村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

一歩踏み出す月

2012-02-15 01:14:37 | 美術館・博物館
袋物の教室へ急ぐ
みぞれ交じりの雨が降るが少しくらいなら濡れてもよい
今日は御物袋作る
ほぼ完成
あとは仕上げだけだ
お昼はアトレ四谷のPAULというパン屋さんでランチ
いつものように昼からワインで乾杯、料理を三種類取ってシェアした
美味しいパンのお代わりを貰って三名ともパンで満腹だ




先月もそうだったが今日も
さかちかさんは海外へ出張
世界を飛び回っている 
残った飛び姫と二人は東京を回る
今日は上野
東博の北京故宮博物院200選へ
2月11日には20万人目の来場者に
東博の館長から展覧会図録が贈られたと
ホームページにあった
飛びちゃんは二度目、私も二度目だが
前回は清明上河図巻のみ見たので残りの199品は初めて観る
入口で二人ともイヤホンガイドを借り
唐物の一級文物が次から次へと並ぶなか
泳ぐように展示品を観てまわった
2月19日までの特別展
間に合って良かった
唐物の勢揃いだから
間違いなくお宝ばかりだが
観るほどに侘び寂びや和様が恋しくなる

時間は四時半
次の予定は浅草橋
東博の出口に待っているタクシーで浅草橋三丁目へ
鳥越神社の前を過ぎ江戸通りを右に二つ目の信号で降りる
行先は糸屋さん
茶入の紐が組めるようになったので
糸を買いに来たのだが
今回はあれこれ考えず好きな色を買おうと
飛びちゃんは追加分の薄茶色と若草色、
私は大好きな薄桃色と浅黄色
色は綺麗だが、きっとどんなきれ地にも合わないだろう
練習用だからそれも良し
珈琲を飲みながら取り出してながめる


臆病の一歩踏み出す二月かな みどり女

みどり女は阿部みどり女 
明治19年生まれ
大正昭和の俳人とあった

そうか2月は一歩踏み出す月か・・・



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愛は・・・勝つ!

2012-02-13 23:44:09 | 茶の事
あちこちが痛い
いかに普段は体を動かしていないか
昨日の茶事で
ちょっと物を運んだり
あっちへ行ったりこっちへ隠れたり、
水を撒いたり露地草履を直したり
少し動いただけなのだが
今朝はぎしぎしと体がきしむ
少し寝坊して、
ちろちろと動いているうちに
どうにか調子が戻った
戻れば まだまだ元気 
大丈夫だろう


日中はお料理の稽古へ出かける
終わるとすぐ想望庵様のおうちでの勉強会へと向かう
勉強会が終わりお煎茶を頂いていると
急に里庵さまが大きな声を出した
「見て見て 茶柱がハートになった」
茶柱が
そんな馬鹿なと覗いてみると
正確には柱では無いが
なるほど こんな事もあるのだ
思わず写真に撮った

明日はバレンタインデイ
今日はお料理の先生と
お勉強会の先生へチョコレイトを差し上げた
菓子業界の思惑どおり、私めの行事のひとつでもある


今来むと
言いしばかりに 
長月の
有明の月を 
待ち出でつるかな  

素性法師

素性法師は僧正遍昭の子
若きには殿上人であったが
遍昭にすすめられ兄と出家
京都雲林院に住んだとある

ご存じ百人一首の21番だが
どう考えても恋の歌に思える
たとえ想像上の歌としても
良いのだろうか・・・と思ったが
こうして長い年月もちゃんと残っているのだから 
いいのだろう 

愛は勝つ のだ



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鶯宿梅

2012-02-12 23:36:03 | 村雨庵 茶事茶会
昨年は大炉の茶事を二回ほどした
モリーナさんの亭主で
仲良しのお友達をお招きした
それと社中の茶事で亭主はアイテラ氏

それから一年経つ
昨年は辛い年で色々考えさせられたが

今年はまた新たな気持ちで茶に臨もう
大切に茶事をしていこう
と思っているところだ

今日の亭主は飛び姫
水屋は森金さんにサカチカさんにotakeさん
お客様はアイテラ氏が正客
次客はながたん姫
三客はカズ先生
四客は塚ちゃん
五客はデレラ嬢に
詰はひいろんさん

逆勝手での点前は日頃の稽古の実力はでない
ついつい足が立ち止まる
半東も無しにお客さま六名をおもてなしするのは
大変だが
茶入と棗、懐石の鉢や火入も持参
親しい主客とも楽しんだだろう
菓子は亭主の作
上用饅頭に餡は鴬あん
梅の焼き印を押し銘を「鴬宿梅」と本人が名付けた



