村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

霧立ちのぼる秋の夕暮れ

2020-06-11 22:18:07 | 短歌・俳句の事
 百人一首歌番号八十七
村雨の
露もまだひぬ槇の葉に
霧立ちのぼる
秋の夕暮れ
 寂蓮ジャクレン法師
『新古今集』秋・491

村雨庵はこの歌から採ったのではないが
親しみの湧く和歌だ
村雨は叢雨とも書く
意味は
群になって降る雨。
しきり強く降って来る雨。
にわか雨。
驟雨シュウウ。
白雨。
繁雨シバアメ。
まあ一時の雨
作者の寂蓮ジャクレン
平安末から鎌倉初期にかけての歌人、僧侶。
俗名は藤原定長。
叔父.藤原俊成の養子となった
30歳代で出家、歌道に精進した。
『新古今和歌集』の撰者となるが、
完成を待たず翌1202年(建仁2年)没した。
享年64。

今日は本の整理
福永武彦の「風のかたみ」
函装は
「三十六人家集」料紙復刻
田中親美とあった
捨てないでまた読んでみよう
コメント
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