チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

春から初夏へ、気持ちいい季節なんですけどね・・

2021-04-23 11:54:43 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
4月23日(金)

 また「緊急事態宣言」ですか。仕方ないですね、手ごわい変異株が次々現れて蔓延しているんですからね。

 今週は、日曜日からずっと爽快な青空が広がっていて、昨日、買物へ出たのですが、ついその青空に誘われて、金沢八景の先の野島公園に車を停めました。

 駐車場の脇に、伊藤博文公の
  旧金沢別邸があります
  

 目の前の海のすぐ向こうに
  八景島シーパラダイス
  

 爽やかな空、穏やかな海。その大気が静かに流れ込んで来る座敷に佇んでいると、今の社会の切羽詰まった状況がなんか遠い世界のことのような気分になります。でも、ふとマスクをしている自分に気づいて、我に返るという具合。

 実は、野島に来たのは、旧別邸の南の一画に
  「牡丹園」がありまして
  

 火曜日の神奈川新聞に「ぼたんまつり、25日まで」という案内が載っていたのです。

  その牡丹
  
  

 新聞には、何種類もの牡丹が一面に咲きほこっているかのように書かれていたのですが、やはり、ここでも今年は花も早めで終わりに近いのか、黄色と紅の花がぽつんぽつんと残っているだけでした。


   垣根越し潮の香仄か牡丹園  弁人


 あとは、これもそろそろ見納めの
  ツツジが少々と
  

  紅花シャリンバイ
  

 お庭を出て、海っぺたの公園を少し歩いて駐車場に戻ると、足もとの草むらに私の好きな野の花が。

  カタバミとイモカタバミ
  


   紅一点芋片喰を見守る黄  弁人


 帰り道、「そうだ、焼き海苔を。それに海苔佃煮も」と、地場名産の海苔屋
  忠彦丸さんに
  


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「千葉市界隈での花巡り」~その2~

2021-04-18 09:04:23 | お出かけ・散策
4月18日(日)

 今回の千葉での「花巡り」、行きはアクアラインを渡って、帰りは湾岸でという予定でした。その帰り道ですが、湾岸に直接入るとすると習志野インターまで入り口がないので、たぶん、京葉道路の貝塚インター辺りから高速に入るのだろうと思っていました。
 そんなプランを頭にしながら地図を眺めていると、幕張の手前の稲毛海浜公園に「千葉市花の美術館」という植物園があって、もし時間があった時のおまけプランとして気に留めておきました。

 ということで、前回の続きです。

 「泉自然公園」を出たのが14時半。「日も長くなったことだし、せっかく千葉に来たんだから行ってみよう」と、千葉の市街地を抜けて、おまけプランの稲毛海浜公園へ。

 正門を入ると広い前庭。その奥に
  温室の建物が見えます
  

 グーグル地図では「千葉市花の美術館」となっていましたが、入り口に「山陽メディアフラワーミュージアム」とありました。今時流行りの命名権ということなのでしょうが、後で聞くと、その期限が3月いっぱいで切れて、今は元の「千葉市・・・館」に戻っているとか。
 それはいいとして、ここに来たお目当てはインターネットで見た写真です。

 それが、前庭の花壇に並んでいる
  「ルピナス(昇り藤)」
  
  

 何回か前の記事に載せましたが、ちょうど今、鉢植えですが我が家のデッキを彩っている花。その花が植物園の花壇となるとどんな具合かと、生で見ておきたいと思ったわけでした。


   所狭く並びし花の背比べ  弁人


 さて、陽が傾いてきたとはいえ、閉館まで2時間近くあります。さっそく館内へ入り、まず「アトリウム」という展示棟から巡回することに。

 展示棟には「ベジタブルフラワー」と称して野菜やハーブの花で埋めつくされている屋上庭園があって、
  こんな花が
  

 「なんの花なんだろう、葉物野菜かな」と思いましたが、聞くところによると、ハーブのようで、名は「ボリジ」とか。「ルリジサ」とか「ボラゴ」とも言うそうですが、名前はともかく、花の雰囲気といい細い毛をまとったつぼみの様子といい、美しく見応えのある花でした。

  それでは、温室へ
  

  「トーチジンジャー」
  

 「ラッパバナ」の
  つぼみと花
  
  

 沖縄では野外にも咲いているとかいう、なんとも神秘的な色合いの
  「ヒスイカズラ」
  
 妻君が「大船のフラワーセンターにもあるから、今度行こうね」と言っていましたが、昨日のテレビで、このヒスイカズラ、今の時期に植物園の温室で見られる珍しい花として紹介されていました。

