チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

5月後半のお楽しみは「関東インカレ陸上」

2022-05-24 14:43:15 | スポーツ観戦等
5月24日(火)

 3年前の出雲駅伝で優勝した国学院大学。その冬の2020年の箱根駅伝でも総合3位に入って、かなり注目されるようになったのに、ご多分にもれず、この世界もコロナウイルスの荒波に見舞われ、応援もままならなくなっていました。
 その駅伝、今年の戦力がうかがえるかもしれない5月の関東インカレ。今年は3年ぶりの有観客、それも国立競技場ということで観に行かないわけにはまいりません。

 先週19日の木曜日が初日で、夕方に10000mのレースがありました。

 オリンピックで新装なった国立競技場に
  初めて見参
  

 お目当ての2部10000m。
  いざ、スタート
  

 国学院、4月からユニフォーム変わりまして戸惑いました。濃い紫なのですが(後日、テレビ画面で確認したところ、上下黒地に上半身上のほう、まだらの赤のグラデーションでした)、夕方の競技場ではほぼ黒っぽく見えて、今までのひと目でわかる黒地に赤のユニフォームに比べると全く目立ちません。
 走っているのは、島崎君とキャプテンの中西君。それに立川のハーフで優勝した平林君の3人なんですが、集団がばらけるまでは位置確認が難しく目が疲れます。

 今やエース格にのし上がった2年の平林君、さすがです。ケニアの留学生に臆せず終始先頭争い。先頭を日本薬科大のキブリモ君と入れ代わる展開に。

  レース中盤、ただ今先頭
  

 その平林君、ラスト一周の鐘が鳴ったところでも先頭をキープしていましたが、他の選手も強い。次々と抜かれ、最後はチームメートの中西君にも抜かれ、
  6番目でゴ-ル
  

 結果、中西君が5位、6位に平林君。島崎君は13位でした。それでも、平林君健闘したのです。
  自己ベストでしたから
  

 続く1部のレースは、順天堂大学の伊豫田君が勝ちましたが、タイムは28分42秒85で、2部のタイムに比べるとやや低調でした。


 そして、中二日ほど空けた22日の最終日。早起きをして朝8時前に駆けつけたのは
  絵画館前の周回道路
  

 そう、ハーフマラソンです。8時15分競技場スタート。絵画館前の道路(1000mちょっと)を19周して競技場に戻ります。

 5周目。トップ東京国際ムセンビ君。続くは青山学院勢。国学院は3人とも
  先頭集団にいます
  

 競技場の一般入場口は北側一ヶ所で、チケットはスマホ内蔵で操作が難しく、メインスタンドまで行くのに時間がけっこうかかりそう。
 ということで、10周ちょっとのところで競技場へ。

 中に入ると、スクリーンにトップを快走する国学院の3年生
  伊地知(いぢち)君
  

 伊地知君は昨年の伊勢駅伝最終8区で区間賞に輝いた選手で、箱根駅伝でも花の2区を走っています。

 戻って来ました。2位の駒沢大花尾君に
  30mほどの差をつけて
 

 ガッツポーズでゴール。
  1時間02分50秒
  

 あとの二人、4年の坂本君は10位で、2年の鶴君が8位入賞を果たしました。

 続く1部のレースは、競技場内でのスクリーン観戦となりましたが、

 スタート直後から飛び出したのが
  日体大の藤本君
  

 そのまま先頭を譲らず、トラックに戻って来て、タイム1時間02分20秒の
  大会新記録で優勝
  

 2位は東海大の梅崎君で3位は中央大の山平君。山平君のタイムが02分48秒ということで、ここまでが伊地知君のタイムを上回ったことになりますが、まあ別レースですからね、一緒に走っていたらどうなっていたかはわかりませんので。

 とにもかくにも優勝です。2位駒沢大花尾君と3位青学西久保君の中央に立って、
  あっぱれ!表彰台
  

 お昼を済ませて、午後の注目は5000m。国学院は2年生二人と1年生一人が予選に出場したものの、決勝に進んだのは2年の山本君一人でした。
 結果は残念、惜しくも9位で入賞を逃しましたが、その後に行なわれた1部の決勝が圧巻でした。

 スタートから終始先頭に立っていた順天堂大の
  オリンピアン三浦君
  

 残り800mで法政大の松永君がスパート。一時は40mほど離れましたが、ラスト一周でギアを入れ換えた三浦君、楽々追い抜いて、
  ぶっちぎりで優勝
  

 昨年の東京オリンピック3000m障害で7位入賞。さすがですね。今年まだ3年生ですよ。空席が目立つスタンドでしたが、観る人、皆、思わず「ウオーッ」と割れんばかりのどよめきでしたから。


   薫風を裂きて韋駄天駆け抜けり  弁人


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芦ノ湖「山のホテル」で花散歩

2022-05-13 12:28:23 | お出かけ・散策
5月13日(金)

 ゴールデンウイークの後半から初夏の香り漂う過ごしやすい日が続きましたが、昨日の午後から降り出した雨、梅雨の走りか、少々長雨になる気配。

 連休明けを楽しみにしていたのに、そんな天気予報を耳にするとちょっとばかり気が急いて、一昨日11日の水曜日に早起きをして、

 薄日の中、富士山もなんとか見えている
  芦の湖畔の元箱根に
  


   万緑や絵葉書ままの湖畔かな  弁人


 湖畔の道から箱根神社の参道に入ると、ところどころに
  可憐なシャガの花
  

 元箱根に来ればもちろん、まずは、
  箱根神社に参拝
  

 隣の九頭龍のお社も
  お参りして
  

 湖畔の鳥居にも下りて
  清々しい空気を味わい
  

 いよいよ、この日のお目当ての
  山のホテルへ
  

 このホテルの庭園には、よそではお目にかかれない古品種のツツジがたくさんあって、今年、日本植物園協会から「植物コレクション」の特別認定を受けたという記事を新聞で。
 そのツツジが見頃になって、「つつじ・しゃくなげフェア」なる庭園見学会開催中ということなので、のぞきに来ました。

