チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

休日は、KAZU君と公園めぐり

2015-05-27 12:03:15 | KAZU君
5月27日(水)

 お父さんがオランダへ旅立ってからもうすぐ4週間。お母さんと二人でちょっぴり寂しいKAZU君ですが、今のところ元気に学校生活を送っています。
 放課後の学童クラブも楽しく過ごし、夕方にはおじいちゃんが迎えに来てくれるし、自分で早めに帰る日も、家におじいちゃんが待っていてくれるので、「寂しくてつまんない」なんて言ってはいられません。

 ところで、お母さんは毎週一回、休日に英会話の講習に出かけるので、そういう日はおじいちゃんと遊びに出かけることになります。

 おじいちゃんとしては、お勉強とか読書とか工作とか、たまにはお家の中で過ごしてほしいと思ったりもするものの、まだ6才の一年生、遊び盛りですから天気がよければじっとしてはいられません。

 連休明けの最初の日曜日は、電車で大阪のレゴランドへ行きましたが、時間とお金をかけてあの程度の楽しみ方ならば、おもしろそうな遊具のある所へ行けばいいかなと、このところ公園巡りを続けています。

  最初に行ったのは、テニスアリーナのある三木市の公園
  
   

 車で30分ほど、新緑の丘陵の中のなんとも広大な公園で、首都圏ではまったく考えられませんが、この辺まで来ると人も少なくて伸び伸びと遊べます。ただ食事をとる施設がないので、おかずのウインナとゆでたまごを用意して

  来る途中で、おいしそうなパン屋さんに寄りました
  


   鶯の声も長閑に青葉中   弁人


 とてもいい公園なのですが、こわれたのか故障したのか、一部使用禁止の遊具があって、その表示を前にすると、子どもは誰でも「あれで遊びたかった」と残念そうな表情を見せます。

 ということで、真っ直ぐに帰るのをためらいまして、

 帰りに寄ったのは、高速道路の下にある
  名谷の公園
  
 遊具もいろいろあって、なおかつ真夏の陽射しも多少の雨もしのげそうで、なかなかいい公園を見つけたなと思いましたが、さすがに神戸の市街地、住宅街の近くなので、けっこう混雑していました。

 KAZU君、
  滑り台が気に入ったもよう
  
 さてさて何回斜面を上ったことか、思い出したように「お茶!」と言って水分補給にやって来ますが、1時間以上この滑り台で遊んでいました。いったいどのくらいの距離を走ったことになるのか、夢中になっている時の子どものエネルギーには恐れ入ります。


 こんな具合で、KAZU君との公園めぐりは次の休日も続きました。

「おじいちゃん、三木の公園には遊べないのがあったやろ、今度はちがうところに行こうな」
 と言うので、インターネットで調べたり、平日に下見に出たりして、今度は、須磨の奥のほう、神戸市北区の丘陵の中にある「しあわせの村」という所へ行ってみました。

 まずは
  大きな滑り台
  

 筏もおもしろいし、
  アスレチックもあって、
  
   
 なかなかのアドベンチャーワールドでした。

 しあわせの村」にはレストランもあって
  弁当不要
  

 お昼の後は、レストランで売っていた
  シャボン玉を
  
     

 帰りの車の中で、KAZU君、
「この前、名谷で遊んだあとの帰り道にもう一つ公園があったやろ、カーくんな、あそこに行きたくなってきた」
「え、まだ遊ぶんか。そうやな、お母さんは夕方に帰って来るから1時間だけやで、帰ろうと言ったらすぐ帰れるよね?」
と念を押して寄ったのは、

 垂水ジャンクションのそばの
  「垂水健康公園」
  

  得意の雲梯
  

 やっぱり
  「お山の大将」になりたいんですね
  


   万緑に谺す鳥と児らの声   弁人



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播磨は高砂市にある謎の巨石

2015-05-23 08:26:47 | お出かけ・散策
5月23日(土)

 一昨日21日の木曜日、いやぁ、朝から本当に良いお天気でした。初夏の頃は晴れても空気がよどんでいる感じの日が多いのですが、前線が南に下がって大陸からの高気圧の下に入ったのでしょう、この時期としては年に一回あるかないかの澄みきった青空が広がりました。

