村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

くさもみじ

2013-10-29 23:16:06 | 紫廼茶話会
今日は月に一度の台子の稽古日
掛物は
飛鳥井雅章の古今集の歌切れ

飛鳥井雅章アスカイマサアキは 江戸前期の公卿・歌人。
雅庸の三男、兄雅宣の養子。
初名は雅昭。
従一位権大納言・武家伝奏となり、後水尾天皇から古今伝授を受ける。
蹴鞠・和歌及び栄雅派の書を能くした。
延宝7年(1679)歿、69才。 《美術人名事典》

料紙は墨流し 
小さく流麗な文字だが
その文字同士が重なり合うこともあり
ちょっと読みにくい
古今集の文庫本を拝借願うと
その新潮文庫の「古今和歌集」には
いくつもの付箋が挟んであった
お持ちの歌の所に挟んであるのだろう


今日の歌は下記のところ

252 霧立ちて雁そなくなる片岡の朝の原はもみぢしぬらん
253 神な月時雨もいまだふらなくに かねてうつろふ神なびのもり
254 ちはやぶる神なび山のもみぢばに思ひはかけじ うつろふものを

  貞観の御時綾綺殿の前に梅の木ありけり。西のかたに
  させりける枝のもみぢはじめたりけるを、うへにさぶ
  らふをのこどものよみけるついでによめる  藤原かちおむ 勝臣
255 おなじ枝を わきて木の葉のうつろふは 西こそ秋のはじめなりけれ
  石山にまうでける時、音羽山のもみぢを見て
  よめる
                  つらゆき

花は唐糸草、貴船菊、桜蓼、芒、野紺菊
写真を正面で撮らなかったので上手く取れず 失敗
葉が紅葉し 美しく 
くさモミジになっている



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コメント
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