チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

二月下旬のお楽しみ-その2「山陰でカニ三昧」

2015-02-24 15:31:26 | KAZU君
2月24日(火)

 「かにカニエクスプレス」に乗ってカニを満喫する旅も今年で4回目になりました。

 KAZU君、おばあちゃんが明石に来るや、開口一番、
「生活発表会が終わったらな、次の日は『かにカニ』やで、楽しみやなぁ。今年は『はまかぜ』やからな、鳥取やないで、香住やで」
と話し始めました。

 そんな状況の中、指折り数えて待っていた二月の第三土日がやってきたわけで、今回はその第二弾。

 明石から、かにカニ特急
  『はまかぜ』に乗って、
  

 山陽本線を西下した後、姫路から播但線で北上、和田山で山陰本線に入って豊岡・城崎を経て、特急とはいえ2時間40分。

 到着したのは、
  山陰本線の香住駅
  

 ホームのカニは食べられません。
  「カベドン」ならぬ「カニドン」
  

 3年前、一回目の鳥取は雪がいっぱいでしたが、一昨年の香住と去年の鳥取は雪がほとんどありませんでした。今年は数日前まで気圧配置が冬型だったので、いちおう冬支度で臨みましたが、前日の土曜から気温が上がり、この日は生温い雨模様、やっぱり雪化粧にはお目にかかれませんでした。

 でも、もうそんなことはどうでもいいのです。すっかりカニ好きになったKAZU君、駅からの送迎の車の中でも「お腹空いた、早くカニ食べたい」と興奮気味。

 民宿に着くやいなや、
  「カニすき」に一心不乱
  


   カニ三昧腕まくる子が鍋奉行   弁人


 集中力を養うには
  もってこいの料理です
  


   ふむふむとつるっとペロリ松葉蟹  弁人


 お腹いっぱいになった後、予定していた雪遊びができなかったので、

 城崎温泉まで
  普通列車に乗って、
  

 駅前の立ち寄り温泉に浸かってから、帰りの「はまかぜ」に乗り、すっかり暗くなった頃に春一番の吹く明石に戻って来ました。


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二月下旬のお楽しみ-その1「生活発表会」

2015-02-23 17:40:08 | KAZU君
2月23日(月)

 2月の下旬に毎年行われる保育園の生活発表会。もうすぐ一年生のKAZU君、今年が最後になるので気合の入りようもなかなかです。

 一週間前から逗子のおばあちゃんがやって来て、前日には熊本のおばあちゃんも「さくら」新幹線に乗って明石に来てくれました。

 KAZU君、おばあちゃんが明石に来るのを楽しみにしていたので、特別にお迎えの時間を早くしてもらって、日の少し長くなった夕方は、公園で遊んだりお部屋でおやつを食べたり、連日楽しい時間を過ごしました。

  「どうや、高いやろ」
  

 サッカー(ボール蹴り?)も少し
  サマになってきたかな
  
  

 でも、あんまりうれしくてちょっと張り切り過ぎました。おばあちゃんに得意の側転なんかを披露したりしているうちに体調を崩して発表会の二日前にダウン。周りはハラハラしましたが、大事をとって休養に専念した甲斐があり一日で復活。元気に本番の日を迎えました。

 今年の演目は
 「一寸法師」です
  
  
  

 去年までは年齢クラス毎の演目でしたが、今年は年長3クラスが縦に二つに分かれて、それぞれ「さるかに」と「一寸法師」の昔話を演じることになりました。
 初めての試みなのですが、年下の子どもたちは年長さんに負けないよういっしょうけんめいになり、一方、年長の子どもたちは年下の子どもたちにいろいろと心配りをしている様子が見受けられて、とてもほほえましく見事な出来ばえでした。


   心意気ひとつの子らや春来たり   弁人


 ご褒美のお昼ご飯は
  リゾートホテルのレストラン
  
  

 帰りに、
  近くの公園で遊びました
  

 ひとつうまくできると、それが自信になるのでしょう、「うんてい」も今まではぶら下がるだけだったのに、最後まで伝って行くことができました。


   雲梯や食いしばる歯に風光る   弁人


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ほっと一息、「やっと咲いた梅」

2015-02-17 18:26:31 | 身辺雑記
2月17日(火)

 立春から二週間近くなりました。今年も気温が低めの明石ですが、

 さすがに、早咲きの
  蝋梅は咲いているものの、
  

 紅梅や白梅は、保育園のある稲爪神社でも近くの大蔵院を覗いても、依然としてまだつぼみのままなのです。

 それなのに、昨日の16日、テレビから「神戸で梅が開花」という声が流れて来ました。一瞬「やっぱり神戸のほうが少し暖かいのかな」と思いましたが、明石市は東は垂水区と隣接し、市域の大半は西区が覆いかぶさるようになっているわけで、そんな遠くの話であるはずはありません。

