チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

KAZU,生後5ヶ月、冬支度

2008-11-28 22:19:20 | KAZU君
11月28日(金)

 すっかり日が短くなりました。夕方の5時、保育園へKAZUの迎えに行きますが、帰り道は真っ暗です。車で私のマンションのガレージまで来てから、ベビーカーでKAZUのマンションまで歩きます。10分弱。
 暗くて寂しい時期ですが、明石海峡大橋の夜景を見ながら帰ります。

   

 防寒着をまといますが、車の中とベビーカーに乗っている時はじっとしていて、とてもいい子です。

   


 駅前のケイタイショップの前にいる白いワンちゃんと挨拶するのも楽しみです。

    華やかなショップの犬も冬仕度   弁人
   
   


 家に着くと、おむつを替え、ミルクを飲みますが、ミルクの準備をしている時は、待っていられなくて大声で泣きます。
 ミルクを飲み始めると、私をじっと見つめます。私がテレビなんか見ていると、うなったり足をバタバタさせたりして落ち着かないのです。
 目と目を合わせていると、やがてウトウトしてしまいますが、親が帰って来た時の玄関のドアの開く音には実に敏感で、すぐに眼を覚まし、ご機嫌になります。

      


    屈託なく笑ふも知らぬ鍋の味   弁人
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紅葉の京都どすぇ

2008-11-23 17:44:30 | 旅行
11月23日(日)

 京都の紅葉を見てきました。ブログ第1回の記事で、石山寺を訪れたと記しましたが、その時に緑色のもみぢの葉を見ながら、紅葉の時に来たらどんなにきれいだろうと思いました。せっかく関西にいるのだから、この時期にじっとしていることはありません。
 ところが、いざ出かけるとなると、やっぱり人気のある嵐山とか、大原、高雄もいいかなと欲が出て、結局近江には行かず、京都市内の散策になりました。

 実は、この時期の休日はとても近づけないだろうと、平日でのチャンスを待っていました。18日の火曜日はKAZUの保育参観の日、午後から乳児検診も受けるということで、母親が勤めを休むことになりました。さっそくホテルを予約。

 小春日で絶好の行楽日和です。早めの電車で8時半に京都へ着きました。平日なのに、人、人、人の波。渡月橋を渡り、嵐山で一休みしてから、トロッコ列車で保津峡を往復。

   トロッコをおりて嵯峨野の関東煮   弁人

 ところがそのあと、嵯峨野を散策している時に突然の雨。

   落柿舎に身を寄せ合へる時雨かな   弁人

 雨はまもなく上がりましたが、突然、今年初めての木枯らしが吹き始め、夕方に訪れたライトアップの清水寺は肩を寄せ合うカップルばかり、軽装で来てしまったことを悔やみながら、一人寒さに耐えるという始末。でも、紅葉はどこも期待を裏切らなかったので良しとしましょう。
 それでは写真です。

  嵐山渡月橋
   

  嵐山宝厳院
   

  保津峡トロッコ列車
   

  嵯峨野二尊院
   

  夜の清水寺
   


 二日目は、夕方KAZUに会いたいので、昼過ぎに京都駅に戻る日程でした。そんなに遠くなくて今までに訪れたことのないところへと思い、洛北の上加茂神社へ。
 
 そのあと少し奥まったところにある円通寺に足を運びましたが、ここのお庭が圧巻でした。
 背後の杉木立の間に比叡山を借景として配し、苔むした緑の地面と無造作に置かれた岩、そして真紅のもみぢの葉、庭全体が斜め背後からの陽光を受け、逆光の中でなんとも神秘的で不思議な輝きを見せていました。

 私のカメラではこんな具合で、とても本物の美しさは撮れません。

   

   

 若かりしころ、誰からか「円通寺の庭がすばらしい」という話を耳にしたことがあるのを思い出し、なんとなくやって来たのですが、訪れる人も少なく、「あてなり」という表現がぴったりの美しさをゆっくりと堪能することができました。

