ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

新庁舎建設はここまできている その5

2008年09月15日 | 新庁舎建設
市のホームページに、新庁舎建設に関連して議会棟の事が載りました。

議会棟を見たら誰でも抱く疑問を取り上げています。
浦安市ホームページ



浦安市ホームページ





「質問」「答え」方式での分かりやすいものですが、議会棟に出入りしている私は、「ちょっと待てよ~、何も知らない市民はこの答えに騙されてしまう」と不安を抱きました。
「委員会室が手狭」が理由になっているようですが、先週も委員会室を使い委員会審査が行なわれましたが、何処が「手狭」なのでしょうか?

あの委員会室が「満杯」になるのは、私の記憶では予算・決算審査の時だけです。
予算・決算は各委員会がそれぞれ二日間にわたりやりますので、2日間×3常任委員会×2(予算・決算)=12日間

つまり、年間で12日間は確かに部屋一杯に人が入ります。と言っても、傍聴席がなくなることはありません。
私はこれまで自分の委員会以外の委員会審査は殆ど一傍聴人として聞いてきています。「座る席が無い」なんてことは一度もありませんでした。
(もし、私のこの記述に納得できない方は一度委員会傍聴にお越し下さい。)

どうしても広い会議室が必要だと言うのなら、「文化会館3階にある広い会議室をそのときだけ使えば良いのでは」と、先日の特別委員会で私は発言をしたのですがね~。(無視されたか・・・。)

普段は使用していない議場などを、「市民に一般開放しよう」という考えも議会棟建設には出始めています(但しこの声は他市でです。)
この発想を「手狭な委員会室」に応用しては如何でしょうか。
「一年に12回だけ、市が所有している大きな会議室を借りる」のです。
そうすれば、「現状の会議室が狭い」(本当にこんなことを言っている市議の方がいるとは私は思いませんが・・・)と言う市議の方も納得するのではないでしょうか。

「議会棟も本庁舎と同時に整備され老朽化が進んでおり」との説明ですが、使用頻度、使用時間を全く問題にしないで、同列に考えようとしていることは問題です。

議場も一般開放して、たくさんの市民の方々に見ていただき、どうすべきかを決めたらよいのです。
基本設計に応募した作品を市役所だけに展示する事の問題点を一昨日書きましたが、議会棟を壊すべきかどうかも広く市民のご意見を聞けば良いのです。

でも、基本設計が応募され、展示されている今、委員会室が狭い・広いの議論は無意味なような気もしますが・・・。(展示されている基本設計では、広~い委員会室が予定されているような気がします。)

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小児外科の灯火消すな

2008年09月14日 | 病院赤字問題

浦安市川市民病院(以下、「市民病院」とします。)が、民設民営での運営に移行されつつあることは、このブログでご紹介済みですが、私は基本的には人間の命に係る分野の民間への移行には反対の考えを持っています。
儲け主義がはびこってしまったら、結局、人の命が「金次第」になってしまう恐れがあるからです。
こんな私の考えはいつも議会では少数派ですが、私が危惧していた問題が、市民の方からの陳情(下の陳情書参照)を契機に一気に噴出してしまいました。

先週金曜日の教育民生常任委員会で審査された陳情第8号は、市民病院に小児外科を残して欲しいというものでした。
私はこの委員会審査の一部始終を、自分の控え室で聞いていました。そもそも私は現在市民病院にある科は全てが当然のごとくに移譲先に引き継がれるものだと思っていましたから、今回の陳情はすんなりと採択されると思っていました。

ところが、審査が始まると当局の説明のニュアンスが何かピンとこないのです。
よ~く耳を澄まして聞いていると、今更公募した移譲先に言えないというような内容の答弁が繰り返されるのです。

何人かの委員が質問をしたのですが、当局の答弁は同じ内容です。

そして、一通りのやり取りの後に採決になったのですが、本陳情の採択に賛成したのは共産党の美勢麻里さんだけでした。

6月に行なった「市民病院移譲先公募要綱」には、以下の事が書かれています。
新病院の医療機能について、次ぎの4つの医療機能を重点とし、その充実に取り組むこと。
①高齢化に対応した医療
②救急医療
③小児医療
④周産期医療


