チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

KAZU君のいない、ひとりぼっちの明石

2015-08-31 06:55:02 | 身辺雑記
8月31日(月)

 用事があってKAZU君のいない明石に戻って来て一週間。

 もちろん承知の上でしたが、がらんどうのKAZU君のマンションの部屋での清掃業者との打ち合わせ。外に出て子どもたちの声に目を向けてもKAZU君のいるはずもない現実。なんとも言いようのない寂しさです。

 残暑の厳しい中、明石駅前の銀行と不動産屋に用事があって、電車にしようかと最寄り駅の朝霧駅の改札を入ると、

 跨線橋のつきあたりに輝く
  明石海峡と淡路島
  

 行き交う船も、海岸の人影もいつものままですが、トアエモアの歌でしたか、思わず「今はもう秋、だれもいない海・・・・・」という気分になってしまいます。

 翌日の朝カーテンを開けると、大型のタンカーやバラ積み船でない、私の好きな形の貨物船が目に入ってきたので、カメラに収めると、

 船体に「HANZEVAST・SHIPPING」の
  文字が見えました
  

 何気なくインターネットで調べてみると、ネーデルランドにあるとかいう海運会社の名前でした。
 「えっ、さっきの貨物船オランダの船なん!」
 KAZU君のいる国から来たのかこれから行くのかわかりませんが、なんでこんな時にそういう船が目の前の明石海峡を通るのか不思議でなりません。
 船の写真は200枚ほどストックしてありますが、タンカーや貨物船のアルバムを点検してみても、オランダの船と思われるものは今回が初めてでした。

 そんなことがあって、海峡を通る船でも眺めながらと、一昨日の朝は、ウオーキングでいつもの海岸を歩いてみました。あいにくカメラに納めるような、これといった船は通りませんでしたが、

 ここは、保育園の帰りにも
  何回か遊んだ海岸です
  

 カモメや川鵜、コサギも
  羽を休めています
  

 保育園最後の年の去年の春と秋、KAZU君、よくここで鳥たちを眺めながら夕方のおやつを口にしていました。

 朝のウオーキングは、やはり海の風を感じるのが気持ちいいのですが、気分を変えて、昨日の朝は町中のほうへ足を向けてみました。その途中、天文科学館の脇を通ると、なんて書いてあるのか、写真が小さくて読み取れませんが、黒枠 〇 の部分の垂れ幕に、

 「今、明石に住もう!キャンペーン」
  とあります
  

 実は、7月から明石市では住みやすい町をアピールして住民を増やすキャンペーンを展開しているのです。
 おいしくて豊富な海産物。夏涼しく冬もそんなに寒くない温暖な気候。風光明媚で交通便利な立地。そして、子どもの医療費の無料化や、待機児童のほどんどいない保育園。遊び場となる公園や遊具の充実と、子育てのしやすさも前面に押し出してのキャンペーンです。

 7月に出された
  市の公報の誌面です
  

 私は冬の寒さに少々参ってきましたが、たしかに「住まなもったいない町」なのかもしれません。

 そんな住みやすい明石の町をあとにしたKAZU君。そして、まもなく引き揚げる自分。私は住民登録は移しませんでしたが、ちょうどそんな時期にこういうキャンペーンが行われるのも、なんとも複雑な気分になります。

 残り少ない明石での時間。せっかくの自由な時間なのだから、いっぱい出歩いておいしいものでも食べ歩こうかと思うものの、やっぱり一人っきりじゃ・・・・と、なかなか活動的になれません。


    海眺む八月大名の腰重く   弁人


 そんな気分の中、とりあえず、今回の明石での用件は済んだので、今日これから逗子に帰ることにします。9月10日頃かな、今度明石に戻って来るのは。
 その時は、いよいよ部屋を片付けて明け渡しとなる予定です。


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これを観るのも今年が最後?「高校軟式野球全国大会」

2015-08-27 07:49:52 | スポーツ観戦等
8月27日(木)

 アムステルダムへ飛び立ったKAZU君を見送った翌日の23日の日曜日。前回の記事をアップした後、急ぎ仕度をして明石に戻って来ました。

 とは言っても、今回は車。逗子を出たのが夕方だったので明石に着いた時はすでに月曜日になっていました。お昼までゆっくり寝て、翌日の、台風が九州を襲って関西も荒れ模様の天気になった25日の火曜日は、部屋の片付けやKAZU君のマンションの清掃業者との打ち合わせであっという間に日が暮れました。

 部屋に戻ってビールを飲みながら、ところで明石で行われている軟式野球の全国大会はどうなっているかなとインターネットを開いてみると、びっくり仰天。

 毎年25日から始まる大会なので、まだ一回戦の段階だと思ったのに、なんと準決勝が終わって、翌日はもう決勝戦になっているのです。
 去年、延長50回の死闘を繰り広げた中京高校も崇徳高校もすでに姿を消していて、決勝戦は北関東の作新学院と北東北の能代高校の対戦とか。

