チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

近鉄特急を乗り継ぎ「大学駅伝」を追いかける

2017-11-06 23:57:28 | スポーツ観戦等
11月6日(月)

 伊勢路を走る「全日本大学駅伝」、現地で観戦して来ました。

 応援する母校の国学院大学、3年連続5回目の出場ですが、直接応援に出向いたのは初出場した2003年一回だけなので、もう14年も前のこと、久しぶりとなりました。
 この駅伝も毎年楽しみにしているのに、3年連続出場とはいえ、明石にいた7年間を含めて2007年から14年までずっと予選を通過できず、出かけるチャンスに恵まれませんでした。

 昨年もテレビ観戦でしたが、9位という初めての一桁順位。そして今年は6月に行われた予選、シード6校を除いた上ですが、タイムも上々、今回優勝した神奈川大、優勝候補に挙げられ2位だった東海大に続く3位通過ということで、「これはもしかしたら、シード権がもらえる6位以内も夢ではないかも」と、淡い期待も。

 とまあ、そんなわけで、三連休の只中を顧みず、レース前日4日の桑名のホテルを予約しちゃいました。

 5日朝8時20分。国道23号線(名四国道)の
  地蔵交差点へ
  

 2区13.2㎞の7.7㎞地点。すぐ東に全長1㎞ほどもある揖斐長良大橋が見えていて、選手はその橋を渡って来ます。
 通過は9時10分頃の予定。市内からちょっと距離があるので歩くのは難しいのですが、問題は9時47分の特急に乗らないと次の地点へ移動できないこと。14年前はタクシーで来てそのまま待たせておいたのですが、待ち時間の料金がかかってしまいます。そこで今回は、タクシー会社の電話番号をスマホにセットし、桑名駅8時05分発の路線バスでやって来ました。

 とうとうと流れる長良川と揖斐川を跨ぐ
  長大な橋のたもとです
  

 やって来ました先頭集団。
  駒沢、東洋、早稲田、神大
  


   足早に渡る大河も清やかなり   弁人


 中央学院の後、6位争いの東海と国学院。
  後ろに迫る青山学院
  

 1区で優勝候補の東海が今一つだった上、もう一つの雄青山学院も出遅れるという波瀾の展開で、国学院1区2年生の浦野君、この二校に悠々先んじて襷をエース向(むかえ)君に渡したのですが、さすがに実力校、ここで追いついて来てしまいました。
 その向君、1区にケニアのランナーを置いた全国選抜の選手を抜いて、「1万m28分台もダテではない、6位確保か」と思ったのですが、なかなかうまくいきません。いくつかのチームの選手がタイムを落としてきてくれないとシード権は難しそうです。

 と思っているよりも大事なのは駅までの足。うまい具合に電話連絡が取れ、数分後に200mほど先の所にタクシーが来てくれることになったのですが、最後尾が通過するまで国道を渡らせてくれないのです。信号は警察官の手動で、やっと最後が通過した後も、その後ろで渋滞していた車をひと通りやり過ごすことに。向こうのほうにやって来ているタクシーがあきらめて行ってしまったら大変とヒヤヒヤしました。

 さて、なんとかなって、
  特急で二駅。着いたのは
  

 四日市の次の特急停車駅。
  白子(しろこ)駅です
  

 ここは鈴鹿サーキットの最寄り駅で、選手が来る国道23号線まで300mもない近さです。駅伝を複数の地点で見るには駅から近いことが必須。箱根駅伝はコースがほぼ京急、横須賀線、東海道線に沿っているので、応援する場所選びもいろんなパターンがあるのですが、ここは三重県、電車の本数も少なくてなかなか難しい。

 コンビニに寄って歩いて数分。4区14㎞の12.5㎞地点で残り1.5㎞、「ラスト!」という声も掛けやすい気合の入る地点。

 先頭、東洋大の山本君。1万m28分台の
  エース格の選手
  

 国学院では持ちタイム三番手の土方君、
  9位で来ました
  

 どうも前の3区で法政に抜かれたようで、後れること40秒ほど。3区も1万m29分10秒台の好選手江島君でしたが、万全ではなかったか。

 ところで、ここから伊勢まで、比較的駅から近い観戦地点はというと、津、松阪でしょうか。前回はこの二地点で応援したのですが、津はちょうど中継地点の辺りで走り出した直後。松阪は何人も通過するのを待っていると次が間に合わないのです。
 もう、とてもとても、駅とコースの間を全力で走る年齢でもありませんので、今回は余裕を持ってあと一ヶ所ということにしました。