花は白梅にあけぼの
花入は円相窓の竹花入

茶事も終わり亭主が水屋に茶を点てていると
急に大きな音がして花入が割れた
表面が乾燥してしまったようだ
茶事の後で良かった・・・



主客初めの挨拶
待合の公達の雅な姿を見て正客は
「自分を描いてくれたのだな」とのたまう
一気に席中の緊張は取れ楽しい一会となった と聞く



梅の花
にほひをうつす袖のうへに
軒漏る月の
かげぞあらそふ 定家



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八重の紅梅さきにけり

2012-02-11 23:50:50 | 村雨庵 茶事茶会
明日は大炉の茶事だ
亭主と水屋の三名が来て
下拵え道具を揃える
主菓子は亭主が作り、干菓子は菓子部で作った
亭主の飛びちゃんと道具組をチェックしながら
懐石の道具もみな出したし、あと残るは掃除だけか

二月、大炉といえば
待合には定石の
大津絵などが良いだろうと簡単に決定
大津絵の事を亭主の飛びちゃんがネットで調べたら
私めのブログの大津絵がヒットし
取り合わせが昨年と同じ
お客様も同じ方もおいでになるとメールをくれた
引き出しの少ない脳で考えるからか変化が無い
去年の事なのにすっかり忘れている
あきれた
待合掛けを
すぐさま変えよう

箱に題は紅梅とある
作者は新井勝利アライショウリ
明治28年東京京橋生まれ昭和47年歿 享年77歳
梶田半古の画塾に入門、のち安田ユキ彦に師事した


以前は茶事の道具組をパソコンに打込み
それを見て道具も考えたのだが
最近の茶事は行き当たりばったり
昨年後半に菓子茶事も何回かしたが
全くそれらの控が無い
やはり茶事の記録は必須
会記は欠かさず残さねば


わが宿の
八重の紅梅さきにけり
知るも知らぬも
なべてとはなむ 実朝

新井勝利は紅梅と公達を書いているが
ひょっとするとその公達は実朝かも


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天上にひとつ開けたる希望

2012-02-10 23:27:24 | 短歌・俳句の事
明後日は茶事
築地へ行く予定であったが
何となく 具合が悪い
代わりに行ってもらい
家で用意でもするか・・・
鍼治療には行ったものの
いまひとつ気がのらない
いや 風邪でも引いてはならない
得意のゴロゴロに決めた
そのわが性格に自己嫌悪かつ呆れながら
今日一日
ゴロゴロ グーグーで終わった


今日は月齢18 
満月は過ぎたが
おそまつなる歌をひとつ呟く


冬空の
黒さ深めて
満月の
天上にひとつ
開けたる希望 

村雨庵









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初音

2012-02-09 23:24:52 | 村雨庵 稽古 
木曜日
今日も 大炉と逆勝手の点前
わが社中の面々は
こういう普通とは変わった点前が得意である
みな楽しんで点前している
特にAB型は上手だ
少ない血液型だと聞くのだが
社中には一番多い血液型で五名いる
勝殿、清秀氏、くましょうさん、森金さん、otakeさん、
さらっと見事に点前する
私めは苦手で
もう頭が疲れて来た感じだが
早く本勝手になりたいと
秘かに願っているが言えない 
いやもう言っているか
今度の日曜日は大炉の茶事
今回は
飛び姫の亭主で茶事をする
すでにお客様に手紙をお出ししたそうだ
手紙を受取ったひいろんさん
飛び姫の手紙に驚いたという
以前より文章も文字も上手でその上短歌までかいてある
すごいですね と言う

いまどき手紙を書く事は
面倒だろう、嫌だろう
でも茶事にはぜひとも手紙の往信が欲しい
一番には巻紙で封筒、でなくば
目上の方には上等の白い封筒に便箋、
親しければ模様の封筒便せん
簡単なら、葉書で案内、なんならメールでも
最後は電話、口頭でもと・・・
甘くすればいくらでも出来るが
それぞれ自分で判断すれば良い
厭なら無理ならしない事だ
出来る事をすれば良いと いつも私は思うから

茶事の亭主をすると
お招きの手紙を五通くらいは必ず書く
水屋方にも書いたり
終わったあとでまたお客様に書く事もある
お客様になると
お招きの承諾と茶事の後のお礼のお手紙とだいたい2通は書く
手紙には一応の型があり
場合依っては型どおりに書くこともある
茶事に招く手紙の本も出ているようだが
形より自分の言葉で、気持ちの通った手紙が
何より嬉しい

最近はいずこも
メールばかりで手紙も書かなくなった
しかし茶事は手紙を書く事から始まる
写真を残すより
手紙を残そう
インフルエンザをもらうより
手紙をもらおう
茶事の後には次々と手紙が届く
それが亭主をする
何よりの楽しみだ