私はこの文言を見たとき、現在ある「内科 | 外科 | 小児科 | 小児外科 | 整形外科 | 形成外科 | 産婦人科 | 泌尿器科 | 脳神経外科 | 皮膚科 | 耳鼻咽喉科 | 眼科 | 放射線科 | 麻酔科 | メンタルクリニック | 臨床病理科」は全て引き継がれていくものだと思い込んでいました。
①~④はとても抽象的な言い方です。解釈如何で何とでもなってしまいます。
移譲先を単純に上記の文言だけで公募したのであれば、小児外科を残すことは可能です。
しかし、当局の説明からすると、そんな単純な公募であったとは思えません。
連休が明けたら、詳細を調べてみます。

採択されなかった陳情書



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新庁舎建設はここまで来ている その4

2008年09月13日 | 新庁舎建設
新庁舎建設、基本設計に応募した作品を市役所には掲示してありますが、何故、あそこにだけしか掲示しないのでしょうか?

私のように市議をしているものは、毎日のように議会や市役所に行きますから目にすることができますが、普通の市民の方は、まず市役所には行きません。
私の周囲の市民の方々は、「何年も本庁舎には行っていない、出張所で用が足ります!」という方が殆どです。

行政サービスとは、決して「庁舎に出向け」ではなく、市民の方々が歩ける範囲で用が足りる状態を如何に創るかです。
この精神が、今回の新庁舎建設には全く見られない。
一点豪華主義の立派な建物を作り、「此処に来ればバリアフリーです、市民の憩いの場もあります」てな言葉で市民を説得しようとしているのですが、その姿勢が問題です。
今回の5社が出した設計図も、何故、もっと市民が見れる場所に展示しないのか、私は不思議でなりません。

例えば、新浦安駅の広場とか、多数の市民が出入りする市内にある大型スーパーのコーナーを借りて展示するとか、市内各公民館で展示するとか、その気になればいくらでも方法はあります。
あるいは、広報に掲載して全戸配布する事だって可能でしょう。
市のホームページにも出して、広く市民に情報を出すべき事柄です。

そして、人気投票ではありませんが、市民の意見を聞けばよいのです。
今回掲示してある5社のどの設計図が市民が望んでいるのか調査をすればよいのです。

最終決定は、お偉い方々にお任せするとしても、市民の総意で創る新庁舎であれば、もっと市民に情報を出すべきです。
何故、市民への情報提供を怠るのか、全く理解できません。
市民に知られたら困る何かがあるのでしょうか?

今回の展示、一体何人の市民の目に触れるのでしょうか?
そもそも、日に何人の浦安市民が本庁舎を訪れているのでしょうか?

そう言えば、18年6月の段階では市は庁舎を訪れる市民の数を把握すらしていませんでした。(私の指摘があったからなのかどうかは分かりませんが、確か今年になって調査をしていたようですが。)
18年と言えば、新庁舎建設の話がかなり進んでいる時期でしたが、利用する市民の数すら把握していなかったのです。
何とお粗末な話でしょうか!

以下は18年6月22日本会議でのあきれたやり取りです。


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新庁舎建設はここまで来ている その3

2008年09月12日 | 新庁舎建設
新庁舎建設問題はここまで来ています!

基本設計プロポーザル第二次提案提出分が市役所入り口に展示されています。
9月11日から22日までの展示期間ですが、一人でも多くの市民の方にご覧いただければと思います。
市はこの中から一者を選び、基本設計を依頼する予定です。
クイズではありませんが、よ~く内容を見てください。
何処がおかしいか、お分かりですか?



同場所には、建設の手順も公開されてます。
この手順によると、21年度(来年)には建設に着工する予定です。
こんなに早いスピードで、事は進んでいます!
「市民の思いとは逆行している」とは、こういうことを言うのでしょう。

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低落札率 その2

2008年09月11日 | 入札・談合
随意契約を止めて、指名競争入札にした結果、契約金額がかなり安くなったのは良いのですが、その中味を見てビックリ。
清掃関係の仕事は、人件費が大半を占めるので、人件費の内訳を委員会で聞き出したのです。
その結果が、時給800円~1400円の世界だったわけです。
(市側の設計書はその倍以上の1755円~2063円です。)

落札した業者の見積り額は、確かに県の最低賃金は上回っていますが、もし、本当にこれだけの賃金しか支払われていなければ、今話題を呼んでいる「ネット難民」を作ることに行政が加担していることになってしまいます。

