山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

旅の記録から:2005年東北の春訪ね旅(第4日)

2009-03-05 02:22:59 | くるま旅くらしの話

第4日 <4月27日()

道の駅:東由利→(本庄街道・横手市経由・平和街道)→道の駅:錦秋湖(岩手県湯田町)→北上展勝地公園(岩手県北上市)→宮沢賢治記念館(岩手県花巻市)→(釜石街道)→道の駅:遠野(岩手県遠野市)→(釜石街道)→道の駅:東和(岩手県東和町)(泊) <180km>

 

どうやら角館の桜は未だらしいということが在住の知人のメールで分かったので、予定を変更して先に北上展勝地の桜を訪ねることにした。本庄街道を更に西進して横手市郊外から北上市に向う平和街道を西進。途中錦秋湖というダム湖があるが、ここで小休止。この辺りは早春という感じで、まだ山桜も咲いていない。点在する辛夷の純白な色と、猫柳の黄緑の芽吹きが目に映るが、あとの樹木は殆どが残雪の中で冬眠中の感じだ。

北上市内を掠めて通って北上川に架かる橋を渡り、展勝地公園の駐車場に到着。北上展勝地公園の桜は、全体としては5分咲き程度だったが、中には満開近くの樹もあり、観桜には絶好のタイミングだった。3時間ほどかけて心ゆくまで今年の桜を楽しんだ。

   

   北上展勝地公園の桜と奥羽山脈。展勝地公園は北上川の東岸に沿って桜並木が2km以上続く。奥羽山脈の一番左に見えるのが栗駒山か。

   

   展勝地公園の花のトンネル。桜は未だ7分咲きくらいだろうか。展勝地公園の桜は、弘前、角館と並んで、東北の三大桜名勝地の一つである。

   

   北上川にはたくさんのこいのぼりが並べられていた。その下を遊覧ボートが行き交っていた。

   

   遊覧馬車の馬君もたいへんだ。主に引かれて花道の下を散歩するワンちゃんとは大違いだ!

遠望の奥羽山脈には雪を冠した山々が連なっていた。桜の優雅で豪華な美しさを堪能した後、今日の宿を東和町の道の駅と決め、その前に途中にある宮沢賢治記念館を訪ねることにして出発。

花巻市の郊外にある宮沢賢治記念館は、静かな森の中にあって、1日かけて見るほどの広大な施設だった。今まで何度も近くを通りながら、今回が初めての訪問。宮沢賢治のことは実は余りよく知らなかったのだが、館内を一回りしてそれなりにその人となりを理解することが出来た。童話や詩作、小説ばかりでなく、音楽にも通じ、且つ地学や天文学などの他、科学全般にも通じた天才だったことを初めて知った。この人の現代、未来に通ずる夢ある精神をもっと深く学ぶ必要があると思った。ここにはもっと時間を掛けてゆっくりと来なければならないなと思った。

東和の道の駅には日高見の霊湯という温泉が併設されており、ここに浸かった後静かな一夜を過ごす。

コメント
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