チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

KANA君、お兄ちゃんになって初めての運動会

2016-10-30 08:11:35 | KANA君と妹君
10月30日(日)

 今年の秋は、気温の変化も私の身の回りも少々慌ただしかったせいか、KANA君兄妹に会う機会がありませんでした。
 そんな中、昨日の土曜日は保育園の運動会ということで、早起きをして東京へ向かいました。

 KANA君、昨年は開会式から先生に抱っこという甘えん坊ぶりでしたが、今年は妹ができて初めての運動会、お兄ちゃんらしく頑張れるかどうか楽しみにしていました。

 お家に行くと、KANA君、「おじいちゃん、
  今日は一等賞だよ」
  

 妹君のCHUMUちゃんも元気に
  笑顔で迎えてくれました
  
 このブログではKANA君の妹を、ご誕生以来「妹君」と称してきましたが、今回から「CHUMU(ちゅむちゃん)ちゃん」と呼ぶことにしましたのでよろしく。


   髭爺が漫画に見えしやおみなえし   弁人


 さあ、運動会です。KANA君、今年は年長から三番目のクラスということで出番も多くなり、開会式の後、さっそく「かけっこ」にご登場。

 惜しい。
  一等賞ならず
  

 運動会といえば「万国旗」ですが、KANA君の保育園は国旗ではなく、園児たちの絵や保護者のメッセージなどでできています。

 KANA君の手になった絵と貼り絵も
  はためいています
  

 その下で、CHUMUちゃん
  ごろりとなって観戦
  

 お遊戯。「あれれ、パパママに
  気を取られちゃだめよ」
  

 親子競技。はりきるのはいいけど、
  ママはまだ網をくぐり中
  

 リレーも快走でしたが、
  ここでも惜敗
  
  


   祖父母の前真っ直ぐ走る運動会   弁人


 ところでCHUMUちゃん、お兄ちゃんの運動会だなんて知る由もなく、少し眠たそうな様子だったのですが、なにしろ、喚声のこだまする体育館の中ということで、

 最後までぐずつきもせず、目を
  パチクリさせていました
  


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三度目の秋晴れの朝、「富士初冠雪」

2016-10-26 17:56:11 | 身辺雑記
10月26日(水)

 朝起きると、まず東の窓のカーテンを開け、日射しが眩しい時はすぐにインターネットの「富士山ライブカメラ」を開きます。

 今朝は快晴でした。ネット画面の富士のてっぺんがわずかに白い。今年の「初冠雪」はいつだったのだろうと思いながらテレビをつけると、ニュースで今日が「初冠雪」との報。

 2016年秋、
  「初冠雪」の富士
  
        (今朝10時30分 披露山より)


 ところで、約8年間の明石暮らし。毎朝、明石海峡大橋の下を通過する船を眺めて一日のスタートを切ってきました。
 湘南逗子に戻ってからは、富士山が見える天気かどうかのチェックから一日が始まっている感じがします。

 それにしても10月半ばまで、今年の秋の天気は悪過ぎました。逗子からくっきりと富士が見える秋晴れの日が今日でまだ三回目なのですから。

 異常気象による気温の高さも不気味です。平年の「初冠雪」観測は9月26日ということで、今年はちょうど26日遅くて、60年前の1956年以来の最も遅い記録に並んだとのこと。

 ちなみに、富士山頂では、季節を問わず一年中雪が降る可能性があるため、「初雪」がいつなのか、判定がなかなか難しいのだそうです。
 かつて山頂に測候所があった頃は、平均気温が最も高かった日の後に降った雪を「初雪」として、後日に発表していたとか。
 測候所がなくなった後、富士吉田市が独自に「初雪」を発表しているそうで、今年は9月25日だったそうですが、正式な「初冠雪」は、もっと離れた甲府気象台から目視で観測されて初めて発表されるので、富士吉田市の発表は「初雪化粧」と言っているのだそうです。

