紅炉一点雪
碧巌録の六九則
かつての師匠が
二月になるとこの軸を掛けた
炭の黒、燃える赤、そして雪の白
その色の対比と
雪の冷たさ
炭の熱気を思い浮かべる
赤々と自ら燃える炭が
熱と光を発す
真白い雪片が
ハラハラと紅炉に降り来て
これ以上ない短さで
その姿を消す
雪片は
始めから無かったかのよう
消える
紅炉は悟りに至ればかのように強く
一点の雪のわが煩悩など
一瞬に消える
煩悩も肉体も儚い
この軸がかかると
かつての茶の稽古風景を思い浮かべる
過去はみな
懐かしい
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碧巌録の六九則
かつての師匠が
二月になるとこの軸を掛けた
炭の黒、燃える赤、そして雪の白
その色の対比と
雪の冷たさ
炭の熱気を思い浮かべる
赤々と自ら燃える炭が
熱と光を発す
真白い雪片が
ハラハラと紅炉に降り来て
これ以上ない短さで
その姿を消す
雪片は
始めから無かったかのよう
消える
紅炉は悟りに至ればかのように強く
一点の雪のわが煩悩など
一瞬に消える
煩悩も肉体も儚い
この軸がかかると
かつての茶の稽古風景を思い浮かべる
過去はみな
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