弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

事務所の無停電電源

2006-08-16 00:01:42 | サイエンス・パソコン
8月14日の首都圏大停電の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
私はお盆休みで杉並の自宅におりましたが、この地域は大丈夫でした。停電の情報を聞き、LAN間接続で自宅から事務所のLANに接続してみたところ、日本橋地区にある事務所も無事配電されているようでした。

私の事務所は半年前、ミラーリングのネットワークハードディスクを導入し、バックアップデバイスとして使っています。
オリジナルのファイルは自分のパソコン内のハードディスクに作成し、1日1回、必要なデータをバックアップディスクに転送しておきます。重要なファイルは、パソコン内のハードディスク、バックアップディスクの2台のハードディスクと、合計3箇所に格納されています。

今まで、バックアップディスクの停電対策はとっていませんでした。停電があっても、ハードディスクがクラッシュする確率は低いだろうという考えです。
しかし、停電でバックアップディスク内の2台のミラーリングハードディスクが同時に異常停止するわけですから、同時にクラッシュする可能性もゼロではありません。

今回の大停電に接し、やはりこれは停電対策をきちんとしておこうと思い立ちました。

私が使っているミラーリングネットワークディスクは、I-OデータのHDLM-250Uです。この製品は、APC社製UPS(無停電電源)に対応しており、停電発生時には、UPSから電源供給を受けながら、ディスクの自動シャットダウンを行うことができます。

調べてみると、APC ES 500が楽天で9500円程度で購入できることが判明し、即購入をかけました。
この電源は、内蔵電池の寿命がカタログで4年ということであり、電池のみ交換することも可能です。

今回のような停電が発生した場合、無停電電源からのバックアップ電源供給時間はせいぜい1分以内ですが、この時間内に電源供給を受けつつディスクのシャットダウンを行うので、無停電電源のバックアップ電源が尽きても、ディスクが異常停止することがありません。

I-OデータのHDLM-250Uは、WOL(Wake on LAN)に対応しています。どういうことかというと、停止したディスクを、LAN上の他のパソコンから遠隔で立ち上げることができるのです。そしてこの操作は、LAN間接続した自宅のパソコンからも操作できます。ですから、長期休暇中に停電でディスクがシャットダウンした場合、どうしてもディスクの内容を自宅から閲覧したければ、復電後に自宅と事務所をLAN間接続し、自宅のパソコンからWake on LANで事務所のディスクを立ち上げ、その後で自宅パソコンからディスクを閲覧することが可能です。
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