ご承知の通り、将棋の駒には王将と玉将があります。
作家で愛棋家の内舘牧子氏は将棋を習った日から、ずっと「講義ノート」をつけているそうです。過日、雑誌に次のようなエッセイを載せていました。
今、第1冊の第1ページを開いてみたのだが、「あらア!こんなことも知らなかったのね」と驚く、何しろ、将棋連盟の米長邦雄会長(当時)に言ってしまったのだ。
「駒を買ったんですけど、「王」のひとつが「玉」(私はタマと言った)になってたんです。お店に言えば、取りかえてもらえますよね?」米長会長は呆気にとられ、しばし固まっていらした。そして、
「タマ?!イーヒッヒ、ヒヒッヒッ、タマ?!」と笑いやまないのである。私といえば、どうしてこんなに笑われるのか、まったく理解できずにいた。
上品な読者の方は理解に苦しまれるかも知れません。私は上品ではないので直ぐに気付き、爆笑しました。
内舘牧子 「将棋世界、大好きな将棋」 2015年 12月号
作家で愛棋家の内舘牧子氏は将棋を習った日から、ずっと「講義ノート」をつけているそうです。過日、雑誌に次のようなエッセイを載せていました。
今、第1冊の第1ページを開いてみたのだが、「あらア!こんなことも知らなかったのね」と驚く、何しろ、将棋連盟の米長邦雄会長(当時)に言ってしまったのだ。
「駒を買ったんですけど、「王」のひとつが「玉」(私はタマと言った)になってたんです。お店に言えば、取りかえてもらえますよね?」米長会長は呆気にとられ、しばし固まっていらした。そして、
「タマ?!イーヒッヒ、ヒヒッヒッ、タマ?!」と笑いやまないのである。私といえば、どうしてこんなに笑われるのか、まったく理解できずにいた。
上品な読者の方は理解に苦しまれるかも知れません。私は上品ではないので直ぐに気付き、爆笑しました。
内舘牧子 「将棋世界、大好きな将棋」 2015年 12月号