 温室から出ると、食事処の前面ガラスとの間に中庭があって、ここにもなかなか見応えのある花がありました。

  「ポリガラ」
  

  「セントランタス」
  

 次の花、名前は知っていました。5ヶ月前の11月に白い花が逗子のとあるお宅の花壇に咲いていましたから。いろいろな色があるんですね。
  「オステオスペルマム」
  


   メモ帳は横文字ばかり春暮るる  弁人


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「千葉市界隈での花巡り」~その1~

2021-04-17 10:38:51 | お出かけ・散策
4月17日(土)

 今週の初め、新聞を読もうと椅子に座ると、テーブルに「千葉市若葉区富田・さとにわ耕園」という妻君の走り書きのメモが置いてありました。
 「これ、何?」と聞くと、「芝桜とポピィとネモフィラがきれいだって、テレビで紹介してた」というお答え。
 これは行きたいんだなと地図を見ると、逗子から湾岸で行ってもアクアラインを渡って行っても同じような距離の、東京湾を挟んでほぼ対角線上の位置にあって、ちょっとかったるいなと思ったのですが、通り道の千葉東ジャンクションのそばには、昨年夏に行って、ここはなかなかいいと思った「千葉市の都市緑化植物園」もあります。
 「それじゃ、天気のいい日が来たらひとっ走り千葉へ行ってみようか」ということに。

 その天気の良い日が一昨日の木曜日にやって来まして、さっそく出かけました。

 まずは、まだ一回しか入ったことがないのにお気に入りの「緑化植物園」に。

 とにかく今年は全体的に花の時期が早く、南関東では八重桜もほぼ終わって、ハナミズキも散り始めています。ツツジは見頃になっていますが、藤やアヤメはまだ咲き始めで、ちょうど中途半端な時だったようです。

 ということで、今回は
  見頃のツツジをパチリ
  
  


 園内をひと巡りした後、車を植物園から東金街道に走らせ、東へ数キロほど進んだ所で四街道方面へ左折して間もなく、いよいよ妻君のお目当ての「さとにわ耕園」なるお花畑に到着。

 目の前に現れたのは、まだ咲き揃っていないネモフィラに囲まれた
  「100」の花文字
  
 千葉市政100周年とかで作られた花文字で、黄色と深緑のビオラの花でできていました。

 花文字の向こうに、色とりどりの
  「ポピィ」
  

 そして、お花畑の奥の半分には、これはこれは
  色鮮やかな「芝桜」
  
  


   陽差し燦々いちめんの花模様  弁人


 さて、午前中に二ヶ所で花巡りを済ませ、午後はどこへ行こうかとカーナビに目を遣ると、近くにある「泉自然公園」という緑地が画面に映っています。
 そういえば、家の書棚に並んでいる「日本桜名所百選」という冊子の中に、この公園も載っていたような。桜はもう終わっていますが、どんな公園か、ちょっと覗いてみようかということになりました。

 公園に入ると、早くも初夏の香りの漂う道が続き、
  その新緑の中を歩くと、
  

 道端に何気なく咲いているのが
  「イチリンソウ」
  

  そして、「ニリンソウ」
  

 新緑の中に映える
  赤い吊り橋
  

 桜の広場の手前に「野草園」という一画があって、なかなか趣のある花が見られました。

  「ホタルカズラ」
  

  「エビネ」
  


   房の里マスク越しにも若葉の香  弁人


 ここまで「花巡り」としゃれ込んで、都合三ヶ所歩き回ったので、そろそろ帰り時なのですが、時計を見ると14時半。「時間、まだ大丈夫だね」と、もう一ヶ所寄ってみることとになりました。

 その四ヶ所目の花巡りは、まだ写真の整理が終わっていないので、明日か明後日、次回の記事「その2」として載せることにして、今回はここまでとします。


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新入生を迎えたのは、桜ではなくツツジでした

2021-04-06 18:15:48 | 身辺雑記
4月6日(火)

 逗子や葉山の小学校と中学校の入学式は、どうも昨日の5日だったようで、今日のお昼前に車で出ると、ピカピカのランドセルを背負った一年生が集団で下校する姿に出会いました。
 始業式が昨日だったのか今日だったのかわかりませんが、いづれにせよ、新入生は登校二日目だったのでしょう。

 桜はもう全て散ってしまって、今年は、少々可哀そうだったなと思いながら、トンネルを抜けて葉山小学校の前に行くと、すっかり若葉色になった桜並木に下に、

 なんとまあ、ツツジの花が
  きれいに咲いていました
  

 まだ4月上旬ですよ。今年の入学式、一年生を出迎えたのは、桜ではなく、
  ツツジだったとは
  

 ツツジは4月の下旬頃から日本中どこにも咲きますが、この小学校のすぐ隣に「花の木公園」というツツジが咲きほこる名所があって、その延長線上のように、グランド脇の道路沿いをツツジの花が彩っているのです。

