村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

七事式の偈頌を言えるか・・・

2013-10-03 23:09:43 | 茶の事
今日は月一度のお茶の稽古
中置の点前が済んだら 
定据で且坐

さて七事式の偈頌を言えるかと・・・
言えるのは花月だけ ゴカンノキホウ シサイニミヨと里庵様と呟いてみる
他は聞けばそうそうと頷けても 自分からは言えない
先生はスラリと
七つの偈頌を教えて下さった
 
無学宗衍ムガクソウエンの七事式の偈頌を
とにかく
暗記をしようではないか

花月は 「互換機鋒看子細」
ごかんの きほう 
しさいに みよ

且座は 「是法住法位」
このほうは ほういに じゅうす

廻り炭は 「端的底看にい 」
たんてきていに みよ にい

廻り花は 「色即是空 凝思量即背」
しきそくぜくう
しりょうをこらせば
すなわちそむく

茶カブキは 「千古千今截断舌頭始可知真味」
いにしえに
いまに
ぜっとうをせつだんして
はじめてしんみをしるべし

一二三は 「修証即不無染汚不得」
しゅうしょうは
すなわちなきにあらず
せん おすれば えず


員茶は 「老倒疎傭無事日 閑眠高臥對青山」 
ろうとう そようぶじのひ
かんみん こうが せいざんにたいす




写真の花は

吾も紅ワレモコウ、白の水引草、しもつけ、浜菊、藤袴、おけら、
そして一番高くに 実になった山芍薬

秋草はうつくしい




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一葉に 知る

2013-10-03 00:42:11 | 村雨庵 稽古 
村雨庵の水曜稽古日
今日から10月 中置の稽古だ
段々に秋深く気温が下がる頃
風炉を勝手の位置から中央に据えなおし
少しでも火を客付に近くする
この月だけの点前
忘れている事もあろうから、道具を置きつける位置を確認しながら
小板で初炭、濃茶、後炭、薄茶と稽古するのだ

このところ休みだったり引っ越したりして生徒が少ないので
今月は四畳半でのお稽古
昼間は二名だったが
夜は四名の生徒に
裏千家の稽古場案内から見学に見えた若い女性がおひとり
賑やかな稽古風景をご覧になり
来月から入門なさるとの事
私も社中も皆 歓迎である

掛物は菅原曇華スガワラドンゲの画賛
筆者は臨済宗の僧、慶応二年新潟長岡生れ、昭和31年90歳寂 建長寺派管長、建長寺住職、名は時保、

一葉知天下秋 (一葉に天下の秋を知る)
一葉というと
「一葉落ちて天下の秋を知る」
聞いた事がある 故事ことわざ辞典にも出ているがgoo辞書には下記のようにあった

淮南子エナンジの「一葉の落つるを見て、歳のまさに暮れなんとするを知る」から
落葉が早い青桐の葉が1枚落ちるのを見て、秋の来たことを知る。
わずかな前触れから将来の大きな動きを予知できることのたとえ。

なるほど
意味が深い・・・



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