7月16日(金)
明石暮らしを終えて逗子に落ち着いて以来、縁あって、県立横須賀高校の野球を追っかけることになったのですが、昨年来のコロナ禍、もう一年半以上、グランドに顔を出したり練習試合を観戦したりすることを控えているので、チーム状況はおろか、選手の名前と顔もよくわからないという状況ではありますが。
それでも、ここぞという時は自分の目で見ておきたいと、無観客で開催された昨年夏の代替大会は、一試合だけ伊勢原球場の裏山の木陰からグランドを覗いたりしました。
今年になって、3月末にあった春の県大会地区予選の三試合は観戦できたものの、4月の県大会は無観客で断念。その後、夏までの練習試合の日程も知らせてもらってはいたのですが、コロナの状況を考えて様子伺いは遠慮していました。
そんな中で迎えた7月。いよいよ夏の大会ですよ。初戦は14日の横須賀スタジアムでの第二試合。一回戦で厚木東を5-2で下した横浜栄との二回戦です。
今年は有観客なので胸を張って観戦できるわけなのですが、一日のチケット販売数に制限があって、横須賀スタジアムは600枚とのこと。
「600」という数でスタンドがどの程度まばらになるのか、イメージがわかない中、朝ネットで試合予定を見ると、前日中止になった試合が日程変更で割り込んできて、第三試合になっている。さっそく連盟関係の知り合いに確かめると、「途中で帰る人がいてもトータルで600枚しか販売しない」とのこと。有力校や人気校は来ないといっても、地元の横須賀三浦地区のチームが3校出ます。応援生徒は別枠らしいのですが、三試合目となるとチケットが残っているかどうか不安です。
そのチケット、販売は第一試合開始1時間前からということなので、ここは急遽、車で朝8時前にスタジアムへ。隣にベイスターズの二軍施設ができて以来、駐車可能台数も少なくなっているので、車は駐車場に置いて一度電車で帰宅することに。
第三試合の開始予定時刻は14時。速報では第二試合が1時間近く遅れて開始したらしいのですが、点差が開きコールドゲームになって短時間で終わることもあるので、いちおう定刻に球場に着くと、
第二試合、大乱戦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/8b/80ee9c72dec75e59e105e4303199dca2.jpg)
なかなか終わってくれず、15時にようやくゲームセット。
お目当ての第三試合が始まったのは
16時過ぎでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ed/3c764dc450f3e52af4249c1da0c566ba.jpg)
横須賀高校、初戦の緊張感からか、序盤で3点先制されるも、3回裏に1点取った後、さらに満塁から走者一掃のスリーベースが出て逆転。
その後は、両チームとも塁上を賑わすも決定打が出ず、ナイター照明の下の緊迫した長い試合になりました。
そして、横須賀4-3の1点リードで迎えた9回表。横浜栄の最後の攻撃。2アウト1・2塁から打ち上げた高い内野フライ。まさに「万事休す」。静まり返る横浜栄の三塁側スタンド。
でも、「勝負事は下駄を履くまでわからない」。そんなことは誰でも知っている。でも、やっぱり信じられないというところでしょう。ファースト左後方の凡フライ、二塁手が捕ってもよかったかもしれない。ちょっと譲り合ったか、無情にも球はファーストミットからこぼれ落ち、二塁走者ホームイン。そのスキに三塁へ向かう一塁走者を刺そうとした送球もそれて土壇場の大どんでん返し。
無念のスコアボード。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/74/4107a0e6611fb2bf380b09cba9c8c0fb.jpg)
「後攻だ、まだ9回裏がある」といっても、感受性豊かで青春真っ只中の高校生。そう簡単には立ち直れません。歓喜の瞬間が忽然と消えて、目の前に相手方の大歓声が響き渡ったのですから。
勝負事には「流れ」があって、よっぽどの精神力がないと、それを跳ね返すのは難しいんですね。
(ほんとうは、そういう精神力も養っておかなければいけないのかもしれませんが、そういうものが備わっていれば落球しないでしょう)
大詰めに悲喜交々の夏夕べ 弁人
