地域では、前日23日の夕方の宵盆の時にお参りするとお菓子が配られることになっています。
という風習があることは昨年の地蔵盆の時に知った次第で、その辺の事情は一年前(2012年8月29日の記事)に載せましたので、よかったら参照してみて下さい。
さて、町のあちこちに祀られているお地蔵様。中には町内会や近隣の有志の方によって管理されているものもありますが、多くは個人の家で祀って管理されています。
したがって、地蔵盆の行事は、神社のお祭りでもお寺の行事ではない、きわめて民間信仰的な要素の濃い催しなのです。
そんな事情もあって、「地蔵盆」のことを市の観光協会などに問い合わせても、行事自体が個人の家の事情に関わっているので、なかなか要領の良い案内が帰ってくることはありません。
でも、去年たしかに、「曜日に関係なく23日の夕方に」という話を地元の方から伺いました。
夏休みの終盤にある、子どもたちにとってはなんとも楽しみな行事ですが、毎朝7時過ぎには保育園に向かうKAZU君にとっては、平日に夜更かしすることはとても無理な話です。ところが、今年は金曜日ということで、この日が来るのを楽しみにしていたのです。
去年のフォトアルバムを見ると、前日の22日の日には飾り付けなどをしてあるところもあって、保育園の帰りに、その前でKAZU君を撮った写真が残っています。
ところが、今年は前日になってもそんな気配が見られず、実のところ、本当に明日なのかと少々心配をしていました。そこで、23日の朝のウオーキングを海岸ではなく、お地蔵様の祠が多い旧街道沿いを歩いてみると、準備を始めている光景に出会うことができました。
「どうやら、予定通り今夕だな」とほっとして、あとは「夕方から時雨れる」という天気予報がその通りにならないことを祈るばかり。
この時期、日が暮れるのは6時半過ぎです。たしか去年はそのくらいの時間からだったと、夕方KAZU君の保育園へ向かいましたが、途中にあるお地蔵様の前を通ると、この日はもう子どもたちが行列を作っていたりするのです。時雨れるという天気予報のせいかもしれません。
これは大変。いったん家に帰って、お父さんとお母さんが帰って来てから一緒に出かける予定だったのですが、その前に、帰りの道に寄れる所があればお参りしておこうかと、
旧街道筋の
お地蔵様の列に並びました
お賽銭を入れて、
「かね」をチンして拝みます
ペットボトルなんかにお米を入れて来て、それを少しずつ入れ物にお供えしている子どももいます。KAZU君にはお賽銭を持たせましたが、どうもお米を供えるほうが昔からの習わしなのかもしれません。
公園内の、町内会の方が世話している
お地蔵様にもお参りして
この後いったん家に帰って、お父さんとお母さんの帰りを待って、今度はみんなでお参りに行きました。
最初はお父さんと
次はお母さんと
もちろん、その都度
お楽しみのお菓子がもらえます
「今度はおじいちゃんとお参りやで」
何ヶ所も回っているうちに、KAZU君すっかり馴れてきたようで、
「チーンするやろ、そいで、いい子になれますようにって言うんやで」と声をかけてきました。
もう、一人でもお参りできるようになりました
KAZU君、初めての地蔵盆デビューです。本当は暗いところが少々苦手で、何日か前には、「夜のお祭りには行かん」と呟いたりしていたのですが、まだ明るいうちに二ヶ所でお菓子をもらって、すっかり子どもらしいあどけない顔になりました。
「またお菓子もらっちゃったな」と笑顔満面
辻々に子ども湧き出づ地蔵盆 弁人
日もとっぷりと暮れて、8時頃おうちに着くと、突然大粒の雨が落ちて来ました。なんと、明石では8月に入ってまったく雨が降っていなかったのです。はたして猛暑一段落となるのでしょうか。
明石でも行われる関西の夏の終わりの風物詩、子どもたちがお地蔵様にお参りしてお菓子を頂く「地蔵盆」。
