チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「喉元過ぎれば・・猛暑も・・・」

2010-08-28 07:41:48 | 身辺雑記
8月28日(土)

 一昨日逗子に帰りました。明日の日曜日にクラ君(5月にコメントを入れていただきました)の結婚式があるからです。

 夕方我が家に着いて、テレビでナイターを見ながらビールを飲み始めると、「ドーン、ドーーン、バチバチバチ・・」。逗子の花火大会の夜だったのです。
 今年の花火が8月の下旬だったとは。実は逗子の花火は我が家のベランダから見えるのでした。蚊取り線香が必要ですが。

  

 花火を眺めながら、ふと逗子は関西に比べるとちょっと過ごしやすいのかなと思いました。いや、もしかすると、この一日二日で朝夕の暑さが少しやわらいだのかもしれません。だって、あと数日で秋の夜長の「長月」なのですから。

 関西の住処、海を望む明石の部屋。暑いとはいっても、少なくとも午前中は海風を受けて過ごしやすいはずだったのです。去年は確かにそうでした。でも、今年はとてもとてもそんなに甘くはありませんでした。

  8月初旬の早朝。時間は6時少し前
  
 無風。橋の鉄塔が朝日に輝いているものの、もや~っとした空気で、朝っぱらから蒸し暑いことこの上ない。動きのあるのは日陰の電線にやって来る小鳥ぐらい。もっとも、この鳥たちも間もなく消えて行きました。

  やがて強い日差しがモヤを払い退けて真夏の青空に
  


 ところで、週明けに秋の味覚「長十郎」を手にします。天候はどうあれ、もう秋なのです。今度明石に戻ってKAZU君と保育園から帰る時は大汗を拭き拭きということはないでしょう。夕焼けもきれいになっているかもしれません。

 考えてみると、年の瀬まであと三ヶ月ちょい。季節の移り変わりは本当に目まぐるしい。
 そういえば、去年の12月中旬の寒波、覚えていますか。クリスマスまでまだ何日もあるというのに、KAZU君も私も風邪でダウン。とんだ師走の寒波でした。

 「温暖化だ」「猛暑だ」と騒いでも、実はこの前の冬は立派に寒かったのです。そして、今年は立春が過ぎた後も天候不順が続き、桜の満開も4月に入って何日も経ってからでした。福島では4月の下旬に桜が満開になった後に大雪に見舞われて震え上がったっというニュースもありました。

 夏の暑さに喘いでいると、そんなことはみーんな忘れてしまいますよね。全くもって「喉元過ぎれば熱さ忘るる」という諺のとおり。

 春に寒かったのは「エルニーニョ現象」で、今の暑さは「ラニャーナ現象」と気象学的にはなんだかんだと説明されますが、どうも人間全体が罰に当たっているようでやりきれません。

 異常気象だけではありません。不況、雇用、年金、少子化、高齢者対策、そして円高、株安と大変な状況下の日本でも、国を動かしている方々はいったい何を考えていらっしゃるのか、目先の権力争いに奔走するばかり。そういう人を選ばざるを得なかったのは悲劇かもしれませんが、やっぱり選んだ国民も含めて罰が当たりますね。情けない。


    天からの試練と思はる残暑かな   弁人


 秋空? 夏の雲?

 先日、明石海峡の上に、とても大きくて丸い雲が浮かんでいました。一瞬暑さを忘れて気分を紛らわせてくれるのは、やはり美しい自然の光景です。



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2010初秋、徹底した暑さの中で

2010-08-23 08:24:07 | KAZU君
8月23日(月)

 家から歩いて行ける大蔵海岸で大はしゃぎのKAZU君。

  


    海水を浴びてはじける児の笑顔   弁人



 例年ならば、甲子園の幕が閉じる頃には赤とんぼが飛びはじめたりするものですが、今年はそんな気配が全くありません。明石では、朝の目覚まし代わりの蝉の声もまだアブラゼミの鳴き声ばかりです。
 エアコンの風の中で飲む麦茶のおいしいこと。そう、誰だって夏バテ気味なのです。