 下車駅は伊勢の五十鈴川駅で、コースは駅前です。8区19.7㎞の残り2㎞弱の地点で、内宮宇治橋前のゴールに向かって上りが続くラストの踏ん張りどころです。

 乗車50分の距離があるので
  ビスタカーの2階席に
  
 こんな電車でした。近鉄特有のオレンジの車体も時代とともに変わっていきます。

 日溜まりの中、のんびりとした
  五十鈴川駅
  

 選手が来るまで30分ほどあったので、ラジオを聞きながら、しばしベンチで秋空を見上げていましたが・・・・・、
 どうも、5区で神大の越川君が区間賞を取って東洋に肉薄。
 青学が今一つの中、6区で東洋が後退し東海と神大の先頭争いになり、
 7区で青学が3位に浮上。
 最終8区はトップ東海、17秒後れて神大が追い、さらに50秒差で青学ということに。

 来ました、神大の鈴木健吾君。
  強い、後ろが見えません
  

 今年の箱根駅伝で2区区間賞に輝いた鈴木君です。その後も活躍し、出雲駅伝は万全を期して欠場も、ここに合わせて調整してきたもようです。彼に抜かれて2位に甘んじた東海大に、なんと1分半の大差をつけていました。


   駆け抜ける秋の伊勢路や我先に   弁人


 さて、「国学院はまだかな」と首を長くしたところで、なかなか見えてくるはずもありせん。6、7区とも持ちタイム29分台の4年生が走りましたが、タイム伸びず帝京大にも抜かれたという情報です。
 そろそろかなとカメラの準備をしていると、たすき渡しの時点で2分弱の差があった山梨学院のニャイロ君が先に来てしまいました。

 11位でゴールに向かう松永君。
  後ろに順天の姿も
  

 松永君は区間11位(27人中)とはいえ、60分切りの学内新記録で頑張ってくれたので、とても残念ですが、大学生ナンバーワンでもちろん区間賞のケニア出身ニャイロ君に抜かれるのは仕方ないのかもしれません。でも、総合11位というのにはちょっと落胆。
 山梨学院は前半下位に沈んでいたので大丈夫かな思っていたのですがアンカーが強すぎます。でも、なんといっても、上位8人の持ちタイムからも負けることはないと思っていた法政と帝京に抜かれたのも残念です。
 早稲田、東洋、駒沢にもスキがあるかもしれないとひそかに期待をしたのも事実なのですが、実力校はさすがですね、ブレーキになる選手はいませんでした。

 まあ、CSの広島カープにしても同じこと。結果は結果、仕方ありません。
 ちなみに、11位とはいっても、9位だった昨年よりタイムは45秒ほど上回っていて、頑張ったんです。よくやったんです。やっぱり仕方ありませんね。
 誰だって勝ちたい、だから練習して鍛える。よってレベルが日々上がっていく。勝負の世界の宿命でしょうか。

 この後、後続選手を追いながら、最後尾にあまり離されないくらいの時間で内宮まで歩こうかと思っていたのですが、なにせ秋晴れに恵まれた連休のさなか、駅伝も終わったばかりとなると、帰りのバスやタクシーの具合もわからないこともあって、萎えた気分のまま一駅宇治山田へ戻ってお土産を物色し、

 伊勢志摩ライナーの
  DXシートに座って名古屋へ
  

 三連休の最終日の夕方、名古屋駅の新幹線ホームはごった返しの感じでした。数日前になんとか指定券を取っておいたのでよかったのですが、自由席の乗り降りに時間がかかって、発車に遅れが出ていました。ゴールデンウイークやお盆、年末年始もこうなのでしょうか。やはり、年寄りのお出かけは平日に限るようです。



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