 そんな物知り好みの雑学話はさておき、

 今日の昼頃から気温が高くなって、明日は夏日になりそうな気配とか。きっと今朝の雪はあっという間に消えてしまうのでしょう。
 そして、次に冠雪する時には、雪はもう少し多くなって、たぶん、来月半ばくらいから来年の夏までは雪をかぶった富士らしい美しい姿を見せてくれそうです。

 やっと秋らしくなったところなのに、もう冬が目の前とは、ちょっとやりきれません。
      

   秋けはひ浅きや深きや富士仰ぐ  弁人


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青空の下、「秋の色彩」を満喫

2016-10-21 18:29:04 | 旅行
10月21日(金)

 見て来ました。
  真っ赤な「コキア」
    
  茨城の国営ひたち海浜公園です。

 昨年は、常磐線の特急に乗ってみたくなって、11月に入ってから訪れたのですが、別名「ホウキグサ」、もう箒の材料になってしまったのか、この「見晴らしの丘」には何もなく、隅っこでススキが風に靡いているだけでした。
 心残りの気分の中で、「来年も来るしかないな」と妻君と話していて、新居に落ち着いて秋になるのを待っていたのです。

 「今年こそは真っ赤に染まったコキアを堪能しなければ」と、毎日のようにホームページで色づき具合を確認していましたが、今年は10月に入っても気温が下がらず、案内ではコキアカーニバルが23日の日曜までとなっているのに、つい一週間ほど前まではあまり色づいてくれずヤキモキしていたのです。
 三連休の最終日あたりからやっと気温が秋らしくなり、朝夕の温度差が大きくなったせいもあるのでしょう、色づき具合が急に進んでいるようなので、コキアカーニバルの終わる前の平日にと、昨日の木曜日の朝、上野から特急に乗りました。

 この秋二度目の秋晴れのもと、最寄り駅の勝田駅で下車。
 駅から15分ほどバスに揺られて行くのがいちばん早いのですが、勝田駅から「ひたちなか海浜鉄道」というローカル線が走っていて、終着駅の阿字ヶ浦駅へ行けば、その何キロか先に国営公園があるのです。
 ただ、土日は連絡バスがあるものの、平日は歩くしかなく、30分はゆうにかかるとの話で諦めかけていたのですが、インターネットで地元のタクシー会社の電話番号がわかったので、せっかくの機会、ここはローカル線の旅を楽しんでみることにしました。

 テレビでも紹介された
  一輌編成のローカル線
  
   後ろに付いたコキアの丸いワッペンも
    眩しく発車
    

 黄色の「セイタカアワダチソウ」の
  中を走ります
  

 園芸種として日本に入ってきたのは明治の頃らしいのですが、戦後、アメリカ軍の搬入物資とともに種子が拡散し急激に繁殖、「侵略的外来種ワースト100」にも指定された「セイタカアワダチソウ」。
 たしかに、何年か前まではいたる所に群生し、それまで群生していた「ススキ」なんかがやけに少なくなったと思っていたのですが、ここ数年ほど前からそんなに目立たなくなったような感じもして、最近は「ススキ」が盛り返してきたのかなと思っていました。

 調べてみると、どうも案の定。この草は根から周囲の植物の成長を抑える物質を出すそうで、周りの草が消えてしまった後、その化学物質のために自らの成長をも抑制してしまったとか。
 どこか、人類の盛衰にも似ているような気がして背筋が寒くなる感じもしますが、かえって、最近はこの黄色い花を見ると「あ、まだこんなに咲いている」と目を向けてしまいます。

 さて、電車?、違った、列車? もとい、一輌のディーゼル車は、

 この鉄道の中心駅
  「那珂湊」駅を経て
  

  終着の
  「阿字ヶ浦」駅に
   

 「さあ、タクシーだ」とばかり会社に電話をしてみると、とんでもない返事が。
「あいにく車も運転手も出払っていて昼過ぎまで車は出せません」とのこと。
 ヒッチハイク? やっぱり歩くしかなさそうかなと、