   空澄みて天地一体の光かな   弁人

 住職さんの話では、ここのもみぢは普通の山紅葉とは異なる品種で、京都市内にはあと一ヶ所にしかないとのことです。たしかに、紅色の深みと鮮やかさは他に類を見ないのではないかと思われるほど上品なのです。できれば、夕日に映える情景も見てほしいと言われましたが、それはもう何年か現世で過ごしてからということにして、帰途につきました。
 その時はきっとこんな句になるのかな

   浄土より架け橋入りし秋の暮  弁人

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ぶらり、紅葉の六甲・有馬

2008-11-21 08:46:59 | お出かけ・散策
11月20日(木)

 先週の話ですいません。12日の水曜日でした。
「特定検診」というのが義務化されたという連絡をもらい、こちらの病院で受けました。いちおう三日間ほど好きな飲み物を控えて検査を受けました。11時に帰宅。娘夫婦の会社がノー残業ディの日、保育園の迎えはお休みをもらいました。

 快晴。秋空。さぁ、どこへ行くかな。景色のいいところでちょっと一杯やりたいな。
 ということで、JRに乗り三宮から阪急の六甲駅へ。バスとケーブルで六甲山上駅。

   
    
 絶景のガーデンテラスに13時半着。とりあえず、こんなメニューからランチを。

    


    六甲山一人勝手に紅葉の宴  弁人


 陽光を受けた海は眩しく光って写せませんでしたが、紅葉はこんな具合でした。

   


 気温もすっかり晩秋、温泉にゆっくりつかるのには最高の季節、さっそくロープウェイで有馬温泉に降りました。六甲の向こう側の山肌は、午後の日差しを浴びて鮮やかな色彩でした。(真ん中の黒い部分はロープウェイの影です)

   

 大きなホテル直営の「太閤の湯」で温泉三昧。有馬は「金泉の湯」「銀泉の湯」「炭酸泉の湯」が売り物です。

    

 ところで、僕の住まいから歩いて10分くらいの大蔵海岸の「龍の湯」や、車で15分ほどの垂水海岸にある「太平の湯」など、近くにもけっこう温泉施設はありますが、やはり源泉の温度の高い温泉地の施設は一味も二味も違いました。


    小春日や髭も金色有馬の湯   弁人


 日もとっぷりと暮れたころ、電車で三宮に。居酒屋でひっかけて夜9時ころ帰りました。

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頑張れ!たこフェリー

2008-11-15 17:38:20 | 明石風物
11月15日(土)

 明石駅を降りると出迎えてくれるのは「城址公園」と元気よさそうな「鯛」
  

 でも、より身近な名物はやっぱり「蛸(たこ)」
  

 さて、食べるほうはおいおい紹介することにして、今日は「船」の話です。

 明石海峡大橋ができて、「あっという間に淡路島」とは言うものの、船で渡るのも一興。片道20分の高速船もありますが、30分ちょっとで行けるフェリーも人気です。愛称「たこフェリー」、これは正式名称になっています。
  

 数年前に一度タコの絵の船に乗ったのですが、それ以来、船のデザインは全部これだと思っていました。ところが、海峡を眺めていると、青いイルカの絵が描かれている船もよく見かけるし、黄色を基調とした船も時々目に入ります。さっそく調査にということで、天気のよい日に乗船しました。


   秋の昼風に吹かれるたこフェリー  弁人 


 私が「これぞ、たこフェリー」と思っていたのは「あさしお丸」と言って一隻のみでした。
  

 実はあと二隻ありました。往路に乗った青いイルカの「あさなぎ丸」と、その時は淡路の岩屋港のドッグでお休み中だった黄色の模様の「あさかぜ丸」です。
   

    
 
 よーく観察していると、10日おきぐらいにドッグでのお休みの交代があり、常に残りの二隻で運行しています。したがって、お目当ての「あさしお丸」が航行していない時もあるのです。
   
