12月30日(木)
世界的に「オミクロン株」とかの感染が拡大し、日本にもその波がじわじわと迫っているようで、すっかり落ち着いていた感染者数が年末になって増えてきているとか、やっぱり「第6波」とかが来ちゃうのでしょうかね。
2022年の年明け、今度の箱根駅伝は沿道で応援できるかなと楽しみにしていたのですが、二年続けて応援自粛の要請が出てしまい残念でなりません。
さて、その箱根駅伝。
下馬評では、駒沢大と青山学院大の一騎討ちということで、選手層の質や厚さから見ると、まったく反論の余地がありません。
ただ、駒沢大の準エースの鈴木芽吹君が夏に故障し出雲にも伊勢にも出場できず、今回ももし万全でないとしたらとか、青学にしても、前々回5区山上りを区間新で走ったこれまた準エースの飯田貴之君を山上りから外して大丈夫なのだろうかとか、それぞれに心配な点がなきにしもあらず。
この二強に割って入る大学として、東京国際、早稲田、順天などの名前が挙がっているのですが、果たして如何に。
なんか忘れられているというか、あまり話題に挙がって来ないのですが、出雲4位、伊勢も4位の国学院と、昨年往路優勝、総合2位の創価大。私は、もし二強に何かがあってその中に食い込むとすれば、この二校だと思っているのですがね。
もちろん、個人的な願望としては、母校国学院が駒沢・青学をねじ伏せるという夢を見ているわけなのですが。
そこで分析。
選手層の厚さでは早稲田も見劣りしませんが、どうもロードの駅伝となると勝負強さが今ひとつの感。
東京国際はヴィンセントという大砲を持ち、順エースの丹所君の調子も良く、もちろん侮れないものの、三番手の山谷君を1区で使ってしまうと、見せ場は前半の往路だけのような気がします。
順天にはオリンピアンの三浦龍司君がいて、彼のスピードはずば抜けています。1区に来るとハイペースになり「困るな」と思っていましたが、どうも2区を走る気配。彼は特にラスト1㎞のスパートが身上。果たして、2区最後の戸塚の上りでその末脚が使えるかどうか、うまくいかないと他の選手の士気に影響しそうです。
ということで、私の見立て。
駒沢・青山がランク特A。続くのが国学院と創価。トップ争いは難しいものの上位に入り込んできそうなのが順天・早稲田・東京国際。続いて明治・帝京・東洋が次のランク。ここまででもうシード権獲得の10校になっていますが、そこにシード権狙いの中央・東海・法政がどこまで食い込んで来るのかというところでしょうか。
私の予想はいつも外れますが、それもスポーツ観戦の醍醐味のひとつ。ここは夢を追って自分にとって理想的な展開を描き続けるしかありません。
昨日、各大学10人のエントリーが発表されました。当日変更可能なので偵察メンバーも多いとはいえ、少し予想が立てやすくなりました。
1区はスローになりそうな気配。飛び出すとしたら、駿河台のブヌカ選手でしょうが、総合力で上位に来る大学ではないので、勇気を出して追う選手がいるかどうか。もしいないとすれば、タイム差の少ないこの区間でスピードランナーを使うことはありません。国学院で言うと、飛び出した選手に付いて行くのであれば島崎君か藤木君。タイム差少なく繋ぐのであれば一年生の山本君かなということで、前田監督、只今思案中というところしょうか。
2区は東京国際のヴィンセントがトップに立つでしょう。駒沢の田沢廉君が続き、あとはどれだけ大差を付けられずに3区へ渡せるかどうか。国学院が伊勢のアンカー区間で区間賞の伊地知君を配置したのは、ここは勝負でなくてタイム差重視の現れ。いかに粘って1時間7分台で乗り切れるかどうかということでしょう。