  外に出るのが少し億劫なのはKAZU君も同じ
  
 「今日は海で水浴びだ。おふねもいるよ」と言っても、始めは機嫌があまりよくありませんでした。歩かせてもすぐに「だっこォ!」と言いそう。結局ベビーカーに乗ってドリンクを飲みながらのお出ましに。ホンネを言うと、海の水につかるのはまだちょっと「コワイ」のでした。

  お尻がヒャッこいけれど、オジーちゃんと一緒なら
  

  だんだん面白くなってきて
  

  波打ち際なら一人でも大丈夫に
  

  「アータン(ママ)、ホントにフカいトコにイクの」
  

  浮輪にも慣れて、水の中での「親子水入らず」
  
 
  海の男に一歩近づいて、たくましさも?
  



    ウチナーの子にも見紛う海の青   弁人



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いよいよ決勝戦、大詰めの甲子園

2010-08-21 08:47:35 | スポーツ観戦等
8月21日(土)

 決勝戦を前に。

 春夏連覇に向けて、沖縄の興南高校がなかなか強い。
 準々決勝の聖光学院戦、3点先行された後の攻撃で、手堅く送りバントで1点を取りに行った作戦、トータルでは勝ちますという自信が見えました。
 準決勝でも、報徳学園に序盤5点先行されてもあわてずに6-5の逆転勝ち。終盤からゲームセットまで、ここぞという場面をストレート勝負で貫いた島袋投手は、かつての松坂投手の姿を彷彿とさせる気合いの投球でした。

 一方の東海大相模。よく決勝まで来たものです。さすが激戦地の神奈川を勝ち抜いた洗練されたチーム。でもエース一二三君の制球が今一つで、特に左バッターの多い報徳学園などと当たったらとても勝ち目はないと思っていました。昨日の準決勝の相手の成田高校も強いチームでしたが、中川投手がやや疲れ気味で、打撃で上回ることができ決勝戦に駒を進めました。もしかしたら組み合わせに恵まれたのかもしれません。

 さて、今日の決勝戦。両エースとも連投で苦しい投球になりそうですが、失点を覚悟して最後に勝利するという点では興南高校に分がありそうな感じです。


 それにしても、ここ数年、甲子園にやって来る観衆が増えました。今夏は5回球場に行きましたが、12日の木曜日と15日の日曜日は、それなりに計算して到着したものの、外野席に入るのがやっとでした。

 というわけで、プロ注目の有原投手擁する広島の広陵高校が聖光学院に0-1で負けた試合も遠くから眺めているだけで、痛恨のワイルドピッチによる振り逃げの場面もよく見えない状態で臨場感なく眺めていました。

 16日はお盆の休み明けだったのでしょうか、3回戦で東海大相模が持ち味どおり1安打完封でスマートに勝った試合はなんとかネット裏で見ることができました。

  プレイボール8時半。試合時間90分の最短試合
  

  聖光学院が履正社を下した試合も好ゲーム
  


 ところで、数年前から球児たちの間で蔓延しているヘンテコな帽子の被り方、つばを強く三角に折り曲げ、おでこの上を極端にへこませて、ちょこんと軽く頭に乗せる被り方です。かっこよさを追い求めるのは若者らしいのかもしれませんが、ひたむきさや爽やかさというものとは反対の雰囲気が感じられて妙に気になっていました。
 高校球児たちは憧れのプロ野球を見る時間がないのでしょうか、ルックスを気にしないわけがないプロ選手でも、あんなみっともない帽子の被り方を目にしたことはありません。
 まあ、風潮というか、一種の流行りなのでしょうが、今年は一見して見苦しいという被り方が少なくなってホッとしました。東海大相模の選手もそうですが、そんなものには関係なく普通に被っているチームがいくつもあり、そういうチームがテレビに登場すると、つい応援したくなってしまいました。


 それにしても、今日の決勝戦はどんな試合になるのでしょう。連日の猛暑の中、二人の投手は相当疲れきっているに違いありませんが、やはり、春を制して連覇がかかっている島袋君の気合がちょっとまさっているのでしょうか。どうも、東海の一二三投手の気持ちの持ち方次第で試合が決まるような気がしてなりません。

