チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

待ち遠しい正月の「箱根駅伝」

2021-12-30 14:03:28 | つぶやき
12月30日(木)

 世界的に「オミクロン株」とかの感染が拡大し、日本にもその波がじわじわと迫っているようで、すっかり落ち着いていた感染者数が年末になって増えてきているとか、やっぱり「第6波」とかが来ちゃうのでしょうかね。

 2022年の年明け、今度の箱根駅伝は沿道で応援できるかなと楽しみにしていたのですが、二年続けて応援自粛の要請が出てしまい残念でなりません。

 さて、その箱根駅伝。

 下馬評では、駒沢大と青山学院大の一騎討ちということで、選手層の質や厚さから見ると、まったく反論の余地がありません。
 ただ、駒沢大の準エースの鈴木芽吹君が夏に故障し出雲にも伊勢にも出場できず、今回ももし万全でないとしたらとか、青学にしても、前々回5区山上りを区間新で走ったこれまた準エースの飯田貴之君を山上りから外して大丈夫なのだろうかとか、それぞれに心配な点がなきにしもあらず。

 この二強に割って入る大学として、東京国際、早稲田、順天などの名前が挙がっているのですが、果たして如何に。

 なんか忘れられているというか、あまり話題に挙がって来ないのですが、出雲4位、伊勢も4位の国学院と、昨年往路優勝、総合2位の創価大。私は、もし二強に何かがあってその中に食い込むとすれば、この二校だと思っているのですがね。
 もちろん、個人的な願望としては、母校国学院が駒沢・青学をねじ伏せるという夢を見ているわけなのですが。

 そこで分析。
 選手層の厚さでは早稲田も見劣りしませんが、どうもロードの駅伝となると勝負強さが今ひとつの感。
 東京国際はヴィンセントという大砲を持ち、順エースの丹所君の調子も良く、もちろん侮れないものの、三番手の山谷君を1区で使ってしまうと、見せ場は前半の往路だけのような気がします。
 順天にはオリンピアンの三浦龍司君がいて、彼のスピードはずば抜けています。1区に来るとハイペースになり「困るな」と思っていましたが、どうも2区を走る気配。彼は特にラスト1㎞のスパートが身上。果たして、2区最後の戸塚の上りでその末脚が使えるかどうか、うまくいかないと他の選手の士気に影響しそうです。

 ということで、私の見立て。

 駒沢・青山がランク特A。続くのが国学院と創価。トップ争いは難しいものの上位に入り込んできそうなのが順天・早稲田・東京国際。続いて明治・帝京・東洋が次のランク。ここまででもうシード権獲得の10校になっていますが、そこにシード権狙いの中央・東海・法政がどこまで食い込んで来るのかというところでしょうか。

 私の予想はいつも外れますが、それもスポーツ観戦の醍醐味のひとつ。ここは夢を追って自分にとって理想的な展開を描き続けるしかありません。

 昨日、各大学10人のエントリーが発表されました。当日変更可能なので偵察メンバーも多いとはいえ、少し予想が立てやすくなりました。

 1区はスローになりそうな気配。飛び出すとしたら、駿河台のブヌカ選手でしょうが、総合力で上位に来る大学ではないので、勇気を出して追う選手がいるかどうか。もしいないとすれば、タイム差の少ないこの区間でスピードランナーを使うことはありません。国学院で言うと、飛び出した選手に付いて行くのであれば島崎君か藤木君。タイム差少なく繋ぐのであれば一年生の山本君かなということで、前田監督、只今思案中というところしょうか。

 2区は東京国際のヴィンセントがトップに立つでしょう。駒沢の田沢廉君が続き、あとはどれだけ大差を付けられずに3区へ渡せるかどうか。国学院が伊勢のアンカー区間で区間賞の伊地知君を配置したのは、ここは勝負でなくてタイム差重視の現れ。いかに粘って1時間7分台で乗り切れるかどうかということでしょう。

 3区も東京国際の丹所君がトップを快走しそうな気配ですが、どの大学もここで「勝負あった」では困りますので、反撃の狼煙とばかり好選手を配置してきそうです。青学はエース格の岸本君で勝負を掛けそう。早稲田は太田直希君でしょう。国学院はここにエースの藤木君か主将の木付君を置いて先頭を追うことになると予想しています。

