9月29日(日)
大宮の小学校で5年生になっているKAZU君。彼の運動会は一週間前の土曜日の21日でした。
前日の夜の天気予報では「朝方は持つものの昼前から雨」とのこと。まあ、一時代前の言い方だと「降ったり止んだり」といったところでしょうか。
そんな、なんとも落ち着かない中、曇り空の下で
始まりました
開会式の後の「エール交換」。
ここまではオーソドックスに
という感じで始まりましたが、今回は天気予報をふまえて、前もってプログラムを大幅変更。個人種目は後回しにして、まずは、低学年から順番に全員で行なう「表現」を優先。
全体演技は息が合わないとさまになりませんから、きっといっぱい練習してきたのでしょう。
いよいよ、5年生のKAZU君の出番。みんな笑顔も交えて
真迫の動きを披露
次は、これも運動会の花形。全員参加の大イベント
「大玉送り」
得点も大きい。
KAZU君の白組が勝利
盛り上がっている運動会を眺めて、お天道様も気を遣ってくれたのか、曇り空とはいえ明るさが増してきて、お弁当も外で食べることができました。
午後になって、後回しになっていた個人種目の徒競走も順調に進んで、
KAZU君(中央3コース)も
力強くスタート
PTA種目とか、いくつか端折ったものもありましたが、結局、最後まで雨は落ちて来ず、無事閉会式となりました。
KAZU君、5年生の児童会の委員とか聞いていましたが、おじいちゃんもびっくり、朝礼台に上がって、
元気よく
「閉会のことば」を
走る舞ふ全て大役運動会 弁人
ところで、KAZU君の小学校は大宮の郊外にあって、周辺はのどかな風景が広がっています。
競技の合間に「彼岸花でも咲いていないかな」と歩いてみましたが、やっと見つけてもまだつぼみ加減。今年はちょっと遅いのかもしれないと思っていました。
そして、一週間後の昨日の土曜日。今度は、東京の下町の小学校に通うKANA君の運動会です。
朝、家から逗子駅へ向かう途中、田越川の川原の草むらの中に彼岸花が一輪咲いていました。
やっと、秋本番か
花一輪川原の脇の秋の朝 弁人
この日は、絶好の
運動会日和になりました
コンクリートに囲まれた都会の学校の校庭です。トラックを最大に設定しても100mちょっとでしょうか。その周りにテントを張るのはもちろん、児童席も必須。残りのスペースに観客が立ち見するわけで、さすがに狭すぎる感は否めません。(上の写真の椅子に座っている人は、一時的に空いている児童席に座った保護者のようです)
実は、私もこういう下町の学校で育ったわけですが、当時は戦後復興の時期で、とても家族みんなで応援に来るなんていう時代ではありませんでした。それでも、運動会は校外の公園かどこか、土のグランドを裸足で走った記憶があります。
今は、そういう場所に設定するのも難しい時代なのかもしれませんが、こうして、おじいちゃんおばあちゃんも駆けつけて来る時代なのも事実。あふれる人で観客席は満員電車の中にいるような雰囲気でした。
もちろん、運動会の子どもたちはみんな一生懸命です。「赤勝て!白勝て!」と精一杯がんばっています。でも、何かが違う。ビルに囲まれた都会のアスファルトの校庭には、無頓着だったのかもしれませんが、大宮の郊外の小学校の運動会ではあまり感じられなかった「張り詰めた緊迫感」のようなものが漂っているのです。たしかに子どもたちの目は輝いているのですが、そのぶん笑顔が少ないような感じもします。
狭い空間に響く先生のことば。それにしたがってがんばる子どもたち。KANA君もその中にいて、数日前から「運動会、ぜったいにがんばる」という気合が伝わって来ていたのです。
そんな中、KANA君が一年生の「演技」に登場してきました。
溌剌として
真剣味あふれる動き
いわゆる「ダンス」なる演目なのでしょうが、種目名を、大宮の小学校では「表現」となっていたのに対して、KANA君の学校は「集団演技」と位置づけていました。
たかが種目の呼称に過ぎないとはいえ、やっぱり雰囲気は少し異なるように感じます。
そして、ハラハラドキドキの1年生の徒競走。4人ずつ校庭の対角線上を50m走りますが、KANA君の組は一人お休みなのか3人に。
いちばん向こうのKANA君、
好スタート
ラスト15m、
依然トップか
ゴールテープ前。赤帽子君もがんばって
横一線
競馬だったら写真判定? それにしても、3人とも気合が入っていました。最後まで諦めず走りきりましたから。で、審判の判定はKANA君が見事「1着」で、上級生に手を引かれて「1」の旗の下へ。
秋空へ必死の形相届けたり 弁人
先ほど、KANA君から連絡が入りました。
「昨日は一生懸命走ったけれど、もっと早く走りたいから、今日から”もも上げ”30回始めたんだ」と。
