もしも閑猫堂が時計屋さんだったら、
おじいさんの柱時計から、オルゴールつきの懐中時計、
目覚まし時計に、鳩時計に、からくり時計…
もしかしたら砂時計や日時計も置いてありそうな。
さらさらした砂を封じ込めたガラスの砂時計。
製作はもちろん「風ケ丘の硝子工房」ですね、桜さん?
写真のものは、銀座で偶然みつけました。
黒塗りの木のフレームに、
グラニュー糖みたいな白砂の3分計。
「金子硝子工芸」の製品です。
いろんな色と種類がありましたが、
紅茶用にテーブルに置いて普通に使いたいので、
安定感があってオーソドックスなのを選びました。
製造元ではオーダーメイドもできて、
「甲子園の砂」でも、旅の思い出の砂漠の砂でも、
持っていけば砂時計にしてくれるそうです。
ちっちゃいペンダント型の1分計から、
3時間計という大きなものまで。
3時間…よっこらしょっと、ひっくり返して、また3時間。
誰が何のために使うのでしょうか。
さらさら落ちる砂を眺めているだけでもいいのかもしれません。
読んでいる本と、これから読む本。
・「ディファレンス・エンジン」(ハヤカワ文庫SF)
待望の、待望の復刊。
いやあ、嬉しいなあ、若き日のギブスン&スターリングが、
黒丸尚さんの訳で読めるとは。
おっと、「Spook Country」もさっさと読んでしまわないと、
12月には翻訳本が出るという噂ですよ?
(しかし、前作に引き続き登場のビゲンド氏が苦手だ…)
・「奇術師」(ハヤカワ文庫FT)
じつは「ダークナイト」つながりで(?)
先日「プレステージ」をレンタルで観たのですが、
そのラストがどうしてもよくわからず、
気になってしょうがないので、原作本を入手した次第。
しかし、これを読んでも結局わからないような予感が。
個人的には、「プレステージ」の監督さんが
「ディファレンス~」を映画化してくれないかな、と…。