1964年、7月4日に、イギリス、エディンバラ大学の理論物理学者、ヒッグス博士が予言したヒッグス粒子が、実験的にほぼ、その存在が確認されたと、スイスのCERNが発表しました。
99.9999%の確度で正しいという発表の仕方がなんとも学者的で慎重でしたが、多くの物理学者は信頼に価すると考えたのではないでしょうか。イギリスの高名な物理学者ホーキング博士は、「ヒッグス博士にはノーベル賞を与えられるべきである」と力説したそうです。ホーキング博士は、自分のような理論物理学者の予想をはるかに上回るスピードで実験が進んでしまったことに、驚きを隠せませんでした。実際、「ヒッグス粒子はしばらく発見できないであろう」という賭で、博士は発見できないほうに賭けていたので、その賭に負けて100ドル(約8000円)を失ったそうです。ホーキング博士でも負けてしまう程の世紀の大偉業だったのでしょう。
ヒッグス粒子の確認の陰には、日本からも数千人の研究者が不眠不休の貢献をしたそうです。またCERNの粒子加速器の製作にあたっては、日本の技術力の粋が集められました。例えば東芝の強力な電磁石や、我が国が提供した電力ケーブルの技術などが重要な力になりました。そこには古河電工の超伝導ケーブルが使われました。また、ヒッグス粒子を実際に観測するための核心となる技術、センサーの提供には浜松ホトニクスなどが深くかかわっていたそうです。
ちなみに科学研究のやり方には、警視庁型とアマゾン型の二種類があると物理学者の中谷宇吉郎氏が氏の随筆に嘗て書いていました。結果の目星がついていて、その結果を得るための研究手法が警視庁型。一方、研究対象が何たるかも分からぬままに秘境に入るような研究のやり方がアマゾン型。このたびのヒッグス粒子の確認こそ、警視庁型の極みと言えます。1964年に予言されていた希代のお尋ね者、「神の粒子」をお縄にしたのが今回の快挙でしょう。
さて、巨額の費用を投じたヒッグス粒子の確認が、すぐに何の役に立つのか凡人には理解に苦しむ点もありますが、宇宙や生命の成り立ちの仕組みを解き明かすのに貢献したという説明を聞くと、何やら厳粛なものを感じます。
99.9999%の確度で正しいという発表の仕方がなんとも学者的で慎重でしたが、多くの物理学者は信頼に価すると考えたのではないでしょうか。イギリスの高名な物理学者ホーキング博士は、「ヒッグス博士にはノーベル賞を与えられるべきである」と力説したそうです。ホーキング博士は、自分のような理論物理学者の予想をはるかに上回るスピードで実験が進んでしまったことに、驚きを隠せませんでした。実際、「ヒッグス粒子はしばらく発見できないであろう」という賭で、博士は発見できないほうに賭けていたので、その賭に負けて100ドル(約8000円)を失ったそうです。ホーキング博士でも負けてしまう程の世紀の大偉業だったのでしょう。
ヒッグス粒子の確認の陰には、日本からも数千人の研究者が不眠不休の貢献をしたそうです。またCERNの粒子加速器の製作にあたっては、日本の技術力の粋が集められました。例えば東芝の強力な電磁石や、我が国が提供した電力ケーブルの技術などが重要な力になりました。そこには古河電工の超伝導ケーブルが使われました。また、ヒッグス粒子を実際に観測するための核心となる技術、センサーの提供には浜松ホトニクスなどが深くかかわっていたそうです。
ちなみに科学研究のやり方には、警視庁型とアマゾン型の二種類があると物理学者の中谷宇吉郎氏が氏の随筆に嘗て書いていました。結果の目星がついていて、その結果を得るための研究手法が警視庁型。一方、研究対象が何たるかも分からぬままに秘境に入るような研究のやり方がアマゾン型。このたびのヒッグス粒子の確認こそ、警視庁型の極みと言えます。1964年に予言されていた希代のお尋ね者、「神の粒子」をお縄にしたのが今回の快挙でしょう。
さて、巨額の費用を投じたヒッグス粒子の確認が、すぐに何の役に立つのか凡人には理解に苦しむ点もありますが、宇宙や生命の成り立ちの仕組みを解き明かすのに貢献したという説明を聞くと、何やら厳粛なものを感じます。
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