山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘12年 北海道くるま旅くらしレポート <19回>

2012-07-20 06:09:22 | くるま旅くらしの話

【昨日(7月19日)のレポート】    

≪行程≫

終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在(午前中、中標津町まで買い物等で往復する)  <55km>

≪レポート≫

 寒い一日だった。それしか言うこと無しの感じである。内地や道央などでは猛暑や熱中症が問題となっているのに、ここがこんなに寒くていいものだろうかと思った。尤もそれは昨日までの話であって、今日は道内全域がオホーツクの寒気の洗礼を受けているようだ。夕方に相棒が寒暖計を外に持ち出し、気温を計っているのをみたら、14℃を下回っていた。日中もさほど変わらない状況が続いていたと思う。夜はもっと下がって、もしかしたら10℃を下回ることになるのかもしれない。夏にここへ来るようになってから、毎年1~2度はこんな日に出くわすことがあるのだけど、今年は何だか特別の様な気がする。こうなると避暑などというものではなく、暖房が欲しくなってくる。そして、そんな旅の者の戯言(たわごと)の様な感想よりも、この地の農家の人たちにとっては、この天候は今年の作物の出来具合の命運にも係わる大問題なのではないかと思う。一日も早く普通のこの地の夏を取り戻して欲しいと祈るばかりである。

 今日はここへ来て初めて中標津の町まで買い物に出かけた。殆どどこへも出かけず、買い物も自転車で済ます程度だった。ちょっとしたものはやはり中標津まで行くというのが、この辺りの多くの人の買い物の傾向ではないかと思う。相棒がフライパンを欲しいというし、自分もLEDのスタンドが欲しいと思っていた。、その他若干の買い物や給油もしておこうと考え、出かけたのだった。中標津町には飛行場もあり、道東エリアの基地的な存在となっている。勿論産業の中核となるのは農業と漁業だと思うけど、第3次産業に属する仕事も結構多いように見受けられる。R272のバイパス沿いには、いくつかのショッピングモールが作られて、中央から進出した大型の各種量販店などが軒を連ねている。その中でも最大規模の総合ショッピングセンターに出向いたのだったが、あまりにも売り場が広すぎて、どこに何が置かれているのか探すのに手間取るほどだった。フライパンはほどなく見つかったけど、それを洗うためにと求めたスポンジたわしは、直ぐ傍には置かれてなくて、かなり探し回ることになった。その他幾つかの商品を探すのに手間取ること夥(おびただ)しい。ゆっくりと時間をかけて買い物を楽しむという人たちには、どこに何があるのか判らないということが却って楽しみの一つになるのかもしれないけど、そんな余裕のない人の場合には、このようなだだっ広い売り場のレイアウトの在り方は問題だなと思った。普通のショッピングモールの場合は、専門店ごとに棟が別れて作られているのが多いのだが、この店は同じ屋根の下に幾つかの専門店が入っているのである。利点もあるのかもしれないけど、自分たちにとっては、何だかすっきりしない無駄な空間が多いように思った。

 食品売り場に行ってみた。各種の野菜類が並べられていたが、別海町の地元のスーパーの方が価格も品質も上の様な気がした。この地方では野菜類が高価格である。これは地元産が少ないことが影響しているのだと思うけど、大手ならば仕入れを工夫することで他よりも一段満足度の高い商品の提供があってもいいのではないかと思ったが、期待は裏切られた感じがした。一番驚いたのは、食パンである。大手のパン屋が作っている商品で、内地などの店では一斤150円台で売られているものが、ここでは210円台で売られていた。他の銘柄では70円台のものもあり、この価格の落差は一体何なのだろうと思った。品質や流通のコストに関わる問題だとは思うけど、消費者の立場では何とも解せない落差に思う。安いものをたくさん売るための囮(おとり)として高価格のものを置いておくのかとも思った。ま、どのような商売をしてもそれは業者の勝手というものであるから、お好きなようにというのが自分の立場なのだけど、今年はこの店に来てみて、去年とは少し違う雰囲気を感じたのは、今日の寒さの所為なのかも知れない。もう一工夫あってもいいのではないかと思った。

 買い物を終えて、基地に戻ったのは13時頃だったか。午前中は時折青空が見えていたのが次第に雲が空を覆い始めていた。昼食後図書館に行くつもりだったのだが、又雲行きが怪しくなり出したので、今日も雨男になってはたまったものではないと考え、サボることにした。そのまま一杯やって午睡。目覚めてみるとやたらに風な強くなっており、寒さは一層ひどくなっていた。夕刻近く何組かの方たちが入って来られて、強風の中をものともせずテントを設営されているのを見ながら、大変だなあと思った。小さな車での旅の厳しさを忘れて今ここにいるけど、これでいいのかという反省がちょっぴり頭をもたげたのだった。夜遅くから風に加えて雨も降り出したようだった。しようもない一日だった。 

【今日(7/20)の予定】 

終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在

コメント
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