 KAZU君に会う夕方まで、遠出はできませんが、どこか景色の良い所へ行ってみようかと、加古川の西の高砂へ車で向かってみました。

 実は、ちょっと古い写真ですが、

 夏に高校軟式野球の全国大会が行われる
  高砂球場
  

 メインスタンドの後ろの丘陵には、石切り場の岩肌が広がり、その右の山の上に由緒ありげな寺社らしい建物が見えます。

 あれは神社かお寺か、上の写真を撮った日は真夏の炎天下の時だったので、野球観戦の後は立ち寄りもせずに帰宅しました。

  写真をクローズアップしてみると
  
 銅板葺きらしい薄緑の屋根と、背後の山の上に東屋らしい建物が見えます。

 「あれはどんな所なのだろう、機会があったら行ってみようか」と調べてみると、「日本三奇、石の宝殿」と言われている生石(おうしこ)神社というお社だとわかりました。

 そういえば、山陽本線の加古川の一つ先に宝殿(ほうでん)という駅があって、よく考えれば、何か意味のありそうな駅名なのですが、姫路方面へ出かける時は、だいたい新快速に乗って通過してしまうので気にかけずにいたのかもしれません。

 この生石神社、どうも、謎に包まれた巨大な石を御神体にしている神社のようで、それで「石の宝殿」と言われているようなのですが、いったいどんな巨石なのか、一度見ておきたいと思っていたところ、昨年の秋のNHKの歴史番組にちらっと出てきたのです。

 簡単に言うと、「飛鳥に石の文化を根付かせた斉明天皇が、自らの柩を納める石室を作ろうと取りかかったものの、石があまりにも大きすぎて途中で断念した石ではないか」ということでした。

 その「石の宝殿」とか言われている巨石、さぞかし眺望の良い所だろうから、天気の良い日に時間が取れれば一度見に行ってみようと思っていました。
 ということで、一昨日、この青空の日を逃してなるものかと、高砂へ向かったわけです。

 何回か通った野球場の西にのどかな川が流れ、川向こうに高砂市の体育センターがあり、その奥に長い階段が見えています。それを上りきった所に神社がありますが、さいわい駐車場は山の中腹にあったので、階段は上らず、少し坂道を上っただけで済みました。

 あと10段ほど上ると、
  神社の門の下です
  

 門を潜ると拝殿があって、
  その奥に御神体の巨石が
     

 この巨石、なんと、

 高さ5.7m、幅6.4m、奥行7.2mで、
  推定重量は500トンとか
  

 後ろに回ると、

 わかりますか、
  とんがり帽子のような突起が伸びています
  

 「播磨国風土記」には、「聖徳太子の時代に物部守屋が作った」という記述があるということですが、いったいどんな目的でこんな巨石を削り出したのか、さすが日本三奇の石と言われているのも納得です。

 石の背後の山に登ると、
  上から眺めることができます
  


   ずっしりと鎮座薫風を受け流す   弁人


 石に割れ目でもあるのか樹木が生えています。テレビ番組の話から推測すると、たぶん、上部から石室の穴をくり抜いた跡に土がたまって木が生えたのだと思われます。

 まあ、眺めているだけで、いよいよ謎めいてくるのですが、なにしろ御神体の石ですから、歴史学者も調査の手が出せないという現実があるそうで、歴史に詳しい人が勝手に想像するしかないのでしょうか。

 もともと「木の文化」と言われるわが国の風土の中に「石の文化」を作り上げたとされる斉明天皇。このお方、実は、石室を「石舞台」のように巨石を積み上げる方法もあった中で、一つの石をくり抜いて完成させる手法を取り入れたようです。

 その手順。まず巨大な岩を方形に削り、上部から柩を入れる穴を彫ってくり抜き、背後の壁面に石室の屋根を形取り、最後に90度倒して(起き上がらせて?)出来上がりという具合とか。

 今の明日香村には宮内庁管理の斉明天皇陵がありますが、最近、これこそが斉明天皇の墓と言われている牽牛子塚(けんごしづか)古墳もこの工法で作られているのです。
 さらに、飛鳥最大の「益田岩船」と言われている謎の巨石、これも上部に柩を納めるためか大きくくり抜いたくぼみがあって、あとは90度起こすだけの段階になっているとかで、この巨石は牽牛子塚古墳を作る以前に取りかかったものの、途中で亀裂が生じて断念せざるを得なかった遺物かもしれないということです。

 さて、播磨は高砂の山の上にある「石の宝殿」と呼ばれる巨石。明日香村に現存する「益田岩船」と同様、上部に柩を納めるためのようなくり抜きの跡がありそうで、なおかつ奥の壁面に屋根飾りに相当する突起が削り出されているのですから、もし前に90度起き上がらせることができれば、立派な石室の形となるのかもしれません。