 それじゃ、ちょこっと花の木公園のツツジの具合を伺っておこうかと、駐車場のある町役場へ向かって消防署の角を曲がってみると、

 もう満開?
  なんとも艶やか
  

 駐車場の裏の斜面も
  色とりどり
  

 公園に入ると、平地の所はまだ
  つぼみがほとんどですが、
  

 池の向こうの斜面は
  彩り豊かに
  

 これはまた
  鮮やかな濃い紅色
  

 真紅といえば「キリマツツジ」と思ってしまうのですが、このツツジもそうなのでしょうか。


   人の世の営み見つめ躑躅燃ゆ  弁人


 そう、この色のツツジも印象深い。つい過去の日の映像が目に浮かんで来てしまいます。
  ヤマツツジの色
  

 葛城山の「一目一万本」のツツジは圧巻でした。そう、日光の植物園のヤマツツジも目に焼きついています。


   アルバムを蘇らせる躑躅かな  弁人



 ところで、新入生と言えば、大宮のKAZU君。実は、この春中学一年生になるのです。お正月にひょっこり顔を出してくれましたが、すっかり大きくなって、声色も大人びていてびっくり。
「もうすぐ中学生で、電車も大人料金になっちゃうんだしね」と声を掛けて以来、コロナ禍で一度も会っていません。

 さいたま市の公立学校は、例年一学期の開始が遅く、入学式は8日とか。「どうしているかな、卒業式は無事済んだのかな、どんな思いで入学式を迎えるのかな」と心配していたところ、昨夜、「元気だよ」という連絡が来ました。
 いろいろ話したのに、肝心なところは聞きそびれたりしたのですが、小学校も中学校も桜がきれいな所にあるので、たぶん、今年は卒業式が桜の花の下でということになったのでしょう。

 実は、KAZU君のお父さんのオランダでの海外勤務、本当は昨年で終えるところだったのですが、運悪くコロナ禍で後任の着任も本人の帰国もままならず、およそ一年、アムステルダムに取り残されたかのような状態になっていたのです。家族皆、何とも言えないもどかしさの中にいたのですが、この1月末にようやく帰国することができたのです。

 ということで、KAZU君も大喜びという具合なら「めでたしめでたし」だったのですが、なにしろ状況が状況ですから、空港への家族の迎えも無し。会社の用意した車で関空から明石の社員寮へ直行。そして二週間の隔離生活。
 とまあ、いろいろ大変な状態でして、そのうえ、いつ何がどうなるかわからない不安もありましたので、KAZU君とお父さんのこと、ブログではいっさい触れずにいたのですがね、もう大丈夫でしょう。

 2月から3月にかけて、私も「そろそろお父さんに会えるかな」と思いきや、緊急事態宣言なるものが延長され、加えてイギリス変異株なるものが出現。東京都が検査を徹底しないせいもあって、その感染者が、数字上では兵庫と埼玉に多いという皮肉な事態にも。
 そんなこんなで、大宮と明石の行き来もままならず、夫婦・親子なのにずっと会えない状況が続いていたのです。多感な12才、KAZU君の心中、察するに余りある状況でした。

 そんな中、KAZU君の卒業式と入学式。ともに、出席できる保護者は1名までということでしたが、お父さん3月下旬になって、卒業式に出るため、なんとか埼玉にやって来ることができて、久しぶりの親子の対面となったのです。
 その後、二人の予定が合わなかったのか、KAZU君は卒業式の翌々日、一人で神戸空港までスカイマークに乗って行き、三泊四日の明石方面旅行へ行って来たとのこと。
 KAZU君、生まれ故郷の地で、お父さんと水入らずの時間を過ごしたという報告を弾んだ声で伝えてくれました。

 世の中、「コロナ感染拡大の一因は、若者の自覚に問題あり」という見方もあるようですが、考えてみれば、若者だって大変な状況で可哀そうなこと極まりない。
 KAZU君も、修学旅行がなくなったりして、12才にして苦汁を味わいながら時代の荒波に揉まれているわけですが、昨年の大学一年生なんか、特にひどい状況なんじゃないですか。
 授業が成り立たないなんてことより、大学自体に行けず、サークル活動なしのひとりぼっち生活。青春を生きている意味ないでしょう。人生の宝は友だちですもの。どんなに知識や教養を身に付けても、人との交流から得るもの、学ぶものがなかったら人生成り立ちません。その大事な部分を青春時代の仲間との交流が担っているのですから。

 今のところ、小中高は対面の授業ができているようなので、KAZU君、大学生に比べればましなのかもしれませんが、そんなこと、12才の若者に理解しろというのも無理な話。ここは、くじけず真っ直ぐに成長してほしいと願わずにはいられません。


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