 20日に甲子園で東海大相模が優勝したのはテレビで見たものの、その後、KAZU君の見送りで二日連続で成田まで出かけていたので、新聞等にゆっくり目を通す時間がありませんでした。たぶん、今週末から「WBC-U18大会」がある関係なのでしょうが、今年はなんと三日も早く開幕していました。

 明石に帰ってもKAZU君はいないので保育園や学童のお迎えもありません。それはもちろん寂しくて張り合いのないことなのですが、そのぶん、時間を気にせず野球観戦ができると楽しみにしていたのに、うっかりしていたと言えばそれまでですが、今まで4年に一回(前回は2011年)開かれていた、同じ18才以下の「アジアAAA選手権」のあった年も、明石の軟式の大会は25日からだったので、てっきり今年も25日からと思い込んでいたのです。

 まあ、文句を言っても始まりません。とにかく決勝戦をと、昨日は朝食をさっさと済ませて明石球場へ向かいました。明石公園に入ると、

 ポスターには、たしかに
  「22日開幕」となっています
    

 台風去って快晴の空と
  「坤(ひつじさる)櫓」
  

 この光景も見納めかな、明石で野球観戦をするのもこれが最後かなと、つい感傷的な気分になってしまいます。


   身に沁むや城址の緑に海の風   弁人


 いよいよ試合開始。
  9時30分プレーボール
  

 一塁側の作新学院。エースの福田投手はここまで三試合連続完封勝利という新聞記事。対する能代高校。準々決勝で去年中京と死闘を演じた崇徳に勝ち、準決勝では延長14回に今大会から採用されたタイブレークで長野の上田西を下したということです。

 さすがに決勝戦まで駒を進めた両チーム。能代高校の清水投手もなかなかの投手で、1点を取った方が勝ちという雰囲気の緊迫した投手戦となりました。

 軟式野球の聖地、明石球場で好投する
  作新の福田投手
  

 しかし、中盤に入って、前日延長戦を投げ抜いた能代の清水投手に疲れが見え始め、7回にノーアウト満塁のピンチを背負いました。その後なんとか2アウト2・3塁までふんばって、次の打者もボテボテの三塁ゴロに仕留めたかに見えましたが、内野安打となり送球もそれて2点を献上し万事休す。試合時間わずか1時間30分の決勝戦でした。

 福田投手、
  全試合完封の偉業達成
  

 優勝旗授与。作新学院は
  6年ぶり9度目(最多)の優勝とか
  


   青空に輝く真紅の優勝旗   弁人


 日射しは強いものの、時折吹いてくる風は心地よく、明石公園にはもう秋の気配が漂っていました。
 2015年、猛暑の中でかわいい孫といっぱい遊んだ後、異国へ見送った夏。その夏の終わりを実感しながら部屋に戻りました。


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今度こそ、ほんとうに行っちゃいました

2015-08-23 11:58:48 | KAZU君
8月23日(日)

 成田空港で見送るKAZU君を乗せた飛行機が空の彼方へ消えていったら、いったいどんな気分になっちゃうのだろう、何日かは拍子抜けしちゃうのだろうなと思っていましたが、最初に乗った飛行機が引き返してしまったおかげで、違う意味で拍子抜けしてしまいました。

 今までは、寂しくなるけれどオランダで元気に過ごしてほしいということを願っていたのに、一昨日の夜からは、なんとしてもオランダに無事に着いてほしいという気分になり、別れの寂しさなんぞはどこかへ行ってしまった感じです。

 22日。気合を入れて渡欧再挑戦ということで、6時50分に逗子の家を再度出発。

 今日は気分も新たに、「成田へは
  京成スカイライナーで行くぞ!」
  

 「おじいちゃん、
  今日は『SAS』やで」
  

 そうなんです、今日は前日に乗ったKLMの席がなくて、スカンジナビア航空の飛行機になっちゃったんです。
 デンマークの飛行機なので、一回、コペンハーゲンまで行って、KLMの飛行機に乗り換えるのだとか。おかげで、アムステルダムまでの所要時間が何時間も余計にかかってしまうことになってしまいました。

 昨日は練習だった?「おじいちゃん、
  本当の『行って来ます』だよ」
  
   

 11時30分。
  滑走路へ向かう「SAS」
    

 昨日と同じ。
 「機体が重そうやなぁ」
  

 オランダとかデンマークとか、あっちの操縦士の傾向なのでしょうか、他の飛行機は目の前で機首を浮かせるのに、昨日も今日も、なかなか離陸してくれないのです。思わず「助走スピードが遅いんじゃないか」と焦ってしまいます。