 それじゃあ、神戸市にあるとはいえ、明石からすぐ近くにある名刹太山寺はどんな具合だろうかと、買物の前に車で向かってみました。

  青空の中の国宝の本堂
  

 海っぺたは薄曇りの空模様でしたが、海峡から10㎞ほど中に入ると、風も穏やかでなかなか良い天気です。

 あんずの木に接ぎ木した
  紅梅が有名なのですが、
  
 やはり、まだつぼみでした。

  白梅も咲いていません
  

 きっと、神戸にももう少し暖かい所があるのだろうと思っていると、日当たりの良い所にある小ぶりの梅の木に、

 開いていました。
  一輪ですが、
  

 「たしかに開花なり」と、一応自分なりに宣言することができました。


   春探す御寺に射す陽の柔らかに   弁人


 さてと、これは何かな。
  日射しを浴びてきれいです
  

 お寺の方から「くちなしの実で、いろいろな鳥がついばみに来るんですよ」と教えてもらいました。クチナシは夏に咲く白い花という認識しかありませんでしたが、冬にこんなにきれいな実になるんですね。赤い部分はどうも鳥がついばんだ跡のようです

 ところで、お寺のパンフレットによると、奥の院の前を流れている伊川の上流の岩肌に磨崖仏があるとのこと。紅葉の時に来た際に行きそびれてしまったので、今日こそはと思ったのですが。

 聞くところによると、実際は河原を歩いて行ける所ではないということで、車で上流のほうへ迂回して、さらに坂道を数分歩いて行くと、すっかり深山の渓谷の趣の中に、

 ありました。
  川向こうの岩に磨崖仏が
  
     


   水行をなさるつもりか磨崖仏   弁人


 とにもかくにも、太山寺でもうすぐ来る春を実感することができて少しほっとした次第です。


 そして今日。KAZU君の最後の生活発表会を楽しみに明石にやって来ている妻君と、車で保育園のそばの天神様の前を通った時、助手席から「梅咲いているよ」との声がかかりました。さっそく車を停めて境内へ入ると、

 なーんだ、こんなにきれいに
  咲いていました
  

 本殿脇の白梅も
 「もはや春なり」の風情
  


   鶯も隠れていそうな春気配   弁人


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立春を迎えて、なお春遠き明石にて

2015-02-08 19:18:14 | KAZU君
2月8日(日)

 寒は明けたとはいえ、いちばん寒さの厳しい時期となって、湘南より2~3度気温の低い明石に戻るのを少々ためらいがちになっていたのですが、KAZU君に「今度は豆まきのころに戻って来るからね」と言っておいたので、いつまでものんびりとはしていられず、立春の4日に明石に戻って来ました。

 夕方に明石に着いて、駅前で買物を済ませてからの帰り道、もう17時をとうに過ぎていましたが、まだ空が明るい。北西の風は冷たいけれど、関東より日の暮れるのが遅いのだけは、気分的に助かります。

 ただ翌日の木曜日も一昨日の金曜日も、いかにも冬の海峡の空模様といった感じで雲が多く、ガラス越しに日向ぼっこをする時間はありませんでした。

 その金曜日の夕方、玄関の扉を明けると、厚い雲の下から陽の光りが射していました。

 17時20分過ぎ。天文科学館も
  きらきら光っていました
  

 保育園の境内の梅は
  つぼみも見えない感じです
  

 さて、KAZU君、保育園から出て来ると、
  いきなり側転を披露
  

 どこで誰に触発されたのか、年末くらいからまねごとの側転をするようになって、今はびっくりするくらいちゃんと回転してみせます。
 写真を撮るには暗過ぎて、シャッター速度の速いスポーツモードでは写せず、こんな感じでしか撮れませんでした。

 お迎えは17時半。そういえば、1月の20日ころはもうすっかり暗くなっていたのです。
「おじいちゃん、もう春やな。だって、おじいちゃん言っとったやんか、お迎えが明るくなったら春やでって。カーくんな、おじいちゃんのカメラで写真撮って遊びたい」
と言うので、ちょっと海岸に寄ってみました。

 「おじいちゃん、ここでいい?
  撮れた?」
  


   日脚伸ぶ明石海峡に春遠し   弁人


 「カーくん、小豆島見えるで」
  「小豆島? 四国はどこやねん」
  


   西風に襟立て影絵の小豆島   弁人


 「さあ、帰ろう」 車の中で
  KAZU君による一枚
  

 KAZU君の家まで数分。車を停めてエレベーターに乗って玄関前に着くと、さすがにもう暗くなっていましたが、部屋に入って明かりを点ければもう18時近いのですから当然です。

 「今日はな、
  ウルトラマンのぬり絵や」
  

 「カーくん、ウルトラマンって側転できるんか?」
 「うん、すごい上手でかっこいいんやで」
 そうか、わかりました。KAZU君が最近側転にはまっているわけが。

 テレビはどうも「妖怪ウオッチ」に
  はまっているようで
  

 無邪気に遊ぶKAZU君を前に、もうすぐ小学生なんだと思うと、夕方の小一時間を共にする身としては少々責任を感じてしまうのですが、なにか意図を持って話しかけると、すかさず「今日は、勉強はせえへんで」と返されてしまいます。
 まあ、遊びながら成長するのが子どもなのでしょうから、なるようになるのでしょう。よけいなことは考えないことにしましょう。


