英語が不得意な者の僻みかも知れませんが、私など、日本人の多くが英語に費やした膨大な時間とパワーに比べて、その成果が小さい傾向にあることに暗澹とします。折しも11月21日の「朝日新聞」にこれに関連した記事を見つけました。
東大教授で英語学者の斎藤兆史(55)は「日本人にとって、英語はものすごく難しい言語」という。文法も、語順も、発音も、文字も日本語とは違う。背景の文化もちがう。しかも日常生活では英語はほとんど必要ない。そんな国で英語を学ぶのは、並大抵のことではない。英語に苦労させられるのは、むしろ当然のことだ。我々は頑張っている同胞の英語をチェックする事に忙しい。(中略)発音や文法はどうでもいいとはいわないが、大事なのは、中身、内容のはずなのに。(中略)英語学習というと、よく「読む・書く・聴く・話す」の4技能をバランスよくとか「総合的に」などといわれる。でもきれいごと過ぎないか。読むのが好き。話すのなら任せておけ。書くのは苦手。そんなふうに得意不得意があるはずだ。日本語でもそうなのに。英語を使う場に立って初めて、主張したり議論したりする経験が不足していたと実感した人たちを取材した。英語教材をいくら勉強しても、そこに「言いたいこと」は書いていない。
言いたいことを言う力をまず鍛える。日本語で出来ないことが、英語で出来るはずはない。
これを読んで、英語を学ぶ前にやることがあると私は思いました。日本人として外国人に接するには、まず、日本語(国語)を学ぶこと、社会常識、歴史を学ぶことが大切なのではないでしょうか。
東大教授で英語学者の斎藤兆史(55)は「日本人にとって、英語はものすごく難しい言語」という。文法も、語順も、発音も、文字も日本語とは違う。背景の文化もちがう。しかも日常生活では英語はほとんど必要ない。そんな国で英語を学ぶのは、並大抵のことではない。英語に苦労させられるのは、むしろ当然のことだ。我々は頑張っている同胞の英語をチェックする事に忙しい。(中略)発音や文法はどうでもいいとはいわないが、大事なのは、中身、内容のはずなのに。(中略)英語学習というと、よく「読む・書く・聴く・話す」の4技能をバランスよくとか「総合的に」などといわれる。でもきれいごと過ぎないか。読むのが好き。話すのなら任せておけ。書くのは苦手。そんなふうに得意不得意があるはずだ。日本語でもそうなのに。英語を使う場に立って初めて、主張したり議論したりする経験が不足していたと実感した人たちを取材した。英語教材をいくら勉強しても、そこに「言いたいこと」は書いていない。
言いたいことを言う力をまず鍛える。日本語で出来ないことが、英語で出来るはずはない。
これを読んで、英語を学ぶ前にやることがあると私は思いました。日本人として外国人に接するには、まず、日本語(国語)を学ぶこと、社会常識、歴史を学ぶことが大切なのではないでしょうか。