チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

逗子の散歩道からの「桜便り」

2023-03-28 11:05:47 | 逗子風物
3月28日(火)

 「お天気、すっきりしませんな」とぼやいているうちにも、桜の咲き具合はどんどん進んでしまいます。
 「いつもの散歩道の桜はどうなっているかな」と気になって、昨日、曇り空の中、グリーンヒル住宅地の丘に行ってみると、

 土砂崩れから復旧した斜面の桜、
  きれいに咲いています
    

 近くに下りて行くと、
  足元にも花びらがいくつか
  

 風が吹き抜ける斜面のせいもあるでしょうが、つぼみはもうほとんど見えないので、ほぼ「満開」なのでしょう。

 斜面の歩道を下りて、いつもの沼間の散歩道に。

  ここは、田越川の上流になります
  
  

  やはり「満開」ですね
  


   春色は束の間あとは散るばかり  弁人


 田越川の桜といえば、下流の京急逗子葉山駅辺りも満開になっているようですが、我が家の近くの川沿いの桜は少々遅咲きで、10日ほど前はまだ固いつぼみの状態でした。「今はどんな具合か」と、一度家に戻ってから出直すと、

  もう見頃になっていました
  
  

  でも、まだ7~8分咲き?
  

 少し先の橋を渡って近くに行くと、やはり、
  まだつぼみが見えるので、
  

 今週いっぱいは大丈夫そう。お天気が良くなったら、ここの桜の下で「お花見」しちゃいましょうか。

 というのも、「お花見」の第二弾として、来月の春休みが明けた頃に、北関東のほうへ出かけたいと思っているのです。ところが、ソメイヨシノの開花前線とか、すでに仙台のほうまで行っちゃっているとのこと。
 このぶんだと、日帰りが難しい所まで足を延ばさなければならなりそうで、まったく、楽しいお出かけのプランを立てるのに、お天気も気にしながら、少々憂鬱になっているなんて、なんかおかしいですよね。


   移り行く桜の花と鬼ごっこ  弁人



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「いざ、お花見!」(その1)~江戸川船堀の「新川」にて

2023-03-25 15:20:37 | お出かけ・散策
3月25日(土)

 WBC野球で「侍JAPAN」がチャンピオンに輝いた歓喜の中、東京の桜も満開になったとか。そういえば、花粉もスギからヒノキに変わりつつあるようで、少し楽になったのかもしれません。

 「それじゃ、お花見だ」と意気込んでみても、あいにくの空模様で二の足を踏んでいましたが、昨日の金曜日の朝は柔らかな日も射してきて、夕方までは雨もなさそうな予報。これはとばかり出かけました。

 地下鉄東西線の葛西駅から環7を北へ。
  古川親水公園に
  

 公園を抜けた先に、旧江戸川と中川の間を水門で仕切った新川がありまして、

 その両岸の桜並木を、近年は
  「新川千本桜」とか
    

 南側の対岸のソメイヨシノは咲きほこっていますが、こちら側はまだ
  ちらほらといったところ
  

 靖国神社の標本木の開花が発表されてから10日。その後、ニュースでは「どんどん満開に近づきつつある」と、急かせるかのように伝えていましたが、結局は、早めに色づく桜ばかりを追っかけて映像に流しているだけなんですね。
 全国でいちばん早く開花と満開を迎えたとかいう東京でも、これから見頃を迎えるソメイヨシノはたくさんありそうですよ。