 まあ、沖縄県勢初の夏の優勝と春夏連覇も良し、東海大相模の40年ぶりの全国制覇でも良し、結果はどうあれ、できれば接戦で終盤にもつれ込む展開になってほしいとわくわくしています。

 今日はテレビ観戦。横浜高校の渡辺監督の名解説を楽しみにして、冷蔵庫のビールも準備万端、12時30分に茹でる予定の枝豆もキッチンで出番を待っています。


    そろそろか熱さ暑さの締めくくり   弁人


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「山陽大動脈-列車風景」その5 山電特急で明石へ行こう

2010-08-18 16:27:02 | 鉄道
8月18日(水)

 山陽電鉄と阪神電鉄が相互に乗り入れている「梅田-姫路」間の直通特急。

  山陽電鉄の特急電車
  
 どの電車にも正面に丸くて青いワッペンが付いています。どうも日本列島の絵のようです。

  駅で近くから見ると
  
 東経135°の子午線の図で「明石」を宣伝していました。

 神戸と姫路を結ぶ山陽電鉄の本社は神戸市の長田にあります。沿線には明石のほかにも、神戸はもちろん、風光明媚な須磨や国宝の姫路城など観光地には事欠かないのに、なぜ明石の宣伝なのでしょうか。

 明石観光協会の話では「市から依頼したとか宣伝費を出しているということはありません」とのことです。どうも路線の中央に位置する明石に乗客が集まることが収益増につながるという会社の判断のようなのです。

 ところで、宣伝は特急のワッペンだけではありません。

  時々こんな電車が通ります。
    

  これも駅で間近に拝見
  
 側面に他の特急のワッペンと同じ「時のまち、あかしへ行こう! 阪神・山陽直通特急で!」の文字。子午線のほかに、天文科学館の時計台や星座がイラストになっていました。

 実は、このラッピング電車は一編成だけで、梅田と姫路間を一日5往復しています。
 今のところ日によって運行時間が異なるので、この前、明石駅で小一時間ほど待っていましたが、現れてくれませんでした。インターネットで調べたら、なぁーんだ、運行表が載っていました。

 この電車には、ドアーの脇にも明石紹介のイラストが描かれてます。数えてみたら5種類ありました。

 「時のまち」の絵はもちろん日本標準時の時計塔
 

   「海のまち」は明石海峡大橋
   

     「食のまち」と言えば、鯛とタコと、あとヒラメの絵でしょうか
     

       「歴史のまち」として明石城の櫓
       

         「ロマンのまち」、そう「源氏物語-明石の巻」
         
 

 やはり、市から電鉄会社へお礼をしたほうがよさそうですね。「観光宣伝費」にどのくらいの予算が計上されているのか知りませんが。



    八月の特急電車に明石の香   弁人



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ドラマさまざま-甲子園

2010-08-13 09:35:43 | スポーツ観戦等
8月13日(金)

