山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

旅の記録から:2005年東北の春訪ね旅(第20日)

2009-03-23 00:08:33 | くるま旅くらしの話

第20日 <5月13日()

道の駅:東由利→八塩いこいの森<黄桜探訪>→道の駅:東由利<昼食>→(本庄街道・矢島街道)→道の駅:鳥海(秋田県鳥海町) →道の駅:雄勝(秋田県雄勝町)→(羽後街道・鬼首街道)→道の駅:あ・ら・伊達な道の駅(宮城県岩出山町)→道の駅:路田里はなやま(宮城県花山村)(泊)<178km>

20日目を迎えて帰心が少し膨らんだような気がするのは、お天気の所為なのか?昨夜も雨が降り続き、朝9時近くなってようやく降るのを止めたようである。出発の準備をした後、八塩山麓にある八塩いこいの森へ。2時間ほどゆっくり散策する。御衣黄(ぎょいこう)や鬱金(うこん)などの黄桜は確かに五分咲き程度で少し早かったが、充分鑑賞に耐えるものであった。4月下旬に来た時には、小さな人造湖の周回道の、かなりの部分が雪の中にあって、歩くのに苦労したのだったが、今はすっかり融け消えて、雪の下で眠っていた黄スミレが満開の花を咲かせていた。あれからもう2週間以上が過ぎ、春は確実に前進しているのが分かった。

      

 黄スミレの株。半月ほど前は雪の下に隠れて何も見えなかった湖畔の至る所に、この花が群生していた。呼び物の黄桜は、まだ写真に撮れるほどの咲きっぷりではなかった。

 昼食を食べにもう一度道の駅に戻る。ここのレストランでは地元で育てているというフランス鴨の肉を使った料理に力を入れているが、これが上品な味でなかなかのものなのだ。あまりハイカロリーのものを食べてはいけない拓は、上品なラーメンをほんの少し(?)食す。

お昼の後は、本庄市郊外から矢島街道に入り、新しく鳥海町(秋田県)に出来た道の駅を通って雄勝方面へ向かうことにして出発。

今日も天気は雲が多くて鳥海山は全く見えない。鳥海山の東麓にある鳥海町は、山又山の土地だった。しかし全ての山が萌え立っていて、呵呵大笑(かかたいしょう)している感じだった。山を越え雄勝の道の駅でスタンプを押した後、宮城県の方へ向う。鳴子に向う鬼首街道(仙秋サンライン)と呼ばれる国道108号線をひたすらに走る。鳴子辺りで温泉に入ろうかと探したが、うまく見つけられず通過し、岩出山町の道の駅に到着。

   

仙秋ライン(R108)の春。新緑の中に所々残雪の雪渓が残っており、それらの溶けたのを集めた水が谷間を奔り下っていた。

今回の旅で、今まで宮城県には殆ど縁が無かったので、明日あたりは太平洋側まで行ってみようと考えている。「あ・ら・伊達な道の駅」という妙な名の道の駅は泊まるには向いていなかった。今日は温泉に入るのは諦め、少し先の山の中にある花山村の道の駅に行って泊まることにした。17時過ぎ雨模様の所為で暗くなった中、道の駅に到着。さすがにここは車の通りも少なく、静かである。意外とTVもよく映る。多分今夜の泊まりの車は我々一組だけであろう。小雨の外の様子は気にしないことにして夕食の準備に取り掛かる。夕食が終わって、いつものように少しの間TVなどを見て、静かな一夜を過ごす。

コメント
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