 4区。国学院は一昨年この区間を好記録で走った中西大翔君。昨年は2区で不本意なタイム、今年は伊勢で今ひとつでしたが、出雲では好走。彼本来の力を出せばかなり好位置で襷を繋げそう。

 5区の国学院は今年の山男、殿地(どんじ)君でトップを窺うはず。11月に箱根ターンパイクで行なわれた「激坂王レース」で、箱根駅伝3人目の山の神の神野君に続いて2位でゴール。5区より標高差のあるレースで、もちろん学生トップです。昨年も5区で順位を三つ上げたものの区間8位。今年は最終学年、有終の美を飾ります。

 ということで、往路の1・3区を誰が走るかで復路のメンバーも変わってくるのですが、今年の国学院の強みは、往路のメンバーをどう組み立てようが、1万メートル28分台の選手が復路に3人残りまして、たぶん、出雲のアンカー、伊勢の7区で結果を出した平林君も復路に残りそうなところです。28分台でない二人も持ちタイムは29分そこそこで、駒沢や青学が無難に走っても、簡単に追いつかれたり引き離されたりはしない布陣が組めそうなのです。

 「あー、楽しみやなぁ」
 今晩も明日の晩も、次の晩は初夢ですか。でもそんなことはどうでもいいのです。伊勢の全日本駅伝のビデオを見終わった後から、勝手にオーダーを考え、理想の展開を描きながら、ずっと夢を見続けているのですから。

 さてさて、正月の三日、夢見心地のまま美味しいお酒が飲めるのか、はたまた現実の厳しさに打ちのめされて、やけ酒となってしまうのか。
 まあ、どっちでもいいじゃありませんか。さあ、掃除!掃除!おっと、買い物も。


   夢追ふも鬼の笑はぬ年の暮  弁人


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逗子の秘境?「久木大池」の紅葉

2021-12-16 15:28:38 | 逗子風物
12月16日(木)

 逗子鎌倉ハイランドの住宅地と池子の森の挟まれた谷あいにひっそりと佇むのが「久木大池」。

 駅から歩いても20分ほどですが、逗子にも
  こんな秘境が存在します
  

 土・日・休日だけ開放されている池子の自然公園。公園の出入りは神武寺側と久木側の二ヶ所になりますが、時々逗子駅からバスでハイランドへ行き、谷の下の久木大池に下りて、池の畔から久木中学の前を通って公園に入ることがあります。
 12日の日曜日もそのルートを歩いて、自然公園から神武寺側へ抜けたのですが、ひと月前はわずかに「秋色濃き」という雰囲気だった池が一変。見事な紅葉に彩られていました。ただ、この日はカメラではなくスマホで二・三枚撮っただけでしたので、今日、もう一度久木大池へ。

 バスを降りて
  坂道を下りて行くと
  

  この紅葉は特に鮮やか
  

 池の畔に近づくと、
  冬の陽に照り輝いて
    

 谷あいなので風も穏やか。
  水面に映る紅色
  

 クリスマスまで一週間ちょっと。今年ももう僅かなんですけどね、そんなことは
  どうでもよくなりますね
  


   年の瀬を忘るる光池に木に  弁人


 平日は池子自然公園に入れないので、聖和学院の前から逗子駅裏へ抜けるトンネルを通って帰って来ました。


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上野と王子で、今年の紅葉の見納め散歩

2021-12-11 18:02:52 | お出かけ・散策
12月11日(土)

 今年の紅葉、先月初めの旅行での善光寺はなかなかの風情でしたので、その後は特段「錦秋を求めて」というお出かけはしませんでしたが、いざ冬がやって来て「東京の紅葉もそろそろ見納め」とか耳にすると、やはり気になってしまいます。

 東京の紅葉、以前、王子の先の「名主の滝公園」へ行ってみたいと思ったことがあったのですが、コロナ禍もあって忘れていました。そういえば、上野の国立博物館の庭園も、この時期はまだ行ったことがありません。
 それではと思い立って、金曜日の昨日、電車に乗りました。

 電車でも車でも、東京へ行くのは休日のほうがスムーズで、この土日は穏やかな日和とは聞いていたのですが、人の集まる所となると、往復が多少煩わしくても、やはり平日のほうが落ち着けますから。