   豆まきの鬼はいづこの無邪気さや   弁人


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「春よ来い!早く来い!」~鎌倉で春を探す

2015-02-03 12:38:25 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
2月3日(火)

 逗子の我が家に帰って10日ほど経ちました。

 実は一週間前、歌舞伎を観に行った日のこと。駅に向かっている時、後ろに車の気配を感じて振り返った時に顔を不自然にひねったらしく、首の筋肉を痛めて自由がきかなくなり、数日間じっと我慢の日々を過ごしていました。

 首が回らない? 笑っちゃいますよね。あーあ、数年前に株でも買っとけばよかったんですかね。

 でも、先週は天候不順で、じっとしているのには好都合だったのかもしれません。土日から天気は良くなりましたが、無理をせず家の中でやるべきことを済ませていました。

 そして昨日の月曜日。

 昨年も医療費が結構な額になったので、確定申告の書類を整えて鎌倉の税務署へ出向きました。
 還付額は明石一回往復分の旅費くらいなのですが、当然の権利を行使しないわけにはいきません。


 ところで、この冬は、はじめ暖冬傾向とか報じられていたのに、おそれていたとおり暖かい冬にはなりませんでした。もしかすると、昨年より少し寒いのかもしれません。ちょうど一年前の2月2日に近所を散歩していた時に咲いていた梅の花がまだほとんど開いていないのですから。

 税務署の辺りでも、
  まだつぼみのまま
  

 とはいえ、節分の前日で、その翌日は立春じゃないですか。税務署のある谷戸はいくぶん気温が低いのかもしれないという期待を抱いて、海に近くて陽当たりのよさそうな、花の寺の長谷寺へ行ってみました。

 境内に入ると、
  白木蓮のつぼみがお出迎え
  
 白木蓮はソメイヨシノの二週間くらい前に咲きます。湘南なら3月10日頃、明石だと下旬に開きますが、ここならあとひと月ちょっと、準備万端な気配でした。

 逗子ではまだの感の
  ロウバイも開いています
  

 いやー、いい天気。この陽射しに
  花が開かないことはない
  

 本堂へ行く階段の脇には、
  枝垂れの黄梅
  


   底冷えの朝陽を浴びて開く花   弁人


 紫陽花の道で有名な山道は、
  まだまだ水仙の季節なり
  

 これは? なんという鮮やかな
  瑠璃色の実
  
 家に帰って調べると、どうもジャノヒゲの実かなと。ところが、妻君からジャノヒゲの葉はもっと細いとの主張がありました。
 そこで、少々必死になって調べると、オオバジャノヒゲというのもあるということなので、オオバが「大葉」であることを願って、一応そういうことにした次第ですが、見た目は紫というより青っぽいかもしれない微妙な色合い。私の好きな色だったので、つい格好良く「瑠璃色」などど言いましたが、何気なく歩いていたら見過ごしてしまいそうなところで目に入ったものですから、100段以上の階段を上った甲斐もあったというところです。

 そして、いちばん高い所から
  春を待つ鎌倉の海と町を眺めて
  

 階段を下りる途中には、まだ黄色になれないでいる
  ミツマタの花
  

 本堂脇に下りると、これはお見事。
  マンサクの花です
  

 この紅梅、鮮やか。
  違います、ボケでした
  

 足もとに咲くのは
  福寿草
  
 「難を転じて福と成す」、どこかでナンテンの実の写真を撮っておけばよかった。セットでお正月の縁起物だったのに。


   春近しなほも負けじと冬の花   弁人


 それにしても、三日続きの快晴の空です。こんな好天の日に移り行く季節にふさわしい花々を愛でて文句はありませんが、ひとつ気になったのは、花の向こうに広がる景色です。長谷寺は鎌倉の西の丘陵を背にしているので、東側の眺望しか目にできません。
 それじゃあ、富士山の見える所へ行ってみようかということで、

 江ノ電で
  稲村ヶ崎へ行きました
  


   冬日和波穏やかに深呼吸   弁人


 稲村ヶ崎からの富士山も江ノ島を手前にして格別です。妻君も感じたようですが、逗子の海岸から見るより少し大きく見えました。箱根連山や江ノ島の位置の微妙な違いからなのか、海岸線の風景の違いからくるものなのか、不思議な感じもしますが、実は、少しとはいえ、ちょっとだけ近づいているからなのでしょう。
 逗子海岸から富士山までは直線距離で80キロくらいでしょうか。稲村ヶ崎は数キロくらい富士山寄りなので、1割にはなりませんが、その分だけ大きく見えるのでしょう。逗子から藤沢までだと10キロを超えるので、もっと大きく見えますし、平塚まで行けば富士山まではもう50キロちょっとです。さらに西の国府津辺りからの富士がやけにダイナミックなのも肯ける次第です。


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