 問題は飛鳥までの輸送方法です。たぶん、瀬戸内海から大和川に入って遡上する水上輸送なのでしょうが、この位置から下の川まで下ろすのも大変そうで、さすがに「益田岩船」よりも数倍も大きくて重かったこの巨石、最後はあきらめざるを得なかったのでしょう。

 そんなことを考えながら、頂上に見えた東屋をめざして裏山に登ると、

 この辺り特有の
  石切り場の岩肌が目の前に
  

 明石暮らしを始めた時から印象に残っていたのですが、加古川から姫路へ向かって行くと、いたる所に石を削る出す岩肌が目に入ってきます。
 気になって調べたところ、この辺りは古くから「竜山石」という良質の石の産地なのだそうです。そうだったのかと思っていたら、去年の秋に「採石遺跡」として国の遺跡に指定されたというニュースが流れていました。

 この「竜山石」は、古墳時代から石室や柩の石材として重用されたということですから、昔から、水運を使って飛鳥をはじめとしたいろいろな所に運ばれていたのでしょう。
 江戸時代になりますが、聞くところによると、明石城の石垣にもこの「竜山石」が使われたということでした。

 この山頂には
  大正天皇も来られたようです
  

 巨石の後ろからの景観は抜群、
  眼下には高砂球場も
  


   石山を住処に高く雲雀鳴く   弁人


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大阪にできた「レゴランド」-期待したものの

2015-05-13 23:55:29 | KAZU君
5月13日(水)

 大阪臨海部のジオラマですが、
  どこかわかりますか?
  

 水族館「海遊館」と大型観覧車のある天保山です。このジオラマ、膨大な数の「レゴ」(ブロック)でできています。

 ところで、KAZU君のお母さんは毎週日曜日に大阪へ英会話の教室に出かけるので、KAZU君は私と二人で遊ぶことになります。

 10日の日曜日も、朝8時前にKAZU君のお家に出向きました。どこへ出かけるにしても、駅までは三人でという予定でしたが、KAZU君、「LaQ(ラキュウ)」とかいうミニブロックの組み立てに夢中で、お母さんが出かけてもなかなか腰が上がりません。

 これが「LaQ」の
  ベーッシックの箱で、
  

  こんなのができ上がります
  
  

 どうも、このミニブロック、学童クラブに置いてあるようで、前日の土曜日に舞子の本屋さんに入った時におねだりされて買ってあげたのですが、KAZU君、組み立て方を心得ているようで、その日にはかなり難しいと思っていた上の写真の機関車を組み立ててしまい、この日の朝もワンちゃんと犬小屋を作りました。

 さて、とっくにお母さんは大阪へ行ったあとなのに、「どこへ遊びに行こうか」と言うと、KAZU君、「お母さんと同じ大阪行きたい」と言うのです。

 実は、テレビで知ったのですが、ゴールデンウイークの始まる4月末に、お台場に次いで日本で二番目の「レゴランド」という遊び場が大阪の天保山に開業したそうなのです。

 前日からブロック組み立てに夢中だったので、「それじゃあ、ちょっと遠いけど、レゴランドとかに行って見ようか」と、天保山へ向かってみました。

 屋内にある
  「ミニテーマパーク」といった感じ
  

 たしかに、
  レゴで遊べるスペースはありますが、
  

 想像していたような、自由にレゴを組み立てて遊べる場所ではありませんでした。そういうスペースはどれも狭くて満員。いちばん人気のあるレーシングカーを組み立てるコーナーも一杯で、見ていると、陣取った子どもたちの数に見合うパーツが十分にあるようには思えず、かなり苦労して待たないと車を走らせるに至らない感じでした。

 出かけたのが遅かったので、お昼ご飯を済ませて13時過ぎに入場したのですが、レゴ組み立てのスクールも順番制で、

 次は、夕方まで待たなければならず、
  諦めました
  

 結局、KAZU君が楽しんだのは
  こんなコーナーで、
  
  

 こういう場所なので大喜びで遊んでいますが、本当は、このくらいの大きさの滑り台なら、町中の近くの公園にいくらでもありそうな感じです。

 ひとしきり遊んだ後は、いちばん最初の写真の大阪市内を再現したジオラマの部屋に。

 なかなか大がかりな
  ジオラマです
  
  

 時々夜景になって、
  それだけでも子どもは大喜び
  
  


   満員も初夏の休日楽しむ子   弁人


 ところで、ヨーロッパで生まれた「レゴランド」。本当は、「ディズニーランド」や「ユニバーサルスタジオ」と同じような大型のテーマパークらしいのです。
 今ある東京と大阪の二つの施設はそのミニチュア版のようなもので、本格的なものを、このあいだ行った「リニア鉄道館」のそばの名古屋の金城埠頭に建設中という話でした。