 7月末に逗子の家で見た神奈川の決勝戦。東海大相模が横浜高校を下した試合でしたが、33年ぶりの甲子園出場を決めた東海大相模の喜びぶりに胸を打たれました。

 さて、7日(土)に開幕した2010年の夏の甲子園。
 気になる東海大相模が登場する大会第5日(11日)に、この夏初めて甲子園球場に出向きました。

  新装後に植えられた甲子園名物の「蔦」も少しずつ復活
  

 そういえば、先日ナイターを見に来た時は目に入りませんでしたが、やはり高校野球になると気分も違います。

  昨年の夏は工事中の建物の壁面にラッピングされていた「蔦」の写真
  



    白熱の球場の外の蝉時雨   弁人



 ところで、この夏なぜ東海大相模に注目してしまうのかというと。

 1970年代、神奈川では東海大相模が本当に強かった。
 福岡の炭鉱の町から甲子園にやって来た三池工業が全国優勝したのは、たしかオリンピックの翌年だったと思います。そのチームを率いた原貢監督が東海大相模にやって来て打撃のチームを作り上げ、69年に甲子園に初登場、その翌年には、湘南高校、法政二高に続く神奈川県勢三校目の全国制覇を成し遂げたのです。74年には子どもの原辰徳が入学。その後の3年間は「父子鷹」として話題を集め、甲子園を沸かせたものです。
 当時は横浜高校や横浜商業など、神奈川の実力校が東海大相模の厚い壁に跳ね返されて悔しい思いを味わわされることが多く、判官びいきだった私にとっては、あまり好きなチームでなかったこともたしかです。。
 とは言っても、あの懐かしい時代から30年以上の月日が経ちました。原辰徳が東海大に進み、父親も一緒に大学の指導者へ転身して、次第に夏の甲子園から姿を消してしまっていたのです。

 ふつう33年ぶりと言うと、よく「古豪復活」と言われたりしますが、東海大相模の場合は当てはまりません。実はこの間、センバツには6回出場し、優勝と準優勝に1回ずつ輝いています。夏も神奈川の決勝戦には7回も進出しています。つまり、力はあるのに、なぜか夏の甲子園には今一歩のところで届かないというもどかしさを味わい続けてきたのです。
 今年の春のセンバツも出場していて、それも優勝候補の一角に挙げられていたのに、初戦で敗退という屈辱を味わいました。

 そんなわけで、今年の夏は甲子園で春の雪辱を果たすこと、そして、そのためにはまず神奈川大会で32年間の無念を晴らさなければならないという重荷を背負っていたのです。
 甲子園の出場を決めた後のインタビューで万感の思いが込み上げた門馬監督、センバツの優勝監督にして、あふれる思いと涙でことばになりませんでした。

 さあ、どんな試合を見せてくれるだろうかと期待していましたが、勝てば34年ぶりの校歌ということもあって、背負っているものが少し重すぎたようです。ベンチもエースの一二三投手もやや緊張気味。とても東海らしいスマートな試合にはなりませんでした。

  それでも、とりあえず三回戦へ進出
  

 ところで、東海大相模のゲームは第三試合でした。球場には午前中の第一試合の途中で着きましたが、お盆休みに入っているのでしょうか、水曜日にしてこの大観衆。
  
 内野席の一角に陣取るのがやっとという状態でした。

  第一試合は九州勢同士のつば競り合い
  
 今大会初の延長戦、それもサヨナラゲーム。10回の裏、一死一、三塁でスクイズを外した投球が暴投となりました。大分工のエース田中君の唖然とした表情。もっとすっきりとした決着であってほしかったという感想。

  第二試合は島根の開星が押し切るかと思いきや
  
 終盤にとんでもないドラマが待っていました。
 仙台育英が九回の表に1点取ってなお二死満塁の一打逆転の場面で平凡なセンターフライが。バッターは悔しがり、バッテリーは両手を掲げてガッツポーズ。誰もがゲームセットと思った瞬間、センターが落球し逆転してしまいました。
 その裏の開星。二死一、二塁で会心の打球が左中間へ。これまた誰もが逆転サヨナラと確信したところで、レフトの超ファインプレーでゲームセット。

 最後は美技で終わりましたが、二試合ともミスが絡んでの終盤のドラマ。こういうこともあるのかとあまりすっきりしない気分になりました。


    野分風女神の心も揺るぎたり   弁人



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真夏の暑さの正しい味わい方

2010-08-08 23:03:16 | KAZU君
8月8日(日)

 昨夜、淀川の花火大会に行きました。

  

  まさに「真夏の夜のファンタジー」
  
    

  打ち上げ花火は初体験のKAZU君
   
 始めはさすがに目が点になっていましたが、『ドーン!!、(拍手)パチパチパチ・・』の事前練習が功を奏したのか、一度も泣き叫ぶこともなく見つめていました。「えらーい!」


    淀川を挟んで仲良く花火の会   弁人


 そう、真夏の鉄則。昼間に出かけてはいけません。特別な時以外は。

 特別な時と言えば甲子園。しかし炎天下の観戦は要注意。なんとしても銀傘の下に陣取るしかありません。もしくは夕方が近い第4試合。立秋を過ぎて、秋の気配を感じることもあります。

