ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

脱平キックの為の~スカ―リングでヘッドアップ

2015-02-09 18:45:51 | オープンウォーター
バラクロ14で示したスカ―リングの形を基本として・・・

まずは、普通に前進する為のスカ―リングは手の平が後ろ向き


手の平から水流が発生するので、手の平の向きが重要だと・・・
物体は水流と反対の方向へ動く・・・という事も既に述べたと思うけど・・・

そうなると、頭を上げたかったら水流は下向きに発生させる
つまり手の平を水底に向ける


この時に気をつけねばならないのが、手の平の水位
腕の角度を4時に保つ事

顔を上げようとすると、手も上がってしまうケースが多いが
そうなると、スイムの時と同じくバランスを崩し下半身が下がる


頭を上げただけでも下がりやすくなっているのに、手まで上げたら尚更下がる
下がってしまうとブレーキになるし、クロールに戻す時に手間取る

なによりも、平泳ぎではなく、クロールの合間に入れるので腕の角度はクロールのままで
手の平だけを下に向け、見る為だけの動作なので、目だけ出れば良い

ここで大切な事を説明したい!
何故?見るだけなのか?前呼吸をしてはいけないのか?

海で前呼吸、3つの危険性について
1つ、水面が平でないので海水を誤飲
2つ、見る事に気を取られ息継ぎに集中しておらず誤飲
3つ、口まで出そうとすると、顎を突き出してしまい気道確保の形状になる


つまり、海水を飲みやすく、また最も危険な気管支・肺へ海水が到達する恐れがあるという事
プールでむせても、とっても苦しい、ましてやすぐには立てない海ではもっと苦しい
そして真水ではなく塩水だから、重症化の危険
何故かというと、人間の細胞の塩分濃度が濃くなれば、
そこに水が集まって濃度を正常にしようとする生理的働きがあり
結果として肺細胞が膨らみ炎症を起こした状態になり肺炎を引き起こすからだ

こういった理由から、息継ぎは普段から慣れている横向きで、前は見るだけに留めよう
横向きは首の形状が気道確保にはならないしね

スカ―リングヘッドアップの良い点は、見ている時間を調整出来る事だ
目標物がよく解らなければ、スカ―リングの腕の動きを2~3往復させて目の滞空時間を増やす
すぐに見つかれば、1往復だけですぐにクロールに戻れば良い
慣れてくると、小さい幅のスカ―リング1往復だけで充分になる
腕がスカ―リングなので思わず平キックはすないで済む

では、手順を

右呼吸の場合のヨッシーちゃん
息継ぎの時に左手を待たせておいて、


息継ぎ後の右手と左手でスカ―リングヘッドアップ


そして右手からクロールに戻ると、すぐに息継ぎが出来る


普段、毎回呼吸してる人は(私も)この方法が呼吸を我慢しなくて済むので苦しくならない

呼吸の直後に見るのは、苦しくない状態で見る事で、うっかり前呼吸をしてしまうのを防ぐからだ

どうしても前で呼吸をする時は、足を下げて首が伸びてない(気道確保形状でない)姿勢で
これって、立ち泳ぎって事だけどね
海では立ち泳ぎも必須
スカ―リングを練習しておけば、海ではだいぶ助かると思うよ

例えば、スタート直後や、ブイ周辺で前が塞がった場合
急激に止まりたい時は、バックスカ―リングでブレーキング

または、ペースダウンに、手の平平らに、ホバーリング


オーシャンスイム練習会ではこんな事もするよ、
クロールでスタートして真ん中でブレーキング、5秒その場でホバーリング、
で、またクロールで泳ぎ出す

さあ!脱平キック!みんなでやって見てね

必要ない上級者の人も覚えて後輩達に教えてあげてね


    
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