3区も東京国際の丹所君がトップを快走しそうな気配ですが、どの大学もここで「勝負あった」では困りますので、反撃の狼煙とばかり好選手を配置してきそうです。青学はエース格の岸本君で勝負を掛けそう。早稲田は太田直希君でしょう。国学院はここにエースの藤木君か主将の木付君を置いて先頭を追うことになると予想しています。
4区。国学院は一昨年この区間を好記録で走った中西大翔君。昨年は2区で不本意なタイム、今年は伊勢で今ひとつでしたが、出雲では好走。彼本来の力を出せばかなり好位置で襷を繋げそう。
5区の国学院は今年の山男、殿地(どんじ)君でトップを窺うはず。11月に箱根ターンパイクで行なわれた「激坂王レース」で、箱根駅伝3人目の山の神の神野君に続いて2位でゴール。5区より標高差のあるレースで、もちろん学生トップです。昨年も5区で順位を三つ上げたものの区間8位。今年は最終学年、有終の美を飾ります。
ということで、往路の1・3区を誰が走るかで復路のメンバーも変わってくるのですが、今年の国学院の強みは、往路のメンバーをどう組み立てようが、1万メートル28分台の選手が復路に3人残りまして、たぶん、出雲のアンカー、伊勢の7区で結果を出した平林君も復路に残りそうなところです。28分台でない二人も持ちタイムは29分そこそこで、駒沢や青学が無難に走っても、簡単に追いつかれたり引き離されたりはしない布陣が組めそうなのです。
「あー、楽しみやなぁ」
今晩も明日の晩も、次の晩は初夢ですか。でもそんなことはどうでもいいのです。伊勢の全日本駅伝のビデオを見終わった後から、勝手にオーダーを考え、理想の展開を描きながら、ずっと夢を見続けているのですから。
さてさて、正月の三日、夢見心地のまま美味しいお酒が飲めるのか、はたまた現実の厳しさに打ちのめされて、やけ酒となってしまうのか。
まあ、どっちでもいいじゃありませんか。さあ、掃除!掃除!おっと、買い物も。
夢追ふも鬼の笑はぬ年の暮 弁人
世界的に「オミクロン株」とかの感染が拡大し、日本にもその波がじわじわと迫っているようで、すっかり落ち着いていた感染者数が年末になって増えてきているとか、やっぱり「第6波」とかが来ちゃうのでしょうかね。
2022年の年明け、今度の箱根駅伝は沿道で応援できるかなと楽しみにしていたのですが、二年続けて応援自粛の要請が出てしまい残念でなりません。
さて、その箱根駅伝。
下馬評では、駒沢大と青山学院大の一騎討ちということで、選手層の質や厚さから見ると、まったく反論の余地がありません。
ただ、駒沢大の準エースの鈴木芽吹君が夏に故障し出雲にも伊勢にも出場できず、今回ももし万全でないとしたらとか、青学にしても、前々回5区山上りを区間新で走ったこれまた準エースの飯田貴之君を山上りから外して大丈夫なのだろうかとか、それぞれに心配な点がなきにしもあらず。
この二強に割って入る大学として、東京国際、早稲田、順天などの名前が挙がっているのですが、果たして如何に。
なんか忘れられているというか、あまり話題に挙がって来ないのですが、出雲4位、伊勢も4位の国学院と、昨年往路優勝、総合2位の創価大。私は、もし二強に何かがあってその中に食い込むとすれば、この二校だと思っているのですがね。
もちろん、個人的な願望としては、母校国学院が駒沢・青学をねじ伏せるという夢を見ているわけなのですが。
そこで分析。
選手層の厚さでは早稲田も見劣りしませんが、どうもロードの駅伝となると勝負強さが今ひとつの感。
東京国際はヴィンセントという大砲を持ち、順エースの丹所君の調子も良く、もちろん侮れないものの、三番手の山谷君を1区で使ってしまうと、見せ場は前半の往路だけのような気がします。
