閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

梅雨入り

2018-06-06 22:34:45 | 日々

「栗花落」と書いて「ついり(=梅雨入り)」と読む…と朝のニュースで言っていた。
栗の花、山にはいっぱい咲いている。
意外と蜜があるらしく蜂が来ているけれど、特に美しいものでもないし、なにしろ木の上なので、あまり近くに寄って見たことがない。
えーと、

こんなのですね。

 

ぽわぽわのシッポ状のものが小花のあつまり。
クリーム色から、しだいに褐色になり、シッポの形のまま落ちて地面をおおう。
雨が降ると、大量の枯れ花からタンニンがしみ出してそこらじゅう赤茶色に染まり、それもあまり美しいとは言えない。

あれ?
そうだ、花、落ちるんだ。
ということは…栗の「実」は、いったいどこに?

2階ベランダから撮ったのを拡大してみた。
シッポのつけねに、まだ小さいけど、あきらかに「栗のイガ」っぽい緑色のものがついている。
これがつまり実になる雌花で、シッポ状のは雄花、ということがわかった。

ちょこっとのぞいているのが、めしべ。
なぁんと、花のうちからもうイガに入ってるとは!

 

梅雨入り祝いに水玉でも。

 

 

 

 

 

 

 

紅がくちゃん、ここまで赤くなりました。

 

 

 

ホタルブクロ。
このあたりのはほとんどが白で、赤紫のは珍しい。

 

もういいかい?
まぁだだよ。

 

本日のゲスト。

ジャッキー。

 

味のある顔だねえ。吉田鋼太郎に似てません?

たまにこういういい表情も見せてくれるんだけど、ジャッキーはなかなか手ごわい。
ゴハン皿を差し出す手に、「そいつを早くよこせッ」とばかり、鋭い爪を繰り出す。
毎晩(Mに見つからないようこっそり)ゴハンあげてるのに、あげてるのはわたしなのに、それはないだろ~。
ジャッキーにしてみれば、餌は「自分で勝ち取る」もの、それに手をかけている奴はライバル、という認識なのかもしれない。
まあ、それがきみの生き方なんだったら、好きにすればいい。
もう1歩近づくという努力を、ジャッキーはしないし、こちらも特にしていない。
とりあえず、お互い現状維持である。

本日の「いいね!」

The Art of Looking at Art

アート見てる人がアート。
1928年パリ生まれの写真家 Elliott Erwitt の作品。

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樹上の星

2018-06-04 22:10:06 | 日々

エゴノキの花が終わってしばらくたったころ、ふたたび地面に白い星形の花がたくさん落ちる。
よく見ると花びらの先端が尖らず、軽くねじれていて、風車にも似ている。

 

上、上、ずーっと高いところを見上げると…

 

これですね。
ホオノキによじのぼっているテイカカズラ。
この植物はここ数年でびっくりするほど増えた。
あるいは、増えたものが花が咲くまでに成長した、ということかもしれない。
茎や葉がかたいので(有毒という説もあり)、さすがの鹿も食わないのだろう。
高くまでのぼってしまえばこっちのもの。
日のあたる場所で花を咲かせ、パラシュートつきの種子を遠くまで飛ばすことができる。

つる植物の中で、カラスノエンドウのように巻きひげを出すものは、そのへんの草むらでも、あっちこっちちょいちょいとつかまらせてもらって伸びていくことができる。
アサガオのようにくるくる巻きつくものは、もうすこし丈夫な支柱を欲しがるが、太すぎると一周巻くことができず困惑するばかりだ。
一方、テイカカズラやツタなど、付着根を出してはりついてのぼるものは、相手が細いとぜんぜんだめで、さらにしっかりした面積の大きな支持体を必要とする。
木が高く太くなるにつれて、まず巻きひげ系が脱落し、巻きつく系も振り落とされ、はりつく系の勢力が増大していく。
家の周囲では常時人の手が入るから、もちろん自然の状態とは言えないけれど、長く住んでいると植物の移り変わりが実感できて、とても面白い。
 

ホタルブクロ。
そろそろ蛍も出るころかな。

 

ムラサキカタバミ。

 

本日のクレ。

本日なぜか甘えっこの後追いモード。

 

暑~い~。

 

おやあ?

 

いいとこみつけたね。そこ、涼しい?

 

本日の「いいね!」

AUTOMATICA - Robots Vs. Music

うーん、これ、見方によってはちょっと怖いメッセージかもしれない。
ニューヨークで活動するクリエイター Nigel Stanford の作品。

(あれ? そういえば…と調べたら、3年ほど前に同じ人の動画 CYMATICS: Science Vs. Music をシェアしていましたね。こういう傾向の音楽が好みというわけではないけれど…何か気になる要素があるんだと思う) 

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蜂の巣

2018-06-02 17:12:44 | 日々

うつくしいかたち。
(刺されたけど!)

 

アジサイの葉の裏で、別のが巣作り中。
今シーズンは蜂が多いのか、アシナガバチの巣だけでもすでに4つも見た。

 

白い卵が見える。

 

こちらは猫の巣。
コマはトラちゃんと寝る。

気温が上がるとともに「ぱたぱた」だの「ちょろちょろ」だのがどっと出てきて、コマは昼夜をとわずハンティングに夢中。
ついに恐怖のシーズンの開幕です。
獲物をとると、必ず持って帰ってくる。
一階のときは、トトトッと小走りにお風呂場へ持っていく。
(これはなぜかわからないけど、真鈴もそうです)
そして二階のときは…まっすぐわたしのところへ持ってくる!
持ってこないでッ!

寝る前に布団で本を読んでいたら、猫ドアがぱこんと鳴って、コマが入ってきた。
慢性鼻炎のコマちゃんは、興奮するとプープーと鼻息が荒くなるので、誰だかすぐわかる。
「なんか持ってない?」と念のため見たら、口の両端に大きくはみだしている黒っぽいモノが。
ひえっ!とのけぞったら、喜んだと誤解したのか、まっすぐ枕のとこへ持ってきて、ポトリと落とし、前足でちょいちょいとつついて遊び始めた。
ぎゃああ~~!
と、深夜なのでサイレントな悲鳴をあげて飛び起き、電灯をつけ、眼鏡をかけ、おそるおそるのぞいてみたら、なんとそれは、長さ15センチほどもある…

枯れ葉、でした。

おどかさないでッ!
(じつはこの前々日の同じ時間帯に、もっと大変なことがあったのですが、それは恐ろしすぎてとても書けません。タフでなければ生きていけない素敵なカントリーライフ)

 

そして、昼下がりのコマ吉はそこで何をしているかというと…

 

日なたぼっこに出てくるトカゲさんを待っているらしい。

 

本日の「いいね!」


勝手に部屋で出産した猫が、僕の人生観を変えた

ほほほ、またひとり、しもべがふえたわ。

 

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