 やはり、ビルの中の屋内のスペースで、伸び伸びと楽しめると想像するのは期待が大き過ぎたということでしょう。


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二人の「カーくん」、楽しいゴールデンウイーク(その3)

2015-05-07 23:56:11 | KAZU君&KANA君と妹君
5月7日(木)

 二宮の吾妻山公園で遊んだ次の日の5月5日は「こどもの日」。空模様は今一つでしたが、みんなで海岸へ行きました。

  「今日は、お砂遊びやで」
  
  

  海岸でおやつを食べて
  


   スコップに夏の匂いや海の砂   弁人


 お昼ご飯を食べた後、KANA君は東京に帰らなければなりませんでした。

  上手にお別れのできるKANA君
  
  

 でも、まるで弟ができたたかのようにお兄ちゃんぶって、三日間楽しく遊んだのに、そのKANA君がいなくなって、ちょっぴり寂しいKAZU君。

 「運動公園でボール遊びしような」と
  誘いました
  

  やっぱり、ボール蹴るより
  
  

 もう、ゴールデンウイークも終わりです。最後の夜はおじいちゃんとお風呂に入って、そのまま二人で布団に入って最終日を迎えました。

 「さあ、帰るで。
  明日から学校やからな」
  

  お昼過ぎの新幹線で明石へ
  

 本当は、寂しくて悲しくて今にも泣きだしそうな気配なのです。
「おじいちゃんは、明日病院へ行って、それが終わったらすぐ明石へ行くからな、明日はちゃんと学校へ行くんやで」
「わかっとるよ、明石に早う帰って来てや」

 ひと時の別れとはいえ、やっぱり、連休の最後はみんなやりきれません。


   連休を終えて寂しき五月晴れ  弁人


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二人の「カーくん」、楽しいゴールデンウイーク(その2)

2015-05-06 15:49:02 | KAZU君&KANA君と妹君
5月6日(休)

 シャボン玉で遊んだ3日の日は、KAZU君とKANA君、逗子の家で一緒にお泊まりとなりました。

 朝、競うように早起きした二人、早くお出かけしたくてうずうず。仲良く朝御飯を食べた後、電車でお出かけしました。大船から東海道線に乗って、

 近場でということで、
  二宮の吾妻山公園で遊びます
  
 この公園は山の上にあるので、大人でも途中で休憩したくなるような長い階段と坂道が待っています。

 元気なKAZU君、
  「みんな、早くおいでよ」
  
 「抱っこ!」連発のKANA君。新緑の気持ちの良い中なのに、おかげでお父さんはヘトヘトに。

 葉の上に咲く
  「ミズキ」の白い花が迎えてくれました
  

 そんな木々の中に
  遊び場があります
  

 KANA君も、
  がんばるがんばる
  

 仲良く
  いっぱい遊びました
  
     


   緑陰にはしゃぐ子まぶしみどりの日   弁人


 しばし休憩。
  「お水飲みたい!」「おなかすいたぁ!」
  

  ということで、お弁当に
  


   おむすびのおかずは初夏の香りなり  弁人


  帰りはらくちん下り坂
  

 「楽しかった!」「おもしろかった」の声が響いていました。


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二人の「カーくん」、楽しいゴールデンウイーク(その1)

2015-05-05 12:39:30 | KAZU君&KANA君と妹君
5月5日(休)

 おじいちゃんとおばあちゃんの家で、初めて一人でお泊まりしたKAZU君、一晩明けた3日は従兄弟のKANA君がやって来ます。

 朝から「KANA君は何時に来るんやろ、早く会いたいな」と待ちかねている様子。でも、東京の下町からえっちらおっちらやって来るわけですから、そんなに早くに到着するはずはありません。

 しばらく気を紛らわしていようかと、
  近くの公園で遊びました
  

 KANA君がやって来たのはお昼前でした。みんなでパスタを食べている時にお母さんも明石から一日遅れで到着し、逗子のお家は満杯で破裂しそうな勢い。

 さっそく、
  仲良く遊びはじめました
  

 まだ3才になったばかりのKANA君がお昼寝を済ませた後は、シャボン玉遊びで楽しい時間を過ごしました。

 「おじいちゃん、見てて、上手やろ」
  

 「あー、お家のほうに行っちゃう」
  

  KANA君も大興奮の表情
  


   追いかけて五月の空へシャボン玉   弁人


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「リニア鉄道館」に寄って、逗子までのKAZU君との二人旅