 それはともかく、咲いている桜の下へ向かいましょう。

 東へ500m程歩いて、環7の陸橋をくぐり、もう少し先の宝橋という人道橋の辺りで折り返し、今度は西へ歩きます。

 先ほどの古川との合流を越えた辺り
  ほぼ満開です
  

 「さくら館」という休憩施設の先の橋に来ると、千本桜の先に
  スカイツリーも
  

 お花見といえば「ソメイヨシノ」なのかもしれませんが、この新川の両岸には、まだ咲いていない八重桜も含めて他の桜も並んでいます。
 そこで、きれいに咲いていた桜を。

 高遠城址を思い出させる
  「小彼岸桜」
   

 平安神宮も懐かしい
  「八重紅枝垂」
  

 緑の若葉も上品な
  「大島桜」
  

 けっこう歩きました。ゴールの中川手前の水門まであと数百メートルくらいでしょうか。水門のすぐ向こうを走る高速道路が見えました。そして、その手前には、

 江戸情緒を感じさせる
  漆黒の「火の見櫓」が
  

 その「火の見櫓」、ゴールの西水門の脇にあって、
  なかなかシックな佇まい
  

 櫓が立っている一画は
 「西水門広場」とか
  

 その一画の先に堤防の上に行ける階段があって、

 上ってみると、
  なんとも心地よい春の川風
  

 振り向けば、桜の中に遺跡になっている
  旧水門の柱と火の見櫓
  

 「やぐらには昇れないのかな」と行ってみると、ふだんは土日だけのところ、桜が咲いたお陰?今日は入れるとのこと。ここは少々疲れ気味の足に鞭打っても、せっかくなので上からの眺めをと、らせん階段60段ほど。

  今の「西水門」
  

 そして、東の江戸川方向には、先ほど歩いてきた
  桜並木の「新川」
  


   巴水とか北斎ならと春うらら  弁人



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「桜」、逗子は開花も満開も東京より数日遅いはずなのに

2023-03-16 22:35:51 | 逗子風物
3月16日(木)

 「桜」といっても、標本木は「ソメイヨシノ」で、ヤマザクラなんかが咲き出してもあまり話題にはなりません。
 ということで、東京の標本木である靖国神社の「ソメイヨシノ」、今年は昨年より6日早い一昨日の14日に開花したそうです。

 ところで、私が勝手に標本木に決めている逗子の田越川脇の「ソメイヨシノ」、去年は東京より5日遅い25日に開花しました。

 今年も「そろそろかな」とは思ってはいたものの、桜が咲くと不思議に落ち着く「スギ花粉症」がまだ治まらないので、ちょっと油断していましたが、今日、駅前のお店に用があって外に出ると、

 近所の路地のお宅にある、少し早咲きの「マメザクラ」。
  見事に満開でした
  

 京急逗子葉山駅の踏切の脇の「ヤマザクラ」は
  もう、葉桜になりつつあります
  

 弥生三月に入って二週間余、あきれるほど暖かい日が続きましたから「さもありなん」ですが、これは「そろそろ」とか言っている場合ではありません。

 さっそく、私の標本木のもとへ。
  5~6輪、開いたところでした
  

 これは「開花宣言」していいでしょう。この二週間、逗子の気温も高かったんですね、まだ靖国神社の二日後ですから。

 「このぶんだと、田越川沿いより少し早めの逗葉高校下の坂道の桜はもっと開いているかもしれない」と、バスに乗って行くと、

  やはり、数輪どころではありません
  

 木によって個体差はありますが、
  一~二分咲きの桜も
  

 我々の世代にとって、「桜」は新しく出会う人を歓迎する花でしたが、今や離れて行く人を見送る惜別の花になったようです。「昭和も遠くなりにけり」ですか。


  出会いより別れが先と咲く桜  弁人


 「これは、お花見のプランも早く立てないと」と呟きながら、桜山公園へ下りて行くと、

 紫色っぽい濃いめの紅色とでもいうのでしょうか、
  満開の「寒緋桜」が
  

 花が下向きに垂れ下がっていて、その色合いから、一見、サクラとは思わなかったのですが、幹の模様や柄の先の花の付き方がサクラと同じなのです。
 昨年、立川の昭和記念公園に咲いていたので写真を撮って教えてもらったところ、やはりサクラで「寒緋桜」とのこと。「寒緋桜」といえば、沖縄で目にしていたはずだったのですが。

 その先に、ソメイヨシノ同様、これから
  きれいに咲きそうな「枝垂桜」
  

 公園から下の市街地に下り、横須賀線の線路脇を歩いて、

 これも、いつも気になっている早咲きの「ヤマザクラ」。
  満開でした
  


 このサクラはソメイヨシノよりせわしなく、咲き始めたかなと思った三日後には満開になり、それから一週間も経たないうちに全体が茶褐色の葉桜になってしまいます。
 どうも、明日から天気が下り坂のようですから、今日来ていなかったら、今年はこの桜の花に出会えなかったかもしれません。

