弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

知財高裁で口頭弁論

2007-03-06 20:34:46 | 知的財産権
被告側で訴訟代理人を務めている審決取消訴訟で、口頭弁論に出廷しました。
弁論準備手続期日が2回開かれて弁論準備手続が終結し、そのあとに1回だけ開かれる口頭弁論です。裁判長をはじめとする3人の裁判官合議体にお会いできるのはこのときだけです。

一緒に出廷した相方の弁理士から「発言するときは起立するように」といわれていました。
審理は、
裁判長「原告・被告とも、準備書面陳述でよろしいですね」
私「はい」
裁判長「これで口頭弁論終結でよろしいですね」
私「はい」
裁判長「これで閉廷します」
で終了です。

私は「はい」と答えるときに起立しなかったのですが、あとから相方に注意されました。「返事するときは起立しないと」
「『はい』だけの返事でも起立するんですか。」と私。
「そうですよ。裁判長が君のことを睨んでいましたよ。」

そうとは気付きませんでした。
それが裁判所の文化であるのなら、代理人としてはその文化に従う必要がありますね。知らなかったとはいえ迂闊でした。これからは気をつけましょう。

判決言い渡し日が決まりました。口頭弁論の2ヶ月以上先です。
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