2015-05-03 21:50:04 | KAZU君
5月3日(休)

 お父さんがオランダへ赴任して二日。ちょっぴり寂しそうなKAZU君を誘って、昨日の2日、逗子の家に帰って来ました。

 今回のお楽しみは、名古屋で途中下車して「リニア鉄道館」へ行くことです。もっとも、ゴールデンウイークの始まる土曜日ですから、混んで身動きが取れないようなら別の所で時間をつぶすプランも立てた上での出発でしたが。

 まずは、新幹線に乗るため
  西明石へ向かいます
  

 もう小学生だからと連れ出したのですが、KAZU君、実は親と一緒じゃなくてこれだけの長距離を動くのは初めてです。
 でも、おじいちゃんだって家族のようなものですから、お父さんお母さんより甘いところがあるかもしれず、楽しい面もあるかもしれません。

 西明石で岡山始発の
  「ひかり」に乗車
  
 この「ひかり」は名古屋を越えると静岡県内の駅三カ所に停まりますが、米原と岐阜羽島は通過で、ローカルな西明石から名古屋へ行くのには好都合なのです。ふだんは上りも下りも浜松以西はがらがらなのですが、さすがに連休、この日は新大阪で満員になりました。指定席も二人席のほうは取れず、三人席のお日様の眩しいほうになりました。

 名古屋からは
  「あおなみ線」に
  

 「あおなみ線」はJRの電車です。ところが、在来線とは全く違った所に改札があって戸惑いました。大きなターミナル駅とはいえ同じ構内、よほどの案内がない限り在来線の改札に入ってしまいます。全くもって案内表示が目立ってなくて、KAZU君と二人で右往左往。KAZU君から「しゃぁないな、おじいちゃん、大人なのに迷子になっとるやんか」と叱責の声。

 とにもかくにも、終点の金城埠頭駅に着くと、

  駅前に「リニア鉄道館」
  
  

 思ったより混んでなくて、券売機も並ばずに入場できました。

 入るとすぐ、暗がりの中に
  「リニアモーターカー」
  

 「弁天町の(にあった)
  交通科学館と同じやなぁ」
  

 時計を見ると、名古屋駅で戸惑ったこともあって、もう昼近くでした。「混まないうちにお昼済ませちゃおうか」ということで、

 「ドクターイエロー」の
  ランチボックス
  
 左のウオーターは1本38○?円もします。KAZU君に「いちばん欲しいのを1本だけ」と言ったのですが、「どれがいいかなぁ、どれにしようかなぁ・・・」と、いつまでも悩んでいたので、「あそこの席空いているから、カーくんは席に座ってゆっくり考えとき」と言った後、翌日にはKANA君も遊びに来るのだからと3本とも買ってしまいました。

 おじいちゃんの気前がいいと、KAZU君には新しい悩みが。
「KANA君にどれをあげようかな。どれが欲しいって言うやろ、ねえ、おじいちゃん、どう思う?」
「お兄ちゃんなんやろ、欲しいって言うものをあげたらいいやんか」
「そうやな、でも、そしたら、今、どれ開けて飲んだらいいのかがわからん・・・・そうや、明日までに全部飲んでしまえばいいんやな」

 食事の後は、
  「N700系」のシュミレーション
  

 運転席に座るのは有料で、それはいいとしても、その前に抽選で当たらなければなりません。まあ、脇で見るだけで十分とはいえ、「リニア」のほうは脇に行くだけでも長い行列で、かなり待たなければなりません。
 それにしても、すごい迫力で酔いそうでした。

 最後は「スタンプクイズラリー」で
  記念品を貰いました
  


   鯉のぼり何を夢見る鉄道館   弁人


 再び「あおなみ線」に揺られて名古屋駅に戻り、今度は小田原までノンストップの「ひかり」に乗りました。

 「おじいちゃん、
  富士山きれいやなぁ」
  

 頂上から縦縞に雪の影が走っていました。私の経験では、例年五月中は頂上から5分の1くらいは白い姿になっていたはずなのに、たぶん、今年の春は気温が高かったのでしょう、夏の暑さが心配です。
 ところで、KAZU君、帰りの6日にまた新幹線に乗りますが、天気やいかに。夏休みにも逗子へ遊びに来ることになれば、まだチャンスはありますが、オランダへ行ってしまう前にもう一回富士山を眺めることができるでしょうか。


   母国愛芽生える姿か五月富士   弁人


 小田原からは「踊り子」号で大船へ。実は、この日のルートが名古屋から逗子への最短ルートなのです。


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