村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

人こそ知らね乾く間もなし

2020-06-16 23:24:00 | 短歌・俳句の事
 百人一首歌番号九十二
わが袖は
潮干シオヒに見えぬ
沖の石の
人こそ知らね
乾く間もなし
 二条院讃岐
『千載集』恋2・760

二条院讃岐ニジョウインサヌキ
平安末期から鎌倉前期の歌人。
女房三十六歌仙の一人。
父は源頼政ミナモトヨリマサ。
母は源斉頼ミナモトノマサヨリ又はナリヨリの娘。
同母兄に源仲綱ミナモトノナカツナ、
従姉妹に宜秋門院丹後ギシュウモンインタンゴ。
内讃岐、中宮讃岐とも。

歌番号92は
和泉式部の歌の
 わが袖は 
 水の下なる石なれや 
 人に知られで 
 かわく間もなし
を本歌取りしたものから
「沖の石の讃岐」と呼ばれた。

今日はなんの日かと
電話でサカチカさんに聞かれた
何だっけ
菓子の日だって

菓子の日とは
平安時代848年6月16日
仁明天皇が
16の数にちなんだ菓子を
神前に供え
疫病退散と
健康招福を祈願したという
この事を嘉祥カジョウといい
この故事に基づき
1979年(昭和54年)に
全国和菓子協会が制定した。

写真はサカチカさんが
虎屋で買ってきてくれた
嘉祥カジョウ菓子蒸羊羹
美味美味最高
日本の味だ
ご馳走様
コメント
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