村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雪竹に雀

2012-02-15 23:40:46 | 村雨庵 稽古 
今日は村雨会
昼間はカズ様と
くましょうさん、勝殿
なんだかゾクゾクすると勝殿は早めに帰った
流行りの風邪で無いとよいが・・・

今日は寒い
寒いからこれを掛けた

狩野晴川院筆の 雪竹に雀


春は霞
夏は木の葉隠れのホトトギス
秋はいと寂しさつのる夕べの空
冬は雪の暁
いずれも茶の湯の風情ぞかし 

と小堀遠州書捨文にある

一番寒い暁 それも真っ白な雪の暁にこそ
茶の湯の風情があると
遠州公もおっしゃった

冬の寒さ 
その鋭いがゆえの厳しさも また茶の風情なるか

雪に耐え真直ぐに天へと伸びる竹
小さい体で寒さに負けず生き生きと元気な 雀



まさに絵になる わけだが
まずは その心を味わってみたい






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一歩踏み出す月

2012-02-15 01:14:37 | 美術館・博物館
袋物の教室へ急ぐ
みぞれ交じりの雨が降るが少しくらいなら濡れてもよい
今日は御物袋作る
ほぼ完成
あとは仕上げだけだ
お昼はアトレ四谷のPAULというパン屋さんでランチ
いつものように昼からワインで乾杯、料理を三種類取ってシェアした
美味しいパンのお代わりを貰って三名ともパンで満腹だ




先月もそうだったが今日も
さかちかさんは海外へ出張
世界を飛び回っている 
残った飛び姫と二人は東京を回る
今日は上野
東博の北京故宮博物院200選へ
2月11日には20万人目の来場者に
東博の館長から展覧会図録が贈られたと
ホームページにあった
飛びちゃんは二度目、私も二度目だが
前回は清明上河図巻のみ見たので残りの199品は初めて観る
入口で二人ともイヤホンガイドを借り
唐物の一級文物が次から次へと並ぶなか
泳ぐように展示品を観てまわった
2月19日までの特別展
間に合って良かった
唐物の勢揃いだから
間違いなくお宝ばかりだが
観るほどに侘び寂びや和様が恋しくなる

時間は四時半
次の予定は浅草橋
東博の出口に待っているタクシーで浅草橋三丁目へ
鳥越神社の前を過ぎ江戸通りを右に二つ目の信号で降りる
行先は糸屋さん
茶入の紐が組めるようになったので
糸を買いに来たのだが
今回はあれこれ考えず好きな色を買おうと
飛びちゃんは追加分の薄茶色と若草色、
私は大好きな薄桃色と浅黄色
色は綺麗だが、きっとどんなきれ地にも合わないだろう
練習用だからそれも良し
珈琲を飲みながら取り出してながめる


臆病の一歩踏み出す二月かな みどり女

みどり女は阿部みどり女 
明治19年生まれ
大正昭和の俳人とあった

そうか2月は一歩踏み出す月か・・・



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