 海っぺた、阿字ヶ浦海水浴場の前を
  歩いて歩いて
  
 公園のいちばん近い入り口まで35分ほどかかりました。


 汗だく、やっとたどり着きました。コキアとコスモスの
  見晴らしの丘
  

 来場客は車かバスで来たのでしょう、公園の入り口まで人通りの少ない所ばかりを歩いて来て、さすが平日とのんびりとした気分だったのに、ここは大変な人出です。遊歩道はすれ違うのがやっとという感じで、この土日にお天気が良かったらいったいどうなっちゃうのかと、胸をなで下ろしました。

 それにしても、青空に映えて、
  いやぁ鮮やか
  

 色づき具合には
  個性があるようで
  

 麓のコスモスも今盛りなのに、
  可哀そうなくらいです
  


   秋空にウトウト真紅のマリモかな   弁人


 ところで、我が家の前にもコキアが植えてあるのでございます。

 9月の初め、まだ暑い頃に
  植えてみました
  
 台風の風を受けて倒れたりもしましたが、まだ生きています。
 苗それぞれの個性なのか、はたまた種類が微妙に違うのか、こんもりと丸くなるのと、コニファのようにすくっと立っているものがあります。
 土の具合とか、育て方が悪いこともあるでしょう、なにしろ園芸はズブの素人ですから。
 聞くところによると、ひたち海浜公園のコキアは6月に苗を植えるそうで、時期的に難しかったのかもしれません。

 でも、逗子はひたちより気温が高いので、もしかすると、これから真っ赤になってくれるかもと、

 ドキドキしながら
  眺めています
  


   煤払ひあてにはすまいほうき草   弁人

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「ハラハラ、ワクワク」の日本シリーズ

2016-10-19 10:23:42 | つぶやき
10月19日(水)

 昨年までとはひと味もふた味も違って、強くてしたたかな2016年の広島カープ。

 いよいよ今週の土曜日からパリーグの覇者日本ハムファイターズとの日本シリーズが始まります。

 ここまではたしかに強いカープ。ファイナルステージのベイスターズ戦の入りの2試合も完勝でした。
 9月10日の優勝決定からクライマックスファイナルステージを迎えるまで一ヶ月余り、最終戦からも10日以上空いていたこともあって、正直なところ、ファーストステージでジャイアンツと好勝負を演じて勝ち上がってきたばかりで勢いのあるベイスターズを相手に勝ち上がるには、かなり苦労するのではと思っていました。しかし、ジャイアンツ三連戦から中一日のベイスターズが、井納・石田の主戦投手を初戦から使えなかったことも幸いして、カープファンの心配を吹き飛ばしてくれました。

 なんといっても、トップバッター田中の12打数10安打5四球という驚異的な活躍。たしかにこれが日本シリーズへ駒を進めることができた原動力だったのは間違いありません。しかし、見逃してならないのは、巨人戦で大活躍した相手主力打者の筒香とロペスをきちんと分析し、それを生かした投球を見せた投手陣です。手の指を骨折している梶谷に油断気味になったのか、痛いところで打たれたのを除けば、第4戦で今村がロペスに投じた一球以外はほとんど失投がなかったのですから。


 そしていよいよ目前に迫って来た日本シリーズ。日ハムといえば大谷君でしょう。はたして彼の160キロを越えるストレートを打てるや否やと想像するだけでハラハラドキドキです。 でも、きっと、目下、分析と対策にチームを挙げて取り組んでいるのはもちろん、彼のストレートと高速変化球の攻略法を見つけ出しているはずで、そうやすやすとバットが空を切ることはないと信じているところです。
 投手陣も主砲の中田・レアード、指名打者の大谷、好打者の西川なんかに痛打を浴びない配球プランができているはずで、チーム一丸となって、まずはエースジョンソンで初戦を取ってくれるにちがいないとワクワク気分でいっぱいです。

