村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

百代の過客

2015-08-16 23:13:58 | 書籍
松風様のお勧めで
ドナルドキーンの「百代の過客」を読んでいる
講談社学術文庫の文庫本だが1700円に消費税
文庫本なのに 高い
それに厚く重たい
裏表紙に
日本文学の系譜が日記文学にあることを看破し
その独自性と豊かさを探求した日本文化論、
日本文学史研究に屹立する不朽の名作
とあった

すらすら読めるわけではないが
私の知りたい事が書いてある
続編もありアマゾンで買った
松風様の勧めで
同じ本を草苑さまと里庵さまも買った
読んだらみんなに感想を聞いてみよう




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ふじわらの さだより

2015-08-15 21:07:35 | 中古三十六歌仙
中古三十六歌仙の一人
藤原定頼

藤原 定頼(995-1045)
(ふじわら の さだより)
藤原公任の長男
小倉百人一首では権中納言定頼。
64番 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれわたる 瀬々の網代木

ウィキペディアには
少し軽薄な性格であったようで、
小式部内侍にやり込められた逸話が残っている。
相模や大弐三位などと関係を持った。
音楽・読経・書の名手であり、容姿も優れていたという。

また
一条天皇の大堰川行幸の
お供で和歌を詠んだときのこと、
父の公任も同行していて
定頼の歌の出来映えを心配していた。
すると定頼の番になり
読み手が上の句を
「水もなく見え渡るかな大堰川」と読み始めた。
満々たる大堰川を前にして
「水もなく」とはどういうつもりだ、
何という不調法な、
と公任が思っていると
「峰の紅葉は雨と降れども」と
朗々と下の句を詠み上げた。
そのあまりの見事さに、
公任もうれしさをこらえきれず、
思わず会心の笑みを漏らしたという
(『西行上人談抄』)。







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雲だにも

2015-08-14 23:23:57 | 茶道具、古美術、骨董
雨がざっと降った
カラカラの土には
恵みの雨だが
すぐ止んだ

遠くの空に黒い雲
雨が降っているのだろう
晴れたり曇ったり

掛軸は和歌色紙 


出でてまた
帰るをみれば雲だにも
影夕ひみは
なきよなりけり


筆者は須川信行
須川 信行
(すがわ のぶゆき)
医師・国学者・歌人。
近江高島郡生。号は常葉園。本姓は清水。
渡忠秋・小出粲門人。
国学・和歌を能くし、御歌所参候・同寄人を務めた。
京都に住した。
大正6年(1917)歿、79才。
《美術人名辞典より》





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任務不可能

2015-08-13 22:19:14 | 観劇・映画
久しぶりにkeikoちゃんと映画を観る
ネットで予約し席をとった
15時55分から開始で
その前に写真の店で食事
今日のパスタとチキンのグリルをシェアする
川崎は賑やかである

映画は
トムクルーズの
「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」
ミッション:インポッシブルを日本語にすると
「任務不可能」だとか
スパイ大作戦の
いつものテーマソングが流れると
ほんと ワクワクする
予告編のトムクルーズが飛行機に掴まっているところ
映画が始まると割と早くもその場面が登場し
ひやひやだ 
アクション場面、カーチェイスやら
二時間近くを全く飽きず
ラストも大丈夫
最後まで楽しんだ



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六字

2015-08-13 01:05:24 | 村雨庵 稽古 
世間ではお盆だが
今日はお稽古
掛物は
六字名号
南無阿弥陀仏

お盆にはこれだ
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布引の滝

2015-08-11 22:19:10 | 茶の事
月に一度の茶の稽古
床の花は
真ん中に高砂芙蓉と左は撫子
後ろに今年初のオミナエシ
右にある赤い実の植物は
初めて見た
何だかヤマゴボウのようだがチョット違う