鶯の 身を逆に はつねかな 其角

写真の菓子は初音
千草庵製



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早梅

2012-02-08 23:54:33 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜日 村雨会の稽古日だ
逆勝手での薄茶点前
お福さんの茶碗で薄茶を飲んだが
さて
もう時期遅れ
さっと仕舞わないといけなかったのだが
今も水屋の棚にある
生徒諸君 
もっと季節の敏感になるべし
「代わりの茶碗ないですか」と
時期の過ぎたる道具は
どうぞ使わないようにしてくれたまえ
と 鈍感な指導者はお願いする

今日は短冊
高畠式部の歌を掛けた

早梅
たれこめし雪の降るぞを新しく香り出イでたる梅の初花

掛け物の変体仮名
わが社中の生徒諸君よ
よく登場する変体仮名は 良くよく覚えて置くように
今日の短冊にもある

小さいのの字は可能の「か」
能力ののはみの字の「の」
多いのたの字は一番多い「た」
者は「は」
三越の越しはお終いの「を」

何度も登場するから覚えておけば楽
日本の文字なのに読めないのは
知らないから だ
是非とも知ろう 覚えよう
覚えるコツは 自分で持つ事が近道
買ってでも、貰ってでも
自分のものであれば真剣によもうとするはず
でも自分ので無くとも
まずは ひと文字ずつ覚え
やがてスラスラよめるように
願って いる



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紅炉一点雪

2012-02-07 22:58:48 | 禅語・禅
紅炉一点雪
碧巌録の六九則

かつての師匠が
二月になるとこの軸を掛けた
炭の黒、燃える赤、そして雪の白
その色の対比と
雪の冷たさ
炭の熱気を思い浮かべる
赤々と自ら燃える炭が
熱と光を発す
真白い雪片が
ハラハラと紅炉に降り来て
これ以上ない短さで
その姿を消す
雪片は
始めから無かったかのよう
消える

紅炉は悟りに至ればかのように強く
一点の雪のわが煩悩など
一瞬に消える
煩悩も肉体も儚い


この軸がかかると
かつての茶の稽古風景を思い浮かべる
過去はみな
懐かしい



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香きく風の

2012-02-06 23:17:25 | 香道のこと
今日の朝はゆっくり
今日も・・・か
午前中に鍼治療にと出かけ
あとはゴロゴロ
お餅を四個食べ夜は香道の稽古へ出かけた
満腹ではなおさら
香りの違いがわからない
今回はそれぞれ初めから六国の何を焚くか決めて焚く
答えが初めからわかっている
六国をしっかり覚えるための稽古なのだ
おのおの香木を二包づつ焚く
全員だと十チュウだから
かなりの良い香りが部屋に漂う
良い香りはそれだけで至福
空腹だったら もっと良かっただろうに


ミスドのお弁当箱がたくさん溜まったのでみんなに分けた
その次の稽古日にひいろんさんがこんなのが入ってましたと
持ってきた
ピアスだ
考えても持ち主は自分以外いない
若い時に開けてある
記憶はないが私のだ
金の小さなコインのよう
ちょっと付けてみた
ピアスはもう20年位つけていない
でも大丈夫 気分が変わる
それから着物の日以外はいつもピアス付だ
明日は着物で出かける
いまから外しておこう


眠れねば香きく風の二月かな 水巴

外は冷たい雨が降っている



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月が美しいよ

2012-02-05 23:02:55 | 懐石・料理
日曜日には必ず見るテレビ番組がある
まず日曜美術館
鉄腕ダッシュ
清盛
トンイ
イサン
見る事ができない時はビデオにとる
今日もあとで見るのだが
楽しみだ

今日も料理教室
11時に集合
解散は六時半位か
また時間がかかってしまった
その最中、椅子にも座るが
同じ姿勢時間でいること
三日間続けると足や膝がなお痛む
困ったものだ
運動かせめて散歩くらいしないと
それらは自分で出来る事だからしたら・・・と言われた

鍼の先生は運動好きの人は言わずともしますよ
苦手の人は頑張ってやってみても続かないものですよ
運動しないと何か気分がすっきりしない
と思えるくらいに
習慣にならないと駄目ですね とのたまう
三日坊主ゆえ
耳が痛い