 ここから我が家まで川沿いを歩きながら帰るのですが、水の流れる所は気温が少し低いのでしょうか、途中に並ぶソメイヨシノ、どの枝もまだつぼみのままでした。

 そこに、ふと目に鮮やかに入ってきたのは、
  ボケとウンナンオウバイ
  


   急ぐ帰途のんびりと咲く花もあり  弁人


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スギ花粉舞う中、今年も立川で春の息吹を

2023-03-13 15:18:21 | お出かけ・散策
3月13日(月)

 昨日12日の立川昭和記念公園はまさに陽春到来。色とりどりの春の花が楽しめました。

  辛夷(コブシ)
  
  
  梅は終わり加減でしたが、
  
  
  サンシュユが見頃に
  

  早咲きの桜がなんと満開
  

 川津桜の見頃は過ぎているので「陽光桜」だと思います。それにしても、2月半ばから今年は気温が高すぎる気がします。昨年ここに来たのは14日でしたが、この桜の木、まだつぼみが少し膨らんできたくらいの状態でしたから。

 ところで、桜の樹の下に着替えをしている若者がいるのですが、そうなのです、昨日のこの公園は「立川シティマラソン」のコースになっていて、一緒に行なわれる「日本学生ハーフマラソン」の観戦が目的だったのです。

 スタートは10:00。レンタサイクルに跨がって、まずは一般道から公園に入ってくる13㎞地点へ。

  先頭は、まだ一団でした
  

 次は、17.2㎞地点。先頭が一人旅に。
  駒沢大、篠原倖太郎君
  

 昨年優勝の国学院平林君、
  少し離されて、5~6番手
  

 そしてゴール200m手前。
  平林君、7~8番手
  

 時計を気にしていると、昨年の優勝タイムは61分台でしたが、先頭の篠原君、すでにそのタイムを超えていました。やはり気温が高いせいなのかもしれません。速報を耳にすると、篠原君が先頭のままゴールしたもよう。
 
 結果、昨年ワンツーフィニッシュだった国学院は、その時優勝した平林君が9位だったということで、ちょっと残念に思っていましたが、夕方、家に帰って結果を調べると、1年の高山君、青木君、上原君が12、15、20位に入っていて、さらに2年の木村君が23位、3年の松下君が30位と、上位を占めた人数では他の大学を圧倒しています。
 たしかに、駒沢の佐藤圭汰君、鈴木芽吹君や、青学の太田君など、有望な選手が何人か出ていませんが、国学院も関東インカレ優勝の伊地知君と学内最高タイムを持っている山本君が欠場した中での結果ですから今年も楽しみになりました。


   歳忘れ春風切ってペダル漕ぐ   弁人


 さて、帰りは「せっかく立川まで来たのだから」と、多摩モノレールに乗って南下し高幡不動駅で下車。

 ちょうどお昼時に着いたので、 
  門前のうなぎ屋さんに
  

 お腹を満たしてから高幡不動を参拝。
  本堂の不動堂
  

 五重塔が映えていました。昭和55年の建立とか。
  
  早咲きの桜の中に
   

  色を添えるトサミズキ
  


   春爛漫お不動さまのゆるむ御目  弁人


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大谷君の衝撃的なホームランと山川選手のコメント

2023-03-08 17:40:51 | つぶやき
3月8日(水)

 WBC、野球の国別世界大会、いよいよ明日始まります。

 まだ本戦前の、たかが強化試合とはいえ、一昨日6日の阪神戦で放ったオオタニ君の二打席連続ホームランには、一野球ファンの私もド肝を抜かれました。
 投げた才木投手のフォークも富田投手のストレートも申し分ない投球でしたから。

 テレビで見ていても、片膝を着くようにとか、右手一本でフォロースルーしたとか、二本目は芯を外しているとか、そのくらいは素人目にもわかりますが、それをホームランにする技術的なものについては専門家の分析に委ねるしかありません。

 その専門家の一人と言ってもいい、パリーグで3度のホームラン王に輝いている山川穂高選手のコメントがなかなか興味深かった。

曰く、
「マジで野球やめたいです」
「ふざけてますよ、すげぇというか引いたっすもん(笑)」
「あれは努力しても(自分には)無理でしょう」
「同じ競技やってるとは思えない」

 一見、いじけて、ふて腐れてしまったかのような発言にも聞こえますが、彼のコメントには、けた違いの選手への最高の賛辞と尊敬の念が込められていると思いました。

 実は、このコメントを聞いた時、私の脳裏に、ふと森鴎外の小説の一節が思い出されたのです。
 「寒山拾得」という小説なのですが、その中に次のような件があります。

「全体、世の中の人の道とか宗教とかいうものに対する態度に三通りある。
 自分の職業に気を取られて、ただ営々役々と年月を送っている人は、道というものを顧みない。(中略)しかし日々の務めだけは弁じて行かれよう。これは全く無頓着な人である。
 次に着意して道を求める人がある。専念に道を求めて、万事をなげうつこともあれば、日々の務めは怠らずに、たえず道に志していることもある。(中略)こういう人が深くはいり込むと日々の務めがすなわち道そのものになってしまう。つづめて言えば、これは皆道を求める人である。
 この無頓着な人と、道を求める人との中間に、道というものの存在を客観的に認めていて、それに対して全く無頓着だというわけでもなく、さればと言ってみずから進んで道を求めるでもなく、自分をば道に疎遠な人だと諦念め、別に道に親密な人がいるように思って、それを尊敬する人がある」

 簡単に言うと、
 人間が何かに取り組む態度は三通りあって、
 (1) 道を究めることに全く無頓着な人
 (2) 一途に道を求める人
 (3) (1)と(2)の中間人物

 そして、鴎外は
「尊敬はどの種類の人にもあるが、単に同じ対象を尊敬する場合を顧慮して言ってみると、道を求める人なら遅れているものが進んでいるものを尊敬することになり、」
と言い、

 さらに、
「ここに言う中間人物なら、自分のわからぬもの、会得することの出来ぬものを尊敬することになる。そこに盲目の尊敬が生ずる。盲目の尊敬では、たまたまそれをさし向ける対象が正鵠を得ていても、なんにもならぬのである」と。

 つまり、「真の尊敬の念というのは、(2)の『一途に道を求める人』の中で生ずるものであって、(3)の『中間人物』が抱く尊敬の念というのは、相手が相応の存在であっても全く意味をなさない」と断じているのです。

 なるほど、私なんぞは、どう考えても(1)や(2)ではありませんから、「オオタニ、スゲェ!」と叫んでみても、所詮「盲目の尊敬」の部類に過ぎず、したがって、思い通りの結果にならないと、「何やってんだ!」と呟いたりするのでしょう。

 しかし、山川選手のことばには重みがあります。鴎外の分類で言えば(2)の、その道に専念している人のことばで、その世界の中で、技術的に自分より確実にすぐれているところがわかっての発言ということになりますから。

 彼は翌7日の昨日、見事なホームランを打ち、その後のコメントで「人間じゃない人と比べないでほしいなと思います。僕は人間なので、人間らしく行きたい」と言ったようですが、このことばは、まさしく、オオタニ君は「規格外」「別次元」「超人」の域、「自分にとっては別世界の選手である」という表現で、彼に対する尊敬の念と賛辞を表したものだと思います。

 そして、もう一人、山川君同様、昨日やっとホームランの出た主砲の村上君も、昨年、三冠王に輝いて以来「村神様」と言われていますから、今のところ、今回の侍JAPANには、仲間から神様の域と認定される選手が二人いることになります。
 他にもダルビッシュ投手や佐々木朗希君とか、その聖域に入ってもおかしくない選手もいますが、山川選手を始めとする他の選手は人間の域の中で、その道(野球)に専念して、実力を発揮してほしいと願うばかりです。
「この方は神の聖域」と認定できる世界に身を置いて、一途に結果を追い求めていること自体、すでに価値があるのですから、


