山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘12年 北海道くるま旅くらしレポート <第5回>

2012-07-06 07:23:31 | くるま旅くらしの話

【昨日(7月5日)のレポート】      

≪行程≫

道の駅:真狩フラワーセンター →(道道)→ 真狩湧水 →(道道)→ 道の駅:ニセコビュープラザ →(R5・R393)→ 小樽市内知人宅 →(R5)→ 道の駅:アップルスペースよいち(泊)     <111km>

≪レポート≫

 今日から数日間は、北海道在住の知人の何人かの方を訪ねてご無沙汰のお詫びを兼ねての挨拶をしたいと考え、日程を組んでいる。先ずは今日は小樽在住のKさんご夫妻のお宅を午後に訪問することにしている。そして泊りは余市にある道の駅にすることにしている。ということで、ここ真狩の道の駅の出発はいつもの韓流歴史ドラマ太祖王建を見てからにすることにした。

 真狩の朝は、雨は降ってはいないのだが、予報では今日は午前中は雨、午後から曇りとなっているので、いつ降り出してもおかしくないような雨雲が群れているような空だった。ブログ記事の投稿を終えた後、朝食の準備をする。といってもお湯を沸かすだけである。朝食は殆どパンとコーヒーや紅茶などだけ。相棒の方はヨーグルトやバナナなどを食しているようだけど、自分はそのようなものは無用。普通は同じものを食べるのだと思うけど、我が家ではそれぞれが好きなものを食べればいいと思っており、特に朝食は同じでないことの方が多い。それには毎日服用する薬のことが影響しているのかもしれない。自分の糖尿病関係の薬は食前に飲む漢方薬であり、相棒の方は食後の服用となっている。それぞれの病に合わせて服用されるのであろうが、食前に飲むというのは結構厄介で忘れてしまうことが多い。それを防ぐためにも、自分のペースで食事を習慣化しておいた方が良いように考え、ここ2~3年前から自然とそうなった感じがしている。ま、どうでもいいことだけど。

 7時半からNHKの朝ドラを言る。BSが見られるので8時を待たなくてよい。これが終わって火野正平さんの自転車の旅の速報版を見たあと、9時までの1時間は出発までの初準備に取り掛かる時間である。車のタイヤ周りのチエックや荷物の積み具合の点検などのほか、カセットトイレの処理などを行うのだが、これらの作業はその途中であれこれと飛び入りで気付くことがあって、結構時間がかかることが多い。30分くらいかかるのが普通である。今日はその途中から雨が降り出し早めの終了となった。見る見るうちに本降りとなり、車の天井を叩く音がにぎやかになり出した。王建が始まる頃には完全に雨の世界となった。10分ほど見ていると、どこかで一発雷鳴がとどろくのが耳に届いた。ヤバイなと思った。TV受信中の雷は恐ろしい。遠いから大丈夫だろうと思いながら見ていると、9時半を過ぎた頃かなり近くでドカンという音が聞こえてきた。TVの画面はいい場面なのである。見ていると画面の中でも雷鳴がとどろき、豪雨が降り注いでいるのが映っていた。ドラマの中で皇帝が自分の妻と子を処刑させ、その亡骸を山に捨てさせた場面だった。何だか画面と車外の現実が交差している感じで、雷が鳴っているのにTVを止めるのも忘れて見続けたのだった。10時少し前、ようやく終わって、あわてて電源を切る。雷は羊蹄山を絡めて鳴り渡っていたようだった。後でTVのニュースを見ていたら、この頃なのだったのだろうか、青森県の弘前市で竜巻に襲われた地域があったとのことだった。この地の雷鳴はそれとつながっていたのかもしれない。要注意である。