 とはいっても、お互いペナントを制したチームどうしで気は抜けません。昨日、男気黒田投手が今シーズン限りでの引退を表明したので、もしかしたら、ジョンソン・野村・黒田のローテンションに変更があるかもしれませんが、安定感のあるジョンソン・野村と最後のマウンドで気合が入るだろう黒田が本領を発揮すれば、白星先行も夢ではありません。
 4戦目以降は、無理のないローテーションを考えれば、おそらく岡田・福井あたりでしのいで、再度広島へ帰ってからもう一度ジョンソン・野村となるのかもしれませんが、そんな先のことは考えずに、もし勝ち星が先行できたら、札幌ドームで一気に日本一を決めてほしいところです。
(これは予想ではなく願望です。今まで、このブログで「こうなるだろう」と予想して当たったことがあまりないので)

 実は、私がこんな願望を抱くのには理由があるのです。

 巷では、カープ25年ぶりの優勝と沸き上げっていますが、日本一となると、32年前の1984年以来です。その後の86年・91年の二回のシリーズでは、黄金期の西武ライオンズに日本一の座を譲っているのですが、実は、1986年の3勝4敗1分という結果に納得が行かないままで、いまだに胸のつかえが取れていないのです。

 このシリーズ、北別府・東尾先発で始まった初戦は延長引き分け。2戦目は大野が工藤に投げ勝って1勝。広島から西武球場に移動し、3、4戦もカープが連勝で3勝1分に。

 問題は、カープが王手をかけた直後の第5戦でした。
 この試合、私、日本一の胴上げを見たいと仕事を休んで、友人と西武球場の三塁側のスタンドに陣取っていたのです。

 両チームとも、第1戦と同様に中4日でエース北別府・東尾の先発。投手戦で8回まで1-1。
 そして、大詰めに近づいた9回の表。カープに日本一への決勝点をもぎ取るチャンスが来たのです。
 先頭の山本浩二ヒット。バントで送った後、衣笠のヒットで一死1・3塁。ここで3塁ランナー山本浩に代走が出て、さらに代打木下。誰が考えたって「ここで決着をつけるぞ」という強い姿勢の現れた選手交代です。監督は阿南準郎でした。
(木下といえば、当時レギュラーだった山崎に変わって時折二番バッターに入ることもあった内野手。顎ひげがトレードマークで「ひげの木下」と言われ、長打力はなかったものの、小技の上手い選手として定評がありました)
 3塁に走塁に巧みな走者を置いて打席にはバントの上手い巧打者。相手バッテリーだってスクイズを警戒するはずなのに、なぜか淡々とした投球が続き、とうとう木下はスクイズをせずに3塁正面のゴロに終わったのです。
 私は、初球からいつスクイズを決めるのだろうと目を凝らしていましたが、2ストライクを取られるまで、それほど難しくなくバントを転がせる球が少なくとも2球はあったと見て、このまま、もしこの試合を落としたら、悔いが残る試合になるのではないかという危惧を抱きました。

 あれは、山本浩二の引退の年でした。あと一つ勝てば日本一。この日負けてもあと三試合。ベンチの中に、地元広島へ帰ってから浩二さんを胴上げしてもいいかという油断が全くなかったのかどうか、そんなことは考えたくもありませんでしたが、最後の詰めの場面で決勝点が取れなかったのは事実。
 結果、二死から達川が三振して延長戦へ。延長12回、なんと救援投手の工藤からサヨナラ打を食らい3勝1敗1分に。勢いを取り戻したライオンズが秋山の大活躍などもあり、敵地広島で三連勝。私がスタンドで隣の友人につぶやいた不安が的中して、カープの日本一はどこかへ消えて行きました。

 勝てる時に勝っておかないと何が起こるかわからない。まさに勝負事の鉄則です。それを実行できなかったのはいったい何なのか、あの時のカープにはどこかにスキがあったのではないか。