 私が乗った時もそうでしたが、昼間に乗船する人はほとんど観光客です。観光バスも橋と船を片道ずつにすることもあるようで、帰りの便にはバスの団体客が乗っていました。
 しかし実は、このフェリーの採算が成り立っているのはトラック輸送なのです。運チャンたちは車から降りないで休んでいるようで船室には現れませんが。
 どの船もトラックを一度に2~30台くらい運べそうです。

 聞くところによると、2年前に橋の通行料金が下がり、フェリーのほうもトラックを中心に料金を下げたということですが、燃料費高騰の中で赤字に転落、今年から朝晩の便を減らしたそうです。
 ところが今回、麻生首相が高速道路の料金をどうたらこうたらと言い出し、もし連動して橋の料金が再値下げになると、フェリーのほうのこれ以上の値下げは不可能なので、全くのお手上げであるとこちらの新聞が報じています。

 もしなくなったら寂しい限りだと思うのは、外から来た者の勝手な感傷かと思いきや、地元でも惜しむ声がかなり大きいとのこと、これからは、橋は見るだけにして、どんどん?たこフェリーに乗ることにします。

 乗るだけの料金は片道380円ですが、対岸に「松帆の郷」という日帰り温泉(入浴料700円)があり、それがセットになっている往復切符、「たこで湯ったり温泉きっぷ」というのが980円です。岩屋港からのバス代はかかりますが、暇人はつい買ってしまいます。千葉の金谷にも日帰り温泉があるのだから、東京湾フェリーもこういう切符を企画すればいいのになぁと思いました。

 ということで、身を清めてきました。


    行く秋や島に渡って湯浴みかな  弁人

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「茨木童子」に会いたくて

2008-11-10 15:46:31 | お出かけ・散策
11月10日(月)

 3回前の「西京極」への記事でちょっと触れましたが、京都へ向かう途中、大阪の茨木の町を散歩しました。茨木童子の像と対面するためです。

 いきなり、商店街のシャッターと歩道に私の好きな茨木童子がご登場です。
 

 郵便ポストの上にも
   

 ところで、源頼光とその家来の四天王が大江山の酒呑童子を討伐したお話、「御伽草子」の記述がいちばんポピュラーでしょうか。
 酒呑童子の手下には、星熊童子・石熊童子・虎熊童子・金熊童子等の鬼たちが控えていましたが、中でも、いちばんの家来は「茨木童子」で、彼一人だけは生き延びて、羅生門を棲家に悪事を重ねていたということです。
 実は私、学生時代に説話文学の研究会に所属していたので、この手の話題はけっこう好きなのです。
 
 それにしても、茨木市はなんとも面白い町です。この小悪党を可愛いキャラクターに仕立て上げ、市のシンボルにまつりあげているのですから。とにかくいたるところに茨木童子がいます。
 中心部の高橋の欄干の四隅にも彼がいて睨みをきかせています。
  

 橋の傍らの茨木神社には、早くも七五三の晴れ姿がたくさん
   


    鬼の子も紛れたるにや七五三    弁人


 昔のお話は、時に、浄瑠璃・歌舞伎などの芝居や、講談とか浪曲の演題として取り上げられますが、日本では、本来許されるはずのない悪党が主人公になって、拍手喝采を浴びることがよくあります。石川五右衛門、鼠小僧次郎吉、弁天小僧菊之助等々。
 弁天小僧の親分の日本駄右衛門も、自ら「悪事はすれども非道はせず」と言って自己紹介をします。
 いわゆる「義賊」です。彼らは表向きは悪事を働いているものの、ほんとうは庶民の味方で、弱き者をないがしろにする権力と戦っているという構図です。武蔵坊弁慶もそれに似た印象があります。

 義賊と鬼とは別物ですが、どこか共通点があるように思えてなりません。節分の豆まきで、鬼は不吉な悪事や疫病の象徴として追いやられます。でも、鬼を祭神としている神社もあって、そこでは「鬼は内、福は内」とか言うそうです。正義の味方の桃太郎は鬼征伐に出かけますが、彼は、はたして極悪非道の鬼をやっつけたのでしょうか。桃太郎が体制側の代表で、異分子を排除しに出かけただけかもしれません。

