村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

初音

2012-02-09 23:24:52 | 村雨庵 稽古 
木曜日
今日も 大炉と逆勝手の点前
わが社中の面々は
こういう普通とは変わった点前が得意である
みな楽しんで点前している
特にAB型は上手だ
少ない血液型だと聞くのだが
社中には一番多い血液型で五名いる
勝殿、清秀氏、くましょうさん、森金さん、otakeさん、
さらっと見事に点前する
私めは苦手で
もう頭が疲れて来た感じだが
早く本勝手になりたいと
秘かに願っているが言えない 
いやもう言っているか
今度の日曜日は大炉の茶事
今回は
飛び姫の亭主で茶事をする
すでにお客様に手紙をお出ししたそうだ
手紙を受取ったひいろんさん
飛び姫の手紙に驚いたという
以前より文章も文字も上手でその上短歌までかいてある
すごいですね と言う

いまどき手紙を書く事は
面倒だろう、嫌だろう
でも茶事にはぜひとも手紙の往信が欲しい
一番には巻紙で封筒、でなくば
目上の方には上等の白い封筒に便箋、
親しければ模様の封筒便せん
簡単なら、葉書で案内、なんならメールでも
最後は電話、口頭でもと・・・
甘くすればいくらでも出来るが
それぞれ自分で判断すれば良い
厭なら無理ならしない事だ
出来る事をすれば良いと いつも私は思うから

茶事の亭主をすると
お招きの手紙を五通くらいは必ず書く
水屋方にも書いたり
終わったあとでまたお客様に書く事もある
お客様になると
お招きの承諾と茶事の後のお礼のお手紙とだいたい2通は書く
手紙には一応の型があり
場合依っては型どおりに書くこともある
茶事に招く手紙の本も出ているようだが
形より自分の言葉で、気持ちの通った手紙が
何より嬉しい

最近はいずこも
メールばかりで手紙も書かなくなった
しかし茶事は手紙を書く事から始まる
写真を残すより
手紙を残そう
インフルエンザをもらうより
手紙をもらおう
茶事の後には次々と手紙が届く
それが亭主をする
何よりの楽しみだ



鶯の 身を逆に はつねかな 其角

写真の菓子は初音
千草庵製



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コメント (3)
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