 凧上げじゃあるまいに、
 「上がった、上がった」
  

 普通なら「あーあ、とうとう行っちゃった」というところなのですが、とてもそんな感傷に浸っている状況ではなく、「何事もなく飛んで行って、ちゃんと着陸してくれよ」という気分。

 どうも、アムステルダムに着くまで、乗り換えがあるので13~4時間くらいかかるらしいのです。日本時間だと夜中、現地ではちょうど夜になった頃でしょうか。KAZU君大丈夫かな、乗り換えの頃がちょうど眠くなる時間なので心配です。


   夏果つるジェット機彼方へ宝乗せ   弁人


 それにしても、今度こそ無事にオランダのお父さんの許へたどり着くのを祈るのみです。

 ところで、機影が見えなくなった後、前日は成田山新勝寺にお参りに行きましたが、祈りが通じて無事に引き返したのか、通じずにたどり着けなかったのかはさておき、この日はお参りの場所を変えて。

 東京とは反対方向へ向かい、
  水郷の佐原駅で下りました
  

 今日は香取神宮にお参り。
  一度行ってみたかったお社です
  

 「無事にオランダに着けますように」と、
  お賽銭も少々奮発
  

 この辺まで来ると、けっこう遠い。駅に戻ると、1時間に一本の成田行きの電車が出た後で、香取神宮を後にしたのが15時前だったのに、次の電車で成田へ戻り、エアポート成田に乗り換えて逗子駅に着くと、もう外は真っ暗、19時を回っていました。
 心の隅に、もう一ヶ所まだ行ったことのない鹿島神宮にもという気もあったのですが、電車では全然無理だということがわかりました。
 でも、帰りが遅くなっても、どうせ心配で夜更かしするのですから関係ありません。

 23時半頃に、コペンハーゲンに着いたとのメールが届き、こっちもあと2~3時間起きていようかと思いましたが、二日連続の早起きがたたってダウン。朝起きて、無事現地の家に着いたというメールが確認できました。

 「やれやれ」というところですが、火曜日には明石のマンションで清掃業者との打ち合わせがあるので、妻君と二人でしんみりとしている場合でもないのです。これから明石へ戻る仕度です。


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KAZU君、オランダへ飛び立ったはずでしたが

2015-08-21 18:36:57 | KAZU君
8月21日(金)

 今日の午前中の便で、たしかに一度、成田からアムステルダム空港へ向かったKAZU君でしたが・・・・・・・。

 なんということでしょう、飛行機の機体トラブルが発生して成田に引き返し、今夜は我が家で一晩過ごすらしく、今電車で逗子に向かっているそうです。

 今朝、成田空港でせっかく上手にお別れができたのに、情報によると、再度明日のお昼前の便に搭乗するとのことです。

 「事故で安否がどうのこうの」ということではないので心配はなく、ほっとはしていますが、まったく信じられない事態です。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 実は、今日の搭乗手続きが早い時間だったので、KAZU君とお母さん、昨夜は空港近くのホテルに泊まったのです。
 ということで、逗子の家にお別れをしたのは昨日の午後でした。

 「おばあちゃん、元気でね。
  それじゃあね」
  

 逗子駅で荷物を下ろすと、タイミング良く成田空港行きの「エアポート成田」が待っていました。本当はKAZU君、日暮里から京成スカイライナーに乗りたいのですが、
「いいかい、荷物が多いからこの電車で成田空港まで行くんやで」と言うと、

 「わかったよ。あの電車で行くよ。
  心配してくれてありがとう」
  

 そして今日、私と妻君は朝いちばんの「エアポート成田」の横須賀線で空港へ向かったのでした。

 KAZU君とお母さん、8時前にホテルから
  ターミナルに到着
  

 本当は抱きしめたかったけど、
  KAZU君とがっちり握手
  

 「『さよなら』じゃないよね。
  『またね』だよね」
 
  

 前日、逗子の家を出る時もそうでしたが、自分に言い聞かせて念を押すように「『またね』だよね」と言うKAZU君。夏休みの宿題の日記の中の目標欄にも「オランダへ行っても泣かない」と書こうとしたKAZU君。
 そんな彼の気持ちを考えると、空港で見送るのはどんなものかと、正直なところ少々迷いました。誰だって遠くの知らない所へ行くのは不安だし、別れは辛いに決まっているんですから。

 でも、上手にお別れができて、空港に来てほんとうによかったと思えたのに・・・・・・・。

 明日に向かって、飛行機は雲の中へ
  飛び立って行ったのに・・・・・・・
 
  

 帰りに、成田山新勝寺で
  無事を祈願したのに・・・・・・・
  

 16時過ぎに逗子の家に帰って、「今ごろは北極の上でも飛んでいるのかなぁ」としんみりとしていたら、

 なんとまあ、お母さんから
「飛行機、成田に戻っちゃったよ。今日は成田のホテルは満杯だっていうし、KAZU君もお母さんと二人のホテルは寂しいって言うので、今日は逗子に戻っていいかなぁ」というとんでもない電話が。