 秋田のなまはげも鬼のようですが、あの鬼が悪者の象徴とは思えません。最近、酒の勢いで痴漢行為を働いた鬼がいたそうで、それは論外として、やはり鬼は神様の使いなのではないでしょうか。
 鬼の仲間の天狗も、よく神祭りの場に登場します。こちらのほうがより威厳が感じられ、神様の化身という雰囲気がとても強い。

 岩手県には「ざしきわらし」のお話があります。棲みついた家に幸いをもたらす存在で、子どもとはいえ、完全に神様です。漢字では「座敷童子」と書きます。

 さて、比叡山から追い出されたとも言われている酒呑童子。世間から疎んじられ、つまはじきにされ、同じ境遇の仲間と一緒に大江山に身を寄せていたわけですが、もしかすると、前近代的な社会の中で、体制に迎合できない状況に追いやられた存在を具象化しているのかもしれません。反体制のレッテルを貼られて、することなすこと悪業と評されるということではないでしょうか。

 その中の一人である茨木童子は、母親の胎内に16ヶ月も留まり、生まれた時には歯が生え揃い、すぐに歩いたということです。
 
 実は、孫のKAZUは予定日を10日以上過ぎても母親の胎内から出てきませんでした。娘は「私のお腹の中の居心地がよすぎるんだね」と言っていました。その傍らで、私はふと「茨木童子みたいな子が生まれるかも」と言ったのですが、周囲にはその冗談の意味が伝わらず、非難の的にはなりませんでした。何か言われたら、「茨木童子は赤い頬っぺのとってもかわいいスーパー少年なのだ」と説明しようと思っていたのですが。


     君はスーパー少年になれるか、君は!
     


    わらはべ二人思い浮かべて林檎手に  弁人

    
 話は飛びますが、反骨の魂を美しくうたった茨木のり子という詩人がいました。結婚後の本名はたしか三浦のり子。今、手元に資料がないので旧姓はわかりませんが、茨木という名前はおそらくペンネームだと思います。

 「わたしが一番きれいだったとき・・・・・・わたしの国は戦争に
  負けた そんな馬鹿なことってあるものか・・・」

 茨の道を歩んだ自分、茨木童子の生きざま、名前の中に、そんな思いが込められているのではと勝手に想像しています。この詩人は茨木市のある大阪出身です。


   生い先の範とならむや茨の実   弁人


  消防署の建物の前面に
  

   公園の像で記念撮影
   


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小田原ういろう物語 その2

2008-11-06 23:53:29 | 小田原ういろう
11月6日(木)

 小田原でしか手に入らない「透頂香(トウチンコー)ういらう」という薬の由来を、ここでは、市川家歌舞伎十八番「外郎(ウイロー)売」の見せ場、曽我兄弟の弟の五郎時致が扮する外郎売の口上の中から紹介します。

 ・・・昔、陳の國の唐人、外郎といふ人、我が朝に来たり、帝へ参内の折から、この薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒づつ、冠の透間より取り出だす。因つてその名を帝より透頂香と給はる。即ち文字は、透き頂く香ひと書きてとうちんかうと申す。
 ・・・先ず此の薬を、斯様に一粒舌の上に載せまして、腹内へ納めますると、イヤどうも言へぬは、胃・心・肺・肝が健やかに成りて、薫風咽喉より来たり、口中微涼を生ずるが如し。魚・鳥・茸・麺類の喰ひ合はせ、其の外萬病即効有ること神の如し。

 いわゆる「仁丹」のような銀色の小粒の丸薬なのですが、今回は、私とこの薬との出会い、そして、その後のかかわりについて述べます。

 1972年、大学を出て教職に就いた年の夏のことです。職場の人に誘われ、十数人で岩手県の早池峰山に登りました。山は素人で、山頂の小屋についた時は疲労困憊、横になったまま夕飯も口にできそうもない気分でした。その時、大磯在住の先輩が「これを飲んでみて」と言って出してくれたのが「ういらう」でした。短時間で気分が良くなり、夕食後にプラネタリュウムよりもきれいな満天の星空を、一行の人たちと一緒に眺めることができました。