 第8戦が終わった後、引退する山本浩二の涙の胴上げがありましたが、あの涙、私の目には、日本一を逃した悔しさの涙ではなく引退の涙としか映らなかったのが残念でした。

 それ以来、一カープファンとして、どこかに大事な忘れ物をして来たままのような気分が残っていて、いまだにスッキリできていないのです。

 5年後の1991年、その山本浩二率いるチームが西武球場へ行った時、あの忘れ物を見つけてくれればと期待しましたが、黄金期の強いライオンズの前にあえなくはね返され、大切な物は25年後の今でも、まだ日本シリーズの舞台に置き忘れたままになっているような気がしているのです。

 とにもかくにも、私の胸に残ったつかえを取り去るチャンスが、ほんとうにやっと、25年ぶりに到来したのは事実です。
 ぜひとも今年こそ、勝利の機を逃すことのないスキのない野球で日本一になり、長年消すことのできなかった胸のつかえを取り去り、溜飲を下げたいと思わずにはいられないのです。


   激流に跳ねて踊るか秋の鯉   弁人


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10月の半ばになって、やっと待望の秋晴れ

2016-10-15 13:26:51 | 逗子風物
10月15日(土)

 今朝はずいぶんと冷え込みましたが、カーテンを開けると期待どおりの眩しさ。さっそく表に出てみました。

  まさに「天高し」。今年初めての秋空
  


   青深く星座も近し秋の空   弁人


 電柱の向こう、屋根の上ですが、
  富士山が見えています
  

 待ちに待った秋空。今年はほんとうにすっきりしない、蒸し暑くてぐずついた天気ばかりの秋でした。10月に入って時折日射しの覗いたことはあったものの、とても秋とは思えない湿った空気と雨交じりの空模様。
 三連休の最終日の体育の日は秋晴れになりそうな気配でしたが、結局どんよりとした雲に覆われて、秋らしくなったのは気温だけでした。その気温の変化に対応できなかったのか、不覚にも風邪に見舞われて、この数日間は家に閉じこもりがちになっていました。

 ところで、NHKのBSに、俳優の火野正平さんが自転車で全国を巡る「にっぽん縦断-こころ旅」という番組があります。
 実は、連休明けの11日から四日間は兵庫県の週で、神戸の舞子から明石、淡路、たつの、相生を走りました。やはり兵庫となると、思い出の場所を通るかもしれないという期待があって見逃せません。
 この番組で兵庫を巡るのはもう四回目ですが、何年か前、いきなり高校軟式野球全国大会の話題とその会場だった明石球場が取り上げられました。一昨年の前回は、このブログに藤の花の名所として二回記事にした丹波市の白毫寺、その太鼓橋を訪れていて、懐かしさにひたることができました。
 今回は、舞子の古墳がスタートでしたが、淡路島へ渡るのに、KAZU君と何回も乗ったジェノバラインに乗船。そして、乗り場の明石港へ向かうルートが、なんとKAZU君のマンションの前を通って、保育園の行き来でよく通った大蔵谷のガードをくぐり、保育園の裏のかつて宿場町だった旧街道へということで、見慣れた風景の映像が次々と流れて来てうれしくなりました。大蔵の旧宿場町から天文科学館を眺めた後、人丸教会の前を通って本町通りを抜けて港へというルートも、ついこのあいだまでの生活圏という感じの世界で、なんとも言えない気分に。

 ただ、ちょっと寂しかったのは曇り空で影像が暗かったこと。関東に比べると関西は少しましだったようですが、やはり9月は雨が多く湿りがちの天気が続いていて、たぶんその頃に撮影したのに違いありません。
 金曜日の放送はたつの市の新舞子の浜からの映像でしたが、冒頭で「今日は、秋の旅12日目にして、初めてお日様・・・・気持ちがいい」ということばから始まっていました。やっぱり、この秋、特に9月の空模様は異常だったのでしょう。
 この日は兵庫編の最終日で、相生を目指したのですが、スタート地点の新舞子の浜から、これも懐かしい綾部山梅林の麓を通って、一昨年KAZU君のランドセルを購入したセイバンの工場の前でバスに乗るという設定。テレビの中に、明石暮らしの思い出の1コマ1コマが蘇ってくる楽しい四日間でした。