 かまいませんよ、一日遅れたって。もう一回KAZU君とお風呂に入れるかもしれないし。

 あーあ、こんなことってあっていいのでしょうか。ちょっと納得がいきません。でも、仕方ありませんね。明日また成田へ見送りに行くことにします。

 という顛末で、今日はとてもとても駄句をひねる気にはなりません。


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KAZU君が旅立つ前の最後の二日間

2015-08-20 09:47:01 | KAZU君
8月20日(木)

 いよいよKAZU君がオランダへ旅立つ時が迫ってきました。フライトは明日の午前中ということで、今日の午後、成田のホテルへ向かいます。

 世界は広いのか狭くなったのか、それはともかく、なんだかんだ言っても一時の別れで、またそのうち会えるんじゃないかと思っていますが、明石のマンションはカラにして行くわけですから、さすがに、逗子で寝泊まりしている最後の二日間はKAZU君の好きなようにしてあげようと思いました。

 18日の火曜日は
  大宮の鉄道博物館へ
 
  
   
   

 お昼は在来線の見える
  レストラン
  

 外は暑くとも気にならない。
  はやぶさのミニ列車に
  


   蝉の声耳に入らぬ児の笑顔   弁人


 三階へ上がると、
  新幹線が目の前を通過
  


 ところで、先日KAZU君がKANA君と一緒に見ていたDVDに出ていたからでしょうか、鉄道博物館から帰って来た後、「明日は、おじいちゃんと青いラインの常磐線に乗りたいな」と言い出しました。
 一夜明けた昨日の19日は逗子にお泊まりする最終日。最後にプールで遊ぼうかと誘いましたが、それより電車に乗りたいということなのです。まあ、この際どうでもいいかと、KAZU君のいうとおり、常磐線を目指しての小旅行となりました。

 品川駅で、特急「ときわ」と
 「成田エキスプレス」を見た後
  

 これが、この日のお目当ての
  常磐線快速
  

 品川始発。先頭車両ということもあって
  ガラガラ
  

 どこまで行こうかと悩みつつ、せっかくなら千葉県までと思って、

 江戸川を渡って、
  松戸まで行ってみました
  

 これで一応、前日夜からの約束を果たしましたが、東京に戻ってお昼を済ませてもまだ逗子に帰るには早すぎます。
 KAZU君は「おじいちゃんありがとう。帰りは横須賀線?」と言ってくれるのですが・・・・。
 実は、六本木ヒルズにあるテレビ朝日の夏祭りで「ドラえもん」に会えるという情報があって、KAZU君に「地下鉄に乗ってみようか」と誘って、六本木へ行ってみました。

 いた、いた。
  ドラえもんがいっぱい。
  

 でも、人が多過ぎました。
  東京タワーを眺めて
  

 早々に地下鉄で恵比寿へ出て、湘南新宿ラインに乗って、逗子に帰って来ました。

 その後、逗子のお家での最後の夕飯となりましたが、昨日からKAZU君「明日はお別れ会やな」と言っていました。「お別れ会」とはちょっとつらい。いろいろなことを考えずに明るく済まそうと、KAZU君とお母さんの「壮行会」という名目でセレモニーを。

 やっぱり、
  ローソクとケーキですね
  
  


    秋近し旅立つ児の眼をじっと見る   弁人


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お盆の休日は、東京のKANA君のお家へ

2015-08-16 21:41:40 | KAZU君&KANA君と妹君
8月16日(日)

 5日前に明石から車で運んできたKAZU君の朝顔、おかげさまで生き返りました。

  朝起きて水遣りをするKAZU君
  
   


   水遣りの児に朝顔の微笑みし   弁人


 そのKAZU君、逗子の家に移ってから一週間以上になります。毎日元気に遊んでいますが、やっぱり家の中で遊んでいるよりはどこかへ出かけたいというのが本音なのです。

 でもお盆の土日となると、どこへ出かけても大混雑が目に見えていて、私なんぞは、正直なところエアコンの下で甲子園のテレビを見ているのがいちばんなんですが、
 そんな時に東京にいるKANA君のママから「遊びに来ませんか」という助け船が。

 休日は都心への道路はすいているし、KANA君のお家は私の実家のすぐそば。実家の姪夫婦も「オランダへ行く前にぜひ」と歓迎の旨を伝えてくれました。車の運転以外はテレビを見ていられるし、これは好都合。KAZU君と一緒に東京へ向かいました。

 まずは、
  KANA君のお家で遊びました。
  
   