市側のお好な言葉、「市内業者育成」とは、決して、市内にある会社・経営者だけを守る・育成するのではないはずです。
市内業者であれば、市内の雇用創出にもなるから、市は育成(援助)するのではないでしょうか?
決して、市内経営者だけを守る為の言葉ではないはずです。

であるならば、こんな安い人件費で入札に参加することを問題にすべきです。

私は単に落札額だけで決めるのではなく、笛吹市のように入札時に提出した「見積書」の中味まで見て、適正かどうかを決めるべきであるといっていることは、こんな場面も想定しているからです。
見積書を見れば、入札に参加した業者間で不正が行なわれていたかどうかもある程度は見抜けます。しかし、それだけではなく、今回のように余りにも低い賃金での応札は場合によっては審査対象にして、その中味を調査したうで、最終落札者を決めるようにしなければいけません。

私が入札改革を主張しているのは、私が見てきた入札の殆どに不正原理が働いていると推測できるので、その不正を排除するには、これまで以上に透明性・競争性を高めるべきであると言っているのです。
しかし、透明性・競争性だけを追及すると、今回のように見積もり書上での低価格賃金の問題も出てくることは否めません。
まじめに入札改革を行なっている自治体が一番悩むところです。

更に言えば、(実際問題私は危惧しているのですが)見積もり書上は問題ない賃金価格でも、実際その通りに支払われているのかは別問題です。
追跡調査をしないと分からないのですから、(今回の事例のように、賃金が不当に安く見積もられて落札する場合も勿論ですが)見積書に問題がない事例でも、市は抜き打ちでその労働条件を調査すべきであると私は言ったことがありますが、一蹴されました。

しかし、見積書の金額など、後追い調査をしいない現状では何とでも書けるのですから、民ヾの契約ではない税金を使う契約なのですから、入札時に提出された見積書に偽りがないかどうかを調べるのは、自治体の義務ではないでしょうか

尚、賃金はあくまでも賃金です。
精皆勤手当、通勤手当及び家族手当・賞与等・時間外労働・休日労働に対する賃金 ・深夜労働に対する割増賃金 ・臨時に支払われる賃金(結婚手当等)等はどうなっているのでしょうか?

委員会審査で賃金の低さを問題視したら、委員長に「都市経済常任委員会の審査にはなじまない」等のことを言われてしまいました。
私は個別具体的に、都市経済常任委員会の審査対象の入札案件を深く問題にしただけなのですが、委員長のお考えと私の考えとは異なるようです。

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低落札率

2008年09月10日 | 入札・談合
私が所属する都市経済常任委員会が開かれました。
その中で、昨年までは随意契約にしていもの(粗大ごみ収集運搬費案件)を今年から指名競争入札にした結果、予定価格の60%台にまで落ちたものが出てきました。

先日開かれた全国オンブズマン大会でも全く同じ内容の報告がなされていたので、「矢張り・・・」という思いでした。
しかし、この業務は大半が「人件費」が占めているので、予定価格を大幅に下回るには何処の経費を圧縮したのかを知りたくて、今回はこれまでとは異なる角度の質疑を行ないました。
その結果、仰天する数字が出てきました。
(矢張り、委員会質疑は面白い!一問一答方式で、原則、時間の制約や質問回数の制約がなく質問を出来るので、問題の本質に迫れるからです。)



市が作成した価格の半分以下、あるいは半分に近い金額に人件費を圧縮した見積書を提出した落札でした。
人件費をここまで圧縮するれば、予定価格の60%台の落札も可能になるわけです。





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汚染米

2008年09月09日 | 食の安全
汚染米が問題になっています。
この手の話が浮上する度に、私は「またか・・・、」と言う気持ちに襲われます。
市議になる前、私は食品等を取り扱う業界にいたので、かなりの裏は見てきています。
だからこそ、「またか・・・」という気持ちになるのです。

しかし、今回の事件は何処まで広がるのでしょう。
当然、口にする食べ物にまで混入しているのですが、国は未だに流通ルートを公表していません。
その気になれば、国はどのようなルートで何時何処に流れたかは調べることが出来るはずです。
既に、調査をしたが、発表だけを控えているのか、あるいは、その調査そのものを怠っているのか、それすら国民はわかりません。