大宮の小学校で5年生になっているKAZU君。彼の運動会は一週間前の土曜日の21日でした。
前日の夜の天気予報では「朝方は持つものの昼前から雨」とのこと。まあ、一時代前の言い方だと「降ったり止んだり」といったところでしょうか。
そんな、なんとも落ち着かない中、曇り空の下で
始まりました
開会式の後の「エール交換」。
ここまではオーソドックスに
という感じで始まりましたが、今回は天気予報をふまえて、前もってプログラムを大幅変更。個人種目は後回しにして、まずは、低学年から順番に全員で行なう「表現」を優先。
全体演技は息が合わないとさまになりませんから、きっといっぱい練習してきたのでしょう。
いよいよ、5年生のKAZU君の出番。みんな笑顔も交えて
真迫の動きを披露
次は、これも運動会の花形。全員参加の大イベント
「大玉送り」
得点も大きい。
KAZU君の白組が勝利
盛り上がっている運動会を眺めて、お天道様も気を遣ってくれたのか、曇り空とはいえ明るさが増してきて、お弁当も外で食べることができました。
午後になって、後回しになっていた個人種目の徒競走も順調に進んで、
KAZU君(中央3コース)も
力強くスタート
PTA種目とか、いくつか端折ったものもありましたが、結局、最後まで雨は落ちて来ず、無事閉会式となりました。
KAZU君、5年生の児童会の委員とか聞いていましたが、おじいちゃんもびっくり、朝礼台に上がって、
元気よく
「閉会のことば」を
走る舞ふ全て大役運動会 弁人
ところで、KAZU君の小学校は大宮の郊外にあって、周辺はのどかな風景が広がっています。
競技の合間に「彼岸花でも咲いていないかな」と歩いてみましたが、やっと見つけてもまだつぼみ加減。今年はちょっと遅いのかもしれないと思っていました。
そして、一週間後の昨日の土曜日。今度は、東京の下町の小学校に通うKANA君の運動会です。
朝、家から逗子駅へ向かう途中、田越川の川原の草むらの中に彼岸花が一輪咲いていました。
やっと、秋本番か
花一輪川原の脇の秋の朝 弁人
この日は、絶好の
運動会日和になりました
コンクリートに囲まれた都会の学校の校庭です。トラックを最大に設定しても100mちょっとでしょうか。その周りにテントを張るのはもちろん、児童席も必須。残りのスペースに観客が立ち見するわけで、さすがに狭すぎる感は否めません。(上の写真の椅子に座っている人は、一時的に空いている児童席に座った保護者のようです)
実は、私もこういう下町の学校で育ったわけですが、当時は戦後復興の時期で、とても家族みんなで応援に来るなんていう時代ではありませんでした。それでも、運動会は校外の公園かどこか、土のグランドを裸足で走った記憶があります。
今は、そういう場所に設定するのも難しい時代なのかもしれませんが、こうして、おじいちゃんおばあちゃんも駆けつけて来る時代なのも事実。あふれる人で観客席は満員電車の中にいるような雰囲気でした。
もちろん、運動会の子どもたちはみんな一生懸命です。「赤勝て!白勝て!」と精一杯がんばっています。でも、何かが違う。ビルに囲まれた都会のアスファルトの校庭には、無頓着だったのかもしれませんが、大宮の郊外の小学校の運動会ではあまり感じられなかった「張り詰めた緊迫感」のようなものが漂っているのです。たしかに子どもたちの目は輝いているのですが、そのぶん笑顔が少ないような感じもします。
狭い空間に響く先生のことば。それにしたがってがんばる子どもたち。KANA君もその中にいて、数日前から「運動会、ぜったいにがんばる」という気合が伝わって来ていたのです。
そんな中、KANA君が一年生の「演技」に登場してきました。
溌剌として
真剣味あふれる動き
いわゆる「ダンス」なる演目なのでしょうが、種目名を、大宮の小学校では「表現」となっていたのに対して、KANA君の学校は「集団演技」と位置づけていました。
たかが種目の呼称に過ぎないとはいえ、やっぱり雰囲気は少し異なるように感じます。
そして、ハラハラドキドキの1年生の徒競走。4人ずつ校庭の対角線上を50m走りますが、KANA君の組は一人お休みなのか3人に。
いちばん向こうのKANA君、
好スタート
ラスト15m、
依然トップか
ゴールテープ前。赤帽子君もがんばって
横一線
競馬だったら写真判定? それにしても、3人とも気合が入っていました。最後まで諦めず走りきりましたから。で、審判の判定はKANA君が見事「1着」で、上級生に手を引かれて「1」の旗の下へ。
秋空へ必死の形相届けたり 弁人
先ほど、KANA君から連絡が入りました。
「昨日は一生懸命走ったけれど、もっと早く走りたいから、今日から”もも上げ”30回始めたんだ」と。