 この時期にゴルフなんぞはもってのほかです。仮に行ったとしても(実は4日に行ったのですが)、飛距離とスコアは度外視、とにかく真っ直ぐ打つ。絶対にあっちゃこっちゃに行かないこと。そして、水分補給はスポーツドリンクに限定すべし。ビールなんかのアルコール類は絶対ダメです。
 でも、半ラウンド終えた後の昼のレストラン、無意識のうちに「中ジョッキ!」と言っている自分。要注意。


 ところで、2才になったばかりのKAZU君はさすがに若い。どんな炎天下でも、遊ぶ物が多少熱くなっていてもお構いなし。
 
 実は今日、丹波へドライブに行きました。途中で休憩した道の駅で目に入ったのが、アスレチックふうのジャングル式の滑り台。

  暑さなんか「かんけーネー」と言わんばかり
  
    

  「すべりだい、アツいね」と言いながら
  
    

 そうは言っても、日焼け止めと帽子は欠かせません。


    児が走る遊具の先に百日紅   弁人



 海岸に行く場合は、長めのパンツにラッシュガードで身を固めます。

  大きめのパンツがずり落ち気味で長ズボンスタイル
  
    

  今のところ、砂浜と波打ち際が大好きで
  
    


    土用波知らぬ子どもの大はしゃぎ  弁人


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「魚の棚」-明石市民の台所

2010-08-03 10:49:43 | 明石風物
8月3日(火)

 逗子からです。そろそろ明石が恋しくなってきました。

 今日は7月下旬に撮った写真を中心に、明石の「魚の棚商店街」をご紹介します。

 魚の町明石を象徴するアーケードは明石駅の南、徒歩数分の所にあります。ただ、間にある国道2号線を越えなければならないのが難点で、この付近の国道を地下に潜らせ、地上を遊歩道として整備すればといつも思いますが、今の社会状況では無理な相談というところでしょうか。

  東側の入り口(明石銀座通り側)
  

  西口の看板は小さめ(明淡通り側)
  

 看板の絵のとおり、明石の魚と言えば、やはり「鯛」と「蛸」ということになります。

  梅雨が明けて、七夕飾りが涼を感じさせています。
  

  KAZU君の保育園の「くす玉吹き流し」も
  


    海の香や七夕飾りのアーケード   弁人


  
 2~300メートルほどのアーケードですが、お店はもちろん魚屋さんだけではありません。明石名物の「焼き穴子」や「玉子(明石)焼」の店。蒲鉾や魚介の揚げ物、いいだこやイカの煮物等々盛りだくさん。八百屋や肉屋も軒を並べ、たこコロッケも人気者になっています。

  でもやっぱりメインは魚屋さん
  
    


    声満ちて店の風鈴静かなり   弁人


 「昼網」と言って、朝方から午前中にかけて揚がった魚をすぐに店頭に並べるのが特徴。したがって早めに閉める店が多く、夕暮れ時になると閑散としてしまい、まるで場外市場のような感じです。
 もう一つ、上の写真の魚の並べ方、何か気がつきませんか。関西ではどこでも、魚は縦置きが常識なのです。関東では考えられませんが、どうでしょう。このほうが大きく見えたり新鮮に見えたりするのでしょうか。さすがにお刺身になると同じ横置きなんですけどね。

  丸ごと焼いた鯛も縦置きに
  
 これぞ正真正銘の「鯛焼き」と言いたいところですが、これは「焼き鯛」と言って、やっぱり餡の入っている甘いのが「鯛焼き」なのです。

  その「鯛焼き」のお店も
  


  初夏の頃や秋になると
  
    
 子どもたちの黄色い歓声に包まれたりします。近隣の小学生が遠足・社会見学でやって来て、売っているものの種類や値段を一生懸命メモしています。
 買い物をするお金も持たされているようで、夕飯の食材を物色、残りのわずかのお金で何が買えるかとかいうやりとりも聞こえてきます。はたして、家に帰ってお母さんにほめられるかどうか、関西の子どもたちは知らないうちに「値切り」の術を身に付けて行くのでした。

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