国は国民の健康などまじめには考えていない証拠です。これでは政治への不信が募っていくのも致し方ないです。
日常の問題で政治不信をあおるようなことをしていては、政治参加の場である選挙を棄権する国民・市民が続出している現象を誰も非難できません。
困った国ですね。

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議事録削除 その19(他でも同じ手口)

2008年09月08日 | 入札・談合
6月24日の市側の答弁でいみじくもあぶりだされてしまったものが、17年12月16日の入札です。
この入札でも、問題職員は「NTTコミュニケーションズに仕様書の案の作成を依頼するとともに、設計書の参考とするため見積りを提出させていました。」

しかし、「これらの手続の際に、設計金額などを業者に漏らすような行為は認められませんでした」との答弁でしたが、その信憑性はあるのでしょうか。

設計金額など漏らさなくても、「仕様書の案の作成を依頼し、設計書の参考とするために見積もりを提出されていた」行為そのものが問題ではないでしょうか。
ちなみに、そのときの入札経過書は以下の通りです。

この事例でも、落札者は「富士通リース㈱」です。刑事事件となった入札(昨年6月14日入札)も落札者は「富士通リース㈱」でした。


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議事録削除 その18(他でも同じ手口?)

2008年09月07日 | 入札・談合
この事件、他でも同じ手口でやられていたのではと考えることは何ら不思議ではありません。
ですから私は以下の問いかけをしました。



何と、問題を起こした職員は23件もの契約事務に関わっていたのです!
しかし、この事件以外では「設計金額などを業者に漏らすような行為は認められませんでした」とのことです。
私は信じられない、同じ人間が一件だけ業者に有利になるようなことをするなんてことは!
一体どんな調査をしたのでしょうか?
また、教育委員会以外の契約ではこのような事例はなかったのでしょうか?市側はその点を調べたのでしょうか?

13箇所も私の質問が削除されたのですが、市側の答弁は全て削除されることはなく残っています。
その残っている答弁内容にも、沢山事実と異なる箇所が出てきています。
市の職員と教育委員会の職員、総計6名で検察庁に出向き要旨を書き写して来たとのことですが、何を書いてきたのか疑問です。

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議事録削除 その17(事件発生原因)

2008年09月06日 | 入札・談合
逮捕まで出た教育委員会職員による事件、そもそも何故こんなことが起きるのか、その点をきちんと把握しないと再発防止は出来ません。
ですから6月24日の一般質問では私は以下のことを聞きました。
そのときのやり取りの記事録をコピーしました。


     


市側がこんな認識では、再発防止など出来ませ。
こういう姿勢を「トカゲの尻尾きり」と言うのです。
確かに、問題を起こした職員の遵法精神の欠如は否定しません。
しかし、本当にそれだけが原因でしょうか?

私が言い続けている「この入札は骨抜きにされていた」との意味、市側はもう少し真剣に考えるべきです。
いみじくも、この日の市側の答弁で認めていますね。
以下の答弁が持つ意味は重い。


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一般質問通告

2008年09月05日 | 議会

9月議会の一般質問通告内容が、議会のホームページに載っています。
第3回定例会一般質問のお知らせ 




今回の通告者数も、6月議会同様14名。

私は5番目です。22日月曜日の午後になるでしょう。
今回も「削除劇」があるのでしょうか・・・?

6月議会では一番大事な箇所を「削除」され、大変困りました。今回は、リアルタイムで流れる動画を何らかの形で「保存」してしまえばよいのですね。こんな不謹慎なことを書くと、議会運営委員会で「リアルタイムでの動画はストップすべきだ」なんてご意見がでてきそうです・・・。

しかし、6月議会であれだけの騒動になった官製談合事件、私は絶対に9月議会では誰かが取り上げてくれるものと信じていましたが、一般質問通告書を読むと皆無。
その後、誰も検察庁に事件記録を読みには行ってはいないのでしょうか・・・?(信じられない。)
あの事件は、何だったのでしょうか?
一人、問題の職員の「遵法精神の欠如」だけのことだったのでしょうか?

これでは、わが市は市長様の一人勝ちです・・・。

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議事録削除 その16(議事録から)

2008年09月04日 | 議会
私の議会での発言を大幅に削除した6月議会、その問題の議事録が出来上がりました。
削除された主要な箇所をご紹介します。

大事な部分が削除されてしまったので、分かりにくいとは思いますが、納税者である市民の方々は一番知りたい事件の核心ではないでしょうか?