 それはさておき、湘南の空にもやっと抜けるような青空が広がってくれました。とりあえず海岸へ。

 やれやれ、この秋初めての
  富士山です
  
  


   秋の潮眺めて静か芙蓉峰   弁人


 逗子海岸の西詰め、
  渚橋の下からでした
  

 今日は箱根駅伝の予選会の日でした。母校は8位通過とか。ふと、風邪気味でなかったら、立川の昭和記念公園で祝杯だったかなと思いましたが、カープがまだ日本シリーズの出場を決めていないので、その決着がつくまでもう少し家でじっとしていることにします。
 今日決めてくれないかなぁ・・・

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「雨はもうあきあき」 お日様恋しき秋

2016-10-02 08:21:31 | お出かけ・散策
10月2日(日)

 本当にあきれるほど秋空に恵まれない九月でした。

 10日か11日か忘れましたが、「今日は布団を干そう」と、ベランダで残暑の陽射しを浴びて以来、半月ちょっとの間お日様を見ることがなかったような気がします。
 そう、秋分の日にKAZU君とお出かけした日も雨もようの一日でした。


   長雨に金木犀の香も沈み   弁人


 27日の火曜日。かなり蒸し暑くて、残暑ぶり返しの様相でしたが、久しぶりの晴れ間、つい外に出たくなって電車に乗りました。

 高校野球。秋の神奈川県大会の
  決勝です
  

 保土ヶ谷球場での慶応高校対横浜高校戦。両校ともすでに関東大会出場を決めていることもあって、「勝負」という面で熱戦というには今一つでしたが、いやぁ暑かった。
 たまに晴れても爽やかな秋空にはならないのですね。

 その翌日からの二日間も時折小雨が落ちてくるはっきりしない天気でしたが、9月の最終日の30日は秋空が広がるという予報でした。
 「それじゃあ、明日は景色のいい所へ行ってみようかな」と思っていたものの、朝起きてみると、「なんだ、薄曇りか」という具合。

 とりあえず電車に乗って、東京の目黒駅で降りました。「自然教育園」とかに行ったことがなかったので。

 駅から数分、緑の公園に入ろうとすると入場券売り場があって、どうも美術館らしい。
 「知らなかった。公園の中に美術館ができたんだ」と園内に入ると、

  「都立庭園美術館」でした
  

 地図上では、目的の「自然教育園」の緑の中のように思えるのですが、どうも、昔は「白金御料地」だった所のようで、もともと皇室の邸宅だったのを、吉田茂首相時代の公邸、国賓来日時の迎賓館、プリンスホテルの本社にと幾度かの変遷を経て、30数年前から美術館になったとか。
 大人になって仕事に就いてからは素通りするばかりだった目黒周辺、全く知りませんでした。

 本館はアールデコ様式の建造物で、明治末期から昭和にかけて存在した朝香宮家の邸宅跡として重要文化財に指定された由緒ある佇まい。

  大理石の階段を上ると
  

  たしかに重厚で風情ある御殿です
  

  一転して、明るい廊下を通って
  

  新館へ
  

 入った時は「自然教育園」の敷地内だと思っていた上に、「現在、庭園改修中」という案内を見て少々がっかりしていたのですが、ここはやっぱり「自然教育園」ではありませんでした。

 美術館入り口の50メートル先に
  目的の看板が
  

 都会とは思えない鬱蒼とした
  林間の小径
  

 遠慮がちに
  彼岸花
  

 日陰に似合う?
  「イヌショウマ」
  

 つい、「秋晴れには似合わないのかな」と思ってしまう花たちですが、そんなことはありませんよね。

  カリガネソウ
  

  タイアザミ
  


   木の蔭で陽を待ちわびし秋の花   弁人


 つい時間を忘れてしまい、園を出るともう14時近く。空腹の中、

 白金台のおいしそうな
  お蕎麦屋さんに入りました
  


   秋晴れの庭を思ひて鴨せいろ   弁人

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