 マンションの13階で、ベランダの向こうにはスカイツリーが目の前にそびえているのですが、子どもは遊びに夢中です。

 この後、「お昼はみんなで楽しくわいわいと」ということで、私の実家で姪のお世話になりました。姪にはお子たちが4人もいるので、KAZU君も楽しく遊べそうと思っていましたが、初めはみんなはにかみ気味で、

 KAZU君とKANA君
  二人で遊んでいました
  

 ところでこの西瓜、
  スイカ割りでもしたのかな
  

 前日に三浦の農家の直売所に出向いて、車に積んで手土産に持ってきたのですが、実は、お手伝いをしようとお腹の前に抱えて運んでいたKAZU君の手が滑って床に落としてしまったのです。
 今年の西瓜、この猛暑で熟れが早く、もう食べごろのものがほとんどなくなっているのです。そんな中、農家のおじさんに聞きながらおいしそうなのを選んだのですが、きっと熟れて割れやすくなっていたのでしょう。

 でも、がっかりするほどではなくて一安心。
  KAZU君もガブリ
  


   早よ食えと実を披露せし西瓜かな   弁人


 お腹を満たした後、実家から1キロちょっと北へ行ったところにある公園へ行きました。KANA君のママから水浴びもできるという話があって、出がけには「水着も用意して来て」という連絡も貰っていました。

  これは楽しそう
  

  ここは荒川区の管理する公園です
  
   

 姪の子どもたちとKAZU君は従兄弟の子どもどうしという関係ですが、住まいが離れていたこともあって、今まで親しく遊んだことがほとんどなく、この公園に来るまではなかなかうちとけられませんでした。でも、そこは無邪気な子ども、水遊びが功を奏して、

  すっかり仲良くなりました
  

 「カナくんのブランコは
  カーくんに任しとき」
  

 陽も傾いてきたので、「そろそろ逗子に帰らないと」と急かしましたが、新しい友だちができたKAZU君、「公園から帰ったら一緒に遊ぼうって約束したんや」と譲らず、小1時間ほど私の実家でおまけの時間を過ごしてから車に乗り込みました。


   新しき友にも別れの盆休み   弁人


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二人の孫で賑やかな逗子へ

2015-08-14 13:08:36 | KAZU君&KANA君と妹君
8月14日(金)

 この暑い時期、車を炎天下の駐車場に15分も停めておけば、車内は簡単に50度くらいの温度になってしまいます。
 明石から逗子まで550キロ近く、高速道路のサービスエリアやパーキングには日陰がほとんどありません。
 今回はKAZU君の朝顔の鉢を運びます。夜中に出発して朝のうちに着くか、夕方出て夜中に着くかのどちらかがいいのですが。

 11日の朝、KAZU君のマンションへ行って管理人さんととりあえずの打ち合わせを済ませ、逗子に連絡を入れるとKAZU君から
「おじいちゃん、まだ明石におるんか。今日はKANA君がお泊まりに来るんやから、早くカーくんとこ来てな。一緒にプール行きたい」と急かされました。

 「そうか、トイレ休憩くらいならエンジン切らなくてもいいし、食事も車の中でパクつけばいいか」と思い直して予定を変更、急遽、暑さの中明石を出ました。
 とはいえ、荷物の積み込みに少々時間がかかったので、インター入り口近くのスタンドで給油した時にはもうお昼を回っていました。

「これから長距離走るので空気圧見てくれる」
「どこまで行かれるんですか」
「鎌倉のちょっと先まで。小さい子が二人待っているので、寝つく前に着きたいんだけど、まあ9時には着けるかな」
「そんなもんで行けますか。そうか、渋滞がなければ行けそうか。でも、あんまり急がないでください、お気をつけて」
 こんなやりとりをして高速に乗りました。

 阪神高速から中国道を経て名神に入ると「東名阪、亀山-四日市10キロ渋滞」というイヤな表示が。
 少々迷いましたが、草津で新名神に入らず、今回初めてそのまま直進、米原・関が原を通る新幹線沿いの本来の名神高速で名古屋へ向かいました。一回このルートを走ってみようかと思っていましたが、やはり四日市から伊勢湾岸を走るより2~30キロくらい遠回りのようで、いつもは静岡県区間の長さにうんざりするのに、岐阜羽島付近で早くも辟易の感、先が思いやられました。
 でも、幸いにこの日は甲子園の野球が乱打戦続きで試合時間が長く、ラジオ音声も陽が傾きかけた頃に第4試合が始まってくれたので気が紛れました。最後は横浜インターから30キロ近い大渋滞が待っていたので、秦野中井で下りて海岸を走り8時半に逗子着。夕飯を終えた二人の孫が笑顔で迎えてくれました。


 そして翌日。みんなで逗子運動公園のプールへ行きましたが、残念ながら写真撮影は禁止ということで、

 プール上がりの写真です
 
  
  