8月24日の行事なのですが、明石の東の地域では、前日23日の夕方の宵盆の時にお参りするとお菓子が配られることになっています。
という風習があることは昨年の地蔵盆の時に知った次第で、その辺の事情は一年前(2012年8月29日の記事)に載せましたので、よかったら参照してみて下さい。
さて、町のあちこちに祀られているお地蔵様。中には町内会や近隣の有志の方によって管理されているものもありますが、多くは個人の家で祀って管理されています。
したがって、地蔵盆の行事は、神社のお祭りでもお寺の行事ではない、きわめて民間信仰的な要素の濃い催しなのです。
そんな事情もあって、「地蔵盆」のことを市の観光協会などに問い合わせても、行事自体が個人の家の事情に関わっているので、なかなか要領の良い案内が帰ってくることはありません。
でも、去年たしかに、「曜日に関係なく23日の夕方に」という話を地元の方から伺いました。
夏休みの終盤にある、子どもたちにとってはなんとも楽しみな行事ですが、毎朝7時過ぎには保育園に向かうKAZU君にとっては、平日に夜更かしすることはとても無理な話です。ところが、今年は金曜日ということで、この日が来るのを楽しみにしていたのです。
去年のフォトアルバムを見ると、前日の22日の日には飾り付けなどをしてあるところもあって、保育園の帰りに、その前でKAZU君を撮った写真が残っています。
ところが、今年は前日になってもそんな気配が見られず、実のところ、本当に明日なのかと少々心配をしていました。そこで、23日の朝のウオーキングを海岸ではなく、お地蔵様の祠が多い旧街道沿いを歩いてみると、準備を始めている光景に出会うことができました。
「どうやら、予定通り今夕だな」とほっとして、あとは「夕方から時雨れる」という天気予報がその通りにならないことを祈るばかり。
この時期、日が暮れるのは6時半過ぎです。たしか去年はそのくらいの時間からだったと、夕方KAZU君の保育園へ向かいましたが、途中にあるお地蔵様の前を通ると、この日はもう子どもたちが行列を作っていたりするのです。時雨れるという天気予報のせいかもしれません。
これは大変。いったん家に帰って、お父さんとお母さんが帰って来てから一緒に出かける予定だったのですが、その前に、帰りの道に寄れる所があればお参りしておこうかと、
旧街道筋の
お地蔵様の列に並びました
お賽銭を入れて、
「かね」をチンして拝みます
ペットボトルなんかにお米を入れて来て、それを少しずつ入れ物にお供えしている子どももいます。KAZU君にはお賽銭を持たせましたが、どうもお米を供えるほうが昔からの習わしなのかもしれません。
公園内の、町内会の方が世話している
お地蔵様にもお参りして
この後いったん家に帰って、お父さんとお母さんの帰りを待って、今度はみんなでお参りに行きました。
最初はお父さんと
次はお母さんと
もちろん、その都度
お楽しみのお菓子がもらえます
「今度はおじいちゃんとお参りやで」
何ヶ所も回っているうちに、KAZU君すっかり馴れてきたようで、
「チーンするやろ、そいで、いい子になれますようにって言うんやで」と声をかけてきました。
もう、一人でもお参りできるようになりました
KAZU君、初めての地蔵盆デビューです。本当は暗いところが少々苦手で、何日か前には、「夜のお祭りには行かん」と呟いたりしていたのですが、まだ明るいうちに二ヶ所でお菓子をもらって、すっかり子どもらしいあどけない顔になりました。
「またお菓子もらっちゃったな」と笑顔満面
辻々に子ども湧き出づ地蔵盆 弁人
日もとっぷりと暮れて、8時頃おうちに着くと、突然大粒の雨が落ちて来ました。なんと、明石では8月に入ってまったく雨が降っていなかったのです。はたして猛暑一段落となるのでしょうか。