yoshのブログ

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言論の自由

2015-07-14 05:27:33 | 文化
「言論の自由」は当然のことと思っていましたが、「言論の自由」を誤解している政治家もいるようです。 内田樹(たつる)教授は下記のような意見を述べています。

「言論の自由」について、何を言ってもかまわないとか、人の発言を抑圧したり遮ったりする権利も含まれると思っている人が多いが、まったく違う。
言論の自由とは、言論が行き交う場に対する敬意、信認のこと。自由に議論する場が確保されていれば、長期的、集団的にはどの意見が適切だったかの判定が下るだろうという、人間の集合的英知に対する信頼が「言論の自由」です。
 場の判定力があると思ったら、いろんな意見があっても、最終的には正しい意見が生き残る
だろうという希望が持てる。言論を抑圧する人間は、大衆の判断力に希望を持っていない。
 沖縄の2紙がつぶれればいいと言った人は、日本人の知性に対して信頼していないということを表明している。おまえら判定力がないんだから、代わりに俺が考えやるよと。独裁というのは、大衆は愚かだというのが前提です。
 言論の自由の唯一の条件は、黙れと言ってはいけないということ。メディアに対してつぶれろとか黙れという人の発言を、言論の自由だからと認めたら、遠からず言論の自由はなくなってしまう。許してはいけない。

     同感です。

 憲法21条は「一切の表現の自由」を国民に保障し、検閲を禁じています。

「国民が権力者を批判でき、自由にものが言えるのが近代立憲主義」だと思います。
一方、憲法99条には、国会議員は憲法を尊重し擁護する義務を負うと定められています。
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