持ち主に伺うと
ジュズサンゴというらしい

ジュズサンゴ
数珠珊瑚と書き
ハトベリーとも言うらしい
ヤマゴボウ科とあるから似ているはず


今日は香付花月
香を焚き薄茶三服そのあと
歌を詠み
それを奉書に書きとめる
日常には無い時間 
緊張かつ集中する時間だ

香の銘は「滝」だった

久かたの天つ乙女の夏衣、雲井にさらす布引のたき        藤原有家

布引の滝は

兵庫県神戸市にある滝
京都府与謝郡伊根町にある滝
三重県熊野市にある滝
ほかにも鳥取や鹿児島にもあるようだが
平安時代から物語や歌のに詠まれるのは
神戸六甲の滝らしい
《ウィキペディアには》
六甲山の麓を流れる生田川の中流(布引渓流)に位置し、
上流から順に、
雄滝(おんたき)、
夫婦滝(めおとだき)、
鼓滝(つつみだき)、
雌滝(めんたき)からなる。
栃木県日光市の華厳滝、
和歌山県那智勝浦町の那智滝とともに
三大神滝とされ、
日本の滝百選に選ばれている。

とあったが
良く解らない






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なりひさご

2015-08-10 23:29:51 | お勉強
朝出かけるときには
大雨が降っていた
すぐ雨は上がった

今日は月に一度の研究会
お菓子は
なりひさご
とは瓢箪のことだ

瓢箪は瓜科
・最古の栽培植物の一つ。
 アフリカ原産。
・約1万年前に日本に渡来。
 滋賀県の粟津湖底遺跡から
 ひょうたんが出土している。

・「瓢(ひょう)」は
 「ひさご」(夕顔、冬瓜、瓢箪などの実の総称)のこと。
 「箪(たん)」は竹で編んだ、
 目の細かいかごのことで、
 実を容器として用いることから。

ともあれ
お菓子を食べよう
それから勉強だ
二口で ポイ
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きよはらのふかやぶ

2015-08-09 22:49:12 | 中古三十六歌仙
中古三十六歌仙の一人。
清原深養父
きよはら の ふかやぶ

生没年不詳
父は豊前介・清原房則
孫に清原元輔
曾孫に清少納言
藤原兼輔・紀貫之・凡河内躬恒などの歌人と交流があった
晩年は洛北・岩倉に補陀落寺を建立し、隠棲した
琴の名手

百人一首36番 
夏の夜は 
まだ宵ながら 
明けぬるを 
雲のいづくに 
月宿るらむ   (『古今和歌集』夏166)

今の季節にふさわしい歌だ
母の入院の同じ部屋に
肺がんの女性がいる
抗がん剤と放射線で治療している最中だが
自分の病気をまだ受け入れられず
副作用で食事がとれない事を
悲しがっていた
一週間も顔を合わせているので
今日はそっとお話しをした
「頑張らなくともよいですよ
それから
泣きたいときに泣きなさい
きっと楽になるから」

同じことを
自分にも言ってみよう
きっと 楽になる



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ありわらの もとかた

2015-08-08 22:23:29 | 中古三十六歌仙

中古三十六歌仙の一人
在原 元方
ありわらのもとかた
生没年不詳
在原業平の孫
筑前守・在原棟梁の子。
大納言・藤原国経の養子
官位は正五位下・美作守。

口ずさむ古今集
春の元方の有名な歌に


ふるとしに春たちける日よめる

年のうちに春は来にけり
ひととせを
去年コゾとや言はむ
今年とや言はむ   








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真清水蔵六

2015-08-07 22:53:13 | 茶道具、古美術、骨董
午前中
東京道場へ
許状の申請と
お弟子様達4名のゼミ申込み
そのあとやましたへ寄り
口の欠けてしまった唐物茶入の修理を依頼した
この茶入は6月に京都へ行った時に象牙屋さんに
修理を依頼したが修理人がいないからと断られた物だ

お店では5日から10日まで
お楽しみ市を開催とのハガキが来ていた
今日は7日すでに良いものは売り切れたのであろう
品物が少ない
お店をぐるりと一周し
その時に見つけた
良いものを