 もの凄い降りの中を出発する。途中真狩湧水を汲むことにして水汲み場に寄り雨に濡れながらペットボトルの何本かを満たす。ゆっくりくみたいのだが、とてもそれは無理な状態だった。でもこんな雨降りの中でも数台の車が水汲みにやって来ていて、数多くの容器を取り出して懸命に水を汲んでいた。それにしてもここの湧水量はすごいものである。水を汲んだ後は、近くの道の駅:ニセコビュープラザへ。ここには地元の農家の皆さんが作られ出荷された豊かな野菜類などが並ぶ売り場がある。道内有数の農産物の手に入る場所なのである。何年か前には特大のスイカを買ったことがある。今年はまだ早いのかスイカの顔は見られなかった。トマトやキュウリ、キャベツ、レタスなど実に新鮮で魅力的な野菜が数多く並んでいた。案内では60件ほどの農家が参加してこの販売所を経営しているのだとか。レジの女性などもその中のメンバーなのかも知れない。売り場全体に活気がみなぎっているのを感ずるのは嬉しい。トマトや摘果メロン、キュウリやジャガイモなどを買い入れた。摘果メロンの漬物を食べるのが楽しみである。

 ニセコの道の駅を出発して、R5を北上して倶知安からR393に入って小樽方面へ向かう。初めて通る道だったがよく整備されており、急坂が続くのかと心配していたけど大したこともなく、思ったよりも早く小樽に着けそうなので安堵した。途中牧場が経営するレストランに立ち寄り昼食休憩とする。北海道に来るとなぜか豚丼を食べたくなる。ここのメニューにもそれがあったので、早速オーダーした。相棒はソーセージなどの盛り合わせオーダーしていたが、これは牧場特製のもののようで、一個貰って食べてみたが、美味だった。肉類があまり好きでない自分なのだが、今日は草食系を忘れた様だった。毛無峠を越えて坂を下ると直ぐに小樽の街に入った。この道の傍に知人宅があるのである。毛無峠までは登りも下りも合目表示がしてあり、かなりの標高なのかと思っていたのだが、峠近くの展望台は500mにも満たない高さだったので、意外な感じがした。毛無山というのは、どんな山なのか、何だか自分の頭のことを言われているような気がして笑いたい気持ちになった。

 13時半頃知人のKさん宅にお邪魔する。2年ぶりの訪問である。昨年はコースの設定都合上日程が取れなくて失礼してしまっていたので、今年は一番にお邪魔することにしていたのだった。お二人ともお元気そうで、お互いの無事を喜び合ったのだった。それから17時半近くまで、2年分の穴を埋めるかのように歓談が続いたのだった。その内容を記すことは止めることにする。もはやこれはプライベートに関することなので、我々だけの嬉しく楽しい思い出なのである。旅の中で知り合った方たちとのふれあいはまさに宝物を手にしているのと同じであり、その宝物は出会いを重ねるたびに輝きを増すのである。そのような思いに満たされながら、17時半ごろようやく余市に向かって出発する。

 小樽の街の道路の状況は何度来ていても頭の中に入らず、市内に入ると必ず迷うのは我ながら不思議である。その例にもれず今回も又迷ってしまって、余市に行くのに手間取ってしまった。相棒には皮肉られるはナビにはバカにされるはで、とんだ道草を食ってしまった。余市の道の駅に着いた時には18時をとうに過ぎ19時近くになっていた。道の駅の駐車場には10台を超える旅車が停まっており、我々の後にも何台かがやって来て、ここが人気の場所であることを改めて感じたのだった。札幌近郊では道の駅といえばここと恵庭、それに千歳などにしかない。特に西側ではここ一つというのが、皆さんが集まる理由なのであろう。この頃はマナーもかなり向上して、お互いに迷惑をかけないように留意している雰囲気があるのは何よりのことである。軽く食事を済ませた後は、珍しく22時近くまでTVのドラマにうつつを抜かしたのだった。

【今日(7/6)の予定】 

道の駅:アップルスペースよいち → (札幌市内経由)→ 北広島市内知人宅(泊)

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