   球春や神と称さる猛者もいて  弁人


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増上寺の門前にてマラソンも応援

2023-03-06 16:03:35 | お出かけ・散策
3月6日(月)

 スギ花粉が大量に飛散するこの時期、あまり外に出ないようにしているのですが、昨日行なわれた「東京マラソン」に応援したいランナーがいまして、朝、眼鏡とマスクと薬の三点セットも万全に東京へ向かいました。

 浜松町で降りて、まずは
  芝大神宮に参拝
  

 「大神宮」という名称から察するとおり、祭神は伊勢神宮と同じで「関東のお伊勢さま」と言われています。
 鳥居の手前の左に立つ「生姜塚」や、鳥居の右にある「貯金塚」も有名ですが、

 階段の上で迎える狛犬の台座に
  大きく「め組」とあって、
  

 江戸時代からの町火消しの名称で、その昔、「め組」の鳶と勧進相撲の力士との小競り合いが起こって、それを題材にした「め組の喧嘩」が講談や歌舞伎の演目に残っています。

 駅前の大通りに戻ると、すぐ西に、都営地下鉄の駅名になっている
  増上寺の「大門」
  

 「大門」をくぐると、その先に増上寺前の交差点があって、
  「三解脱門」の偉容
  

 はじめは「マラソンを観に行くのなら、レース後半の増上寺の前辺りかな」と思っただけなのですが、この増上寺、この門の前は何回も通ったことがあるのに、実は、まだ一度もお参りしたことがなかったので、この機会にと。
 でも、スポーツ観戦のついでに寺社参りというのも失礼千万。そこで、早めに家を出て、先にお参りをして、そのついでにマラソンの応援をということにして、

 東京タワーを背にした
  本堂にお参り
  

 しばし境内を散歩して三門の前に戻ると、もう道路は渡れなくなっていて、

 マラソンより5分前にスタートした車イスマラソンの
  先頭がゴールへ邁進
  

 すぐ先、北の御成門方向に「39㎞」の表示板が立ち、センターラインを挟んだ向かい側に「36㎞」の表示板が。つまり、ここから南の三田方面約1.5㎞辺りに折り返しがあるということで、あと2~30分後に、マラソンの先頭集団が向こう側車線の左の日比谷方面から右の三田方面へ、その9分後くらいにこちら側の車線を南から北方面へ走って行くことになります。

 道路脇の縁石に腰掛けてラジオ中継に耳を傾けていると、私の応援する旭化成の土方君(日本歴代5位の記録保持者)、30㎞付近で「サシコミ(差し込み?)=脇腹痛」があって先頭集団から後れだしたとか。

 心配していると、やって来ました。8~9人の先頭集団。
  やはりいません、土方君
  

 先頭は日本人。三菱重工のユニフォームの山下君。集団の最後尾に大迫君。

 150mほど後れて、
  ちょっと苦しそうな土方君
  

 期待していた2時間5分台は無理かもしれませんが、脚の故障ではないし粘れる選手なので、最後まで走りきることはできそうです。

 折り返して来ました。先頭集団は6人に。でも、
  山下君も大迫君もいません
  

 さすがに終盤で状況の変化も大きい。日本人2人は2~30m後方に下がり、もう一人の外国人と3人に。
 土方君もかなり失速?。先頭から2分ほど離されていましたが、残りはあと3㎞少し。はたして頑張りきれるかと心配しながらラジオを聞いていると、なんとか2時間9分台でゴールしたもよう。まあ、多少のアクシデントがあっても10分切るんですから大したものです。


   駆け抜ける お江戸東京木の芽道  弁人


 お昼は大門に店を構える老舗お蕎麦屋さんと決めていましたが、この日比谷通り、なにしろ3万人のランナーが午後までずっと走っているわけで、大門側へ渡るには北か南の地下鉄の駅に入るしかないのです。どちらも距離はほぼ同じで、

 なんとなく三田のほうへ向かうと、増上寺の南に
  芝東照宮がありました
  

  隣りの梅園を歩いて
  

 地下鉄芝公園駅の中をくぐり抜けて、大門に戻り、
  更科布屋さんに
  


   梅の香の余韻もありて鴨せいろ  弁人


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