「山科焼柿釉」火入
山科焼は京焼のひとつ
箱裏には
泥中庵 蔵六造 印
とある

泥中庵とは二代蔵六
真清水蔵六のこと

真清水蔵六(二代)
ましみずぞうろく
初代蔵六の長男。
京都の人。
幼名は寿太郎、名は春太郎、号を春泉・泥中庵。
国内はもとより中国・朝鮮にも渡って調査研究を重ね、
京都山科に開窯、
のち西山の松尾村で製作した。
古陶の鑑識に優れ、
『陶寄』『古陶録』等の著がある。
昭和11年(1936)歿、76才。
《美術人名辞典より》

何もないと思っていたが
蔵六の火入 二個入
買えて
良かった



その次は
新宿の茶道具屋
こんどは象牙の蓋裏に
金箔を貼ってもらう
あと
茶碗の箱
巻物の箱
古写経の折本を入れる箱
三種類の箱を注文した

材質は一般的の桐
変わった材料や
変わった真田紐
変わった箱の作りなど
変わったことを依頼すると
どんどん高くなる可能性があるらしい
それを聞いて

とりあえず
普通でお願いしよう
普通は安心だ






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松花堂昭乗

2015-08-06 23:35:54 | 茶の事
木曜稽古
今日は昼間だけ
坂誓さんと県々と樺ちゃんの三名
今日も暑い

写真は昨日の茄子の画の落款
南山道人
惺々翁



茄子を書いたのは
松花堂昭乗
複製だが


さてその松花堂
天正10年(1582年) - 寛永16年9月18日(1639年10月14日))は、
江戸時代初期の真言宗の僧侶、文化人。
俗名は中沼式部。
堺の出身。
豊臣秀次の子息との俗説もある。

書道、絵画、茶道に堪能で、
特に能書家として高名であり、
書を近衛前久に学び、
大師流や定家流も学び,
独自の松花堂流(滝本流ともいう)
という書風を編み出し、
近衛信尹、本阿弥光悦とともに
「寛永の三筆」と称せられた。

天正10年(1582年)和泉国堺に生まれる『中沼家譜』。
天正12年(1584年)説は『松花堂行状記』による。
文禄2年(1593年)この頃近衛信尹に仕える。これは、
昭乗の兄(中沼左京)が一乗院門跡尊勢(近衛信尹の次弟)に仕えていたことによる。

慶長3年(1598年)石清水八幡宮に入り出家、
瀧本坊実乗に師事して密教を学ぶ。
その後、権僧都宝弁について両部灌頂をうけ阿闍梨位に上がった。

慶長20年(1615年)5月 大坂落城後、狩野山楽を匿っていたことで
徳川方の厳しい詮索を受けたが、
昭乗は「山楽は絵師であって武士にあらず」と言い張り、
事なきを得る。『本朝画史』

元和5年(1619年)5月~6月、徳川義直と近衛信尋を
対面させるため奔走する。『昭乗書状』

元和9年(1623年)6月 将軍秀忠・家光の上洛に際しての準備に奔走。

寛永元年(1624年)近衛信尋の推挙で将軍家書道師範として江戸に下向する。

寛永3年(1626年)6月11日、徳川義直を席主とした茶会
(昭乗は小堀遠州とともに近衛信尋、一条昭良、一乗院尊覚法親王、八条宮智仁親王等を招待)を催し、公武間の斡旋に尽力する。

寛永4年(1627年)実乗の死後(3月23日没)、瀧本坊住職となる。

寛永5年(1628年)7月 大徳寺龍光院密庵で、江月宗玩のために小堀遠州、狩野探幽とともに絵筆をふるう(床脇小襖絵)。
<典拠不明>小堀遠州は昭乗のために瀧本坊に茶室「閑雲軒」をつくる。