   タオル手にたたんだ浮輪夏風情   弁人


 お昼は、パン食べ放題の
  パスタ屋さんに
  
  

 午後は、家のエアコンの下で遊んで、夕飯の後KANA君一家が東京へ帰って行きました。


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明石からの甲子園通いもこれが最後に

2015-08-13 11:20:05 | スポーツ観戦等
8月13日(木)

 今夏の甲子園は、ヒロシマの原爆忌の8月6日に開幕しました。

 この日は、朝、逗子へ向かうKAZU君と妻君を見送った後、KAZU君の家の荷物の整理やマンションの管理人さんと今後の話し合いなどを済ませて自分の部屋に戻って来ました。

 テレビを点けると、甲子園の熱戦が飛び込んできます。第三試合で長野の上田西高校がなかなかしっかりした試合を展開し好感を持ちましたが、次の対戦相手が一校だけ相手の決まっていなかった作新学院ということで複雑な気分に。
 組み合わせ抽選を見た時に、優勝候補だと決めつけていた東海大相模が7日目まで登場しないということにちょっとがっかりしたのですが、なかなか力がありそうだとマークしていた作新学院も登場が7日目で、その上、相手もわからないということに同情していたからです。

 ところで、テレビ画面を見ると、お盆休み前の平日ということか、そんなに混雑しているようには見えません。二日目も金曜日とはいえ平日なので甲子園へ行ってみようかと思ったのですが、なにしろ7月末から続く容赦ない猛暑。身体もすっかり夏バテ気味ということで足が向きませんでした。

 土日は、注目を集めている学校やセンバツ優勝校をはじめとする強豪校、さらに地元関西勢のチームが次々に登場するということで、予想どおり超満員で近づけない雰囲気。

 テレビを見ながら、明石でのとりあえずの残務を月曜日に済ませて、翌日に逗子へ帰る予定を立てたのですが、今度明石に戻って来る時にはもう甲子園は終わっています。このまま球場へ足を運ばずに逗子に帰るのも残念というのも正直なところ。
 そんな気分で、一杯やりながら組み合わせを眺めてみると、月曜日の試合は、第二試合に関西勢の京都鳥羽高校が登場するものの、あとは、群馬の健大高崎対香川の寒川、秋田商対佐賀の龍谷ということで、もしかするとそんなに観客が押し寄せないかもという期待が膨らんできました。

 三試合の日の開始は9時30分。その40分前にチケット売り場に並び、余裕の気分で中に入りましたが、なかなか空いた席が見つからず、予想以上の混雑にびっくり。もうお盆休みに入った人も多いのかもしれません。

 京都の鳥羽高校が登場したころは
  超満員
  


   立秋も名ばかり熱きスタジアム   弁人


 第三試合に入って、やっと余裕ができて、

 かなりいいポジションで
  観戦できることになりました
  

 とはいっても、翌日の朝はできれば早めに出発したいので、両軍の戦いぶりを少し見たら帰途に就こうと思っていました。
 ところが、秋田商業の成田投手(上の写真)、なかなかの好投手で、いきなり三者三振のスタート。この日登場した投手はいずれも軟投派でしたが、彼が初めて140キロ台の珠速表示を見せてくれました。
 そして、あれよあれよという間に三振の山を築き、三回で7つ、4回で9つという具合。おまけにここまでノーヒットピッチングということで目が離せなくなりました。
 結局、5回にノーヒットピッチングが途切れ、三振も記録までは行かず16奪三振でしたが、3-1で佐賀の龍谷を下しました。

 そんなこんなで、16時頃には帰りたいと思っていたのに、部屋に戻るともう18時を過ぎていて、

 玄関ドアの脇に非難している
  朝顔がピンチに
    

 KAZU君が育ててきた大事な朝顔ですが・・・・

 これを車で逗子に運ぶのが私の大事な役目ということで、とりあえず一週間ほど前に、KAZU君のマンションから私の部屋に運んでおいたのです。
 初めはベランダに置いておいたのですが、なにしろ一人暮らしのマンションでベランダも狭く、エアコンの室外機の熱気を浴びて元気がなくなってしまいました。冷蔵庫で冷やした水を与えたりしてみたものの、あまりに暑そうな気配。とりあえず土曜日に玄関前の廊下に移してみたのですが、この場所、夜も明かりが点いているので暗くなりません。それで大丈夫なのかどうかもかわからないままなので、とにかく早く逗子へ運ばなければと気が急かされます。


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KAZU君が明石に別れを告げる前の数日間

2015-08-07 23:14:02 | KAZU君
8月7日(金)

 私が妻君と明石に戻った翌日の31日はKAZU君が学童クラブで過ごす最後の日で、一夜明けた8月1日からオランダへ旅立つまでの三週間が彼にとっての初めての夏休みとなりました。