 庭園に入ると、うっすらと見える富士を背景に
  なかなかの景観
  


  富士仰ぐ躑躅やいかに巴水の画  弁人


 一本一本が大ぶりで、
  まことに鮮やかな色彩
  

 ツツジの岡の上のほうから見下ろしても、
  なかなか壮観
  

 さらに小道を上って行くと、これも初夏を彩るシャクナゲのお庭がありまして、

  これまた鮮やか
  
  

  純白の花が眩しい
  

 ツツジの庭に戻る途中に藤棚がありましたが、薄紫ではなく
  白い藤の花で
  

 薄緑の葉に挟まれた白い花は目に入りにくかったのか、その先のツツジに気を取られて素通りするところでした。


  ハイカラな庭に眩しく初夏の花  弁人


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鎌倉の「大町四つ角」を南に入ると・・

2022-05-09 15:41:07 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
5月9日(月)

 4月からのNHKの連ドラが「ちむどんどん」とかで、ちょっと気分複雑。ブログ更新する気力が萎えていた中、連休の直前に八幡宮にある鎌倉国宝館へ行ったところ、鎌倉は今、これまたNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のおかげとばかり、人集めに余念ありません。
 ふだんは静かで落ち着いている国宝館も、大河ドラマ館とのセット入館券があって、けっこうな賑わい。調べ物の質問を抱えていても遠慮がちになってしまいます。

 ということで、コロナ禍での三回目のゴールデンウイークは今年も家で静かにというところでしたが、5月に入って東京の孫が遊びに来ることになって、「柏餅くらいは用意しておきたい」と鎌倉の和菓子屋さんへ行ってみようかなと。

 もちろん逗子にも和菓子屋さんはあるのでしょうが、以前に私が行ったことのある二つのお店が明石から戻って来た時にはなくなっていまして、最近は、鎌倉を歩いたついでにふと買って帰るお店が二つ。一軒は、八幡宮の東、国大附属小の手前の「旭屋」で、もう一つは、大町四つ角の「大くに」です。

 この日は大町四つ角の「大くに」さんに。この「大くに」さんの界隈も史跡がたくさんあるので、柏餅を受け取る前に少し歩いてみました。

 段葛のある若宮大路の一本東、先ほどの和菓子屋「旭屋」さんの手前、金沢街道の宝戒寺の前から南に下って、九品寺の先の材木座海岸へ伸びるのが「小町大路」。駅前の本覚寺の裏の夷道橋を渡って「大くに」さんのある大町四つ角を通っています。

 この日はその「小町大路」を大町四つ角から南へ向かって歩くことに。

 すぐに朱色の橋を渡ります。
  「魚町橋(いをまちはし)」
  

 橋の向こうに石碑がありまして、見ると、この界隈は昔の商店街?かなり賑わっていた所だったようで、
  その石碑「町屋阯」
    

 そのちょっと先、左に目立たない細い路地がありまして、入ると、「鎌倉十橋」の一つ、
  「逆川橋(さかさがわばし)」
  
  

 小町通りを八幡宮の脇まで真っ直ぐに進んで行くと、手前右に多くの人が目にする「鉄の井」という史跡がありますが、鎌倉には昔から有名で今は史跡となっている十の井戸と十の橋があって、称して、それぞれ「鎌倉十井」・「鎌倉十橋」と。
 この「十井・十橋」、いくつか写真がありますので、別の機会にその都度載せたいと思います。
 ちなみに、上の「逆川橋」は「十橋」の一つですが、最初の「魚町橋」は入っていません。

 小町大路に戻ると、前方に横須賀線の踏切が見えますが、その手前右側に

  辻の薬師堂
  

 今は小さなお堂ですが、二階堂や名越を転々として来たお薬師さんで、鎌倉国宝館にメインで鎮座している「薬師如来像」と「十二神将立像」はここの仏像とか。ということを数日前に国宝館で知ったばかりだったこともあって、興味深く、初めてお参りしました。

 そして、踏切を渡って右に入ると、

 こんもりとした緑の中に朱の鳥居。
  元鶴岡八幡宮(由比若宮)
  
  

 このお社、源氏と鎌倉のつながりの第一歩とも言われていますが、そのへんのことは

  「御由緒書き」にて
    

 前九年の役をともに戦った源頼義の子が義家(頼朝の祖父為義のそのまた祖父)。その「義家の旗立松」とありますが、

 これがその名残の松の根なのでしょうか、
  太い切り株が鎮座
  

 こじんまりとした境内ですが、八幡宮らしく若葉を湛えた
  イチョウの大木が3本
  

 そして、御本社の石清水八幡宮にあやかったのか、正面鳥居の右の路地に、
 「鎌倉十井」には入っていませんが、
  「石清水の井」
  


   往にしへの風の香りや鯉幟  弁人


 柏餅を受け取る前のわずか数十分の散策でしたが、けっこう中身のある散策となりました。


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