寛永6年(1629年)沢庵宗彭の紫衣事件による配流を嘆き和歌を贈る。

寛永8年~寛永10年(1631年 - 1633年)この間の茶会については『松花堂茶会記』。

寛永11年(1635年)6月 この頃徳川義直と面会。

寛永14年(1637年)11月、瀧本坊の焼失を期に瀧本坊を弟子の
乗淳(昭乗の兄中沼左京の子)に譲り、
自らは猩々と号して風雅の生活を送る。
12月、住坊泉坊の一隅に方丈を建てて松花堂と称した。
「12月16日付『昭乗宛遠州書状』及び12月23日付『永井直清宛昭乗書状』」

寛永15年(1638年)3月 江月宗玩とともに吉野の桜を見に奈良を旅する(『松花堂芳野道之記』)。
帰路、奈良野田の長闇堂に久保利世を訪ねる。
《ウィキペディアより》





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瓜茄子 うりなすび

2015-08-06 00:21:43 | 村雨庵 稽古 
水桶にうなづきあふや瓜茄子 蕪村


村雨庵八月の水曜稽古
八月でも休まず稽古をしよう
しかし
この暑さはなんだ
尋常ではない暑さだ
花を切りに外へ出た
水引と檜扇を切り
駆け足で家に入る

お弟子様はお越しだろうか
でも
お昼頃 さわわさんと
カズ様がお出まし
カズ様は夏の涼やかな着物
夏大島と羅の帯
見ているだけで良い気分
夏の着物姿は着るよりも
見るに限る
夜は鶴仙人と森金さん
暑くとも稽古に通う
少しずつ積み重ねよう


今日は
行の行台子
頭を使って暑さを忘れる
点前に集中しよう




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ふじわらの ただふさ

2015-08-04 23:22:40 | 中古三十六歌仙
またも猛暑日
わが家は二階建て
一階にエアコン二台
二階に一台だったが
この暑さだ
二階にもう一台買った
そのついでに扇風機一台と
サーキュレーターを二台買った
これでこの夏を過ごせるはず だが


中古三十六歌仙の一人
藤原 忠房
ふじわら の ただふさ、
?~929
平安時代前期の貴族・舞楽家・歌人。
官位は従四位上・右京大夫。

一門には雅楽に秀でた者が多い
父の興嗣は琵琶の名手
忠房も琵琶の名手で
歌舞や管絃に活躍
高麗楽の代表的な作品の胡蝶楽、延喜楽は、
忠房が作曲し
敦実親王が振付を施した
として知られる
『古今和歌集』『後撰和歌集』『拾遺和歌集』)に17首入る




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へいちゅう たいらのさだふみ

2015-08-03 23:49:50 | 中古三十六歌仙
中古三十六歌仙の一人
平 貞文タイラノサダフミ
872~923
たいらのさだふみ
だが
平中ヘイチュウと呼ばれた
ハイチュウではないヘイチュウ
桓武天皇の玄孫
勅撰和歌集に26首が入集している
平中を主人公とした『平中物語』
芥川龍之介は『好色』
谷崎潤一郎も『少将滋幹の母』の中で
重要な登場人物と書いている


お昼頃
銀行とか郵便局とか回る
のだが
今日も暑かった
もちろん日傘と長袖に手袋の重装備
かつ首にタオルのようなものを巻き付ける
炎天下5分歩けば汗だくだだから
これが一番いい
涼しい銀行に入り
八月末の茶会の分を振込
ついでにすっかり薄くなった財布を
少し膨らませよう



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のういんほうし

2015-08-02 22:40:38 | 中古三十六歌仙
能因法師
988~1050又は1058
平安時代中期の僧侶・歌人
俗名は橘永(たちばな の ながやす)
法名は初め融因
近江守・橘忠望の子で、
兄の肥後守・橘元の猶子となった。
子に橘元任がいた
中古三十六歌仙の一人

初め文章生に補されて 肥後進士と号したが、
長和2年(1013年)、出家し、
摂津国古曽部に居住し 古曽部入道と称した。
藤原長能に師事し、
歌道師承の初例とする。
和歌六人党を指導する一方、
大江嘉言・源道済などと交流している。

百人一首は69番 能因法師
あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり



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