 その数年後、東京の母がこんな内容の話をしました。
  「ういろう」という薬を知っているか
  小田原で売っていて、新幹線で買いに行く知人がいる
  箱根の帰りに友人と行ったが、行楽客には売れないと言われた
  神奈川に住んでいるのだから、なんとかして手に入れられないか

 ということで、小田原在住の知人に問い合わせたところ、購入時の心得として、次のことを伝授されました。
  「ふだん、お飲みですか」と聞かれるので、「胃腸薬として重宝している」と答えること。
  「今日は一箱いくらのが買えますか」と聞いて、その日に手に入るいちばん量の多いのを買う。

   これがパッケージ
          
 
 初めて訪れた時は、一箱1000円と2000円のものを売っていました。その後3000円の箱も見るようになりました。1000円の箱しかない時もあり、一人一箱までなので、半日かけて小田原まで出向き、1~2週間分しか買えずに帰ってくることもありました。ある時、店のそばの路地で上着を着替えているご婦人を見かけましたが、きっと変装して再度購入するのだと感心したことがあります。

 初めは、どうしてそんなに売り惜しみをするのかと思いましたが、薬と一緒に渡されるパンフレットに、「原材料が少なく、少量しか作れず、温泉帰りの観光客が土産として興味本位で購入されると、以前から愛用している人の分が不足してしまう」という事情が書かれてありました。
 最近は生産量が多くなったのか、一度に購入できる量も最大3000円二箱までとなりましたし、一箱なら5000円のも買えるようになりました。それでも、いかにも初めてという客には、ご主人とか薬剤師が登場し、来店の目的や現在の体調などを面談した上でないと購入できないようです。

  小田原ういらう本舗(二年前の写真で失礼)
      

 私がこの薬を愛用するようになって30年余りになります。万病に効くという効能書きですが、基本的には整腸剤だと思っています。

 今から十数年前、アメリカ一人旅に出た時、ピッツバーグのホテルで下痢になりました。目的はUSオープンゴルフの観戦でしたが、なんと決勝ラウンド最終日の前日だったのです。フロントに相談しようかと思いましたが、もし病院へでも入れられたら大変と思案している時に、「ういらう」を持参していることに気がつきました。この薬にかけようと服用して横になりました。夜中まで何回かトイレに起きましたが、数回繰り返して飲んでいるうちに腹痛は治まり、翌朝には普段どおりの体調に戻っていました。
  
 それから数ヶ月後に思わぬことがきっかけで、歌舞伎の「外郎売の口上」とかかわることになるのですが、そのお話は、次回「その3」の記事にします。ということで、今回はここまでです。


   小田原の妙薬携へきのこ狩り  弁人

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京都へ行ってきました その2

2008-11-02 23:50:03 | スポーツ観戦等
11月2日(日)

 秋の祭典「菊花賞」

 これも一週間前、26日(日)の話です。桂川と宇治川が合流するあたり、すぐそのあとに合流する木津川も南に流れています。昔から一度行ってみたいと思っていた淀の京都競馬場にやって来ました。

 昔ちょっと競馬が好きだったころ、テレビの競馬中継を見ていると、年に何回か、それではとばかり京都からの中継に変わり、独特の言い回しで馬を紹介するアナウンサー、それに答える「シマさん」とか呼ばれる関西弁の解説者。あまりにも懐かしい。
 八幡市の石清水八幡宮には数回行ったことがありますが、山の上の境内から京都方面を見渡すと、眼下には三筋の川の流れ、その向こうに天王山や山崎のサントリーの工場、そしてすぐ東に淀の競馬場。
 そんな思い出にひたりながら、あいにくの小雨模様でしたが、やって来ました。今日の私鉄は大阪京橋から京阪電車です。

  京都市内はまだ路面を走っているのかな?     
  