一回目、二回目の質問に対して、副市長は「コメントはできない」と答弁をしたので、私は事件記録をもとに具体的な事実を指摘したのです。その時の質問内容です。







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首相退陣劇

2008年09月03日 | 議会

昨年に続き、またまた一国の首相があっけなく退陣してしまいました。
1ヶ月前に内閣の組閣をしたばかりではなかったのではないでしょうか?
ニュースを追っていくと、今年4月頃から前福田首相(前福田首相と書かざるを得ません)は辞任を漏らしていたようです。
であるなら、何で内閣改造などしたのでしょうか?
人心一新すれば、国民の支持率も上がるとでも思ったのでしょうか?

これで総選挙が身近なものになって来ました。
今度の総選挙では、政権交代がかなりの確率で実現しそうですね。しかし、民主党の政権が国政レベルで実現したからと言って、市議会レベルでは何がどう変わるのかは私には全く見えてきません。
というのは、わが市には民主党市議が昨年の選挙で誕生してお一人いるのですが、市議会レベルの話で言わせていただくと、私が反対する議案には民主党の市議は殆ど賛成されているのです。
つまり、自民党・自民党系の市議と議決の態度がほぼ同じなのです。

例えば、私は市議会で毎回入札の改革を取り上げてきました。そして昨年12月議会では市が提案した入札案件に私は大反対をして、反対討論までしました。またその時、事前に民主党の市議にも反対の理由を説明して賛同を求めたのですが、民主党の市議は市提案を呑みました。当時反対したのは、私と三名の共産党の市議だけでした。

後期高齢者の制度を導入する為に昨年市は条例を制定しました。その時に反対をしたのは、矢張り私と三名の共産党の市議だけでした。

今年三月議会に市は、手数料・使用料条例の改正を出してきました。住民票などを取る時の手数料や文化会館の使用料等の値上げです。
この時も、反対者は私と三名の共産党市議だけでした。

市側提案議案に対する態度は意見が分かれるとき、殆どが
広瀬+共産党 対 自民党・自民党系+公明党+民主党・民主党系(?)という構図です。(時々、私は「一人」になることもあります。実際6月議会では二度ほど「一人」になりました。)
ですから私は浦安議会では、民主党は自民党・自民党系と公明党の市議と同じお立場に立つのだと思っていますので、政権交代があったとしても、自治体レベルでは何がどう変わって来るのか現状では見えません。

地方議会はそれはそれとして、長期政権は淀みます。政権交代は時間の問題になってきたようです。

ところで、「二度あることは三度ある」と言いますが、次ぎの自民党首相も「辞任」という形で幕引きになるのでしょうか・・・?
もしそんな事態になったら、国際社会で「笑いもの」にされてしまいそうですね、日本という国が。

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新庁舎建設はここまで来ている その2

2008年09月02日 | 新庁舎建設
9月1日、新庁舎建設特別委員会が開かれました。
テーマは
 議会棟について
   ①委員会室について
   ②会は控え室について
   ③その他の諸室について  でした。

このテーマにあるように、議会棟を壊すことが前提の議論ですので、私のように新庁舎建設反対の立場のものは議論が噛み合いません。
せめてもの抵抗として、現在の広さで①、②、③とも十分であるとしか言いようがありませんでした。
市側が事前に配布した資料を元に、下に他市との比較表を作りました。

委員会室ですが、他市と比較すると現在の浦安市のそれは狭いです。
確かに、予算・決算委員会時などは部屋一杯に職員さんが入り、傍聴席にも職員さんが座らざるを得ない時もありますが、私は現状で良しとしています。
と言うのは、部屋が満杯になる会議など年に数えるほどしかないからです。
どうしても狭いと言うのなら、文化会館三階に殆ど使用されることがない大きな部屋があります。あそこを使った委員会でも良いのです。
確かに、マイクの移動等の事務的な煩雑さが生じますが、年に数えるほどしか使用しない部屋を持つこととの費用対効果を考えるべき問題だと私は思っています。

議員・会派控え室の面積ですが、これも私は現状で十分だと考えています。
現在私は無会派なので、一人で部屋を使っていますが、一期目のときは無会派の市議三人で一部屋を使用していましたので、三人で使う場合の部屋の具合を良く知っています。
決して広いとは言えませんが、私達市議に与えられている部屋はあくまでも「控え室」であって、「事務所」ではありません。
事務所機能を持たせようとしたら、当然、電話、テレビ、書棚、パソコン等々を持ち込むことになり、現状ではとても狭くて仕事になりませんが、あくまでも「控え室」です。