 それにしても、夏休みに入ってKAZU君と遊んだ数日間の暑かったこと。他の地域よりは過ごしやすい明石ですが、7月の末から熱帯夜が続いて、私はすっかり暑さに負けて熱中症気味の体調になってしまい、ブログの更新もままなりませんでした。

 そんな状態でしたが、実はもうKAZU君は明石にいないのです。大人は部屋の片づけなどで大忙し。相手役だった私の体調が思わしくなかったこともあって、昨日逗子へ帰った妻君と一緒に、KAZU君も明石にさよならをして新幹線に乗って行っちゃったのです。お母さんが逗子へ行くまでの三日間、おばあちゃんと二人なのですが、この暑さの中どうしていることやら。

 ということで、今回は遅ればせながら、1日の土曜日からKAZU君が明石に別れを告げた前日の5日までのわずか数日ですが、KAZU君の明石で最初で最後の夏休み様子を。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 夏休み初日は、KAZU君お気に入りの淡路島へ。この日も高速船に乗って行きましたが、公園は真夏の炎天下。水浴びの準備も万端だったものの、一度建物に入ってしまうと外に出る気になりません。

 ということで、三度目の
  ペーパークラフト
  

 「今日はな、
  ゴールデンヘラクレスやで」
  

 お昼のレストラン。
 「おばあちゃんの作ったヘラクレスと戦いや」
  

 スワンボートにも乗りましたが、
  

 あまりの暑さに、建物に逃げ戻って
  今度は木の工作です
  
 竹筒と木の皮で貯金箱ができました。「オランダへ持って行けば、夏休みの自由研究になるかもね」 「自由研究ってなんやねん」

 本物の大きなカブトムシ「ヘラクレス」との
  記念撮影会もありました
  


   夏の虫知る由もなし外気温   弁人



 翌2日の日曜日。どうしても水に入りたいということで、明石市の海浜プールに行ってみると、

 やっぱり日曜日。泳ぐどころか、
  まるでスパランド
  

 とても満足できず、平日になった
  月曜日も海浜プールへ
  


   はしゃぐ子に湯気も出そうなプールかな  弁人


 ところで、この三日間ですっかりバテてしまったおじいちゃん。その余波を受けたKAZU君、火曜日は終日家の中で面白くない片づけのお手伝いとなりました。そのご褒美? 夜におばあちゃんと公園に行って花火を楽しみました。

 そしてとうとう、明石でKAZU君と過ごす最後の日がやってきました。どこかへ行きたいに決まっているKAZU君に、いくら猛暑の中といえ、「体調が・・・・」などと言ってはいられません。

「プールじゃなかったら、どこでもいいよ。どこ行きたい?」
「ジェノバラインいっぱい乗ったから、神戸の遊覧船!」

 ということで、電車で三宮へ行ったところ、

「おじいちゃん、カーくんは明日明石にバイバイやろ。そしたら、もうポートライナーにも乗れんな、カーくん、もう一回乗りたいな」
「そうか、それじゃぁ乗ろうか。そしたらな、神戸空港から関西空港へ行く船があるから、それに乗ってみるのはどうや? 乗ったことないやろ」
「うん、それに乗ってみたい。でも帰って来れるかな」
「そりゃぁ大丈夫や。気に入ったら船で戻って来れるし、『ラピート』や『はるか』で大阪へ行ってもいいんだし」

 そんなやりとりがあって予定変更。ポートライナーに乗って神戸空港の船着場に来てしまいました。

 ベイシャトル。
 「『そら』号って書いてあるな」
  
 すぐ隣に「うみ」号という船が停泊していました。

 神戸空港を出港。なんと30分ちょっとで
  関空に着いてしまいます
  

 関空のターミナルビルでお食事をして、南海電車の乗り場へ行くと、次の「特急ラピート」は20分後でした。ちょうどいい時間かなと、チケットを買おうとすると、
「カーくん、『ラピート』乗ったことあるから、今日は『はるか』にしたい」と言うので、JRの改札に入りました。
 ところが、1時間に1本の「はるか」、ホームに止まっていた車両は満杯なのでした。
「事情を話して改札を出て、やっぱり『ラピート』に乗ろう」と言うと、
「あっちに関空快速おるやん、カーくんあれに乗りたい」と言い出し、結局特急券代が浮いてしまいました。

 ご機嫌で快速電車に乗っていたので、まさかお金のことを考えてのことだったとは思いませんが、特急に乗せてあげなかったことが少し悔やまれて、
「カーくん、明日は逗子に行って、そのままオランダへ行くんやから、帰りは新快速じゃなくて、しばらく乗れない『スーパーはくと』に乗らんか」と誘いました。

