人生100年時代と言われ始めた今時、ハイエイジと呼ばれる人達がいます。ハイエイジは、60歳代、70歳代あたりを意味するシニア世代に比べると、やや年代が高く、例えば75歳以上で、積極的かつ健康で格好良く生きている世代のニュアンスがあるようです。趣味や仕事やボランティア活動などに生きがいを見出している人たちのように見受けられます。
「どんなに難しそうなことも、直ぐにやってみなさい。失敗しても他人の迷惑にはならないし、死ぬわけではない。」こういう心意気で、IT技術や、写真や絵や後進の指導に挑戦しているハイエイジがいます。
不肖も、意欲的なハイエイジの人達に少しでもあやかりたいものと思いますが、少し異なる見解を示す作家もおります。五木寛之氏は下記のように述べられています。
「誰もが前向きに生きるという考え方」にはどちらかと言えば懐疑的です。世の中には人とコミュニケ-ションをとるのが苦手な人もおれば、カラオケが嫌いな人もいる。そもそも積極的になるエネルギ-が萎えてしまった人、出かけるのも困難な人、そういう人はどうしたらいいのか。弱っている人や衰えている人に「積極的になれ、前向きにポジティブに生きろ」などというのは残酷なことではないかと思ってしまう。
五木寛之「孤独のすすめ」 中公新書ラクレ
「どんなに難しそうなことも、直ぐにやってみなさい。失敗しても他人の迷惑にはならないし、死ぬわけではない。」こういう心意気で、IT技術や、写真や絵や後進の指導に挑戦しているハイエイジがいます。
不肖も、意欲的なハイエイジの人達に少しでもあやかりたいものと思いますが、少し異なる見解を示す作家もおります。五木寛之氏は下記のように述べられています。
「誰もが前向きに生きるという考え方」にはどちらかと言えば懐疑的です。世の中には人とコミュニケ-ションをとるのが苦手な人もおれば、カラオケが嫌いな人もいる。そもそも積極的になるエネルギ-が萎えてしまった人、出かけるのも困難な人、そういう人はどうしたらいいのか。弱っている人や衰えている人に「積極的になれ、前向きにポジティブに生きろ」などというのは残酷なことではないかと思ってしまう。
五木寛之「孤独のすすめ」 中公新書ラクレ