順天にはオリンピアンの三浦龍司君がいて、彼のスピードはずば抜けています。1区に来るとハイペースになり「困るな」と思っていましたが、どうも2区を走る気配。彼は特にラスト1㎞のスパートが身上。果たして、2区最後の戸塚の上りでその末脚が使えるかどうか、うまくいかないと他の選手の士気に影響しそうです。
ということで、私の見立て。
駒沢・青山がランク特A。続くのが国学院と創価。トップ争いは難しいものの上位に入り込んできそうなのが順天・早稲田・東京国際。続いて明治・帝京・東洋が次のランク。ここまででもうシード権獲得の10校になっていますが、そこにシード権狙いの中央・東海・法政がどこまで食い込んで来るのかというところでしょうか。
私の予想はいつも外れますが、それもスポーツ観戦の醍醐味のひとつ。ここは夢を追って自分にとって理想的な展開を描き続けるしかありません。
昨日、各大学10人のエントリーが発表されました。当日変更可能なので偵察メンバーも多いとはいえ、少し予想が立てやすくなりました。
1区はスローになりそうな気配。飛び出すとしたら、駿河台のブヌカ選手でしょうが、総合力で上位に来る大学ではないので、勇気を出して追う選手がいるかどうか。もしいないとすれば、タイム差の少ないこの区間でスピードランナーを使うことはありません。国学院で言うと、飛び出した選手に付いて行くのであれば島崎君か藤木君。タイム差少なく繋ぐのであれば一年生の山本君かなということで、前田監督、只今思案中というところしょうか。
2区は東京国際のヴィンセントがトップに立つでしょう。駒沢の田沢廉君が続き、あとはどれだけ大差を付けられずに3区へ渡せるかどうか。国学院が伊勢のアンカー区間で区間賞の伊地知君を配置したのは、ここは勝負でなくてタイム差重視の現れ。いかに粘って1時間7分台で乗り切れるかどうかということでしょう。
3区も東京国際の丹所君がトップを快走しそうな気配ですが、どの大学もここで「勝負あった」では困りますので、反撃の狼煙とばかり好選手を配置してきそうです。青学はエース格の岸本君で勝負を掛けそう。早稲田は太田直希君でしょう。国学院はここにエースの藤木君か主将の木付君を置いて先頭を追うことになると予想しています。
4区。国学院は一昨年この区間を好記録で走った中西大翔君。昨年は2区で不本意なタイム、今年は伊勢で今ひとつでしたが、出雲では好走。彼本来の力を出せばかなり好位置で襷を繋げそう。
5区の国学院は今年の山男、殿地(どんじ)君でトップを窺うはず。11月に箱根ターンパイクで行なわれた「激坂王レース」で、箱根駅伝3人目の山の神の神野君に続いて2位でゴール。5区より標高差のあるレースで、もちろん学生トップです。昨年も5区で順位を三つ上げたものの区間8位。今年は最終学年、有終の美を飾ります。
ということで、往路の1・3区を誰が走るかで復路のメンバーも変わってくるのですが、今年の国学院の強みは、往路のメンバーをどう組み立てようが、1万メートル28分台の選手が復路に3人残りまして、たぶん、出雲のアンカー、伊勢の7区で結果を出した平林君も復路に残りそうなところです。28分台でない二人も持ちタイムは29分そこそこで、駒沢や青学が無難に走っても、簡単に追いつかれたり引き離されたりはしない布陣が組めそうなのです。
「あー、楽しみやなぁ」
今晩も明日の晩も、次の晩は初夢ですか。でもそんなことはどうでもいいのです。伊勢の全日本駅伝のビデオを見終わった後から、勝手にオーダーを考え、理想の展開を描きながら、ずっと夢を見続けているのですから。
さてさて、正月の三日、夢見心地のまま美味しいお酒が飲めるのか、はたまた現実の厳しさに打ちのめされて、やけ酒となってしまうのか。
まあ、どっちでもいいじゃありませんか。さあ、掃除!掃除!おっと、買い物も。
夢追ふも鬼の笑はぬ年の暮 弁人