現在使用している家具調度品はそのまま新庁舎でも使うべきであると、私は前回の委員会で提案(?)をしたのですが、このままで行くと、全て新品になってしまいそうです。と言うのは、私のような発言をする委員は一人もいないからです。
新庁舎を作ると言うことは、その中に入れるものも新しいものにすることを、みなさん当たり前のことと考えているようですが、何でそんなことが出来るのでしょうか?
自分の家を建てるのであれば、家具調度品を新品で揃えようが勝手ですが、新庁舎建設は市民のお金を使う話です
である以上、
使えるものは最後まで使い切る」精神が必要だと私は考えています。

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オンブズマン大会

2008年09月01日 | 情報公開

30日、31日の二日間にわたり、オンブズマン大会が開かれました。今年の会場は地元千葉県です。

初日は1時から開催、基調報告、記念講演があり、続いて分科会が開かれました。
私はこの分科会から参加したのですが、五つのテーマ(①議会改革 ②公共事業 ③談合 ④監査制度 ⑤初めての市民オンブズマン入門編)の分科会はどれも魅力的で、一つしか参加できないのが大変残念でした。
そんな中で私が選んでのは、「談合」の分科会です。この分科会で私は自分で作った資料・・・3月に逮捕になった「官製談合事件」をテーマにした資料・・・を参加者に配布し、最後に発言をして浦安市で行なわれていた不正の実態を報告しました。
私の発言内容に参加された方々は大変関心を示してくれ、発表後は数名の人から質問を受け、名刺交換もさせていただきました。

浦安市の実例を発表した時、私は落札率の操作を中心に話しました。
オンブズマン大会では、とかく落札率を問題視しがちですが、浦安市のように落札率を操作されているところでは、「落札率が下がった、落札率が低い」という次元での話をしても無意味です。
この落札率の操作は大変簡単に出来るので、他市でも行なわれている可能性が十分にあるので、注意するよう私は訴えました。
この手の訴えは、オンブズマン大会では初めてのことだったようで、一様に皆さん驚かれたようです。

偶然にも、この分科会に私のこのブログを読んでいますと言う方がいらして、とても驚きました。いくら日本は狭いとはいえ、私のブログを読んでくださってるとは・・・、大変感激しました。
お声をかけてくださった方は、地方でお一人でオンブズマンとして頑張ってらっしゃるようで、頭が下がります。
私はここ数年、毎年オンブズマン大会には参加しているのですが、参加していつも思うことは、日本の草の根の民主主義はこのオンブズマンの方たちが支えているのではということです。
殆どの人が政党にも所属もせず、自己の信念でのみ行動・発言し世直しをしている人たちです。全国大会には皆さん自費で参加されます。何処からも援助金・補助金も出ないで、北海道や九州での大会にも参加されます。
かなりの出費をされて活動をされているのが実情です。ですから私は頭が下がります。
組合活動なんかであれば、交通費や日当がもらえるのですが、オンブズマン活動は金銭での見返りはゼロです。それでも毎年300人以上が集まります。
日本の中で、こんな団体は他にないでしょう。

二日目は分科会の報告からはじまり、続いて各地の報告、そして大会宣言でした。これまでは、ここでお開きになるのですが、今回は番外編ということで、別会場に移り、活動報告・交流会がひらかれました。
私は、この番外編にのみ参加したのですが、この交流会、なかなか内容があり、20人ぐらいの小規模のものでしたが、各人の自己紹介をしたり、各地で抱えている問題を討議したりでき、全国から行政を何とかしなければと考えている人の集まりであることが実感できるものでした。
私が参加した会場には、県内の市・町議や、東京杉並区の区議(夜スペで有名になった杉並区)、岡山でオンブズマンとして頑張っている方なども参加されました。夜スペで話題になった杉並区は、区長が抱えている問題も指摘があり、何処も組長になる人種のしていること・考えていることは同じであると改めて思い知りました。

来年は岡山での開催です。
来年は今年を上回るオンブズマンが参加されることを願っています。

会場入り口



プロジェクターを使っての報告



来年は岡山で開かれます

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