 大阪駅で30分ほど時間があったので
  ご休憩
  

 お馴染みの特急に乗って、夕方
  まだ明るい明石駅に帰って来ました
  


   思ひ出に大阪湾一周夏の旅   弁人


 そして、翌日の昨日。KAZU君、5月2日に私と逗子へ向かった時と同じように、今度はおばあちゃんと名古屋の「リニアモーター館」に寄って長旅を楽しんだとのこと。
 ちょうど甲子園が始まった日で、KAZU君が行ったあと時間があったら出かけてみようかと思っていたのですが、すっかり猛暑に毒されてしまって、今のところはとても球場に足を運ぶ気にはなれません。

 さて、引っ越しの片づけもほぼ終わり、KAZU君一家が暮らしていたマンションも空っぽの状態になりました。
 でも、最後の清掃(もちろん業者がするのですが)とかを見届けたり、管理人さんと確認したりする残務がまだ少しあるので、来週あたまにそんなことを済ませてから逗子に帰ることになります。
 今回は、逗子行きの梱包品とKAZU君の朝顔を運ばなければならないので、二回連続の車での往復ということになります。エアコンが効くとはいえ昼間は暑そうだし、夜中にトラックに挟まれてというのもかったるいし、なんとかあと数日で涼しくならないかと、空しさを承知で真夏の天気図を眺めているところです。


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川風を受けて、東京下町の運河の遊覧船に

2015-08-01 22:16:55 | お出かけ・散策
8月1日(土)

 一昨日の30日、今回は車でということで、朝早めに逗子を出て夕方明石に戻って来ました。

 その前日の29日に母の三回忌の墓参を済ませたのですが、せっかく東京に来るのならと姉に誘われたこともあって、お墓へ向かう前に「すみだ下町きんぎょ舟」なるものに乗ってみました。

 発着はスカイツリーの下、東京ソラマチ前の「おしなり公園船着場」ということで、都営地下鉄の押上駅から歩いて行くと、

 屋根に金魚の絵のが描かれている
  小さな舟が一艘
  

 「え、あれなの?」と思ってしまいました。というのも、なにしろ真夏の昼間ということで、気分的には、屋形船のような感じでエアコンくらいは効いているだろうと勝手に思っていたからです。

 橋を渡って川べりに下りると、
  本当にその舟でした
  

 どうも、屋根の絵は葛飾北斎の絵を写したものということで、

 たしかに、
  中に金魚鉢が三つ
  

 この金魚はソラマチのすみだ水族館ものだそうで、下町情緒というか江戸の風情かもし出す趣向のようです。

 いよいよ出発、動き出すと気持ちのよい
  川風が流れてきます
    

 まずは、船着場のある北十間川を東へ向かい、十間橋をくぐった所で右に曲がって横十間川を南下。亀戸天神の西、錦糸町の東を通って猿江恩賜公園を過ぎると、

 小名木川と交差する
  クローバー橋に
  

 クローバー橋の下を右に曲がって小名木川に入ると、このクルーズの最大の見せ場がやってきます。

 舟は扇橋の
  水門の中へ入りました
  

 ここは「下町のパナマ運河」と呼ばれている所で、「水門」と言いましたが、正式には「閘門(こうもん)」と言います。簡単に言うと、前後の扉を閉じて、隅田川側と江東のいわゆる0メートル地帯との水位差を上げ下げして舟を通過させる装置です。

 水位の高い西の隅田川側から
  水を流し込みます
  

 この日は大潮の日だったので、
  なんと2、6mも上昇しました
  

 水位が上がると、前の扉が開き、
  舟は西の隅田川方向へ進みます
  

 デッキの人は傘が必要。濡れている扉から一瞬ですが雨のように水が落ちてくるからです。

 ここが「下町のパナマ運河」と呼ばれているゆえんわかりましたか、要するに、東京の下町とはいえ、隅田川の水位と東の江東地帯の水位は、水害対策として水を扉でせき止めて、実は2mほどの高低差があるということなのです。

 そして、閘門を抜けて水位の高い西側へ出ると、すぐ大横川と交差しますが、ここがクルーズの折り返し地点で、

 北に目を向けると
  スカイツリー
  

 舟は再び扇橋閘門に入り、今度は2、6m水位を下げてもらって東側へ戻りました。

 我々が往復した閘門に
  次の遊覧船が入って行きます
  

 舟の上では、要所で
  古地図や写真を見せての説明があり、
  

 北十間川に戻って、
  スカイツリーの下へ帰りました
  

 かつて、母の実家が江東区大島にあって、子どもの頃から横十間川の辺りは馴染みが深く、猿江公園でもよく遊んだ記憶が残っています。
 ということで、そんな思い出も蘇ってくるかのような80分のクルーズ、母の命日の前にふさわしい船旅だったのかもしれません。


   川風を受けて江東のきんぎょ舟   弁人


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