明石暮らしを終えて逗子に落ち着いて以来、縁あって、県立横須賀高校の野球を追っかけることになったのですが、昨年来のコロナ禍、もう一年半以上、グランドに顔を出したり練習試合を観戦したりすることを控えているので、チーム状況はおろか、選手の名前と顔もよくわからないという状況ではありますが。
それでも、ここぞという時は自分の目で見ておきたいと、無観客で開催された昨年夏の代替大会は、一試合だけ伊勢原球場の裏山の木陰からグランドを覗いたりしました。
今年になって、3月末にあった春の県大会地区予選の三試合は観戦できたものの、4月の県大会は無観客で断念。その後、夏までの練習試合の日程も知らせてもらってはいたのですが、コロナの状況を考えて様子伺いは遠慮していました。
そんな中で迎えた7月。いよいよ夏の大会ですよ。初戦は14日の横須賀スタジアムでの第二試合。一回戦で厚木東を5-2で下した横浜栄との二回戦です。
今年は有観客なので胸を張って観戦できるわけなのですが、一日のチケット販売数に制限があって、横須賀スタジアムは600枚とのこと。
「600」という数でスタンドがどの程度まばらになるのか、イメージがわかない中、朝ネットで試合予定を見ると、前日中止になった試合が日程変更で割り込んできて、第三試合になっている。さっそく連盟関係の知り合いに確かめると、「途中で帰る人がいてもトータルで600枚しか販売しない」とのこと。有力校や人気校は来ないといっても、地元の横須賀三浦地区のチームが3校出ます。応援生徒は別枠らしいのですが、三試合目となるとチケットが残っているかどうか不安です。
そのチケット、販売は第一試合開始1時間前からということなので、ここは急遽、車で朝8時前にスタジアムへ。隣にベイスターズの二軍施設ができて以来、駐車可能台数も少なくなっているので、車は駐車場に置いて一度電車で帰宅することに。
第三試合の開始予定時刻は14時。速報では第二試合が1時間近く遅れて開始したらしいのですが、点差が開きコールドゲームになって短時間で終わることもあるので、いちおう定刻に球場に着くと、
第二試合、大乱戦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/8b/80ee9c72dec75e59e105e4303199dca2.jpg)
なかなか終わってくれず、15時にようやくゲームセット。
お目当ての第三試合が始まったのは
16時過ぎでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ed/3c764dc450f3e52af4249c1da0c566ba.jpg)
横須賀高校、初戦の緊張感からか、序盤で3点先制されるも、3回裏に1点取った後、さらに満塁から走者一掃のスリーベースが出て逆転。
その後は、両チームとも塁上を賑わすも決定打が出ず、ナイター照明の下の緊迫した長い試合になりました。
そして、横須賀4-3の1点リードで迎えた9回表。横浜栄の最後の攻撃。2アウト1・2塁から打ち上げた高い内野フライ。まさに「万事休す」。静まり返る横浜栄の三塁側スタンド。
でも、「勝負事は下駄を履くまでわからない」。そんなことは誰でも知っている。でも、やっぱり信じられないというところでしょう。ファースト左後方の凡フライ、二塁手が捕ってもよかったかもしれない。ちょっと譲り合ったか、無情にも球はファーストミットからこぼれ落ち、二塁走者ホームイン。そのスキに三塁へ向かう一塁走者を刺そうとした送球もそれて土壇場の大どんでん返し。
無念のスコアボード。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/74/4107a0e6611fb2bf380b09cba9c8c0fb.jpg)
「後攻だ、まだ9回裏がある」といっても、感受性豊かで青春真っ只中の高校生。そう簡単には立ち直れません。歓喜の瞬間が忽然と消えて、目の前に相手方の大歓声が響き渡ったのですから。
勝負事には「流れ」があって、よっぽどの精神力がないと、それを跳ね返すのは難しいんですね。
(ほんとうは、そういう精神力も養っておかなければいけないのかもしれませんが、そういうものが備わっていれば落球しないでしょう)
大詰めに悲喜交々の夏夕べ 弁人