新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

4月のカレンダー

2007年04月10日 | くらし

070410_4出光美術館で求めた今年のカレンダーは、仙崖和尚の書画集です。75×35の小さな掛け軸という感じで、軽妙洒脱なタッチの書画を毎月楽しんでいます。

4月は、二字書額『止戈』。解説には『戈(ほこ)を止どむとは、戈を用いることを止める、すなわち兵乱を止めることを意味する。  ところで、「武」という字は戈と止との組み合わせである。本来「武」とは、戈を止どむことなのである。』と書いてあります。

なるほど含蓄のある言葉だと思いました。今まで私の持っていた猛々しいイメージと違って、平和的な解釈に頷くことしきりです。漢和辞典の「戈」の部でも、これが本来の解釈だとでていました。

一方、漢和辞典の「武」では、『戈(ほこ)をもって兵乱を防ぎとめる。一説に人が戈をもって前進する意という。』と書いてありました。こちらはやっぱり武器は使うんだ…。

今やハイテクの兵器や武力とかまびすしい世界ですが、仙崖和尚と同じ解釈が実現できることを願っています。

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