昔に作ったわが短歌
美しい月夜と知らすメール来て外にて空を仰ぐ真夜中  村雨庵


今日も月が綺麗だ



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春立つや・・・

2012-02-04 22:36:24 | 懐石・料理
今日は立春

春立つや
六枚屏風
六歌仙 虚子

六歌仙とは 
僧正遍昭
在原業平
文屋康秀
喜撰法師
小野小町
大友黒主
古今集の仮名序にて貫之が上げた六名の歌人のこと
貫之はその仮名序で黒主のことを
「そのさまいやし、いはば、たきぎおへる山人の花のかげにやすめるがごとし」
評価は厳しい
そのうえ六歌仙の内
大友黒主ひとりだけ
定家の小倉百人一首には登場しない
黒主の歌の軸を持っているので
私は嫌いではないが・・・




今日は土曜日
我が家で料理教室
献立は昨日と同じだが
微妙に味はちがう
今日も生徒は三名
明日もお料理だ



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春立つらしも

2012-02-03 23:18:59 | 懐石・料理
二月のお料理
11時に集合
今日の献立をメモしてお茶を飲み
説明をする
今日の生徒は三名
kayama夫人と
やましおさんと
デレラ嬢

夜は文の会でバイ様が見える予定
電話が入り到着時間が早まる
座卓に五名の折敷を用意し箸を置く
料理の皿や椀を定石の場所セット
ちょうど料理も完成した頃
バイ様の到着
さあ 乾杯


写真は
今日作った料理のうちの一つ
いわゆる酥ソである

今日は節分だ
最近はもう撒かないが
豆も買った
ヒイラギも買った
さあ
明日は立春


ひさかたの
天の香具山
この夕
霞たなびく
春立つらしも 

人麻呂歌集




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本勝手 逆勝手 鶯点

2012-02-02 23:34:13 | 村雨庵 稽古 
二月は逆勝手の稽古
逆勝手は頭を使う
頭脳を使い、体を使い
厳しい寒さもひととき忘れる

まず帛紗を勝手付け右側につけることから点前は始まる
点前は客付の足で入り客付の足で出る

本勝手の茶席では
お客様は右側にいらっしゃるから右足で入り、
帰りは逆に向き直るので左足で出る
後向きにならず、そのまま下がる時は
お客様は右なので、行きも帰りも右足

逆勝手の席では
左側にお客様がいらっしゃる
左足で入り帰りは右で出る
帰りに向きを変えない時はそのまま左足で出る

逆勝手は客付は左側、勝手付は右側
茶器は濃茶器も薄茶器も客付になるように置く
茶碗を拭くのは勝手付
建水を持ち入るも置く場所もいつでも勝手付だ

茶器の蓋はみな茶碗と膝との間
釜の蓋を開けるために鏡柄杓をするが
その前に袱紗を仮置きする

大炉は内隅、逆勝手は外隅をねらう
炭手前は
炭斗と右に置く時はいつもと同じ
左に置く時は左右が逆になるよう炭を組む
炭をつぐ事、灰を撒く事は
いつもと変わらない

写真は今日の薄茶
鴬点の点前座だ
本勝手で道具を運び、それから道具を真後ろへと置き直し
点前は逆勝手でする
うぐいすだて

鶯の
身を逆サカサマに
はつねかな 其角





升の菓子器におたふく豆の菓子を盛る
 明日は節分

北北西をむいて
恵方巻きを食べてから豆を撒こう



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春待つ月 大炉の月

2012-02-01 23:40:45 | 村雨庵 稽古 
二月朔水曜日
村雨庵の稽古日
一尺八寸の畳を上げて
大炉の用意をする
もうひとつの炉は逆勝手用に
五徳の檠爪を動かす
広口釜を掛けて五徳の高さを調整する
炉ぶちを掛けようとその時、出し忘れたのに気が付いた
確か押入れの奥の奥の方にある
押入れの襖を開けるには
その前に置いてある道具を片付けないと開けられない

生徒が来るまであと30分
のんびりとはしてられない
気分だけテキパキ サッサと
前にある諸々の雑道具をいくつも何度も動かす
押入れの奥の大炉の炉ぶちを
踏み台に乗って何とか取り出す、
位置を動かした物をジグソーパズルのように、
何とか元の様な感じに戻す
知ってる人は知っているが
わが押入れの中の道具を出すのは
ホントに大変なのだ

炉ぶちを掛けると
ひと安心
続いて畳を拭き、下火を入れるやいなや
一番にカズさんが来た セーフ
一緒に準備をする
釜を水で清めて薬缶で沸かした湯を入れる
この所寒いので早めに下火を入れ
釜には水を入れる
稽古に来た時には既に赤々と炭がおこり
釜は沸いて釜鳴りをしている
初めから釜の支度をするのは久し振りとのこと
私の準備不足が役立ったか・・・


鰭酒も春待つ月も琥珀色 秋櫻子

今日は上弦の月
もうすぐ節分
もうすぐ立春


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