山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

2005年東北の春訪ね旅(第7日)

2009-03-08 00:33:14 | くるま旅くらしの話

第7日 <4月30日()

道の駅:雫石→盛岡市内見物<石割桜、不来方城址>→(盛岡市経由・陸羽街道)→道の駅:石神の丘(岩手県岩手町)→道の駅:三戸(青森県三戸町)→道の駅:七戸<東八甲田温泉>(青森県七戸町)(泊)<179km>

倅が盛岡にやってくる日で、午前中は適当に盛岡の市内見物をする予定。倅と合流した後は、東北は初めての倅のために主だった名所旧跡など廻るつもりでいるが、具体的なことは未だ何も決めていない。

先ずは盛岡市内の石割り桜というのを見ることにして出発。石割桜は花の咲いていない季節に見たことはあるが、花の季節にはお目にかかっていない。市内の駐車場に車を停めて散策に出発。地方裁判所の庭にある石割桜は直ぐに分かった。

行ってみると何と今が丁度満開だ。石を割るなどと、どのような成り行きでこうなったのかよく分からないが、とにかく迫力のある姿だ。生き物と無生物との力比べのようにも映る。植物の力というのは、もの凄いものだと思わずにはおられない。花が咲いている時のこの姿は、生き物が勝利宣言の高笑いをしているようにも思え、桜の優雅さとは異質の本性を見る様な気がした。

   

   き誇る石割桜。今では裁判所の前にあって、人びとの惹き起こす様々な事件を静かに見ているのかもしれない。

   

   石割桜近影。その昔350年ほど前、ここは南部藩家老北家の屋敷であったとか。落雷があり、それによって割れた石の間に芽生えた桜(エドヒガン)のタネが、350年経ってこの姿になったと言う。恐るべき力だ。

その後、南部藩の本拠だった不来方城址を訪ね、満開の桜を満喫する。

   

   不来方(こずかた)城址から見る花の雲。南部藩主の居城だった来方城跡は今は公園となっているが、ここの桜も見事な美しさである。これで八部咲き程度か。

午後、倅と無事合流した後、未だ少し早いことがわかっている角館の桜は後回しにして、とりあえず北へ向うことにした。

陸羽街道(国道4号線)を北上。途中岩手町の道の駅で倅と運転を交代。SUN号の運転席以外に座るのは久しぶりのことである。青森県に入り、三戸の道の駅近くに在住の邦子どのの知人に会い、挨拶を交わす。お元気そうでなにより。只今はサクランボの受粉作業の真っ最中で、多忙極まりなしといった状況らしい。農業というのは本当に大変だ。家の菜園のことを思い出す。ご苦労様です。

十和田市を掠(かす)めて走るバイパスを経て七戸の道の駅へ。ここが今日の宿。この道の駅には少し離れている(300mくらい)が、東八甲田温泉というなかなかのいい湯がある。早速温泉に浸かって、ビールで乾杯してTVなど見ながら時を過ごし、就寝。

コメント
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