山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘12年 北海道くるま旅くらしレポート <24回>

2012-07-25 05:18:09 | くるま旅くらしの話

【昨日(7月24日)のレポート】    

≪行程≫

終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在(中標津町まで買い物等で往復)    <52km>

≪レポート≫

 この地を選んで来た理由の半分は避暑ということなのだが、こう連日低温が続くと目的を達しているという満足感よりも、これでは却って体調を崩しはしないかという心配の方が膨らんでくる。今日の予報では、昼ごろから気温が上がって、午後には25℃くらいになるということだったけど、やはり天の不機嫌さ加減は変わらぬようで、気温はあまり上がらぬようだった。そのせいなのか、今日も鼻炎に悩まされて、薬を飲む羽目となった。

 休館日以外はほぼ毎日図書館に通っている。何をしに行くのかといえば、九州の旅のことを思い出し、反芻しながらエッセーを書こうとしている。2ヶ月も前のことなので、材料の鮮度がかなり落ちており、加えて老人の記憶力の減退も影響して、なかなか先に進まない。今月中にせめて下書きでも書き終えようかと、60ほどのテーマを用意したのだったが、手がけたのは、せいぜいまだ10ほどである。厳しい締切でもあれば、もう少し捗るのだろうけど、そのような使命感などさらさら持ち合わせておらず、ま、老人の暇つぶしの様なものだから、気にもしないでいる。

 それにしても北海道に来てわざわざ九州のことばかり思い出しているとは、考えれば不謹慎なことだ。これは九州に対しても礼を失している態度だと言えるのかもしれない。老人の気紛れというか、天邪鬼な根性は、逆の環境こそ面白いなどと思ったりして、斯様なこととなっているのだけど、とにかく今月一杯はこのまま図書館通いを続けたいと思っている。そして、8月になったら一旦打ち切って、今度は去年の続きの北海道開拓の歴史に関わることなどを、別海を中心とする根釧エリアの資料を探して調べてみたいと思っている。具体的に何をどうしようとするかなどという目的も目標もないのだけど、この北の大地の本当の姿を知るには、そのようなアプローチがあってもいいのではないかと思っている。

 さて、今日は先日に引き続き中標津の町まで買い物と入浴に出かけた。買い物は今使っているポリタン(10L)のノズルが壊れてしまったので、その代替品を手に入れるということ。しかし、行ってみたホームセンターは、図体はでかいけど商品に対する細やかな配慮は不足しているらしく、新品のポリタン以外は一切置いていなくて、メンテナンス用品のことなど全く考えていない様だった。壊れたら新しいものを買えというのが、販売の眼目の様な感じがした。大量生産・大量消費の考え方は、世に充満しており、こんなことでは、節電なども特定者へのシワ寄せでしか実現できないのではないかと思った。諦めて、何とか補修して凌(しの)ごうと思った。ということは、自分自身も大量生産・大量消費の発想の中に知らず組み込まれていたのだった。代替部品を探す前に、別の方法での補修を考えるのが、人間の知恵というものであろう。

 ホームセンターを出て、近くのホテルの無料入浴へ。「HO」という情報誌の恩恵に浴してのこと。いい温泉だった。外に出てしばらく相棒を待っていると、何やら賑やかなので何だろうと見ていたら、何と相棒と一緒に出て来たのは、同じ守谷市に住むKさんの奥さんだった。ということは、その後主人も入浴されていたということであり、それなら自分も風呂で一緒だったはず。しかし、お互い全く気付かず、その後の歓談で、お互い驚きあったのだった。Kさんたちは自分たちよりも少し早く出発されたとのこと。ただ今はパークゴルフに力を入れておられ、連日各所でパークゴルフを楽しみながら、道南から噴火湾沿いに今日のここまで来られたとのこと。パークの仲間も増え、存分にくるま旅くらしをお楽しみの様だった。今できることを目いっぱい楽しむことがリタイア後の人生では何よりも大切だと思う。明日も近くのパークゴルフ場で楽しむというご夫妻と別れて、別海の基地に戻る。珍しく夕暮れ時の空が晴れて、茜色に染まりかけていた。このまま明日の朝につながればいいのだけど、それは到底無理というものだろう。

【今日(7/25「)の予定】 

終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在

コメント
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