 最近、中之島線というのが開通し、濃紺の鮮やかな車両もありますが、基本はやはり緑を基調としたおなじみの外装です。タイミングよく特急が来て運良く座れ、乗り心地も快適でした。理由のひとつ、淀の駅で踏切を渡っている時に気づきました。こちらの私鉄は昨日の阪急もそうでしたが、ほとんどが広軌レールなのです。阪神も明石の山陽電鉄もそうでした。関東では京浜急行ぐらいですが、京急の場合はカーブが多くて広軌の良さも今一つかな。

 それはさておき、やはり、京都競馬場と言えば「菊花賞」でしょう。秋晴れでないのが残念でしたが、今日はその雰囲気を味わいに来ました。覚悟はしていましたが、人、人、人の波でした。「通」は天気のよい土曜日にゆっくりと観戦するのでしょうか。


   菊の香も消える熱気の淀の馬場   弁人

     
 菊花賞パドック
 
   同 直線残り150m
   

 肝心の馬券ですが、2着に15番人気の「フローテーション」という馬が来たのが誤算でした。
 スポーツ新聞の穴馬券情報に「26日は風呂の日なのでフローテーションから」という記事がありましたが、当然無視しました。

 やはり、石清水八幡宮にお参りしてから来るべきでしたね。小雨模様だったもので、直接来てしまったのが敗因だったようです。

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京都へ行ってきました その1

2008-11-02 18:04:50 | スポーツ観戦等
11月2日(日)

 約一週間前の話です。「KAZU」の看病に追われていた中でしたが、10月25・26日の土日は両親がいるので、わたしも休日になりました。娘から「無理しないで、疲れを取ったほうがいい」と言われましたが、天気も良いので、ぶらり小旅行。
 
 行楽の秋の京都と言えば、誰が考えても行きたいところは山ほどありますが、25日の土曜日に私が向かったのは桂川のほとりの「西京極球場」でした。そう、高校野球の近畿大会です。

 大阪から阪急電車で向かいます。明石から神戸、大阪、京都方面へは、なんといってもJRの新快速が速いのですが、私鉄もなかなか面白い。中でも私のいちばんのお気に入りは阪急電車です。外見こそ、昔ながらの地味な小豆色でパッとしませんが、車内の雰囲気がなんとなく上品で落ち着いているのです。すいている時の梅田-三宮間の特急は特にすばらしい。

  わたしの好きな阪急電車
  
   

 さて、この日のお目当ては第三試合、急ぐわけでもないし、西京極は特急が停まらないので、梅田から準急に乗りました。「そうだ、茨木で降りてみよう」と思いついて下車。市内を散歩しました。「茨木散策」については後日の記事にします。

 ということで、昼過ぎに今日の目的地の球場に着きました。秋晴れの休日、やはり名所旧跡を訪ねる人だけではないのです。ほぼ満員。
 
  西京極球場 満員の観衆
  

 前の試合は、奈良天理が京都立命館に大差をつけてコールド勝ち。お目当ての第三試合は兵庫1位の報徳学園と大阪1位のPL学園です。いやぁびっくりしました、PLの強さには。エースは長身の左腕で報徳の打線も沈黙。守備もいい、各打者のバットスイングの鋭さも群を抜いていました。7-0の快勝。大阪は2位の金光大阪も、夏の甲子園を制覇した3位の大阪桐蔭も勝ち上がっていてちょっとレベルが高すぎる感じでした。


  必死の声援ベンチの上に赤とんぼ  弁人

 
 ため息をついていると、隣の陸上競技場から大歓声が。ここは高校駅伝や都道府県対抗女子駅伝でおなじみの競技場。球場上段の隙間から覗くと、Jリーグ京都サンガと東京ヴェルディの試合です。ここも大観衆でした。

  西京極陸上競技場(ハーフタイム)

  

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