 ということで、まずは上野駅で下りまして、

 科学博物館前のイチョウ黄葉を
  踏みしめながら
  

 上野公園を歩くのは久しぶりです。KAZU君と科学博物館に来たのも、東照宮にお参りしてぼたん園に来たのも2017年の冬と初夏でしたから、たぶんそれ以来でしょう。

 国立博物館に入りますと、やはり、
  雰囲気ありますね
  

 本館の展示を少し見て歩いてから、いよいよ本館の北にあるお庭のほうへ。

 池がありまして、
  落ち着いた佇まい
  
  
  
  これは見事
  


   文化財眠れる先の紅葉かな  弁人


 博物館を後にし、双子のパンダ公開前で今はすいていそうな動物園の前を通って、

  花園稲荷をお参り
  

 五條天神と穴稲荷にもお参りした後、京浜東北線に乗って、

  東十条で下りました
  

 駅前の道路を渡ると、
  「子育地蔵尊」
  

 線路脇に下りて王子方面へてくてく行くと、
  門構えに「名主の滝公園」と
  

 やや雲が多めです。もう少し空が青いと
  もっと鮮やかだったかも
  
  

 都会の中の滝としてはかなりの水量
  「男滝」
  

 案内図を見ると、公園の南のほうに「女滝」があるのですが、今年は台風による大雨もほとんどなかったのに、どうしたことか、通行止めの看板ばかりで公園の北エリアの一部分しか歩けません。
 少しがっかりして、南の王子方面へ歩いていくと、また門構えの入り口があって、
  入れそうな気配
  

  入れました
  

 こちら公園の南エリアには、
  ひっそりとした池が
  


   黄落の水面に鳥の羽休め  弁人


 そう、こちらには「女滝」があるのですが、北のエリア同様、少し歩いて行くと、こちらも通行止めばかり、「女滝」には行けませんでした。

 公園を出て、あとは王子駅へ向かうばかりかと思いきや、実は、まだ立ち寄る所があるのです。それを踏まえて、東十条下車の王子方面へのルートにしたのですから。

 ありました。
  王子稲荷神社の神門
  

 ここが正面で、真っ直ぐ向こうに階段と鳥居があって、社殿も見えているのですが、階段手前の一帯が幼稚園になっていて、平日はこの先、左の大銀杏の下から「稲荷坂」を上って行かなければなりません。

 坂の途中に、側面から入る
  鳥居がありまして
  

 幼稚園を背後に見下ろしながら
  お参りしました
  

 本殿の右脇に朱の鳥居があり、くぐると摂社でしょうか、「本宮様」というお社があり、その奥にも朱の鳥居が並び、「狐穴(ここにもお穴さま?)」や願い石のある「お石さま」とか、お稲荷様がまだいくつもありました。
 さてさて、どのお狐さんかわかりませんが、王子稲荷の狐、化けるのが巧くて人をよくだますとかいう言い伝えがあり、落語「王子の狐」として有名なのです。その落語に出てくる玉子焼も有名で、この日は立ち寄りませんでしたが、王子駅の近くの扇屋さんで売っています。

 さて、先ほど入ってきた稲荷坂の途中の鳥居から出て、そのまま南に真っ直ぐ歩いて行くと、今度は王子大坂という坂道の途中に出ます。
 この坂道、「地蔵坂」とも呼ばれていて、実は、東十条駅前にあった「子育地蔵尊」が元々あった所で、昔は縁日で賑わった道だったとか。
 その地蔵坂を突っ切って行くと、左に現れるのが

  立派な石の大鳥居
  

 王子神社の鳥居です。この王子神社、その昔、この地域を支配していた豊島氏が紀州の熊野三社権現から王子大神を勧請して祀ったと言われ、王子の地名の発祥になっているようです。
 その豊島氏、ちょっと興味がありましてね、一度お参りに来なくてはと思っていたのです。そう、最近なくなった遊園地の「としまえん」、豊島氏の居城だった練馬城の跡地にあったとか。戦国の世、太田道灌に滅ぼされたとかいうことですがね。

 そんな歴史を抱えた
  風格ある社殿
  

 ところで、王子神社のシンボルといえば大銀杏とか聞いたことがあります。

 社殿手前右に王子駅へ下りる参道がありますが、
  その下り口に
  

 階段を下りると石神井川(音無川)。その向こうに飛鳥山公園のこんもりとした緑。谷間の川べりから見上げると、昔からなかなか壮観だったのだろうと想像がつきます。

 石段を下りると
  音無親水公園
  

 アーチ橋の上は本郷通りでしょうか、道路の下の川べりは
  別世界の趣
  


   喧騒の下の谷間に冬静か  弁人


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