花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

キモくない?

2006-05-19 23:32:24 | Weblog
 先生、いや元先生、質問があります。今朝、朝刊を読んでいたら、「少子化対策として、猪口大臣が政府によるお見合いパーティーを検討している」と書いてありました。実際、非婚化や晩婚化が少子化の要因としてあげられていますが、でも出会いの場が少ないから結婚しないのですか? 「希望格差社会」(山田昌弘著・筑摩書房)の最初のところで、年金の掛け金を払わない若者が理由として述べた次の言葉が紹介されています。「5年後の生活の見通しも立たないのに、50年後の生活の心配ができますか。」 この若者の弁は、そのまま結婚しない(出来ない)今の状況にも当てはまると思うのですが・・・。将来に不安を感じている若者たちが多いなか、本当に政府のお見合いパーティで出生率は上がりますか?
 それから、大臣がなさろうとしていることは、昔週刊誌で随分取り上げられた統一教会の集団結婚式が連想されて、ちょっとキモいです。財政支出を伴う政策が打ち出しにくいのは分かります。省庁の壁があることも想像出来ます。それでもお見合いパーティーってのは、「仕事をしてないと思われそうだから、取りあえず何かプランを出さなきゃ」といった感じがして、如何なものかと思いますけど、どうでしょうか?