閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

じゃれる

2009-02-26 16:27:56 | 日々
きなこ(じゃこてん改め)、ようやく「じゃれる」を覚えました。

果物の入っていた赤いネットをくるくるとまるめて
ボールのようにしてあげたのが気にいったらしく、
ころがるのを追いかけて走る走る。
興奮しすぎて押入れの戸に突き当たったりしています。

猫なのに、いまひとつ猫らしくない、
なんとなくタヌキかイタチのようだと思っていたのは、
これまでこういう猫らしい遊びをしなかったからですね。

それではと、他の猫たちもかつて熱中した「猫釣り棒」
(棒に結んだ糸の先に小さいおもちゃをぶらさげたもの)を
試してみたら、これは駄目でした。
がっちり爪をかけ断固として離さず、ばりばりと噛みちぎるだけ。
きなこ、真剣すぎ。遊びなんだよーこれは。


深夜…というか明け方の4時。
階下でみーぎゃーどたばたとただならぬ騒ぎ。
ナニゴトじゃっ? と降りていくと、
すもも嬢さんが松ぼっくりのように毛を逆立てており、
あおむけにひっくり返ったきなこが目をらんらんと光らせて
うなっているではありませんか。

犬の場合だと、ひっくり返っておなかを見せるのは
「降参」のしるしですが、猫のこれは戦闘モードです。
4本の脚ぜんぶの爪プラス牙をフルに使って迎え撃つ構え。
これにもう一方がタイミングをみて上からとびかかり、
噛む蹴るひっかくぎゃあぎゃあのバトルになるわけで。

猫のけんかの仲裁は、割って入ったり抱き上げたりしては危険。
とりあえず、すももの鼻先をペンとはたいて2階に追い返し、
「おとなしく寝なさいっ、ふたりともっ!」
(ええ、わたしはこの時間帯はきわめて機嫌が悪いのですよ)

きなこは、まだほとんど2階にあがってこないし、
すももは逆に2階からあまり降りないので、
うまく住み分けているのかと思っていたのですが、
どうやら、すもも、ばあやが見てないすきに
わざわざ階下へ行って、きなこをいじめているらしい。
新入社員と「おつぼねさま」みたいなもんでしょうか。
やれやれ、まったく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする